わたしはどうしてもキョン君が欲しかった。未来の上司からはキョン君は涼宮さんと  
結ばれることが既定事項だと言われていれてきたけど、そんなことはどうでもいいの。  
 過去が変わったってかまわない。もう目的のためなら手段は選ばないわ。  
 
 放課後、わたしは長門さんよりも早く、SOS団の部室で待っていた。なるべく気分を  
沈みがちに、そして心の中は混乱の極みにあるよう演技するために、時間的な余裕が  
欲しかったの。  
 これまでもなるべく、沈んだ表情をしたり、キョン君の顔を意味ありげに見て、そし  
てすぐそらす。なんていうことを繰り返してきたから、そろそろ頃合いかな。  
 一番最初に入ってきたのは長門さん。この人が一番油断ならないわね。なるべく  
感情を表に出さないようにしましょ。  
 次に来たのは古泉君。この人も長門さんほどではないけど、気取られないようにしな  
きゃ。  
 わたしは恒例のお茶くみをしていた。でも、何かを抑えているような表情をして、  
たまにお茶をこぼしてみる。  
「大丈夫ですか?朝比奈さん。今日はもう帰った方がいいんじゃないですか?それに  
涼宮さんや彼に会うと、よけいに耐えられないのでは?」  
 仕掛けは順調そうね。  
「いえ、大丈夫です。わたしも団員ですから。皆さんが来るまでは」  
 弱々しくこう言うと、彼もそれ以上言えないようで、席に戻った。と同時にドアが  
派手な音をあげる。涼宮さんの登場ね。  
「みんなー、遅れてごっめーん」  
 涼宮さんはツカツカと歩いて、自分の座席にどっかと座ったの。  
 「みくるちゃん、お茶ちょうだい。あら、あなた今日も元気ないわね。どうしたの?  
ここんとこ本当に変よ」  
 こっちも上々ね。  
「いえ、なんでもないんです。はい、お茶です」  
 少しよろめくように、団長専用の机にお茶を置いた。  
 最後はキョン君ね。足音が聞こえてきた。  
 足音はドアの前で止まった後、ドアをガチャリと開けて入ってきたわ。  
「遅いわよ!キョン」  
 わたしが最近、彼に思わせぶりの視線を送っていたせいか、涼宮さんの機嫌とても  
悪いみたい。  
 この後、わたしの様子がおかしいことを涼宮さんはキョン君に詰問していて、それに  
対して、キョン君も反論している。まるで痴話ゲンカみたいで、いい気分じゃなかった  
けど、これはチャンスだわ。  
 あとは、わたしが考えたシナリオ通り、メイド服のまま学校を飛び出した。  
 ちょっと恥ずかしかったけど、キョン君以外の人には捕まるわけにはいかなかったから、  
一所懸命に走って家に帰った。  
 部屋に入ると、すぐに部屋着に着替えて、後は待つだけ。うまくいけば、キョン君が  
古泉君に説得されて、追いかけてくれるはず。  
 意外に彼は早かった。カバンと制服を届けに来てくれて、さらにはわたしを励まして、  
元気づけてくれた。  
 でもわたしが説得されたふりをして、これからは遠慮もしないし、素直になります、  
と言うと、ちょっとあわてていた。  
 でも今日のクライマックスはこれから。わたしは彼にご馳走することにした。  
もちろん、あれの用意は整っている。  
 あれとは、そう、この日のために手に入れておいた強力な媚薬。味に違和感を与えない  
ように、スパイスを効かせたカレーを今日のメインにしたの。  
 自分のお皿に、ご飯を盛りつけ、ルーをかけると、キョン君の分だけになった鍋に  
素早く、十分すぎるくらいの薬を溶かし込んだの。そして彼の皿にご飯を盛りつけ、  
ルーをかける。それをテーブルにおいて、いくつかの副菜をのせて、準備は終わり。  
 キョン君はとてもおいしそうに食べてくれた。辛めにしたおかげで、なんの違和感  
も感じなかったみたい。  
 
 楽しい食事が終わり、後片付けも終わって、わたしたちはテレビを見ながらくつろいで  
いた。  
 そろそろかしら。どうやら、薬が効き始めたのか、キョン君がちょっと苦しそうにして  
いる。あと十分もすればいいかな。  
 キョン君は体がほてって仕方ないみたい。わたしは笑みを浮かべて、その時を待って  
いた。  
──じゃあ、始まりね。わたしは、キョン君に近づくと、軽く抱きしめ、  
「ねえ、キョン君。わたしとしましょ」  
 と耳元になまめかしくささやいた。  
 それが、トリガーだったみたい。彼はわたしをベッドまで運んで押し倒したの。  
 キョン君は、完全に理性を失っていて、自分の服を脱ぎ捨てると、ちょっと乱暴に  
わたしの服を剥ぎにかかっている。  
 荒々しいキスをしながら、舌をもぐりこませてきた。そして、すべての粘液を  
吸い尽くすかのように唇を吸っている。服はあらかた剥ぎ取られ、今はブラをはずしに  
かかっている。  
 わたしの胸を見ると、キョン君はさらに興奮して、むしゃぶりついてくる。  
 そして、わたしの自慢の胸をもみしだきながら、乳首をなめ回している。  
「あん、ああ」  
あまりの巧みさに、声が漏れてしまった。彼の意外な一面を見てしまった。  
 乳首を口に含ませながら、キョン君の手は、わたしの下腹部までさがっていた。  
 そしてショーツを脱がし、テラテラと輝くわたしのあそこを見つめている。  
 やおらあそこを広げると、クリトリスを愛撫し始めた。なおも片方の手は胸を  
いじり続けている。  
「キョン君、いいです。でもそろそろ」  
 わたしの方は、すでに準備ができていた。  
 キョン君は、うなずくと、そそり立ったペニスをわたしのあそこにあてがった。  
 ズブズブ、ズブリ  
 とうとうキョン君と結ばれたんだわ。わたしは嬉しさに打ち震えていた。  
 でも獣と化したキョン君は、ただただ、一心不乱に腰を打ち付けている。  
「キョン君気持ちいい!もっともっと」  
 わたしの声も高くなる。  
 パン、パン、パン、パン  
 腰を打ち付ける音が室内に響き渡る。  
 もう限界だった。  
「キョン君!きて、きて。わたしの中に」  
 ズピュル、ドプッ、ドプッ、ドピュリュリュ  
 キョン君は、わたしの中にすべてを放っていた。  
 
 薬の効果はてきめんで、このあと5回も結ばれることに・・・。  
 
 すべてが終わり、キョン君を家まで連れて行き、こっそり彼の部屋の布団で寝かしつける。  
 でも方法については『禁則事項』です。  
 
 わたしは自室に帰ると、今日の反省会をしてみた。  
 それにしてもキョン君や涼宮さんだけならともかく、古泉君はおろか、長門さんまで  
だませるなんて、わたしの演技も捨てたもんじゃないわね。  
 キョン君は徐々に薬を薄めながら慣らせば、籠絡するのも遠い話じゃないわね。彼と  
はこのまま既成事実を積み重ねましょ。  
 じゃあ、今度の敵は、彼の気を引こうとする涼宮さんにしましょうか。各個撃破という  
やつね。  
 もうキョン君は、ほぼ手中に収めてるから、涼宮さんにはその事実を知らせてみましょ。  
 それで涼宮さんがどんな反応してくれるか楽しみだわ・・・。  
 
 ある日の放課後、涼宮さんはわたしにバニーガールの衣装を無理矢理着せようとして  
いたの。  
「みくるちゃん。あなたまた胸が大きくなったんじゃない?本当にダイナマイトボディね」  
「ええ、いつもキョン君にもんでもらってますから」  
「えぇっ!?」  
 
みくるサイド終わり  
 

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