「PM7:00に○○公園にて待つ」  
 
栞に託されたメッセージをもとに、俺は今、何故か長門の部屋でお茶を飲んでいる。ちょうど一年前くらいに同じような事が起こったような気がするのはなんでだ?ちなみに今回も三杯目でギブアップだ。  
「話しってなんだ?」  
 
「私は、騎士。あなたを守る騎士」  
 
てゆーと俺はナイトに守られるお姫様か? なんとも情けない事だ。男としてはお姫様を守る騎士役を希望したいね。  
ところで何の話?  
 
「涼宮ハルヒという悪い魔法使いからあなたを守る。それが私がここにいる理由。あなたがここにいる理由」  
 
イメージ的には魔法使いは長門で、俺がナイト、ハルヒがお転婆姫って感じだけどな。  
って、何を考えてるんだ俺は! これじゃまるでハルヒに好意を寄せているみたいじゃないか! いや、違うんだ長門。そんなに睨まないでくれ。  
俺は「悪い魔法使いと恋に落ちる騎士」なんてすっとんきょうな物語も嫌いじゃないぜ?  
 
「……悲恋好き?」  
 
うん、まぁ、 悲恋になりそうな香りがプンプンしてるけどさ…  
俺は悲恋にする気はないぜ?  
 
 
 
…もしかして俺告白されてんのか?  
 

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