トイレに座るハルヒ。  
便座は抗菌タイプのものでしっかりとばい菌マンなどいない。  
いまは、むかしと違ってアンパンマンなどいなくても大丈夫な時代なのだ。  
 
白い光輝く便座にハルヒの年端もいかない男に触られたこともないお尻が、  
そう尻がぺたりと座った。  
尻はペロンとむき出した状態でそれはかなりのいい桃尻だった。  
桃尻などと見てかぶりつきたいと思った諸君。親父だな。  
 
できればチョイ悪親父を目指してくれ。  
 
ハルヒは尻を出して少し時間がたっていた。  
どうもお通じがよくないのだ。  
「う〜ん」  
軽くうなるハルヒ。第三者の視点から見たらばかばかしいが本人の視点で  
立つと切実なのだ。腹痛とかもそんなもんだ。  
 
本人にとっては辛いのだ。  
 
さて、女性は便秘になりやすい傾向がある。ちょっとした雑学だが  
聞いてくれ。  
なぜなら子宮があるからだ。子宮と考えてちんちんおっきした諸君。  
 
同人の読みすぎだよ。  
 
子宮がある分、どうしても男性より腹筋が弱くなるらしい。結果うんちを  
出す力が弱くなるのだ。それが女性が便秘になりやすい理由である。  
 
便秘には何が一番いいかというと白湯である。暖めたお湯だ。安上がりだが  
これが一番確実らしい。何故かというと体を温めて体の機能をいろいろと  
促進するからだ。  
 
人間は暖かくないと能力が低下するのだ。  
 
ハルヒは当然それを知っていて、白湯を飲んでからここに着たのだ。  
 
「う〜ん」  
ハルヒは踏ん張りながら考えごとをする。  
キョンと付き合いたなぁ、と。突き合いたいなぁではない。  
 
そう思ってしまった人は欲求不満ですからオナニーをお勧めします。  
 
 
ハルヒは思った。キョンが彼氏だったら。  
最近のカップルは変態漫画やエロ漫画、同人の影響でアナルセックスを  
大抵は経験している。だからきっとキョンもきっとアナルに興味があるんだろう。  
 
そう思うとハルヒは少し恥ずかしくなってきた。  
 
キョンにお尻の穴を見られる。あ、ヤバ。ぬれてきてる、私。  
 
でも想像を続ける。  
 
 
「ハルヒ、お尻の穴、指入れてもいいのか?」  
「何よ、キョン。いつから変態になったのよ」  
「いや、ほら。お前も普通なのじゃ飽きるかなって思って」  
「ふ〜ん、とかなんとか言っていつも変なプレイを要求し  
ていると思うんだけどなぁ」  
「いや〜」  
「まぁ、いいわ。でも優しくしてね」  
「あぁ、その前に指舐めてくれよ」  
「え?」  
「濡らしとかないとね」  
「わかったわよ、あむ、ん、ちゅぱ、ン」  
「よし、じゃあ入れるよ」  
「アッ!!」  
 
 
想像を終えた。なにこれ。私が完璧な受けじゃない。  
 
あ、そんなことよりはやくうんこしないと。  
下半身を冷やすとよくないって言うし。  
 
また踏ん張るハルヒ。踏ん張ると少しだけ出てきそうな感じがした。  
「あっ、生まれそう」  
 
ぷりっ。  
 
 
 
ぷりっ。  
 
 
 
 
ぷりっ。  
 
 
 
 
小物が三つ、こんにちわ。便器の中からこんにちわ。  
便座の中で今、新たな存在の力が生まれたのだ。  
 
「う、まだ出そう」  
 
 
いかん、今度は大きいかもしれない。  
 
 
ぶりりりっりりっ!!!  
 
 
ぼちゃん。  
 
 
かなり大きかった。そのため、ハルヒはお釣りをもらってしまったのだ。  
お釣りとはうんこをしたときに水面に落ち、跳ね返ってきた水のことを指す。  
当然、さっきのうんちを流していないので汚染されている水だ。  
 
「くそう」  
 
ハルヒは悪態をついた。  
 
「チッ」  
ハルヒは舌打ちをするとシャワースイッチを押した。  
あなたのお尻を綺麗に洗ってくれるアレである。  
ハルヒはそのまま水がくるのを待つ。  
 
しゃわーーーーーーーーーー  
 
 
ハルヒの尻の穴めがけて飛び立つ水たちである。  
尻の穴を洗い、しわのなかにこびりついた糞どもを一掃する。  
できれば極東3バカ国家の指導者も一緒に一掃してもらいたい。  
 
「あん、やっぱり気持ちいい。  
 私ってやっぱりアナルの素質あるのかしら」  
 
シャワーが終わるとハルヒはトイレットペーパーでお尻を拭く。  
もちろん前の方も。しかしよく考えると流していなかった。  
お尻を優しく綺麗に拭き終わると立ちあがる。  
そしてまずはパンツをはく。黒の勝負パンツである。いつキョンに  
押し倒されていてもいいようにである。女は大変である。こういう女の  
心遣いはなかなか男はしない。  
そしてスカートをはく。  
 
後ろを振り向くとうんこがあった。  
 
うんこは全部でよっつ。  
小さいうんこと  
小さいうんこと  
小さいうんこと  
大きいうんこだ。  
 
なんか歌になりそうだ。そのうんこたちを見ながらハルヒは口を開いた。  
「糞に用はないんだよ」  
そういうとハルヒは非常にも大の方にレバーを流す。  
うんこが流されていく!!  
「やめてーーー!!助けて!!  
 まだ僕達は生まれたばかりなんだよ!」  
「僕達が何したっていうのさ!!」  
「うんこを差別するな。うんこ侵害だ!!」  
「うんこだって平等なんだ!!」  
 
うんこの叫び声が聞こえてきた気がした。  
 
ハルヒは流されていくうんこを見守ると  
「ふぅ」  
とため息をつき、ふぁぶりーすをして学校にいく。  
 
キョン。  
 
私、あんたのことが好き。  
 
私、さ、綺麗な女じゃないけど。  
 
 
いつでも待ってるよ。キョン。  
 
 
 
綺麗な女じゃないから大抵のことは、  
 
 
 
して、あげられると………思う。  
 
 
キョンはいつ私を襲ってくれるんだろう。  
 
 
 
 
ハルヒは待ち続けるだけだった。  
 
(いや、待ちの姿勢もMなんですけどね)  
 
 
 
完  
 

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