「・・・・・・暑い」  
 「・・・・・・暑いわね」  
 
 
 「・・・・・・何か、こう、サッパリしたい」  
 「・・・そうね」  
 
 
 「噴水のある公園で水浴びするとかどうだ」  
 「子供じゃないのよ私達」  
 
 
 「コーラでも買うか」  
 「ついさっきサイダー飲んだでしょ私達」  
 
 
 「そうだお化け屋敷!!」  
 「今遊園地からの帰りだろ」  
 「・・・そうだったわね」  
 
 
 「あ、そうだキョン! プール!」  
 「やめておけ、水より人のほうが多い」  
 「むぅ」  
 
 
 
 
 「―――キョーンー!! あーつーいー!! 何とかしなさいよー!!」  
 「俺は科学者でも超能力者でも無いんだ!! これ以上言うな!! 余計に暑くなる!!」  
 
頼むハルヒ、そう言う事は古泉に言ってくれないか。もっともここに居ないがな。  
 
今は大型連休の真っ最中。だが、テレビで言っていた今日の神戸の予想最高気温は30度近い。  
もはや真夏だ。熱帯だ。どうしようもない暑さなのだ。  
 
・・・まあこんな日に遊園地にデートに出かける俺とハルヒが馬鹿なのだが。  
それは解っている。解ってはいるが3週間も前から約束していたのだ。  
暑いからといって約束を反故にすることはできない。それを俺もハルヒも許さなかったのだから仕方が無い。  
 
 
・・・・・・だが暑い、とにかく暑い。  
解っていた事だが連休という事もあって遊園地は大混雑。  
結局乗れたのはジェットコースターだけ。お約束の観覧車には乗れなかったのだ。  
 
観覧車に乗れなかったという事もあって現在、俺もハルヒも不機嫌の最高潮だ。  
早くどうにかしなくては。このままではまた閉鎖空間が発生してしまう。  
あ、でも閉鎖空間が発生したら日光が弱まって涼しくなるか・・・・・・  
 
―――何を馬鹿なこと考えているんだ俺は。とうとう頭イカれたか。  
 
 
そう思っていたときだった。  
 
通りの向こうにスーパー銭湯を見つけたのだ。  
 
・・・・・・これはいい。  
 
 
 「ハルヒ、冷たい水に浸かるのも良いがこういう時はいっそ暑いお湯に浸かったほうがサッパリするんだぞ」  
 「お湯!? 温泉!?」  
 「いや銭湯だ、ほらあそこだ」  
 「あ、ホント」  
 
 「ハルヒ、銭湯寄って行かないか」  
 「・・・・・・そうね・・・ 良いわねそれ、そうしましょう」  
 
 
俺とハルヒはスーパー銭湯に寄る事にした。  
 
しかしなんとそこの銭湯は他の銭湯と少し違っていた。  
 
 
 
 「「いらっしゃいませー」」  
 
 「結構広いわねー、銭湯なんでしょここ」  
 「スーパー銭湯ってのはだな、普通の銭湯とは違うんだ、  
  食べる所があったり色々遊ぶことも出来る」  
 「へえ、そうなの、最近って銭湯も色々あるのね」  
 「そうだ、銭湯も色々やらないとやっていけないんだ」  
 
 
俺とハルヒは入湯券を買ってそれぞれの脱衣場に入る。勿論俺とハルヒはここからは別行動になる。・・・一旦。  
 
 「じゃあキョン、後でね」  
 「のぼせるなよ」  
 「解ってるわよ」  
 
 
 「おお、これはいっぱいだ」  
 
プールが駄目なら銭湯、と考えた俺が甘かった。  
脱衣場は見渡す限り男、男、男。  
しかもほとんどご老人。皆力なく伸びきったホースをぶら下げながら歩いている。  
 
この市には老春手帳みたいなものはあったか・・・? 町によってはそれさえ持っていれば銭湯タダって所もあるのだ。  
 
・・・さっさと服を脱ごう。 そう思ったのだが何とどこの籠もいっぱいだ!! ・・・・・・入れるところが無い。  
とにかくどこか無いかー? 探したが全く無い。  
 
 「・・・あーあ、どうする? アイフ・・・ ―――今言っちゃいけないネタだったな」  
 
   
―――服を入れるところも無いのだから仕方がない。俺は一旦脱衣場の外へ出る。  
 
 
・・・・・・・・・するとハルヒもそこに居た。  
 
 
 「ハルヒ・・・・・・」  
 「キョン・・・・・・」  
 
 「そっちもだったのか・・・」  
 「そっちもだったのね・・・」  
 
 「どうするか」  
 「どうしよっかしら」  
   
 
 
   「「―――――あーあ!! どうしよーかなぁーこれから!!」」  
 
周りの客が一斉にこっちを振り向く。  
 
 「お客さん、お客さん」  
 「何よ」  
 「おい、ハルヒ、店員にあたるのはよせ」  
 「だって仕方ないじゃない、金出したのに風呂入れないなんて」  
 「まあそうなんだがな」  
 「・・・・・・お二人はカップルの方ですよね」  
 「どう見たってそうじゃない!」  
 
 
 「混浴でよければ空いておりますが」  
 「「・・・・・・え? ///」」  
 「混浴です、はい」  
 
 「・・・混浴ね・・・ そういや私達セックスはしたことあっても一緒に風呂入った事って無かったわよね」  
 「そういやそうだな・・・ って店員の前で恥ずかしいこと言うな全く!」  
 「良いじゃないキョン、そうね折角なんだから入りましょうよ混浴」  
 
 「まあそうだな、折角だからな」  
 
 
結局俺とハルヒは混浴風呂に入ることになってしまった。 ある意味とんでもないデートだ。  
 
 
――――――――――  
 
誰もいない。  
隣の喧騒が嘘の様だ。  
 
 「・・・・・・もしかして貸切?」  
 「た、多分そうだな」  
 
あーどうしようか、混浴風呂に二人きりとは。  
まあ俺にとってはこれは願ってもいないシチュエーションなのだが。  
 
 「服は一つの籠に入れたら良いわよね」  
 「そうだな、さっきの所より籠大きいからな」  
 
 「・・・・・・脱ぐわよ」  
 「・・・俺も脱ぐぞ」  
 
いざ明るい所で2人で服を脱ぐとなったらドキドキする物だ。暗い所では幾らでも脱ぐのにな、俺達。  
 
俺とハルヒは互いの服を脱がしあう。横から見たらドのつくバカップルだな、これは。  
その途中でお互いの手がかなり敏感な所に当たったりもしたが気にしないでおこう。  
 
 「キョン、アンタのモノ物凄く勃ってるわよ、剥けてるわ、食べたい」  
 「黙れ、乳首を勃たせたお前に言われたくない、あと俺のなら後で幾らでも喰わせてやる  
  だからお前のその胸もよこせ」  
 「考えておくわ」  
 
 
馬鹿な言い合いをしてても仕方が無いのでさっさと浴場に入ることとしよう。  
 
 
これは広い露天風呂だ。だがやはり誰もいない。  
 
 「やっぱり貸切だったわね、でも良かった、これでキョンと二人っきりよ」  
 「何だかんだ言って良かったな結局、デートに来て」  
 「観覧車には乗れなかったけどね、でもこういうのも良いわね  
  いつ誰が入ってくるかもしれない浴場でイチャつくってのも」  
 「まさかココでやるのか」  
 「キョンはイヤなの」  
 「いやむしろヤりたいがな」  
 「じゃあ決定よ」  
 「だが取りあえず先にゆっくり浸からせてくれ」  
 「何も初っ端からヤルって言って無いでしょ、私だって最初はどっぷ湯に浸かりたいわよ」  
 
取りあえず身体の汗を流した俺とハルヒは背中をくっつけあって浴槽に浸かる。  
 
 「熱いな」  
 「でも気持ち良いわよ、これ後でコーヒー牛乳飲みたくなるわねきっと、その時は買ってよね、キョン」  
 「ああ幾らでも奢ってやる、ただ飲みすぎるな」  
 「解ってるわよ」  
 
 「キョンの背中大きい」  
 「ハルヒの背中は柔らかいぞ」  
 
 「ずっとこうやって2人で浸かってようかしら」  
 「茹蛸になったら俺が美味しく食べてやる、安心しろ」  
 「アンタが先に茹蛸になるのよ、そうね、茹で上がったキョンもおいしそうね  
  醤油が良いかしら、ポン酢が良いかしら、でもマヨネーズも捨てがたいわね」  
 「俺はそんな物つけずにそのまま食うぞ、お前を」  
 「あらそう、でもまあそうよね、何もつけないほうが一番美味しいわよきっと、素材の味が生きてるから」  
 「そうだ、素材の味が一番だ」  
 「そろそろキョンは茹で上がった頃かしら  
  キョン、そこの岩の上に腰掛けて」  
 「解った」  
 
俺はハルヒに言われるまま縁石に腰掛ける。足は湯につけたままだ。  
 
 「はい、股開きなさい」  
 「いきなりそこ来るか」  
 「当然よ」  
 
ハルヒはさも当たり前かのように俺のモノにかぶりつく。  
改めて確認しておくがここは銭湯だ。  
 
 「はむ・・・ んむ・・・ ちょうど食べ頃よ、キョンのココ・・・ ぺろ」  
 「んぁっ・・・ 俺は・・・ 食べられないからな・・・ 解らん・・・ んむ」  
 「まだまだ・・・ 大きく、なるわよ・・・ ちょっと・・・! 大きすぎ!! 入りきらないわよ、いっぺん出すわ」  
 
ハルヒは俺のモノを一旦口から出す。折角気持ち良かったのにな。  
 
 「もう、いきなり大きくならないでよ」  
 「そんなこと俺に言うな、お前のテクニックが気持ち良過ぎるんだ」  
 「あら、褒めてくれてるの? ・・・・・・もう、しょうがないわね」  
 
そう言ってハルヒは再び俺のモノを口に含んでくれる。  
しかしあまりにも大きくなって全部は入りきらないので頭の部分だけだ。  
更にハルヒは亀頭の下のくびれに歯を突き立てる。もうすぐにでもイってしまいそうだ。  
 
 「・・・どぉ・・・ キョン・・・ 気持ち良い・・・?」  
 「・・・あぁ、気持ち・・・ 良いぞ・・・ そろそろ、出そうだ・・・・・・」  
 「出して・・・ この口に出してよ・・・ 飲みたいの・・・ もう喉カラカラよ、私・・・・・・」  
 
ハルヒが舌で亀頭を舐めあげた、もう我慢の限界だ。  
俺は一気に果てた。  
 
 「キョン!! いっぱい、出てる・・・!! 凄いわよ、あ、ああん!!」  
 「ハ、ハルヒ・・・・・・!! ぅああっ・・・!!」  
 
 「ほら、口の中にキョンの精液がいっぱい」  
 
ハルヒは俺に自分の精液がたっぷり溜まった口の中を見せつけてくる。  
 
 「ハ、ハルヒ・・・!?」  
 「キョン・・・」  
 
おい、ハルヒが口を近づけてきたぞ!?  
これはもしかして俺に自分の精液を飲ませようという魂胆か!?  
 
 「そうよ、折角美味しいんだからキョンにも分けてあげようと思ったのよ、感謝しなさい」  
 「するかー! おい、やめちょ、やめ」  
 
ハルヒは俺の制止を聞かずに口付けてきた。  
そのまま俺の口に舌を割り入れてくる。  
 
俺の口に自分の精液が流れ込んできた。苦い。  
 
 「どう・・・おいしいでしょ、自分の精液」  
 「この・・・ 変態が・・・ ぅえっぷ」  
 「ホラ飲みなさいよ」  
 「ぅうう・・・ っ・・・ っう・・・ 苦い・・・」  
 「あらキョンもしかして泣いてるの、良いわね、そうやって泣いてるキョンも、そそられるわ」  
 「あ、後で・・・ 覚えときやがれ・・・鬼畜」  
 「仕返し?やれるものならやってみなさいよ、泣き虫キョン」  
 「このやろう・・・ ぉえっ」  
 
ああ俺としたことが何とした失態だ、よりにもよって自分の出した精液を彼女に無理やり飲まされるとは。  
覚えときやがれ、とにかく覚えときやがれハルヒめ。  
 
 「もう、せっかくお湯浸かったのにまた汗掻いちゃったじゃないの」  
 「お前が誘ったんだろうが」  
 「まあ良いわ、じゃあ流しっこしない」  
 「おお、流しっこか」  
 
ハルヒも一旦風呂から上がる。  
そのまま俺もハルヒも洗い場へ行き、そのまま向かい合って座る。  
 
 「じゃあキョン、先に私を洗いなさい」  
 
そう言ってハルヒは俺に背を向ける。よし、これはチャンスだ。  
 
 「よし解った、丹念に心をこめて洗ってやる」  
   
俺は手の平にボディソープをつける。横にスポンジが転がっているがそんな物はいらない。  
そしてそのソープを馴染ませた手をそのままハルヒの巨乳にまわす。  
 
 「ちょっと、キョン、いきなりそこはないでしょ!」  
 「さっきのお返しだ、たっぷりマッサージしてやるからな、感謝しろ」  
 
俺はハルヒの乳房を手加減無しに一気に揉みあげる。  
 
 「あああん!!いやあん、キョン!!気持ち良過ぎ!!ダメ、ダメぇーーー!!」  
 「気持ち良いだろハルヒ、もっとしてやるぞ」  
 「ダメ!キョン、ダメ!!いや、あん・・・・・・!」  
 「もう下の口が息切らしてるぞ」  
 「イヤ、触ら・・・・・・ ないで・・・・・・ ああ、あぁ・・・ イヤ・・・!! 触らないで・・・ キョン!!」  
 
   
そうか。そんなにハルヒは俺に触られるのがイヤなのか。  
仕方ない。ならば触らないでやっておこう。  
 
 「・・・・・・キョン、どうしたのよ・・・・・・」  
 「いや、何だ、あまりにもハルヒが嫌がるもんだからな、これ以上続けるのも可哀想かと思ってな」  
 「そ、そんな・・・ キョン・・・ 私は・・・」  
 「だって触って欲しくないんだろ」  
 「その・・・ 私は・・・ 私は・・・・・・」  
 「どうしたハルヒ、何か言いたい事でもあるのか?」  
 「・・・・・・――って」  
 「もっと大きい声で言わないと聞こえないぞ、いつもみたいな大きい声で」  
 
 「・・・触って・・・ 触って・・・! 私を・・・ もっと私をマッサージして・・・!!」  
 
ハルヒ、俺はその言葉を待っていた。  
可愛いハルヒのためだ。期待には答えてやらなければな。  
 
 「キョン・・・・・・ 気持ち良いわよ・・・物凄く」  
 「済まなかったハルヒ、さっきは意地悪して」  
 「・・・死刑よ、後で死刑にするんだから」  
 「俺はハルヒの行為ならどんな行為でも受け入れる」  
 「・・・・・・バカキョン」  
 
俺はボディソープを全身に馴染ませ、その身体をハルヒの身体に密着させ全体を使って洗い上げていく。  
こうすると一人分の量で2人が同時に洗えるのだ。ソープの節約になる。さらには環境にも優しい。  
 
 
 「キョン・・・ もっと胸揉んで・・・」  
 「・・・・・・気持ちいい・・・ キョン」  
 「キョン!そこはダメぇ!!こんな所に腕突っ込んじゃ!!」  
 「あ、ああん、だ、ダメ・・・ キョン! キョン! キョン!!!」  
 
 
――――――――――  
 
 「・・・・・・さっきのでかなり疲れたわね、お湯の中でゆっくりしましょ」  
 「ああ俺もだ、少しでいいからゆっくりさせてくれ」  
 
 「ねえキョン」  
 「何だ」  
 「私とみくるちゃんだったらどっちが巨乳?」  
 「そうだな、最初は朝比奈さんのほうが巨乳だったな  
  でもお前も元々平均よりはでっかい方だったんだ」  
 「今は?」  
 「今は俺がしょっちゅう揉んでるお陰でお前のほうが大きい・・・・・・ か」  
 「何でそこで言葉に詰まるのよキョン!」  
 「いやなんだ、・・・・・・でもまああれだ、どっちも同じくらいだ」  
 「そう、同じくらいなのね、じゃあ良いわどっちもでかいんだったら、  
  でも問題は有希なのよ」  
 「長門がどうした」  
 「有希って私やみくるちゃんに比べたら明らかに貧乳でしょ」  
 「んん・・・ まあ外見そう見えるな」  
 「あれではいけないと思うのよ!! 絶対巨乳のほうがモテルと私は思うのよ!!」  
 「いや、そんな事は無いと思うぞ、貧乳には貧乳の良さがあってだな」  
 「そんなこと無いわよ!時代は巨乳なのよ!!」  
 「お前は萌えを理解してない」  
 「理解してないのはキョンでしょ!!巨乳って言ったら巨乳なの!!  
  キョン!!今度のミーティングは有希を巨乳にする作戦に決めたわよ!!  
  だからキョンも手伝って、分かった!?」  
 「手伝うかんなもん!!」  
 「大丈夫よ、だって私はキョンに揉まれて巨乳になったんだから!!」  
 「いやお前は元々巨乳になりやすい体質だったんだ、長門の見た感じでは絶対あれは巨乳にはならない!!」  
 「頑張ればなるの、だからキョン手伝いなさい!!」  
 「お前以外の胸は揉まん!!」  
 「揉みなさい!私が許すわ!!」  
 「揉ーまーなーい!!」  
 「揉 み な さ い !」  
 「揉まん!」  
 「揉め!」  
 「揉まん!!」  
 「揉め!!」  
 「揉ま・・・・・・ ああ、もう、頭が」  
 「もうダメ・・・ 私も・・・・・・ キョンの・・・ バカ・・・・・・」  
 「貧乳には・・・ それはそれで・・・・・・」  
 
 ばたんきゅー。  
 
 
真っ赤に茹で上がった俺とハルヒが店員によって釜揚げされたのはそれから十数分後の事だった。       終  
 
 

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