「あ…ひぁ…………あ、ああ………ちょ…待って…」  
 
待たないさ。  
こんなに可愛いお前はめったに見れないからな。  
言いながら打ち付ける速度をあげる。  
部屋の中は水っぽい粘着質な音と腰と腰がぶつかりあう音、そしてハルヒの嬌声が響いている。  
オレの鼻息荒い息遣いもあるにはあるが、それは気にしないでいただきたい。  
あの、涼宮ハルヒがオレの下で女の声をあげているんだぜ?理性がなくなりかけるのもしょうがないと思うね。  
 
さて、のっけからのろけですまんが、ここはハルヒの部屋で今オレはハルヒをバックから生で犯している。もう1時間は動きっぱなしだ。  
二人の関係で言えば「愛している」なんだろうが、いつもの仕打ちの逆襲も兼ねているので犯している、だ。  
オレとハルヒがこんな関係になってからは、ごくたまに金曜の夜はこいつの家で一緒に寝ることになった。  
こいつの家にはいつも両親がいないし、ここで寝れば土曜の市内不思議探訪でオレがビリになることもないからである。ハルヒと一緒に行くからな。  
だが、市内不思議探訪の奢りは変わらなかった。駅近くで後から来なさいって何だよ、ソレ…  
 
今から1年前のオレのとこに時間遡行してこの真実を伝えても絶対に信じなかっただろうね。ひとりでハルヒを想像したことは何度もあるのにな。  
2年になって、諸々のSOS団に関わる事件が終わってからすぐだ。オレたちが付き合いだしたのは。  
いやはや、あれは面倒だった。思い出すだけでよく乗り切ったものだと感心する。  
ま、過ぎたことはどうでもいいさ。長門も朝比奈さんも古泉もいつも通りだし、今オレの下でハルヒが悶えている。それだけで十分だ。  
 
腰まで届くハルヒの黒髪が揺れる。あー…ポニーにしてもらうんだった。  
上半身だけ制服&黒のニーソックスってのもなかなかそそるな〜。ってオレは何オヤジ化してるんだろうね?  
胸もオレが揉んでるせいかだいぶ大きくなってきた。……このぶんだともうすぐ朝比奈さんに追いつくかもしれん。  
やっぱやわらけー。  
 
「…む、胸は弱いか…あぁ!……」  
はい、乳首ロックオン。  
「〜〜こ、この…バカキョン!……あ…後で覚えて…おきな……さい!…」  
ふふん。お前が敏感すぎるってのはもうバレバレだ。  
ベッドの上では彼我の戦力差は逆転するのをまだ理解してないようだな、ハルヒさんよ?  
「…ま、待って!…そ、そこは……」  
「…さ〜て、どうしようかな〜?」  
…やべーな。この弱気のハルヒはいつ見ても可愛すぎる。だから当然、ハルヒの最大の弱点を責める。  
「ああぁああぁぁぁぁああぁ!!!」  
うわ。予想通りだけどすごい反応だな。愛液の量と締め付けがとんでもねー。今動いたら暴発しそうだ…  
オレも制服脱いだほうがいいかな?…ってもうハルヒの愛液でズボン濡れちまってるし、またこっそり洗濯だな。  
しかしクリトリスはそっと触ったほうがよかったか。感じすぎだし、締め付けも無駄に名器過ぎるよ、おまえは。  
 
「なあハルヒ。ベッドの上ではどうなんだっけ?」  
「………」  
ぷいっと横を向かれる。  
顔真っ赤だぜ、ハルヒよ。あんまり反抗的だとまた思いっきりいくぞ?  
「わ、わかったわよ!」  
ハルヒは真っ赤な顔だけこちらへ向けて  
「…キョ、キョンの好きなようにしていいわよ!」  
それだけ言うとシーツに顔を埋めてしまった。  
………あぶなかった。理性、よくがんばった。  
ベッドの上ではオレの好きなようにしていいって初めての時に「うっかり」言い出したのはこいつだ。  
長門になびきそうになったオレを繋ぎとめるためとはいえ、よくそこまでするよ。処女の女が言うセリフじゃないぜ?  
…そういや長門や朝比奈さんとも現在進行形で関係を持っていることは知られてないよな?  
あっちにはきちんと理由があるし、純粋な恋愛感情からのハルヒとの行為とは違うんだけど、知られたら死刑は確実だな。  
 
さて、理性が必死にがんばってくれたし、オレのためにここまでしてくれているハルヒは純粋に愛しい。  
ゆるやかに腰の動きを再開する。  
「……あ…」  
うれしそうな声出しやがって。ったく。  
犯しているつもりが、いつのまにか愛しているになっちまいやがった。  
ハルヒよ、いつもはなんだかんだお前にグチったりしてるが、オレが本当に好きなのはお前だけだ。  
体使ったりしなくてもオレはお前にベタぼれだってこと、いいかげん気づいてくれよ?  
古泉がお前と喋ってるのを見るだけでヤツに対してムカが入るし、お前の口から谷口や国木田の単語が出るのも気に入らないんだぜ?  
お前が男は知らないって知った時、オレは心から喜んだんだぜ?ガキみたいだけどさ、好きな女の初めての男になれて最高にうれしかったのさ。  
長門や朝比奈さんを抱いたときより、お前を抱いたときが一番感動したんだ…ってこれは絶対内緒にしておこう。  
そんな思いを腰の前後運動に変えてゆっくりハルヒに伝えていく。言葉にするのは恥ずかしいが、行為で示すなら問題ないだろ。な?  
たぶん気づくことはない(長門と朝比奈さんのことは気づくなよー)と思うが、幸せそうな顔してるハルヒを見てるとそんなのどうでもよくなってくるな。  
「キョン」  
顔を埋めながらハルヒが問い掛ける。…顔が見たいな。  
なんだ?  
「…顔が見たい」  
奇遇だな、オレもだよ。  
ゆっくりと繋がったままハルヒを仰向けにしてやる。回転がちょっと気持ちいい。  
こうしてみると、ハルヒはやっぱりきれいだ。  
やや幼い顔立ちながら十二分に美人だし、染めてないさらさらの黒髪。スタイルも抜群だしな。  
上気した頬や長く散らばった黒髪はなんとも言えない妙な気分になるね。って今はその妙なことをしてる最中だが。  
「これでいいか?」  
「…うん」  
はにかんだ笑顔のハルヒはベッドの中でしか見れない、オレだけに見せるハルヒだ。  
今のオレが一番好きな笑顔だ。団員限定の笑顔も好きだが、この笑顔はオレ限定だ。誰にも見せたくないね。  
ゆっくりとハルヒの背中に手を回し、抱きしめる。  
背や胸、髪も伸びたがハルヒはハルヒだ。入学式の自己紹介以降ずっと惚れていたオレのハルヒだ。  
長門が暴走した世界では一度失ってしまったが、これは取り戻したオレのハルヒだ。オレだけのハルヒだ。  
二度と離したくない。いや、離さない。連中に誘拐されたり、命を狙われたりする事態にはもうさせるものか!  
「…ン…キョン……ちょっと痛い」  
ああ、悪い。  
腕の中でハルヒはうれしそうに、ちょっと怒った顔をする。  
目が合う。  
思わず笑みがもれていた。  
ハルヒもやわらかく微笑んでくる。  
本当、いい笑顔だよ。それはな、見るもの全てを恋に落とす笑顔なんだぜ?朝比奈さんに決して負けてない。  
だけど、それを中学時代に見せないでくれてよかった。  
絶対ほかの男どもが放っておかなかっただろうからな。谷口あたりなんか特にしつこそうだ。  
 
「その笑顔さ」  
微妙にハルヒから視線をずらす。見えるのはクローゼットだ。  
「うん?」  
ハルヒは優しい目でオレの目を覗き込んでくる。  
視線をさらにずらす。ハルヒがいつも使っているであろう姿見に困った顔した北高生徒2年生が映っていた。  
クローゼットにはこいつが買ったコスプレ衣装が入ってるんだっけか。  
「……えーと、だな…」  
こいつはバニー以外ほとんど着ないんだが、何が入ってるんだ?  
「…なによ?言いたいことははっきり言いなさいよ」  
「あ、ああ…お前のその笑顔だけどさ…」  
深呼吸。クソ、口滑ったな。あんまり本心は語りたくないんだが。  
「……今お前がしてるような笑顔は、オレ以外には見せないでくれ…」  
ハルヒの目をじっと見詰める。  
くっそ、めちゃくちゃ恥ずかしいぞ!  
「………」  
ハルヒも恥ずかしがってるじゃないか!見る見る頬が赤くなってきてる。  
見詰め合って30秒もたってきた頃、ハルヒは真っ赤な顔でコクンとうなずいた。  
…だめだ、耐えれない。ハルヒの中にいたオレが一回り大きくなった気もする。  
そのままハルヒに覆い被さって口を塞ぐ。  
目は開けない。頬が紅潮してるのが自分でもわかる。  
今ハルヒの目を見ると色々と余計な照れ隠しを言いそうだ。  
止まっていた腰をがむしゃらに動かす。照れ隠しだってのはわかってるさ、ちくしょうめ!  
ただうれしかった。  
ハルヒを力いっぱい抱きしめながら、全力で愛する。他に何も考えたくないね。  
 
限界はすぐに訪れた。  
愛しさと気持ちよさであまりにもあっけなかった。  
安全日でよかったよ。今ハルヒから抜けって言われてもできそうになかったからな。  
確かな安全日はないって話だが、こいつが安全っていうからには安全なんだろう。  
長門や機関の分析によると、世界をまるごと変革する力はもうほとんどないらしいが、それでもゼロにはなってないらしいしな。  
いつかオレの子供を産んでもらう日も来るんだろうが、それは高校生活の今ではないし好都合ってものさ。  
 
ハルヒは荒い呼吸を繰り返している。  
体が小さく痙攣してるのがちょっとおもしろいが、そこでイタズラすると怒るからなぁ。  
さてと、後始末して着替えて寝るとするか。  
明日は市内不思議探訪と名を借りたSOS団の集まり兼デートだからな。  
ティッシュを箱ごと取り寄せ、ハルヒの股間を拭いてやる。  
うわぁ…オレ、出しすぎ。  
思わず鏡の中のオレと目線を合わせて苦笑い。  
後始末してる間ずっとハルヒは茫然自失だった。敏感すぎるのも大変だ。気を失わなくなっただけでも慣れたってことか?  
 
さて、これで終わりだろう。  
ハルヒの服や靴下を脱がして、オレも制服脱いで寝るか。  
 
 
宇宙人や未来人や超能力者とは無縁になりかけているこの世界だが、こんな世界も悪くないよな。  
明日も会うなりニヤケ面の古泉やら真っ赤な顔の朝比奈さんやら何か言いたげな長門がいるんだろう。  
まー、いい。午後はなぜか常にハルヒと二人っきりなんだから、午前中だけの辛抱だ。  
 
 
 
さて、寝るか。  
あ、そういやあのクローゼット、何入ってるんだっけ?  
 
 
…気づかなければあんなことにはならなかったんだろうなぁ。  
 

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