「・・・・、・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・。」  
 
俺の意識は今、現実と夢の境界を漂っていた。  
家では妹、学校では我侭自己中心女のせいで俺の安息の場所は夢の世界だけだ。  
 
「・・・っ、・・・・・・、ふぁ・・・・・・んっ、・・・・・・。」  
 
その夢の世界からも見放されたようだ。  
今、俺の意識は現実に向けて覚醒している。  
 
「・・・・・・んぁ、こんなに・・・・・・ぴくぴく・・・・・・して、」  
 
だがそんなことはどうでもいい、  
一番の問題はこの熱さだ、体が熱病に犯されているかのように熱い。  
特に、一部が。  
 
「・・・硬くて、・・・・・・・・・とても熱い。」  
 
そう、とても熱いんですよ。  
 
・・・・・・・・・・・・・・・・え?  
 
「きゃっ。」  
 
 
瞬間、驚愕に身を震わせたると、可愛い悲鳴が聞こえてきた。  
この声、とても、とても聞き覚えがある。  
今年度癒し系アイドルNo.1、主に俺の中で  
 
「あ、朝比奈さん?」  
 
「ふぁい?」  
 
貴方わたしのペニス咥えて何してんですか。  
 
 
 
               朝比奈ミクルの誘惑  
 
 
 
「ふぁい?あんとれすぅれ。ふぉてもいいにくいことなんれすけろ。」  
 
とりあえず咥えてるモノを離してください。  
舌が当たるたびに頭の中がスパークするんですから。  
 
「ん。」  
 
カポッ  
 
「ぷはぁ、もう、おきすぎです。」  
 
指で弾かないで下さい敏感なんですから。  
 
「えぇーとですね、何でしたっけ。」  
 
むしろ俺が聞きたいです。  
だいたいここは何処ですか?  
いえ、やっぱりいいです。なんとなくわかりました。  
ピンクの照明、丸見えのバスルーム、今にも回りそうな丸いベッド  
ここはいわゆるひとつのラブホテルという奴ですね。しかもなんか王道臭いですね。  
 
「はぁい、正解です。」  
 
先走り汁と涎にまみれた笑顔も美しいですよ、朝比奈さん。  
でも、どうして俺はこんなところに?なぜに私は裸ですか?  
 
「あーと、ですね。」  
 
朝比奈さんが言いよどむ、俺はその姿にかすかに違和感を持った。  
だがその疑問が氷解する前に、朝比奈さんが答えた。  
 
「ラチっちゃいました。」  
 
とんでもないこと軽く言いますね、朝比奈さん  
あぁ、思い出してきた。  
今日、朝の下駄箱に入ってましたね可愛い手紙が朝比奈さんの名前入りで。  
そして猿並みに学習能力のない俺がのこのこと人気のない所へと。  
 
「ふふ、そんなところです。」  
 
未来ではどうか知りませんけど現代日本ではラチはうるさいですよ。いろいろと、  
多少の皮肉をこめて言う。  
―――と、そこで朝比奈さんスーツ姿を見てをさっきの疑問が解けた。  
 
「朝比奈さん、あなたは未来の朝比奈さんですか?」  
 
「今ごろ気付いたんですか?キョン君て、時々抜けていますよね。」  
 
何年たとうが変わらない童顔、それなのに身体は豊満な大人のもの。  
相反する属性が混在する神の作りし芸術品、朝比奈みくる(大)  
わき道を直進する思考を元に戻す。  
それで、またハルヒが何かやらかしたんですね。  
今度は何処で事件ですか?過去ですか?未来ですか?  
いえ、まずここは現代ですか?  
 
「疑問符が多いですね。」  
 
いつのもの子犬的な朝比奈さんはそこには無く、妖しく微笑む女狐を幻視した。  
朝比奈さん(小)には無い魅力ですね、朝比奈さん(大)  
 
「まず、ここは現代です。ちなみにここは市外にあるラブホテルです。  
 それからハルヒさんはカンケー無いといえば無いです。」  
 
?  
 
ハルヒが関係ない?  
それはおかしい、朝比奈さん(大)は必要なときにしか姿をあらわさない。  
なぜならここには朝比奈さん(小)が活動しているから。  
用事もなしに現れるはずがない。  
 
「・・・でも、ちゃんと仕事できてますよ。今回の調査内容はキョン君、あなたです。」  
 
俺?  
自慢ではないが俺は良識あるまともな普通人ですよ。  
未来人と宇宙人と超能力者、あとおまけに超自己中女の知りあいならいますが。  
調査して得するようなこと無いはずですが?  
 
「そう、あなたは何処の勢力にも属さない普通の高校生。」  
 
そのとおりです。  
 
だが俺の答えを聞いて朝比奈さんの目が揺れる。  
 
「でもその普通の高校生は、感情のないはずの有機アンドロイドを篭絡させ、機関一の切れ者と友情を結び、  
 ハルヒさん心の氷をを溶かしていきました。」  
 
・・・・・ハルヒだけ形容する言葉がないことを笑うべきなのだろうか。  
 
「それにわたしも・・・・・。」  
 
朝比奈さん(大)が熱く潤んだ目で俺を見つめる。  
見詰め合った視線は口、あご、首と少しづつ下がっていく。  
 
「上は、そんな普通の高校生に興味を持ちました。そして、わたしが派遣された。」  
 
さらに胸、みぞおち、ゆっくりとゆっくりと下へ  
 
「わたしの任務は、キョン君のDNAサンプルの採取。」  
 
そして朝比奈さんの視線は、いまだに剥き出しの陰部へとたどり着く。  
会話の最中に萎えてもよさそうな物だがいぜん硬さを保ったままだ。  
 
「それも、なるべく新鮮で活きのいいのをね。」  
 
ゆったりとした動きで手を伸ばし、愛おしそうに竿を撫でる手  
触るか触らないかの絶妙の感覚にゾクゾクする。  
 
「いいんですか?任務のことをはなして、いつもなら――」  
 
「――禁則事項ですか?大丈夫です。特例事項です。」  
 
特例?と疑問を挟むまもなく俺の股間に顔を埋めようとする朝比奈さん  
 
「と、いうわけでいただきますね。」  
 
最後にハートマークがつきそうな笑顔を向けてくる朝比奈さん  
ところで先ほどから体がうまく動かないし、熱いんですけど、一服盛りました?  
 
「はい、弛緩剤と媚薬をたぁーっぷりと。」  
 
・・・いい笑顔ですね輝いてますよ。  
後遺症が残らないことを期待しますか。  
ちなみにはあなたの顔も赤いのはもしかして?  
 
「はい、試しに飲んでみました。」  
 
潤んだ瞳で失敗しちゃいました、と笑う彼女。  
相変わらずのドジッ娘ぶりになぜか安心する。  
 
「・・・・・・・・・だから、もう、がまんできません。」  
 
その言葉が終わると同時に竿にむしゃぶりつく、一気にカリまでを口に含み、口内で裏筋を舐めまわす。  
さらには頭に回転をくわえカリ裏を刺激する。  
薬により徹底的に感度を上げられている俺はそれだけで果てそうになる。  
 
「くっ、・・・・・・うぅ」  
 
歯を食いしばって快楽の波に耐える、それを―――  
 
「うわぁ、キョン君て感じてる姿、色っぽいですね。」  
 
―――朝比奈さん(大)は許しはしなかった。  
一瞬の隙に、尿道に舌が差し込まれる。  
常時には痛みにしかならないような行為でも今の俺には激しい快感だ。  
真っ白になりそうになる波を動かぬ体をゆすって快楽を逃がす。  
一度口を離し艶美に微笑む朝比奈さん(大)  
 
「ぷはぁっ、ふふっ、ぴくぴくしちゃって可愛いですよキョン君。」  
 
今度はまるでアイスキャンディーでも舐めるようにぺろぺろと竿、カリ、鈴口を舐める。  
朝比奈さんの小さな舌が醜悪な俺のペニスをなめている、その事実がさらに追い込む。  
 
「・・・あ、朝比奈さん、・・・おれ、・・・もう」  
 
早漏というなかれ、こっちは童貞+お薬なのだ。  
いうなればボクシングのヘビー級チャンプを二人同時に相手をするような物だ。無謀極まる  
朝比奈さんはそれだけでわかってくれたのだろう、顔をあげて言った。  
 
「ん、くはぁっ、わかりました、それじゃあ一気にいきますね。」  
 
はい?と思う暇もなく朝比奈さんは行動に出た。  
口を大きく開いて息を吸い込む、そしてそのまま一気に口におさめた。  
気付いたときには先端が朝比奈さんの喉奥を犯していた。  
ゴリゴリと喉に刺さる異物に朝比奈さんは涙目になりながらも、陰毛ごと根元まで飲み込んでいた。  
少しだけその顔を観察する。  
紅い健康的な唇は妖しく濡れ、桃色の肌には珠の汗、上気した頬はトマトを思い出させる。  
中でも一番淫らしい光を放つのはその瞳だ、焦点のあってない蕩けた瞳が上目遣いにこちらを見上げる。  
瞳には、歓喜と好奇心が一杯に詰まっていた。  
尻を振り、俺の息子をくわえるその姿は朝比奈さん(犬)といっても差し支えなかった。  
俺が失礼なことを考えてる間に、朝比奈さんはゆっくりと肉棒を吐き出した。  
 
ジュプ  
 
そしてカリのあたりで止まり、また飲み込む。  
少しずつ、だが確実に速くなっていく。  
 
 
―――ジュプッ、ジュプッ、ジュプッ  
 
スピードが上がるたびに確実に俺は追い詰められていく。  
 
「くぅ、うわっ、そんっ。」  
 
ジュッジュッジュッジュッ  
 
それでも朝比奈さんのスピードは限界知らずに速くなる。  
ピストン運動の間から見える陰茎には涎と先走り汁の混じった液体がてかてかとたれている。  
朝比奈さんには限界がなくても、俺はもう限界が近かった。  
 
「――あっ、あさひな、さんっ!、おれっ、おれもう!」  
 
顔を離してくれというニュアンスをこめ、息も切れ切れに言う。  
その言葉を聞いた朝比奈さんは、ペニスを咥えたまま妖しく笑うと―――  
 
ずずずずずずずずずずっ  
 
―――マックシェイクなら3秒で吸い尽くせるようなバキュームをした。  
 
予想外の行動に自制心という箍が外れ、頭が真っ白になる。  
 
「――――――でるっっ!!」  
 
その言葉と共に白濁した液を朝比奈さんの喉奥に解き放つ。  
 
ドピュ!、ピュッ!、ドピュ!、ビュッ!  
 
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」  
 
放出された大量の精液、その全てを飲み干そうと必死に嚥下する朝比奈さん(大)。  
 
ビュッドピュ、ビュッ  
 
勢いを失いつつも射精はつづく、俺自身こんなに大量に出したことがないので不安になる。  
朝比奈さんの口の隙間から精液が漏れ、あごを汚す。  
 
ビュッ、・・・ビュ  
 
ようやく、止まる。  
射精の瞬間に伸びきっていた手足が緩み荒い息を吐く。  
 
「はぁ、はぁ、・・・はぁ、・・・はぁ、・・・・・・あ、朝比奈さん?」  
 
いまだ咥えたままはなさい朝比奈さんに声をかける。  
ゆっくりと髪をかきあげつつ朝比奈さんが顔をあげる。  
 
「ふぁい。」  
 
くぐもった返事を彼女がする、開いた唇から精液がたれた。  
朝比奈さんは慌てて掬い取ると、もったいないとでも言うように舐めとり、嚥下していく。  
白濁したミルクを舐める、世界一淫らな子猫、そんな言葉が脳裏をよぎった。  
 
ビクンッ  
 
下腹部に血が集まるのを感じて股間を見ると出したばかりだというのにすでに硬さを取り戻していた。  
 
「すごぉい、あんなに出したのにもうこんなに・・・、若いっていいですねぇ。」  
 
 
朝比奈さんを見ると顔を赤らめて股間を凝視していた。  
いえいえ、あなたも十分に若いですよ。  
とにもかくにも、もう精液の採取は完了したし開放されるだろう。  
そんな事を考えていると。  
 
「じゃあ、そろそろ本番ですね。」  
 
朝比奈さんは、おもむろにスーツのボタンをはずし始めた。  
 
「あ、朝比奈さん!もう十分に採取したですよね、何で服を脱ぐんですか!」  
 
俺はスーツを脱ぎ、さらにスカートのチャックに手を伸ばしていた朝比奈さんに問い掛ける。  
 
「あはっ、全部飲んじゃいましたー。」  
 
満面の笑みで、それこそ天使のような顔で答えてくれる朝比奈さん。  
わざとですか、わざとなんですね。  
 
「はい、わざとです。」  
 
彼女はゆっくりとジッパーを下げつつあっさりと答える。  
 
「それじゃあ、キョン君はしてみたくないんですか?」  
 
ついにホックがはずされ、腰からスカートがすらりと落ちる。  
視線がくぎづけになり、喉が音を鳴らして唾を飲み込む。  
その視線に気付いているであろう朝比奈さんはストッキングに手をかけ、おろしていく。  
 
「私を貫きたくないんですか?子宮をえぐりたくないんですか?」  
 
ストッキングがはずされ、産毛すらない細くてすらりとした生足が姿を見せる。  
俺の目の前にはブラウスとパンツだけの朝比奈さんがいた。  
 
「私を犯したくないんですか?陵辱したくないんですか?」  
 
ブラウスの上2つのボタンをはずしながら俺の腹をまたぎ、仁王立ちする朝比奈さん。  
俺には見上げるだけしか出来ない。  
良く見ると、朝比奈さんの純白のパンツはすでにぐっしょりと濡れていた。  
そのパンツにも手をかけゆっくりと、熟練のストリッパーのような動きで俺をじらしつつ下げていく。  
自分の息が異常なほど乱れているのが良くわかる。  
わずかに下げらたパンツと朝比奈さんの秘所を透明な糸がつないでいた。  
そして片足ずつ足を抜きパンツを脱ぎ終える。  
愛液が光る秘部は僅かに開き、赤々とした内部を妖しく見せていた。  
心臓がさらに鼓動を早め、全身に、特に下半身の一部に血を送る。  
 
「私はあなたとしたい。」  
 
ポイっと、丸めたパンツを俺の顔に落とす。  
パンツからは汗と雌の匂いがこもっており、俺の本能を活性化させる。  
というか朝比奈さん、ストリッパーのバイトでもしてるんですか?本職の動きですよ?  
俺が首を振りパンツをどけている間に朝比奈さんは動く  
ブラウス一枚の姿で膝をつき、腰を落とす。  
 
ピチョッ  
 
「熱いです、キョン君。」  
「くっ」  
 
俺の醜悪な物と朝比奈さんの花弁がふれあい、淫靡で湿った音を響かせる。  
俺は朝比奈さんの秘唇に触れるだけで快感を感じるが、朝比奈さんは動きを止めない。  
 
ジュル、ジュプッ、ジュッ  
 
「ふふっ、ん、しょっ、っと」  
「うわ、・・・うぉ」  
 
スマタの要領で腰を動かし、俺の陰茎を愛撫する。  
確かに、今まで感じた事の無いような快感を感じていたが、物足りなさも感じていた。  
そう、入れたい、挿入したい、ぶち込みたい、といった感情が強くなってくるのを抑えられない。  
そんな俺のあさましい欲望を見て取ったのだろう、  
朝比奈さんは口の端を吊り上げて妖しく、無邪気に笑う。  
 
「ふふっ、長門さんには悪いですけど。キョン君の童貞いただいちゃいますね。」  
 
?  
 
そこでなんで長門の名前が出てくるのか、快感に苛まれながらもきいてみた。  
 
「それはですねぇ。酷い話なんですよ。」  
 
腰を止めずに、プリプリと擬音の聞こえそうな感じで怒ったような顔をする朝比奈さん。  
 
「キョン君と長門さんたら、高校卒業したらすぐに結婚しちゃうんですもん。」  
 
はい?長門と俺が?何で、どうして、どうなって?  
 
「知りません、私が聞きたいくらいです。  
 まったく部活中にあんなに私のこと視姦しておいてですよ。まったく、酷いと思いませんか?」  
 
ジュッ、ジュッジュッジュッ  
 
感情の高まりを腰で表現する朝比奈さん  
快楽に負け、無条件に朝比奈さんに同意したいが、敵は自分だ、弁解しておくべきなのだろうか?  
てゆうか視姦て朝比奈さん、俺の視線に気付いてたんですか?  
 
「あたりまえです。あんな視線にさらされたらミジンコだってきづきます。」  
 
視線に気付かれていたとはしらなかった。  
そうですか、以後控えますね。  
ふふっ、と笑う朝比奈さん。  
 
「長門さんは、今もどこかで観察してるんでしょうね。助けを呼べば答えてくれるかもしれませんよ。  
 でも、呼ばない限り絶対にきません。彼女観察者ですから。」  
 
俺に顔を近づけ何処か挑発的につげる。  
そう、もしかしたらあいつならば見てるかもしれない、助けてくれるかもしれない。  
 
「どうしますか?彼女を呼びますか?」  
 
耳元で熱っぽい息を吐きつけながら、俺に問う  
・・・俺は  
少しだけ考えてから言葉にする。  
 
「命を狙われているならともかく、こんなところを助けてもらっても長門の顔を見るたびに投身自殺したくなるだけです。」  
 
「ふふっ、そうですね。それにもしかしたら長門さん、  
 今のあなたを見てオナニーしてるかもしれませんから、呼んだらかわいそうですよね。」  
 
長門がオナニー?  
いつもなら想像することすら出来ないそれは、なぜか鮮明に浮かび上がった。  
ビルの屋上、片手は胸を、片手はスカートの中に忍び込み自らの性感帯を弄る長門。  
上気した頬に、汗で顔に張り付いた前髪、荒く熱い吐息、  
遠くを見る目、その視線の先には俺と朝比奈さん。  
そんな光景が鮮明に想像できた。  
 
ぐぐっ  
 
「きゃっ、またおっきくなった。」  
 
朝比奈さんが、どう見ても可愛いとしか形容できないような怒った顔を作る。  
 
「女性としてる最中に他の女の人の事を考えるなんてひどい人ですね。」  
 
言葉と共に腰を止め、視線を下げる朝比奈さん。  
 
「もう十分みたいですね。」  
 
視線の先には愛液と先走り汁にまみれピクピクと衝撃する異物  
朝比奈さんはダッシュボードに手を伸ばすとコンドームを手に取った。  
包みを破り俺の陰部に装着しながらしゃべる。  
 
「今度はちゃーんと採取しますね。」  
 
完全に装着するが、俺としてはコンドームの感触をほとんど感じなかった。  
他のをつけたことは無いがこんな物なのか?  
 
「あ、それはですね、キョン君のにあわせて作ったオーダーメイドですから。」  
 
未来道具というわけですね、青い猫型ロボットの道具と同レベルのコンドームですか。  
 
「ふふっ、そうですね。・・・それでは、覚悟はいいですか?」  
 
どうせだめといっても結果が変わらないなら、その質問に意味は無いですよ朝比奈さん。  
それなら、徹底的に愉しみますよ。朝比奈さんこそ覚悟は出来てますか?  
 
「さすがですね、キョン君。」  
 
満足げに微笑んでから、俺の胸に片手をつく。  
もう片方の手で、俺の陰茎を握り位置を固定し慎重に位置を合わる。  
 
ヌチュ  
 
僅かに先端が入り込み花弁を押し広げる。  
朝比奈さんが俺の目をまっすぐ見る。  
 
「いきます!」  
 
宣言するように声を出し、一気に腰を落とす。  
 
ずぷっずぷぷぷぷぷっ!!  
 
一瞬でとろけた蜜壺が俺のペニスを吸い込む。  
 
「ふぁっ、はぁぁぁあぁぁぁ!」  
「うぁぁ・・・。」  
 
朝比奈さんが嬌声を上げ、俺がまのぬけた声を出す。  
俺のものは子宮の奥をえぐり、ミチミチと音が聞こえてきそうなくらいに締め付けられていた。  
しかも、ただ締め付けるだけではない。肉壁の一部一部が自由気ままに動き、俺を翻弄する。  
朝比奈さんの膣内の凶暴性に歯を食いしばって絶える俺に、声がかかる。  
 
「ふぁ、童貞卒業おめでとうございます。キョン君」  
 
朝比奈さんは俺に顔を近づけ、お祝いのキスをした。  
 
「それにしても、・・・キョン君の相変わらず大きすぎます。」  
 
朝比奈さんがわずかに腰を回すと、俺のが子宮の奥をゴリゴリと圧迫する。  
 
「はぁんっ、私のお腹キョン君で一杯ですよ。」  
 
快楽に思考の半分を犯されながら、考える。  
相変わらず、俺とは初めてのはずだ、なら未来の俺と朝比奈さんが?  
だが話によると俺は長門と結婚しているらしい。  
 
「まぁ、端的に表現するなら浮気です。」  
 
あぁ、朝比奈さん、それはつまりあれですか?  
未来の俺は失楽園ってるのですか。  
君を愛してるとか囁いて、背徳に酔う昼ドラの男みたいな奴なんですか?  
 
「はい、人でなしです。」  
 
朝比奈さんのあっさりとした言葉で、  
未来に対して絶望を抱けばいいのか、希望を持てばいいのか、わからなくなった。  
 
「そろそろ動きますね。」  
 
痺れを切らしたのか、朝比奈さんが聞いてくる。  
いいですけど、それは男のセリフですよ。  
 
ぬちゅ――じゅぷ  
 
ゆっくりと異物を引き抜いていく朝比奈さん。  
カリのあたりで止まり、またゆっくりと飲み込んでゆく。  
 
「・・・う、・・・ああ」  
 
暖かく、柔らかく肉棒を包む膣、それの悦楽はすさまじく、一度出してなければすでに果てていただろう。  
 
ジュプッ、ンチュ、ジュチャ、ヌチョ  
 
だがそれでもこの快感は俺の理性の回路を一本ずつショートさせてゆく。  
そしてそれに加え――――  
 
「はっ、あぁん、すぅごっ、あぅ、えぐっ、られるぅ!」  
 
甘い、とろけるほど甘い喘ぎ声が俺の脳内に侵入する。  
触覚と聴覚にじかに快感を送り込まれ、俺の肉棒がさらに白熱する。  
 
ジュッ、ンチャッ、ズパッ、グチュッ、ヌポッ  
 
「んあぁぁ!またぁあ、か、かたく、おおきく!あ、あぁ、あつく!」  
 
もはや朝比奈さんに、先ほどの大人の余裕的なものは一変も無く  
ただ快楽を貪るために腰を振る、雌犬がそこにいた。  
 
「ぐぁ、ぎぃ、すごっ、はぁ、おぉぉっ!がぁ!」  
 
だがそれは俺も同じだ。  
薬が抜けてきたのか、動くようになってきた腰で貫く、ひたすらに貫く。  
ブラウスの中で大ぶりの胸が跳ねる。  
騎上位に耐えれなくなってきたのか、俺の腹に手をつき体を支える。  
 
ジュッ!ジュッ!ジュッ!ジュッ!ジュッ!  
 
「あぐぅっ!ああぁ!つっ!きゃあぁ!」  
 
高速のピストン運動で俺たちの結合部からは湿った音が盛大に鳴り響く  
もう俺は限界だった、というか限界を超えていた、もう後少しでせき止めていた物を全部出してしまう。  
 
「だっ、だめだぁっ、もうっ、でっでる!」  
 
射精の感覚を朝比奈さんに告げる  
 
「だしてっ、膣内にっ!、いっぱいっ、いっぱい、だしてください!」  
 
情欲に染まった目が、射精をこらえる俺を捕らえる。  
ここに来て朝比奈さんは縦のピストン運動に回転をくわえる。  
 
じゅるっ、ぷちゅうっ!じょちゅっ!ぷちゃっ!  
 
予期しない刺激に最後の一線が切れた。  
後はもう出す、精巣にたまった精液その全てを出し切るのみだ。  
だが、無我夢中のうちにかろうじて動くそようになった手を、結合部に伸ばす。  
そのまま朝比奈さんの剥き出しの陰核をつねる。  
 
「―――――――――――――――――――――――!!!!!」  
 
それには彼女も予想外だったのだろう。  
弓の如くに背中をしならせ声にならない叫び声を上げる。  
 
「ぐぅぅっぅぅぅうぅ!」  
 
俺は全体が萎縮する膣内に精液を放つ。  
しかし、それは彼女には届かずにその存在を忘れられていたコンドームが受けきる。  
だがそれでも白濁液の熱が伝わったのだろう。  
 
「――――あ・・・あ、あついです。なかで、びくん、びくんしてます。」  
 
俺の胸に倒れこみ、荒い呼吸を静める。  
呆とした感じで感想を述べる、目は何処にも焦点が合わず、紅い唇からは涎が垂れていた。  
その様子に、もう一度、ドクンッと注ぎ込む。  
コンドームに入りきらなかった分がドロドロと二人の結合部を汚す。  
射精の恍惚から立ち直ってきた俺はその量に目を剥く。  
 
「・・・・・・すごい、2回目なのに。」  
 
朝比奈さんもその量に驚く。  
 
「薬の量を間違えたかなー。」  
 
怖いこといわないで下さい。  
 
ヌチャァァ  
 
朝比奈さんがたくさんの糸を引きながら腰を引き抜く。  
ぱっくりと開いた秘所は呼吸と共に煽動しており、大量の愛液が股をぬらしていた。  
そのまま朝比奈さんは手際よくコンドームを回収し口のところを縛る。  
 
「採取っと。」  
 
コンドームに何か書き込む朝比奈さんを見て俺は大きく息を吐き、ベッドに身を預ける。  
今度こそ終了だろう、そう思って目を閉じているとごそごそと何か音が聞こえてきた。  
なんだろうと思い、目を開ける。  
とそこには俺の肉棒に新しいコンドームをつける朝比奈さんの姿。  
 
「あ、朝比奈さん?そのコンドームは?」  
 
疲れた身体に鞭打ち、飛び起きて恐る恐る聞いてみる。  
彼女はしっとりと微笑みながらいった。  
 
「コンドームですか?まだまだ、ダース単位でありますからね。」  
 
ダース単位ですか。  
つまりあれですか、まだまだ搾り取りますよって事ですか。  
 
「はぁい、今日は紅い玉が出るまで続けますよ。」  
 
むしろ、限界まで出させるつもりですね。  
いいでしょう、そこまで言うなら勝負です。  
 
「キ、キョン君?」  
 
立ち上がった俺の顔に不吉な物でも見たのか、朝比奈さんは青い顔をして一歩下がった。  
 
俺が打ち止めになるかあなたが壊れるのが先か。  
あぁ、そんな怯えた顔をしないで下さい、嗜虐心がそそられるじゃないですか。  
大丈夫です。こちとらもう薬の力でびんびんですから。  
足腰立たないようにしてあげます。  
 
「えーと、・・・優しくしてね。」  
 
その言葉に俺は、美しい、本当に美しい孤を描くルパンダイブで答えた。  
 
「きゃ〜〜〜〜〜〜〜!」  
 
どこか嬉しそうな朝比奈さんの悲鳴がラブホテルに響いた。  
 
 
 
 
10時間後  
 
汗と甘い香りとイカ臭さが混じった部屋に俺は立っていた。  
 
「・・・・・・はぁ、はぁ、はぁ」  
 
危険な戦いだった。  
結局使われたコンドームの数は14個、本当に自分は普通の人間なのか疑問が残るが薬のせいにしておこう。  
とにかく戦いは俺の勝利に終わった。  
床には敗者の姿、力なく打ち捨てられた朝比奈さんがいた。  
酷いありさまだった。  
髪や口、胸、秘唇に菊座、体のいたる所にはみ出し零れ落ちた精液がこびりついていた。  
朝比奈さんは虚ろな目を見開き、どこか壊れた笑みを顔に貼り付けながら、たまにぴくぴくと衝撃している。  
その姿にまた肉棒が力を取り戻す。  
おいおい(汗)  
どうやって処理しようか(髪や口、胸、秘唇に菊座)悩んでいると後ろから声がかった。  
 
「キ、キョン君?」  
 
ぎこちない、どこか緊張を孕んだ声に振り返るとそこに朝比奈(小)さんがいた。  
だが、いつもとは違う所がある。朝比奈さんは無骨なサングラスをしていたのである。  
そして手に何か、小さい懐中電灯のようなものを持っていた。  
あ、見たことがある。たしか「M・I・B」で使われた記憶を――――  
そう考えた所で記憶削除装置が作動し俺の意識は闇に沈んだ。  
―――――これが特例事項ということか、そんなことを思いながら。  
 
 
 
 
 
 
翌日、俺はだるい身体を必死に引きずって学校に到着した。  
昨日の記憶は学校で終わっており、俺は気付くと部屋のベッドで寝ていた。  
どうやって帰ってきたのかも定かではないが、それ以上に気になったのが身体のだるさである。  
まるで1日中走りとおしたかのような倦怠感が俺を包んでいた。  
母親は登校不能の俺の言葉を信じずに登校を強制し今に至る。  
――と下駄箱のところで俺を待っている人物がいた。  
朝比奈さんである。  
 
「おはようございます、朝比奈さん。」  
 
軽くてをあげて挨拶すると、  
ビクゥッ―――といつもより5割増くらいに怯えた反応を示した。  
そのいつもとは違った態度に俺は疑問を抱いた。  
 
「どうかしたんですか?」  
 
優しくたずねる  
 
「だ、大丈夫です。それよりも、キ、キョン君身体に変なところとかありませんか?」  
 
はぁ、以上にだるい以外はなにもありませんが?  
 
「そ、それならいいんです。」  
 
立ち去ろうとする朝比奈さん、俺が声をかける前にもう一度、自ら振り向く。  
 
「なんにもおぼえてないですよね?」  
 
何か決意とかを感じ気圧されつつ答える。  
 
「何の話ですか?」  
 
俺の答えと顔を見て満足げに頷き  
 
「それならいいんです。」  
 
安堵の息をついて今度こそどこかへ行ってしまう。  
 
?  
 
置いてけぼりの俺はただ疑問符を浮かべるしかない。  
 
 
 
授業中はずっと寝て過ごして一気に放課後へ。  
多少は回復したがまだだるい、部室で休んでから帰ろう。  
朝の不審な朝比奈さんを忘れて歩き出す。  
すぐに部活棟の建物が見えてきた。  
ノックをしてドアを開け、0.03秒で後悔した。  
 
吾は面影糸を巣とはる蜘蛛―――――ようこそ、この素晴らしき惨殺空間へ  
 
そんな感じだった。  
ただ長門が一人本を読んでいるだけなのに、そこは異空間だった。  
 
「よ、よう。」  
 
勇気を振り絞り、いつもどうりに反射的に挨拶をしてしまった。  
 
ギュン  
 
その瞬間部屋の密度が2、3倍になった気がした。  
一瞬帰ろうかと悩むが却下した。  
今長門に背を向けるのはなんだか致命的な気がしたからだ。  
というわけで椅子にゆっくりと、なるべく音を立てないように座る。  
しかし、ただそこに座っているだけで体力と精神が磨り減っていくような気がした。  
少しづつ暗くなっていく視界の中、長門のほうを横目で見る。  
いつもどおりの無表情。しかし、負の感情を一点に集めたかのような黒さと迫力があった。  
視線に下に逸らし、ほんの表紙を見る。  
 
世界残酷拷問大全 〜日常で使える必殺テクニック〜  
 
拷問なんだから必ず殺したらだめだろ。  
そんな事思いながら俺は意識を失った。  
 
              
 
         了  
 
 

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