元文芸部室、現SOS団アジト。
朝「ほら、これが気持ちいいんですか?」
ハ「はぁっ、あっ、ダメぇ……」
掃除当番という名目があったとしても「遅い」と詰るハルヒの傍若無人ぶりが今日も発揮されるのだろうか。
そうやや鬱になりながらやって来た俺が見たものは、予想とは180°どころか次元が違うものだった。
朝「こんなのが気持ちいいなんて……涼宮さんの変態」
ハ「はぁっ、はぁっ、気持ひ、気持ひいい!」
メイド服の朝比奈さんが制服をはだけさせたハルヒを攻めている。
こんな幻覚を見てしまうとは……とうとう俺も変人の仲間入りだな。
って違う! 俺はSOS団で唯一変な属性を持たない一般人のはずだ。
古「おや、やっと来ましたか」
おい古泉! これは一体……
古「僕達もこんな事はしたくないんですが……これは涼宮さんが望んだ事なんですよ」
なっ……本当なのか長門!?
椅子に座りながらハルヒ達のやり取りを見ていた長門がこちらを向き、数ミリ程首をふって肯定した。
ハ「はひっ、あっ、も、もうダメぇぇ!」
朝「もうイっちゃうんですか? いいですよ。みんなの前ではしたなくイっちゃってください」
いや、何か朝比奈さんのキャラが違うし。
一体何でこんな事になったんだ!?
古「実は……」
ゴクリ。喉を鳴らしながら唾を飲み込む。
古泉がもったいつけながらゆっくりと口を開いた。その衝撃的な事態の原因とは――
古「涼宮さんはドMだったんです!」
なっ、なんだってー!?
ハ「あっ、ダメぇ、イっちゃう! ……っはぁぁぁぁ―――ん!!」
もしハルヒがドMだったら でした