気付けば長門を押し倒していた。  
 
 
俺は必死にこれまでの経路を思い出す。  
放課後の活動も終わり―――朝比奈さんの着替え―――俺はドアの外で待つ―――  
 
―――終わったので朝比奈さんと入れ替わりに部室に入り―――長門は窓辺に立っていた。  
 
夕日に照らされる長門――――……その後俺は何をした?  
 
俺は長門を組み敷いている。  
長門は無表情だ。寒々しい俺に目を向けている。  
その目に俺はビクリとし、長門を押さえつけていた手を横にずらす。  
目の色が変わった。さっきよりは寒々しくない。  
だが俺は言いようの無い不安感を覚える。  
……なぜ俺の行動に対して抵抗しないのか?  
……なぜ長門は何も言わないのか?  
俺の目は長門に向けられている。  
思わず、理性がまた飛びそうになる。  
その顔は……反則的だ……っ!  
今の長門の表情はどこか優しげで、俺を抱擁してくれているような目だった。  
俺は長門の体を見る。こいつはずっと無言だ。  
まだ未発達の状態なのか、それともこれが最終的なものなのか。  
それを知る術を俺は持っていない、が。  
気付けば俺はその胸に手を伸ばして、その二つの膨らみを、その柔らかさを確かめていた。  
柔らかい中に、二つの粒がある。  
その粒がだんだんと硬くなっていくのを手で感じ取る。  
長門が口を開く。  
俺はその一言で理性を取り戻した。  
 
「くすぐったい」  
「ぅあ?……わぁっ?!」  
「……」  
 
長門お得意の3点リーダも今や立派に雰囲気を醸し出すのに役立っている。  
 
「長門……お前は今、俺に犯されてるんだぞ」  
 
俺は自分で言ったセリフに自分で驚く。  
自分で言ったことなのに初めて気付いたような。  
その現実を言葉に直すだけでこんなにも違うのか。  
 
「そう」  
「嫌じゃないのか?」  
「……嫌、かもしれない」  
 
……じゃあ……抵抗、してくれよ……っ!  
お前の力なら俺を跳ね飛ばすなりなんなりできるだろ?!  
「……長門……」  
目の前の長門の顔が流動的に霞んで見える。  
俺は泣いているのか?  
 
「あなたは……嫌?」  
「……何がだ」  
「わたしを犯すこと」  
俺はその問いに答えられる回答を持ち合わせていなかった。  
嫌だと言えば嘘になるが、今までの日常を壊すことが嫌なんだ。  
欲望に負けるなんてなんて不甲斐無い男なんだ、俺は。  
 
「嫌なら、しなくていい。でも」  
俺は長門の言葉の一文字ずつを噛み締める。  
俺は……俺は……。  
「しても、いい」  
 
俺は動揺する。  
何を言ってるんだ?もう一度頭の中で長門の言葉を整理する。  
長門は俺に犯されることを許した……?  
そんなこと、有り得ない。きっと何かの間違いだ。  
 
「間違いでは無い」  
 
長門は俺の独り言に反応する。  
 
「……あなたに任せる」  
 
俺はその一言で理性は完全に崩壊したかのように思えた。  
 
 
……実際そうだった。  
 
「長門……長門……」  
俺は長門の名前を呼びながら服の上から胸を揉む。  
どちらかといえばマッサージだがこれはこれでいい。  
長門の口が少し動いているが、  
これだけ顔が近いのに聞き取れないなんてことは無さそうなのでたぶん動かしているだけだろう。  
俺は服の上からでは存分に味わえないと思い、長門の服を脱がそうとする。  
が、なかなか脱がせられない。どうなってんだこれ。  
カーディガンは簡単に脱がせられたのにな。  
なんか落ち着きが出てきたが、確実に理性は帰ってきていない。気配さえ見せない。  
興奮しつつも落ち着いている、というような不思議な感覚だ。  
しかしマジでどうなってるんだこれ。  
 
「……どうすりゃいい」  
犯してる本人に訊くなんて俺はなんてマヌケなんだ?  
たぶんレイパー史上初の快挙だろうな。返事を貰うなんて。  
「……ここを、こうして……」  
 
俺は言われた通りに胴体の横のボタンを取る。  
確かに、こうすれば余裕が出来て脱がせることができるな。  
しかし、腕を上にしなければ服が脱がせられん。  
 
「腕、上げてくれないか?」  
なんかこれはもう和姦なんじゃないかと思えてくるほどだ。  
長門は腕を上げる。するすると上着と一緒に下着まで剥ぎ取っていく。  
……シミ一つ無い、真っ白な純白の玉のような肌。まるで真珠だ。  
ふと、俺はその光景が赤く照らされていないことに気付く。  
もう夜だ。月明かりが俺たちを照らしている。  
長門の肌にもその月明かりはかかる。  
より一層美しく見える。出来れば写真にとってのばしてポスターにしたいほどだ。  
……誰かに見られたら困るが。  
 
「長門……綺麗だ」  
「そう」  
 
長門は一言だけ言う。  
その一息の言葉の中に少しだけ、1%くらい艶が入っていた気がしたので、  
いつもとは少し違う声質に興奮した。  
 
長門の裸。  
その膨らみの頂点にそびえる赤みがかかった蕾に目を取られる。  
外気に晒されたのはまるで初めてのような初々しささえ感じ取られる。  
とりあえず触ってみる。  
さっきまでとは違い、手に吸い付くような弾力を感じ取る。  
この感触だけでご飯が5杯は食える。  
そう確信した俺はカレー=長門なんだ、と感じ取る。  
カレーはご飯に合う。長門の胸もご飯に合う。  
なんと、やつらは仲間だったのだ。  
……なんて馬鹿なことを考えつつも、長門の胸を揉みしだく。  
ところでカレーは単体で食べてもうまいよな。  
だから、こいつも単体で。  
俺は長門の胸にかぶりつく。いや、噛み付きはしてないが。  
だいぶ硬くなっている蕾を舐め回す。  
……しまった。歯が当たってしまった。  
 
「……っはぅ」  
 
……っはぅ?  
俺は今現在ここに存在するのは俺と長門だけだと認識しているが、間違っていたか?  
長門の声じゃない気がする。  
が、確かに俺のすぐ目の前から聞こえてきた。  
ということは長門の声だよな?  
 
「声、出したのか……?」  
 
長門は俺の顔から目を逸らしている。  
そうかい、じゃあ勝手にやらせてもらうぞ。  
俺は右の蕾を歯で甘噛みする。  
左の胸を手の平で揉む。  
 
「……ふ……っふぅ」  
 
明らかに吐息を洩らしている。それも艶がかった吐息。  
俺はその反応に戸惑う。  
でも、悪い気はしない。感じてくれることはいいことだろう。  
次のステップだ。スカートに手を伸ばす。  
裾を掴み、一気に捲くし立てる。  
そこには魔の三角地帯が。  
白地に横縞、青ライン。……そそる。俺の好みだ。  
そもそもだな、縞パンの歴史を紐解けば、……語りが長くなりそうなのでやめておく。  
俺の目の前のパンツは、そういうパンツだ。  
つまりだな、俺はパンツに釘づけなわけである。が、それも致し方ない。  
パンツは少しだけ濡れている。なんだろう、汗か?  
それは本初子午線のような、真ん中に一本縦スジに湿っている。  
……これが汗なわけない。いわゆるあれだ、あの、あれ。  
その濡れた軌道に沿って指をなぞる。  
押し込んでみる。パンツと共に指が埋まる。熱い。  
俺は急にパンツを脱がしたい気分に陥る。  
いいのか?パンツを脱がせても。一応確認とっとくか?  
……そうだった。俺は長門を犯しているんだ。  
だから、勝手に脱がすも良し、脱がさぬも良し。  
俺は脱がすことにした。じゃないと存分に楽しめないからな。  
ちなみに足首に引っ掛けておくことがポイントだ。  
長門は足を振ってパンツを取ろうとしたが、俺はそれを制止する。  
俺が犯しているのだから、反抗は許さない。……してもらったほうが雰囲気出るがな。  
 
俺がこのような行動を行っているうちに、段々と長門の吐息が荒くなっていく。  
「ふぅ……ふぅ……」から「っはぁ……ふぅ……」へと。  
俺には女性経験が無いのでこれが良い事かはよく分からんが、  
表情はほんの少し嬉しそうなのでほっとく。  
それにしても犯されているというのに、こいつはなんで嬉しそうなんだ?  
こんなんじゃ俺もレイパー失格だ。……別に失格でもいいんだが。  
 
直接露にされた長門のそこは、毛の一本も無く、閉じていた。  
俺はそこに指を這わす。  
ぬめりとした液体の感触が俺の指を襲う。気持ちいい。  
指を入れてみる。第一間接しか入らない。  
それ以上はキツすぎて指の方が痛い。  
むぅ、どうするべきか。こんなんじゃ挿入れるモノも挿入れられん。  
もっと滑りを良くするべきだろうな。  
人差し指の抜き差しを繰り返す。といっても第一間接までだ。  
無理やり奥へと押し込んでみる。  
どうにか第2間接まで入った。  
その状態でどうにか指を動かす。  
指を折り曲げ、引っかくように膣壁を擦る。  
 
「……っふぅ?!」  
 
ここか?ここがいいのか?  
俺は何度もそこを刺激する。  
 
「っふ、はぁ、ん……」  
 
艶がかかりすぎだ。ヤバイ、マジで。  
このままじゃ早くも挿入しかねん。  
もっとこの状況を楽しみたい。  
だが俺の息子は元気にテントを張っている。ホント元気そうだな。  
そして早く外に出て、どこか穴に入りたいと嘆いておられる。  
しょうがない。俺は軟禁状態にしていた息子を解放する。  
つまり、ズボンのチャックを開けた。  
ビョン、という擬音さえ聞こえてきそうなほどに勢い良く出てくる。  
さて、長門にはこれをしゃぶって貰おうか。  
 
「……長門、頼む」  
まったく。俺が犯していると言うのに「頼む」はないだろう。  
自分の中でツッコミを入れつつ、長門の口に俺自身をあてがう。  
長門は口を開く。舌が亀頭に絡んで来る。  
これ、は……やばいくらい、気持ちいい……。  
俺は体を反転させ長門のふとももを抱える。  
両足の間に顔を近づける。それはもう目の前にある。  
舌で表面をペロリ、と舐める。うむ。塩っぽいな。  
よくこの汁は甘いとか聞くが、全然そんな感じはしない。しょっぱい。  
だが、長門の体液だと思うとなんか甘く感じるのは……俺だけでいい。  
 
長門が俺自身を咥える。  
熱い。長門のよだれと俺の先走りが交じり合ってぬめぬめしている。  
こんなんじゃすぐにイってしまう。  
俺は腰を誰かに掴まれる。もちろん長門だ。へ?……な、長門?  
長門は俺の腰を引き寄せる。喉の奥まで使い、俺自身をしごく。  
後で知ったことですが、これ、ディープスロートって言うんですよね?長門さん。  
いったいどこでこんなテクニックを……っ!?  
 
「長門、長門ッ!射精るっ!」  
 
俺はさっきまで随分我慢していたようだ。  
自分でも驚く量の精液。  
そして命令したわけでもないのにコク、コクと喉を鳴らして飲み干す長門。  
……可愛すぎるぞ、コンチクショウめ。  
 
俺がイった後も舐め続ける長門。  
今出したばっかりだって!感じすぎちゃう!いやん!  
……って、俺は何時の間に主導権を握られていたんだ?!  
とりあえず気持ちいいのでそのままにしておく。  
また大きくなってきたが、イったばかりからか、出る気配は見せない。  
 
俺は長門のそこを舐めるのを再開した。  
 
 
……コイツはいつになったらイくんだ?  
全然その気配を見せない。十数分は舐めているはず。  
長門も顎が疲れたらしく、俺のは解放したが、俺は続ける。  
……俺って……舌技……ないんだな……。  
そうだ。現実ってのはいつも俺を窮地に立たせる。  
長門が哀れみの目でこっちを見ている。  
いつの間にか荒い吐息も無くなっている。  
……やばい、な。いろんな意味で。  
しょうがないのでもう止め。膣内を指でこねくり回す。  
汁がいっぱい出てきた。息も荒い。  
そろそろ……か?  
 
「ふぅ、ふ、はぁ、ふぅ、」  
 
俺はさっきの行為がいかに無意味かつ無力だったかを思い知らされる。  
最初から指でしておけば良かった。  
ほら、イっちまえ!  
 
「キョ……ん、ふぁっ!」  
 
キョ……ってなんだ?  
まぁ、いい。こうして長門はイってしまったのでした、ちゃんちゃん。  
 
って終わるわけないだろ。  
長門はその華奢な背中を弓なりに反らせ、ビク、ビクと痙攣している。  
目の焦点は遠く、どうやら天井に合っているようだ。  
 
急にくたん、としおれる長門。肩で息をしている。  
その様子を見て、もう我慢できないと思った俺は、俺自身を長門のそこにあてがう。  
 
「長門……挿入れるぞ……?」  
「……」  
長門はしっかりと俺の目を見据え、うなづく。  
完全に和姦だな、こりゃ。  
 
俺自身が長門にめり込む。  
一見すると明らかに入りきれないような気がするが、ここは女体の神秘にかける。  
亀頭が入る。  
……キツすぎて痛いくらいだ。噛み千切られそうだ。  
我慢しつつ、もっと押し込む。  
と、急に血が出てくる。  
長門、処女だったのか!……ってパンツ脱がした時に分かってたけどな。  
 
「痛……い」  
「すまん……長門……っ!」  
 
これ以上痛がるのは見たくないので一気に突きあげる。  
長門の声には痛みやら不安?やらが混じっている。  
それにしても長門なら痛みとかそういうものはどうにかなるんじゃないか……?  
 
「……これでいい」  
どーゆー意味だ、それ。  
 
俺はしばらく動かない。長門の痛がる顔を見ながら犯すのは嫌だからな。  
残念ながらどうやら俺はM……らしいな。  
認めたくない事実が発覚した。  
 
 
……血も引いてきたみたいだな。  
そろそろ動いていい……か?  
「いい」  
 
ゆっくりと腰をグラインドする。  
ギリギリまで引き抜き、最奥まで突き上げる。  
繰り返す。どんどんと速度を上げていく。  
いつしか部室には俺の荒い息と長門の嬌声(?)と腰骨のぶつかり合う音だけが淫らに響いていた。  
抜き差しするたびにパチュンパチュンと音を立てる長門のそこは、  
もう俺の先走りやら長門の汁やらで、いっぱいいっぱいだった。  
なんていうかもう、なめこ汁みたいな。  
泡が立っていく。白い泡。  
体位を正常位と呼ばれるものから変えていく。  
長門の右足を両手で抱え、横から突く。  
俺は必死に腰を振る。長門の膣内の感触を味わう。  
さらには長門の右足を左に持っていき、俺は長門を後ろから突く形となる。  
尻の肉を掴む。ほどよい柔らかさだ。弾力もある。  
腰を打ち付けるたびに出る音に興奮する。  
長門の口から出てくる甘い声に興奮する。  
 
俺はまた正常位に戻す。  
最後は顔を見ていたいものだからな。  
 
「長門……で、射精そう、だ……」  
「だめ。……っふぅ、そと……」  
 
しかし、俺はその言葉に反抗したくなった。  
 
「膣内に……膣内に射精すぞっ!」  
「やめて……嫌」  
 
もう誰も止められない。  
ラストスパートと言わんばかりに腰を打ちつける。  
 
「孕め……っ!孕んでくれっ!長門っ!俺の子を……産んでくれぇっ!」  
「嫌……熱い……出てる……」  
ドクドクと白い奔流は長門の膣内を余すところ無く埋め尽くす。  
 
さて。  
何で長門は口では嫌がっているのにあんなに嬉しそうな顔をしているんだ?  
俺はゆっくりと自身を引き抜く。  
俺の精液が長門から漏れる。なんかエロい……。  
 
 
長門が口を開く。  
 
 
「あなたの精子が卵子に到達するまで後3時間……」  
え?  
「大丈夫。安心して。良性の精子を選出する」  
は?  
「確実に着床させる。失敗は許されない」  
すまん、意味が……。  
「……受精」  
と、いうことはマジで俺の子を孕むのか?  
「そう」  
……冗談じゃないよな?  
「……今日から"あなた"と呼ばせていただく」  
……やめてくれ。  
「"ダーリン"が良い……?」  
それもやめてくれ。  
 
長門はお腹をさする。  
「楽しみ」  
……もうどうにでもなれ!  
 
 
2ラウンドへと移行し、さて3ラウンドに突入しようかという時に、  
俺は聞いてはならないことを聞いてしまった。  
 
「場所、時間、わたしの反応。全て計算通り」  
え?  
「あなたの所持する雑誌からこの状況・反応が一番ベストと出た」  
……つまり俺は罠に嵌められた、ってことか?  
「……実際にはわたしがハメられた」  
……ギャグはいい。  
 
 
さて。  
長門のお腹がそれなりに大きくなる頃には様々なプレイも重ね、(俺はやっぱりMだった)  
いつの間にか名前で呼び合う関係になっていたわけだが、  
名前を決めるのに少々討論に講じていた。どうやら女の子らしい。  
 
「いや、お天気系で。例えば有芽とか」  
「だめ。可愛い名前にするべき」  
「例えばなんだ?」  
「有美……など」  
「"有"の漢字は入れたいよな」  
「わたしもそう思っている」  
 
でもまぁ、最初に話すことは決まっているのだ。  
そう……  
 
 
「今夜はわたしがじょおうさま」  
 
 
やれやれ。今夜は寝かさないぞ。  
〜end〜  
 

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