放課後、いつものように俺は文芸部室のドアをノックする。  
無音。  
誰もいないのか?  
ハルヒも授業終了後「先に行ってて!」とどこかに走り去ったが。  
仕方ない、一人でネットでもしながら誰か来るのを待つか。  
ドアを開けると見慣れない光景が飛び込んできた。  
 
長門が、いつものように読書…ではなく、机に突っ伏している。  
「おい、長門…」  
1.5秒程のタイムラグののち、宇宙人製アンドロイドはゆっくりと顔だけ動かし  
俺を見た。  
これまた見慣れない長門の顔だ。  
何というか、精気がない。  
表情こそいつもの無表情だが、顔色が青ざめ目も濁っているように見える。  
朝倉との死闘の後もこんな顔にはなっていなかった。  
「……………」  
「ど、どうしたんだ。具合でも悪いのか?」  
長門は唇を2,3度震わせてから話し出した。  
「……私はあなたたち有機生命体と、ごく近い構造に造られている」  
声もいつもと比べて張りがない気がする。  
「周囲から不自然と認識されないよう有機生命体の身体的生理的現象も酷似している」  
ん? すると人間の懸かる風邪でも引いたのか。  
それとも長門にも月のモノが来るってことか?  
「……性欲」  
「………!?」  
 
「私は現状、非常に強い性欲に苛まれている。  
有機生命体のデータベースを検索したところ短期的な解決方法は2つ。  
自慰と性交」  
い、いやまぁ、それはそうだが、槍(?)に刺されて流血しても「平気」  
と言ってた長門がまさか溜まってるからってこんな状態になるとは…  
「自慰は毎日各10回試みている。しかし状況の改善は一時的なもの。  
自慰行為終了後の20分後には性欲が回復。スタンバイ状態、有機生命体で言う所の  
睡眠の妨げにもなり、精神的肉体的にも負担が大きい。  
このままではこのインターフェイスの活動に支障をきたす恐れがある…っ!」  
そこまで言うと長門は椅子に座っていたにも関わらず体のバランスを崩し  
床に倒れこんだ。  
俺は即座に駆け寄り、小さな背中を支えてやる。  
 
「……一日10回は多すぎないか?そりゃあ身体も壊すぞ」  
長門が一日10回オナニー。この細い指で。  
いや、手を情報改変してバイブにするのか?それともローター?  
長門のスカートが乱れ、二本の白い太股が目に映る。  
この奥に手を差し入れて…  
って、俺はナニを想像してるんだ!落ち着け落ち着け。  
「…確かに自慰による身体的消耗は問題。しかし性欲による不安定な行動も  
問題。結果、1日10回の自慰がいちばん日常生活に支障が少ないと判断した」  
「しかしこれではお前の身が持たんぞ」  
俺は正直長門が心配だ。日頃世話になってるしなんとかしてやりたいが…  
「………………………………協力して欲しい」  
え?  
「もう一つの解決方法、……性交」  
 
「!!…………」  
俺は暫し言葉を失った。  
「…………解っている。あなたたち人間は一般的には好意を持った者との  
性交を望む」  
長門の濁った灰色の目が潤んできているように見える。そんな眼で俺を見るなよ…。  
協力してやりたいとは思うのだが…しかしいいのか、こういうことは。  
「あなたは私に好意を持っていないかもしれない。  
私と性交することはあなとにとって苦痛にしかなりえないかも知れない…」  
「それは違う!」  
俺はいつのまにか長門の両肩を強く掴んでいた。  
「俺はおまえには命を助けてもらったし、俺にできることなら何でも  
してやりたい、好意を持ってないはずがない!」  
「……………………」  
長門の両頬がかすかに血色が良くなった気がした。  
「協力するよ」  
長門は俺の胸に顔を埋めた。  
 
「どうする? お前の家か、もし行ってみたかったらホテルにでも」  
「…ここで」  
「って、おい!ハルヒや朝比奈さんや古泉がいつ来るかわからんぞ」  
俺を見上げた長門の表情は普段とは全く違うものだった。  
頬は明らかに紅潮しており、瞳は濡れ、口の端からはうっすらと  
涎すら垂らしていた。俺じゃなくても違いががわかるほどに。  
「…前回の自慰が終了してから2時間以上…我慢が、できない」  
2時間てことは、まさか昼休みにトイレかどっかでこっそり…?  
俺のモノは即座に硬度を増した。  
 
長門はそれに気付くと驚異的な速さで俺のズボン及びトランクスを下ろした。  
ほぼ同時に自身のパンツだけを脱ぎ捨て俺の上に乗っかってくる。  
ムードもへったくれもない、必要最小限の脱衣で即挿入。  
長門らしいといえば長門らしいが。  
 
挿入は実にスムーズだった。  
俺は自分のモノのサイズに自信があるわけではないが、長門の小さな体が  
すんなり受け入れたことは意外ではあった。  
長門の下の口がすでにそれだけ洪水状態であったことを示しているのであろう。  
「うぅ…!」  
「………っ!…」  
とはいえ長門の中に入ってしまえば激しい締め付け地獄(天国?)が  
待っていた。  
喘ぎ声は出さないものの確実に激しい性感に襲われ腰を上下左右に  
動かしまくってる長門が見て取れる。  
同時にヌチャヌチャと淫靡な音が狭い部室にこだまする。  
俺も16の健全な男子高校生だ。挿入から1分を待たずに射精感を覚えてきた。  
「長門、悪い」  
頭に疑問符を浮かべた長門を一気に押し倒しスパートを掛ける。  
「ウッ、うおおおーー!!」  
激しい締め付けからムスコを引き抜き、勢いよく長門のスカートにスペルマを  
発射させた。  
「…ハァハァ…」  
爽やかな汗をかいている俺とは対照的に、長門よ、なんて悲しい目をして  
俺を見てるんだ。  
「……早すぎる」  
スミマセン。大変申し訳ございません。  
 
「…も、もう一回」  
再び俺に馬乗りになる長門。  
「ちょ、ちょっと休ませてくれ」  
って、言ったそばから長門よ、そんな泣きそうな顔すんなよ。  
長門は俺を抱き締めると、なんと濡れた股間を馬鹿息子にこすりつけてきた!  
俺の愚息は即回復、2回戦突入のゴングが鳴る。  
次は俺もそう簡単にはいかない。  
対面座位に持っていき、キスを浴びせながら突きまくる。  
「………っっ!!…」  
相変わらず声は出さないが長門の身体、そして内壁がピクピクと痙攣してきた。  
長門、イキそうなのか?  
「…私は、妊娠はしない…中に…」  
よしきたっ!  
俺も最後のスパートをかける。  
「うおおおぉーー!!」  
「……ぁ…ぁ…っ…」  
 
その時、ガチャ、とドアノブが回り廊下の光が差し込む。  
「キョン〜、何雄叫びあげてんのよ……って、あんたたち何やって…」  
ヤバイ!ハルヒに見られた!  
な、長門!  
「だめ、止まらない…」  
俺も。  
 
ッドクッドクッドクッ!!  
ビクビクビクッッ!!  
 
二人してハルヒの目の前でイッてしまった。  
あんぐり口をあけて立ち尽くすハルヒ。  
ぐったりして俺に身体を預ける長門。  
どうする、俺?         <終わり>  
 

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