朝比奈さん、いいですか、よく聞いて下さいね。
この包みの中には、俺の証言を収めたテープや証拠の品が入っています。
俺がジョン・スミスになったわけを、長門や喜緑さんが消滅したわけを知る限り喋りました。
もし俺が死んだら、これをハルヒに届けてください。
ハルヒが本当だと信じてくれたら、SOS団は救われると思う。
俺が直接ハルヒに伝えようかとも思ったんですが、なんていうか……
そうするのが逃げるみたいに思えて。
ここで戦うのをやめると、自分が自分でなくなるような……
やつらが憎いとか長門たちの仇を討ちたいとかいうんじゃないんだ。
上手く言えないけど…… あいつと、情報統合思念体と戦ってみたくなったんだ。
俺が男だからなのか、理由は自分でもよくわからない。
朝比奈さん、俺はたぶん死ぬだろうな。
そのことで、長門や喜緑さんを恨んだりしないでくれ。
彼女らだって俺と同じで、自分がやるべきだと思ったことをやってるだけなんだ。
無理かもしれないけど、他人を恨んだり自分のことを責めたりしないでくれ。
これは俺の最後の頼みだ。
もし、運良く生き延びて全てが終わったら、 (←死亡フラグ成立)
かならずこのSOS団に帰ってきます。会いに来ます。約束です。
……これでお別れです! 朝比奈さん。元気で暮らして下さいよ!
ハルヒによろしく!