ある天気のいい日の真っ白なチャペル
白いハトも空を羽ばたいている。
そして俺は真っ白なタキシードを着て隣には純白のウェディングドレスを着た花嫁がいた。
これは俺の結婚式である。隣にいる花嫁は朝比奈さん・・・?
いや朝比奈さんは古泉や谷口や国木田らとともに参列者としてライスシャワーを投げている。
長門、朝倉もいてそして鶴屋さんもいる・・・・・・・
ていうことは隣にいる花嫁は、まさか・・・・・・・
涼宮ハルヒであった。
「キョン、これからはずーっと一緒だからね!覚悟しなさいよ!離婚なんて絶対許さないからね!」
「うわあああああああ!」
俺は幸福の絶頂から不幸のどん底へ一気に突き落とされた気分になった。
「はっ!?」
夢だった。気付いたら体中は冷や汗でビッショリぬれていた。
まさに悪夢だった、正夢にならないことを祈りたい。しかし花嫁姿のハルヒはキレイだったな・・・・・
「いかんいかん!」
不覚にもそう思った自分を呪いつつも汗を流すべく自室から風呂場へ向かったのだった。