「長門。能力を使うなとあれほど言ったのに…。カッコつけやがって」  
「……」  
「あれほど言ったのに……。!!」  
こ…この砂から感じる感覚は!  
ああ…なんてこった…くそっ!  
「ぬけがら」 「長門のぬけがら」 「冷たい消滅」 「命の消滅」  
ちくしょう…  
なんてこった…  
俺は  
こいつのことが好きだってことが今わかった  
おれっていつもそうだ いなくなってはじめてわかるんだ  
無口な宇宙人と思ってたけれど どんな人間にも無表情なおまえが好きだった…  
いっぺんも愛想をふりまかないその性格は  
本当は誰かと話したりしたいさみしがりやだったってことが今になってわかった  
ドドドドド  
「やはりな。朝倉涼子。てめー」  
「ぐあああああ!!」  
「どうりで妙だと思ったぜ。この宇宙人。長門になにかされたってわけか」  
「うぐああああああーーーー!!な、なんだこれはぁ〜〜!?」  
「てめー自分の体の変化に気付いてなかったのか?」  
「キサマなあああんぞにいいッ…!!」  
「地獄でやってろ」  
ばぁぁぁぁっ…  
あれは…長門っ!  
幻覚だったのか…それとも…  
今の俺には悲しみで泣いている時間なんかないぜ  
 
 
長門有希死亡    TO BE CONTINUED  
 
 

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