夏の終わりに見始めた淫夢は、冬になった今も見続ける。  
 
前は週に一度とかであった間隔も、今では毎晩見るようになっていた。  
「実験」と彼女は言う。  
一体何の実験なのだろうか。  
情報統合思念体の中にはエロ妄想に特化した派閥とやらが存在するのだろうか。  
 
そして彼女が口を開き、「実験」という名の淫らな宴が始まる。  
「眼鏡の有無にどれほどの性的欲求の変化があるかの調査」  
 
言ったかと思うと、どこからか取り出した眼鏡。  
その姿は既に懐かしい気がする。  
 
「横になって」  
 
裸の素肌を晒すのもいい加減慣れてしまった。  
…長門の素肌は、何度見ても、興奮してしまうのだが。  
今だって、ちょっと大きくなった気がする胸のかすかな揺れに  
むしゃぶりつきたいような欲求が湧き上がって仕方が無い。  
 
長門が口に俺の勃起するアレを含む。  
どこを舐めたらいいのかという「実験」は随分前の事だったか。  
そんな思考も、舌のざらっとした感触に吹き飛んでしまう。  
 
蟻の門渡りと言われる急所からゆっくりと舌が亀頭まで上ってくる。  
舌の通った後の部分には、もれなく白い指がやわやわと触れる。  
血行がよくなるという理由で、竿部の根元から中心に至るまで  
丁寧に揉みあげられる。  
グンと音を立てるように亀頭が膨れ上がり敏感さが増す。  
 
そして、亀頭の神経の通う隅々へ、舌が蠢く。  
裏筋から鈴口、そして表面、高く張り出たカリを、ゆっくりと唾液と快楽を  
漬け込むように舌の先でゆっくりとなぞっていく。  
 
今日は口の日なのか。ものの2、3分もしないうちに  
どうしようもない射精欲が股間部から全身に回っていく。  
はっきり言って悪魔に魂渡してもいいくらいに気持ちいい。  
 
「声出してもいい」  
 
と、亀頭を頬張り舌先が裏筋に張り付く。  
同時に袋をやわやわと揉まれ、玉が転がされる。  
トドメとばかりに精液を搾り取るように竿部が絞り上げられる。  
強く。強く。弱く、また強く。  
長門の中に入っているような、どうにもならない快楽。  
 
もう我慢の限界だ。…と。目が合った。  
小さな口一杯に頬張る姿はあまりにいやらしく  
眼鏡が時折光を反射しつつも見つめられていて。  
目の潤みは欲情の証。いつもと違うその顔に、一気に臨界点を突破する…  
 
出る瞬間、長門は口から爆発寸前の隆起を解き放ち、  
放たれたマグマはそのまま顔に…  
 
放出する快感。長門の顔を、白いペイントで眼鏡ごと汚していくのが目に入る。  
あまりに淫らで、美しいとさえ感じてしまったその姿。  
しかしそれは、意識の隅へ消えていって…  
 
 
 
さて。部室に入るのが怖いのは何故だろう。  
何かが起きる。そんな予感が何故だかする。  
一番の理由はハルヒの「今日は遅れるからそう伝えといて」の一言。  
 
息を一つ吸い、吐く。  
意を決し中に入る。  
 
そこにいたのは、いつもの長門。  
 
 
…メガネ装備の。  
 
 
そして彼女は顔からそれを外しながら、言った。  
 
「どっちがいいの?」  
 
 
おわる。  

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