1.ハルヒ
思うに、俺にはおせっかいな女だった。
頭いいし、容姿もすばらしい。
ハルヒは性格異常だけどカッコいいし可愛いい。
外出中にハルヒと並んで歩くのが、正直恥ずかしい。
それでいて、性格は最高にテンション高い。
なんといっても、宇宙人とか探してる。
並大抵の基地外ではない。
みくるさんに出会ったとき、ハルヒは「本当に乳がでかい子なのよ」といって、揉んでいた。
高嶺の花を手に入れた。
SOS団結束当時は、そう思っていた。
だが、部活生活が続いても、高嶺の花は高嶺の花だった。
部活動してもなお、ハルヒや朝比奈さんとの距離を感じざるをえなかった。
谷川やみんな、私のことをうらやましがった。
だが、同時に友人たちは、何か珍獣を見るような目で、私のことをみる。
だから、朝比奈さんの友人が来るとき、俺は少し肩身が狭い。
すると、いつの間にか朝比奈さんは人を部室に呼ばなくなった。
というか勝手に来る(鶴屋さん)
「めがっさ、昨日オナニーしたにょろ〜」
「・・・・・・」
朝比奈さんは何もしゃべらない。あうぅとかしか最近はいってない
脳みそがとけているようだ。
みんなの関係はうまくいってない。
古泉は機関との兼ね合いで忙しく。
俺は、ハルヒを、ネチネチと嬲りたかった。
そこで獣欲まるだしにレイプしてみたいという願望があった。
ハルヒは答えてくれるのだろうか?。
顔を真っ赤にしながらも、私のいうがまま。
隠語にコスプレ、SMや露出までしてみたい。
コートに股縄ひとつで、白昼の雑踏を歩かせたい。
唇をかんで、好奇の視線にさらされるハルヒのガタガタと震えて姿を想像する。
その場でオナニーをさせると、泣き出す始末にちがいない。
俺は、すばらしい気分だった。
しばらくして、朝比奈さんは転校した。
長門はここ最近来ない。古泉も休んでばかりだ。
「いいじゃない、ふたっりきりだし」とハルヒは言う。
そういうこともあるだろう。
私は、そんな風に気にも留めなかった。
それから少しして、SOS団にハルヒの画像が掲載されていた。
露出プレイを想像した俺の頭にしかない画像だった。
何でこんなものがあるのだろうか。
鮮明な画像だから、顔見知りなら一目でハルヒと分かるだろう。
駄目押しなのが、キャプションにある「変態女のプロフィール」。
そこには、ハルヒの実名にくわえて、学歴が明記してあった。
どうやら俺は、ハルヒを実際にレイプしていたのだろうか。
わからない。わからない。
人間として自分がいたくおかしくなった気がした。
俺はおかしくなった。
いらい、ハルヒを見ると少し息が荒くなる。
美しいハルヒの裸体を想像し、それを嬲り、犯し、貪ることを想像する。
俺は、男としておかしくなった。
それでもハルヒは、不満ひとつこぼさなかった。
「何?キョン。もしかして私に欲情したの?」というハルヒの言葉が、胸に突き刺さった。
たぶんハルヒは承知していたのだと思う。
想像で俺が、変態みたくレイプしていたのを。
それとも本当に、すでに、ハルヒを蹂躙しているだろうか。
つくづく、どうしようもない男なのだ、俺という人間は。
2.誘拐
ハルヒを誘拐した。
ハルヒを嬲り、犯し、蹂躙する。その機会がきた。
ハルヒを俺の部屋に連れて来て監禁したのだ。
家族は1ッ週間いない。旅行だ。
まさか、そこまでやるのか?
俺は自分を疑った。
しかし俺の股間は腫上り、目の前には目隠しをされていて
びくびくと震えているハルヒがいた。
時折、涙のようなものが頬を滑る。
俺の手がハルヒに伸びるとさらにびくんと震えている。
「キョン、嘘だよね。こんなことするなんて」
「俺はお前を抱きたかったんだよ」
そういった瞬間だった。いきなりハルヒの目隠しが破られ、
ハルヒが飛び跳ねた。
「やっぱりキョンは私のことが好きだったんだね」
ハルヒはにやりと笑った。
「実験、あなたの中の性欲と妄想を刺激して、涼宮ハルヒに
どのような感情を抱いているのかを知りたいから」
いきなり出てきたのは長門だった。
「そう、そのために僕達はいなくなり、涼宮さんとふたっきりの
環境を作ったのです」
古泉だった。光とともに現れた。
「なっ」
「もう、キョン君はエッチですね」
そして後ろには朝比奈さんがいた。
「な、なにを?」
「キョンー!!私をレイプするとはいい度胸じゃない!?」
「なんで、つーか、まさか!!」
「そうです。僕達の正体を涼宮さんに説明しました」
「だから涼宮さんの目的の第1である宇宙人、未来人、超能力人と
遊ぶ目的が叶えられました」
「涼宮ハルヒの次の願いはキョンを恋人にすること」
三人の異人が順々に喋り始めた。
「そうよ、キョーン。だからあんたの気持ちを知るために長門や古泉くんに
協力してもらったのよ」
「え〜、私も手伝ったじゃないですかぁ?」
「みくるちゃんは何もしてないでしょ」
「そんなぁ〜、ふみゅう〜」
「ということでキョン、私のことが好きだったんだね」
「いや、それは、それにレイプとか考えていたのは」
「それはあんたの脳を刺激する情報を送った長門が最近は陵辱小説ばかり
読んだからじゃない?」
「長門ーーーーー!!」
「なに?」
「そんなもの読んだらいけませーん!!」
「ということで僕は消えますね、後はごゆっくり」
そういうと古泉は光を発して消えてしまった。
「むふふふ、よし、ユキ、みくるちゃん。キョンを三人で
レイプしちゃうわよ〜!!」
「了解」
「ごめんなさい〜」
俺はその日、脱童貞からいきなり立たなくなるまで抜かされていた。
エロい妄想ばかりしていた俺、よく考えるべきだった。
俺は童貞だもん。レイプ以前にセックスうまくできるわけないだろ!!
あっ、そうか。
童貞だからエロいことばっかり考えるんだな。
所詮童貞にレイプとか無理ですから。
完