「カミソリシュートッ!」  
 
天と地に響けと力いっぱい叫びつつ、ビーチボールをアタックするのは我らがSOS団部長、涼宮ハルヒ  
小生意気にもハルヒは桜色のビキニ、健康的に見えるのはあいつの精神年齢の低さのせいかな?  
 10mくらい離れていれば、青い空と海の似合う美少女に見えなくもない。  
 
「あわわわっ」  
 
 飛んだボールをトスしようと水を掻き分ける、が転ぶ朝比奈さん  
 フリルのついたワンピースタイプ水玉模様使用だ、可愛いという言葉を正しく使いたいなら彼女に用いれば間違いはないだろう  
 わが精神安定剤にしてカンフル剤。  
 
「ふむ」  
 
 朝比奈さんが取り損ねたボールを絶妙の力加減で返す古泉  
 海パン  
 こいつはどうもでいい。  
 俺はSOS団の高水準さ(野郎を除いて)に頬を緩めた。  
 と、尻に何かが触れる感触  
 
 ぎゅう  
 
 あぁ長門、お前もかわいいよ。  
 ハルヒコーディネートのスク水が目に眩しい、ビューティフルだ。  
 だから尻をつねるな、力を込めるな、ねじ切るな。  
 
 
       長門ユキの牢獄2  
 
 
 我等SOS団部は今、海に来ていた。  
 ただの海水浴ではない、家族連れとカップルがごった返す平凡きわまる海水浴場だ。  
 なぜこんな所にいるのかというと、もちろん目の保養などではない  
 エンドレスエイト、この狂った世界をぶち壊すためだ。  
 今年の夏はすでに孤島で海水浴を楽しんでいるが、あそこは静かな孤島のプライベートビーチだ。  
 ハルヒは形式にこだわるタイプだ、あいつの偏見と火薬の詰まった頭には海水浴というならこっちの方がしっくりくるだろう  
 俺が長門たちの水着姿が見たかったからでは断じてない、一週間後の天気予報くらいには信じてくれるとうれしい。  
 
 誘うのは簡単だった。  
 昨日、ハルヒに電話で「海に行かないか?」と誘ったら0.2秒で「行く!」と力いっぱい叫びやがった。  
 その後、集合時間や持ち物の打ち合わせしている時からハルヒのテンションは天井知らずに上がりっぱなしだった。  
 会話のキャッチボールを成立させるだけでも苦労したが最後の方では  
 
「今から行くわよ、キョン?」  
 
 と言い出しそうな気配を俺の鍛え抜かれたハルヒ迷惑レーダーが感知したので強制的に切った。  
 だが次の日、長門や朝比奈さん、後ついでに古泉の姿を見て急に不機嫌になりやがった。  
 
 何故?  
 
 まぁハルヒの行動を予測できるものは全人類どころか全宇宙にも存在しないみたいなので気にしないでおく。  
 ともかく、俺たちは日の昇りきる前から電車に乗り、10時ごろにはそこそこ有名な海水浴場に到着した。  
 道中でのハルヒの奇行は書かないでおこう、それで俺の気が晴れるわけでもないしな。  
 とにかく俺がパラソルを砂浜に突き刺したころにはハルヒの機嫌も直っていたのでひと安心だ。  
 
 そして今、俺は程よく膨れた腹をさすりながらビーチパラソルの影で休んでいる。  
 
 団長に命じられ、浮き輪やベッドを酸欠になりながらも膨らませたり  
 朝比奈や長門によって来る野郎どもを追い払ったり(ハルヒは必要なし)  
 くそまずいラーメンを海の家で食べたりと忙しかったが、やっと一休みできた感じだ。  
 
 と、そこへ  
 
「あんた、暇そうね。」  
 
 遠慮というもの子宮に忘れてきた女が近寄ってきた。  
 
「暇というならここにいる奴等のほとんどがそうだろう。」  
 
 暇でもなければわざわざ塩水につかりに来る奴などいない  
 ハルヒは俺の返事を聞いて大きくため息をつきやがった、失礼なやつだ。  
 
「こんな美少女がわざわざ声をかけてるんだからもっと喜びなさいよ、無愛想キャラがもてるのはアニメか漫画の中だけよ。」  
 
 余計なお世話だ、とっとと用件を言え。  
 
「ふんっ、まぁいいわ。」  
 
 そう言うとハルヒは、俺のハルヒ迷惑レーダーが最上級の警報を鳴らしそうな微笑を俺に見せた。  
 ハルヒはベッド形の浮き輪を俺の横に置き、自分もその上にうつぶせに寝た。  
 そして背中のビキニの紐を解き、俺の顔を挑発的に見ながら言いやがった。  
 
「あんたには特別に私にオイルを塗る権利をあげるわ」  
 
 自分の手にした幸運に神様とハルヒ様に感謝しなさいといった感じだ。  
 だが、俺といえばこの状況に困り果てていた。  
 
(海に来たことは何回かあったがこんなパターンは初めてだ。どうする俺?)  
 
 そう、海水浴自体は何回か来ているのだ(この海水浴場は初めてだが)  
 繰り返される夏の記憶にない事態に多少、戸惑っていた。  
 そんな俺の逡巡を見て何を思ったのか、ハルヒは顔を少し赤らめて  
 
「早くしなさい、団長命令よ!」  
 
 軽く、半径50メートルに響きそうな声で言った。  
 まったく、周囲の好奇と侮蔑の視線が痛いことこの上ないね。  
 ふん、まぁいいさ。  
 団長命令というなら仕方がない全力で持って余すところなくオイルでヌレヌレにさせてもらいましょう  
 
 薄く微笑みつつ、ハルヒのすでに薄く小麦色の背中ににじり寄った。  
 俺のやる気を見て取ったのかハルヒは顔を浮き輪にうずめた。  
 俺はサンオイルを両手にたっぷりと盛り、ハルヒの背中にゆっくりと触れる。  
 
「あっ」  
 
 俺の手が触れた瞬間ハルヒが色っぽい声を出す。  
 手を止め無言の態度で、やめるか?と聞く  
 
「つ、つづけなさいよっ!途中でやめたらひどいんだからっ」  
 
 まぁ、いまさらやめてなんて言われてもやめないけどさ、そう思いながら俺は手の動きを再開した。  
 ゆっくりと、丁寧に、時間をかけてに背中にオイルを塗る。  
 
「…なんか、やけに上手ねあんた。」  
 
 ハルヒのどこか釈然としない発言を聞き流しながら俺はオイル塗りを、というか愛撫を強める。  
 肩甲骨を触れるか触れないかで焦らし、骨の浮き出る脇腹を滑らかになでる。  
 
「…ん、………ふぁ」  
 
 ハルヒが俺の一挙一動に敏感に反応する様は感じるものがあり、ついつい本気になりそうだった。  
 一通り背中を攻め終えた俺は首筋を優しくなでまわし、脇の下、さらにはつぶれた双胸の端へと攻撃の場所を移す。  
 
「あっ、だめっ……んっ」  
 
 敏感な場所を触られたハルヒは背中軽くそらせる。  
 おいハルヒそんなかっこうで動くと胸が見えるぞ、そう言おうと半笑いの口を開きかけた所で  
 
 辺りがいきなり薄暗くなった。  
   
 なんだ?と振り返ってみると  
 
 
  波と目が合った。  
 
 そこには2メートル級の津波が俺の目の前、ほんの数十センチの世界で存在していた。  
 あまりの事態に固まる俺にお辞儀するように、視界いっぱいの波が倒れてきた。  
 
 一瞬で海水に飲まれた俺は波と波の間に、ハルヒの胸に二つのポッチを見た。  
 
 
 
 
 節々が痛む体に鞭を打ち、起き上がってみると  
 
 そこには阿鼻叫喚といった表現をいやでも使いたくなるような光景が広がっていた。  
 
 俺達の他に5,6組、波に飲まれたようで浜辺に投げ出されている。  
 もっとも不思議と全員生きているようではあるが  
 
 俺は奇跡的にも難を逃れた朝比奈さんを見つけると、比較的近くに転がっていたハルヒを押し付けて海の方を見た。  
 沖のほうを見るとそこには犯人が浮き輪を使ってぷかぷかと浮いていた。  
 俺の視線には気づいてるはずだが、私は何も知りませんといった感じであさっての方向を見ている。  
 俺は苦笑しつつ、海に入ると長門へ向かって泳ぎだした。  
 
 
「ぷはっ」  
 
 俺はやっとのことで捕まえた浮き輪に体重を預け、大きく息を吸った。  
 本当ならもっと早くに捕まえることができた  
 だが、こいつが俺の近づいた分の距離のから正確に2分の1づつ遠ざかるものだからとんだ遠泳になってしまった。  
 
 もちろんそんなことを普通の人間ができるはずも無い  
 そうだよな、長門  
 
 その長門はというと、俺に背を向けたまま無言で俺にプレッシャーをかけてくる。  
 しょうがないな、と苦笑して俺は後ろから長門の肩を抱いた。  
 
「悪かったな。」  
 
 もちろんさっきの津波は長門の仕業だろう  
 何故あんなことを?  
 というのも分かる、ただの嫉妬からだ。  
 
 先ほどの俺とハルヒの姿が長門にはいちゃついてるように見えたのだろう。  
 と考えていた俺の息子を、海パン越しに小さな手がつかんだ。  
 長門はゆっくりと振り向くと冷徹に言い放った。  
 
「勃起している」  
 
 それは男の悲しい性と言うものだ、長門  
 
「そう」  
 
 まるで虫けらか塵を見るような、絶対零度が暖かく思えるような眼差しで俺を見据える。  
 そして俺の息子を掴む力が強くなる。  
 
「ごめんなさいもうしません赦してください調子に乗ってました猛省します」  
 
 考え付く限りすべての謝罪の言葉を息もつかずに使うが、それでも俺の息子を掴む力が弱まることはない。  
 そろそろ使用不能になるかも、といった考えが脳裏に浮かんだとき、俺はついに観念した。  
 
「俺が好きなのは、長門だけだ」  
 
 こんな台詞、俺のキャラじゃねぇな  
 目を瞑り多少顔が赤くなっていることを自覚しながらそんなことを考えていると  
 ふっ、と息子が圧迫感から解放された  
 目を開くとそこには、うれしそうに少しだけ顔をほころばせる長門  
 
あー、かわいいぞこんちくしょー  
 
 俺は体を寄せ顔を近づける、長門も応えるように瞼を閉じ顔を寄せる。  
 
 フレンチキスから入り、ディープへ  
 
 一分ほど唾液交換を楽しみ、口を離す  
 いい感じに蕩けた表情の長門、わずかに開いた唇から熱い吐息がこぼれる  
 その熱に喜んで感染した俺は体を支えていた右腕を使い、長門のあごに添える  
 
 そして顎や首元を、撫でるように愛撫する  
 
「…ん」  
 
 まるで猫のように悶える長門  
 堪らなくなった俺は、長門の唇にできた僅かな隙間に人差し指を挿し込んだ  
 
「!」  
 
 一瞬驚くも、すぐに受け入れる長門  
 自らずぶずぶと指を咥え込む。  
 俺といえば長門の口内の柔らかさと暖かさに肉棒がさらに硬くなるのを感じた。  
 そんな俺の表所見て何を思ったのか、長門は俺の指を愛撫しだした。  
 
 唾液に塗れた舌が俺の指を嘗め回す。  
 指から伝わる刺激は激しく、背骨が蕩けるような快感が体を支配した。  
 
「くっ」  
 
 思わず引き抜こうとした俺の指を、長門の甘噛みが止める。  
 長門の整った歯が、触覚と痛覚の中間の感覚で俺を攻める  
   
 とその時、長門は海パンの中の肉棒に手を伸ばした。  
 先程とは違い、優しく俺の竿を握り、しごく  
 長門のやわらかくて綺麗な手が、俺の汚いものを愛撫している  
 その事実が、感じる快楽を倍増させた。  
 
 指と股間を同時に攻められ、限界が近くなった俺は思わず声を漏らした  
 
「つっ」  
 
 無様にも漏れた俺の声を聞くと、長門は陰茎から手を離した。  
 股間から送られる快感の中断にこれで終わりか?  
 そう思った時、今度は咥えられっぱなしだった指が離された。  
 呆然とする俺を見た長門は、小さく頷くといきなり水中に潜った。  
 
 ザブッ  
 
 海に消えた長門を、残された浮き輪と共に待っていると  
 
ズルッ  
 
 突然海パンがずりおろさた  
 抵抗する暇も、身構える余裕も無い、  
 そして一瞬の隙に、膨張しきった俺の息子はぱくりと咥えこまれていた。  
 もちろん魚などではない、長門の仕業だ  
 まさか水中で口淫とは、さすが宇宙人やることが違う。  
 
「…………っ」  
 
 馬鹿なことを考えてる間に、長門は口撃を開始した。  
 口に海水を含みながら陰茎を小さな唇でしごき上げ、手は睾丸を攻め立てる。  
 俺の視界には透明度の高くない水の中にゆらゆらと蠢く物、長門の髪が見えるだけだ  
 
「っ」  
 
 先程までで十分勃起していた肉棒は、宇宙一の娼婦にあっという間に発射寸前にされていた。  
 青い空の下で射精する事に俺の常識が非難の声を上げるが、そんな物は本能の一発で完全に消滅した。  
 俺は長門の頭をやや強引に掴むと、自ら動き出した。  
 突然の凶行に僅かに暴れる長門、だがそれすらも快楽にして俺は腰を振った。  
 
 程なく限界を感じ、肉棒をを限界まで長門の口の中に埋める  
 息子の先端に、長門ののどちんこを感じた瞬間  
 俺は溜まったものを怒涛の如く放出した。  
 
 ドクンッ  
 
「うっ!」  
 
 あまりの快楽に思わず口から声がこぼれた。  
 そしてあまりの量に、そして直に喉に出される感触にピクピクと震える長門の頭  
   
 全て出し終えると同時に、俺は長門の頭を掴んだ手を離した。  
 すごい勢いで俺の眼前に浮上する長門の影  
 
「ぷはっ」  
 
 さすがに水中フェラはきつかったのだろう  
 水面に出ると同時に俺につかまり、長門にしては大きく息を吸った。  
 そのまま俺に全体重を預けるように、強く抱きついてきた。  
 多少の罪悪感もあった俺は優しく背中をさすってやる。  
 
「大丈夫か?」  
 
 今更やさしくなる俺を長門は少しだけ白い目で見た後、呟いた。  
 
「塩辛かった」  
 
 あー、当然だな。ここ海だし  
 そんなこと考えながら背中をさすっていると、突然長門が俺の片足に脚を絡めてきた。  
 一瞬驚いたが、理由はすぐに分かった。  
 というか、顔を真っ赤にして股間を擦るように腰を動かす長門を見れば一目瞭然だった。  
 考えれば、今日長門は快感を与えてばかり、快感を受けるほうは全然だ  
 大方、俺のモノを咥えていたら、アソコが熱くなっちまったのだろう。  
 
 この淫売が。  
 
 俺は、背中に廻した腕を使い、長門を抱き上げる  
 そしてもう片腕を長門の可愛らしいお尻に廻し、股間の部分の水着をそっと引っ張る。  
 長門に目だけで確認を取る。挿れるぞ、と  
 長門は常人には理解できない角度、首を傾け肯定の意を示した。  
 
ぐちゅっ  
 
 と挿入の瞬間に音が自分の内側を通って聞こえてきた。  
 俺はいきり立った息子を長門の最奥まで、ゆっくりと突き入れた。  
 海水のおかげか長門の愛液のせいかは不明だが、抵抗はさほど感じなかった。  
 
「あはっ」  
 
 自分の体内に俺の肉棒を感じたのか長門は惚けたように口を開き、嬉しそうに喘いだ。  
 まったく、お前がそんな声あげて俺がまともでいられると思ってんのか?  
 普段無表情でまともにしゃべらないお前がそんな顔しやがったら、俺の理性なんて一瞬で砕け散ることをそろそろ覚えてほしいね。  
 
 ぐっ!  
 
「くぁっ」  
 
 長門が耐え切れず天を仰ぐ、まぁみっちり奥まで詰った状態でさらに抉り込まれたらそうなるか  
 もちろんそこで止まるほど今の俺は優しくはない  
 長門の柔肉を抉るために、海水を掻き分け強烈なピストンを開始する。  
 
「ひぃ、くぁ、ぎっ、うぁあっ」  
 
 暴れる長門を力いっぱい抱きしめることで抑えつける。  
 俺たちの周りの海水は激しい運動で水面が揺れていた、もしかすると遠くSOS団の誰かが見ているかもしれない  
 そんな考えが頭の片隅によぎったが、それすらも俺を絶頂へと高める要素になっていた。  
 
「あっ、がぁ、ぐっ、んあっ」  
 
 長門がさらに大きな声で悲鳴とも喘ぎ声ともつかない声をあげる。  
 いつもより声が大きいと感じるのは青姦だからだろうか?  
 いい加減俺のほう限界だった、早くこの媚肉を俺の白濁したもので染め上げたい  
 それだけしか考えられなくなっていた  
 
「長門、いくぞっ」  
 
 長門の形のいい耳に囁いた後、噛み付く  
 長門の返答は、力のこもった抱擁と股間に感じる締め付け  
 俺は溜まりに溜まったものをためらいなく吐き出しだ。  
 
「「―――――――――――――――――ッッ!!!!」」  
 
 俺と長門は同時に達し、声無き叫びが空気を振るわせた。  
 俺から長門へ吐き出されるものに脳裏が真っ白になるのを感じながら、それでも俺は長門を離さなかった。  
 
 
 
「なぁ、長門」  
 
 余韻が過ぎ去り、跡がつくまで抱き合った手を離して俺は長門に尋ねた。  
 長門は視線だけで、何?と俺に聞いてくる。  
 俺は胸に満ちる愛情と不安を隠しながら、ゆっくりと口を開いた。  
 
「………俺の海パン、どこだ?」  
 
 一瞬、時が止まった。  
 
 たらり  
 
 長門よ、お前とは長い付き合いだがマンガ汗をたらすところは始めて見たよ。  
 
 
END  
 

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