「長門、その机の上にあるケースは何だ?」  
「クラリネット」  
どうして長門がそんなものを持ってきたのかはこの際聞かない。  
開けてみると新品の輝きで、値札まで付いている。  
「やっほー! みんな寒いけど元気? あら、それってクラリネットじゃない。  
へぇ、有希が持ってきたの? ちょっと吹かせてね。  
んーっ。んーっ。んんーっ! ・・・・・・もう! これ壊れてるんじゃない?   
有希、買い物する時はもっと慎重に選ばなきゃ駄目よ。  
店の人間なんて結局金以外どうでもいいんだから。さっさと返品しちゃいなさい。  
っと、こんなことしてる場合じゃないわ。あたし、先帰るから」  
それはいいが、せめて吹いた後は口の所を拭いてくれ。長門が困る。  
「ヒマなキョンがやってあげなさいよ。年の瀬のあたしは忙しいの。じゃあね」  
頼むからもう少し優しく扉を閉めてくれ。この時期だ、壊れたら困る。  
嵐が去った後、クラリネットにこびり付いた唾をティッシュで拭いてやっていると、  
「・・・・・・パ」  
パ? パって何だ?  
「・・・・・・」  
 
帰宅後、古泉から電話がかかってきた。  
『なぜクラリネットから全く音が出なかったのかわかりました。それは・・・・・・』  
説明しようとした刹那、横でシャミセンと遊んでいた妹の脳天気な歌声が聞こえた。  
「お〜ぱっきゃらま〜ど〜 ぱっきゃらま〜ど〜 ぱおぱおぱんぱんぱん♪」  
ああ、そういうことか。  
『そういうことです。涼宮さんにとってクラリネットとはそういうもののようですね』  
 
それは分ったが長門よ、結局お前は一体何がしたかったんだ?  
 

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