いつも通り駅で待ち合わせをする俺こと雪 京(すずき きょう)。
まったく、毎週毎週飽きないんだろうかねえ、アイツは。
街を回るだけであれほど目を輝かせるような奴、そうそういないだろう。
まあ、そこがアイツの可愛い所、なんだがな。
にしても今日は遅いな……。
「遅れて悪かったな、ハルヒ」
「ちょっとキョン!あんた団長を待たせるなんて何様!?死刑!罰金よ!」
隣で変な女がワーワー叫んでいる。ったくうるせえな。
俺様の彼女を待ち侘びる至福のひと時を邪魔すんなっての……おっメール。
『件名:絶縁
本題:他に好きな人が出来たの。サヨナラ』
「おい、あそこで泣いてんの誰だ?」
「アタシが知るわけないじゃない」
『`Д´)=○)3゜)∵いやだってキョン=京だなんて一言も言ってないスよEND』