それは蒸し暑い日だった。  
一度家へ上がりこんだハルヒは味を占め、朝比奈さんと長門を従え、しばしば強襲をかけるようになっていた。  
その日も、ベッドの上を占拠したハルヒが、もし宇宙人と未来人を捕まえるのに成功したらどうするかの夢を盛大に語っていた。  
 
やれやれ、目の前の二人をどうこうすれば早いんじゃないのか?  
「何いってるのよキョン。私は、宇宙人や未来人が欲しいの。人間は私とキョンで十分よ」  
 
なにやら危なげなセリフが聞こえるが、それは流そう。  
せっかく長門は私服姿(ハルヒのお古らしい)だし、朝比奈さんは家に来てまでメイドなのだから。  
しかし・・・母親が帰ってきたら言い訳できんな。  
 
「キョーン君。」  
いきなり体当たりをかますな。  
妹の体当たりを受け流してやる。妹はそのまま朝比奈さんにダイブ。  
くそ、うらやましいやつめ。  
「えへへ〜。みくるちゃん。この前、臨海学校へ行く前に面白い話をきいたんだ。」  
「?それはなぁに?」  
「男のって、女の子を思うと勃起しちゃうんだってー。勃起ってなに?」  
 
・・・ポクポクポク・・・チーン・・・  
「勃起とは陰茎海綿体の血液充満によっておこる陰茎の膨張で・・・」  
おいおい、長門ナニを教えている。ナニを・・・  
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その時、俺は長門を止めるのに精一杯でハルヒの唇が妖しく蠢いているのに気付かなかった。  
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やれやれ・・・  
結局、3人は夕飯まで居つき、尚且つ、ハルヒに至っては晩飯まで食い、妹と風呂にまで入っていきやがった。それに明日は10時に集合して市内パトロールだと?ふざけんな。  
・・・悪態をついていてもしかたない。  
さっさと寝て明日に備えるか・・・  
 
ぺちゃ・・・ぺちゃ・・・  
なにやら下半身に快楽を感じる。うぅ、この年で夢精か?  
 
情熱もてあます。  
 
って、ナニやってんだ。  
「あー。キョンくん起きちゃった。あのね、キョンくんのおちんちんを舐めたら勃起するっておしえてくれたのー?この硬くなってるのが勃起?なんで大きくなるのー?」  
 
・・・ハルヒのやろう、妹に何を教えやがったんだ。  
 
「それでね、それでね。勃起したまま舐め続けると、白い液体がでるんだってー。だしてーキョンくん。みせてー。」  
 
く、なんでこんなにうまいんだ。  
「あのねー。お風呂で教えてくれたの。あ、なんかヌメヌメしたのがでてきた。これがせーし?」  
ハルヒの奴、こんどあったら、タダじゃ  
・・・う、だめだ。もう、  
「ぴちゃ、はぅん。はぅ、はぅ。キョンくん出しちゃえー。」  
 
どぴゅ、どぴゅ、どぴゅ・・・  
 
その白い液体は無邪気な顔を白く染め・・・髪の毛までベタベタにしていた。  
 
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やれやれ・・・  
ほら動くな。うまく洗えん。  
「えへへー。キョンくんとお風呂ー。」  
 
その夜から、たびたび、布団に入り込むようになったとか。  
 

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