まあこんな俺でも頑張ればなんとかなるもので、
無事に2学期の中間テストを終わらし、10月なのにまだ僅かに残る夏の暖かさを受けながら
俺は現在昼寝をしている。そこ、テストの出来は聞くんじゃないぞ。ちなみに授業中だ。
さて、ここで気付いた方もいるだろう。何故俺が無事に昼寝などを行えているのか。
それは宇宙人未来人超能力者を求める団長様が今日は欠席しているからなのだ。
何でも昨日一人で宇宙人(以下略)を探した結果疲れたらしい。
まぁそうこうしつつも授業を寝て過ごし、放課後になり、いつも通り部室に向かってダラダラ歩いていた。
何故めんどくさくてもつい足がそっちに向かうのか。これを科学的に証明できる奴がいたら
俺のとこに来い。団長様に紹介してやるから。
そんなことを考えているうちに部室の前に着いた。ただいつもと違うのは、長門がドアの前で立っていたのだ。
ドアから少し離れてるとこを見ると、中を透視している様だった。こんな発想が半年で身についてしまった事に驚きつつ、
長門に近づいた。何かありそうだったから小声でたずねてみた。
「よぉ。どうしたんだ?」
珍しいことにその宇宙人は俺に気付いていなかったらしく、少しビクッとしてこっちを見た。
そしてきっかり2秒考えて、俺に衝撃の事実を伝えた。
「現在部室内で古泉一樹と鶴屋が性行為を行っている。」
はい?今何とおっしゃいました?長門さん?
「古泉一樹と鶴屋は部室内でセ「わかったから言わなくていいぞ。」
あとちょっとで長門が言いかけた言葉を制し、俺は考えた。
古泉と鶴屋さんが…?まぁつまるところ鶴屋さんが攻めだろうな。
「違う。古泉一樹が攻め。」
あぁそうか…じゃなくて、何でそんな事考えてるんだよ!と一人でツッコミつつ長門に聞いた。
「ところでお前は部室の中を見ていたのか?」
「そう。情報統合思念体の力で情報操作して分子構成を変えれば問題なく見える」
まぁいつも通りって事か。
「……」
どうした?
「…見たい?」
ちょっと顔を赤らめつつそう言ってきた。
俺はまた考えた。確かに見たいし場合によっては止めにかからないといけない。
でも見たいと言ってしまうと俺のイメージダウンだ。まぁ…でもいっか。
悲しい事に俺の理性は一瞬で本能に負けた。言い訳させてくれるならば、興味本位だと言わして戴く。
「じゃあ見させてくれないか?」
そう伝えると長門は一瞬ため息をつくような顔をした後に、いつもの顔になった。
やっぱりな。わかっちゃいたががっかりだよな。
「目をつむって」
長門は静かにそう言ったので言われるままにした。
するといきなり唇が…ってうわ!舌が入ってきたっ!
ちゅっ…じゅ…くちゅ
驚く事に長門が舌を入れ、なおかつ唾液を流し込んできた。
と、何とここで急に部室棟の壁が半透明化したのだ。
「今、私の唾液に情報を含んであなたに直接流し込んだ」
いきなりかよ。っつーかいつもなら噛んでなかったっけ?
「なんとなく」
あぁそういうことか。長門なりに少し対抗したのか。まぁそこはいいとして、ホントに凄いなこの情報操作は。
コンピ研の部長がエロサイト見てんのまでバッチリ見えてくる。まるで某たこ焼き好きの魔法使いのゴーグルみたいだ。
みるみる…じゃなくて、中はというと…
「ん…あっ…ふぁっ」
「おやおや、普段のあなたからは考えられないような声を出しますね。そんなに良かったですか?」
「ふぁっ…んくっ…だって古泉くっうむんっ」
どんな感じかと言うと、こっち向いて座ってる鶴屋さんを後ろから古泉が上下に
手をまわしたりして色々してる感じだ。
ちなみに現在古泉の右手は胸の突起をつまみながら左手で鶴屋さんの秘部をいじっている。
あんなに元気な鶴屋さんが髪を乱して古泉によがっていた。
あえて脱がさないとはなかなか解ってるじゃないか古泉。…っておい!止めなくては!
いや、待てよ?何でこんな事になったんだ?今回は団長の望んだ事ではなさそうだしな…
ぐちゅ…ぐちゅ…じゅ
「あっ…あっあっ!」
そんなことを考えている間に鶴屋さんは四回目の絶頂を迎えた。