「じゃ、頑張ってね。色々『オプション』を付けといてあげたから。キョンくんも喜ぶと思うわ。
優しくしてね。あ、このセリフ、あなたじゃなくてこの子に言うべきかも。
いつもよりちょーっとばかし積極的になってるから。キョンくんMだもんね。きっと満足すると思うわ」
朝比奈さん(大)は眠っている朝比奈さん(小)の頬をぷにぷにと突きながら言った。
しかし俺がMって。なんでそんなこと知って・・・いや、なんでもないです。
「いいのよ。わかってるから。うふ」
とセクシーな笑みを浮かべ、朝比奈さん(大)は去っていった。
誰もいない部室で、朝比奈さんと二人っきり。
俺は唖然と立ち尽くしている。
朝比奈さんはメイド姿で机に突っ伏してすーすー寝息を立てている。
いったいどうしろって?いつもの事ながら朝比奈さん(大)は断片的にしか物事を教えてくれない。
ふう。と俺が溜息をつくと、朝比奈さんが目を覚ました。
「ふぁあ、あれ?あたし、寝てたの?」
ええ。少しの間。
「あ、キョンくん―――」
と言った朝比奈さんの表情に変化が見られた。なんというか、妖艶というか子悪魔的というか、そんな笑みを浮かべている。
朝比奈さんは続ける。
「キョンくん、あたしのこと好き?」
「は?」
突然の質問にあほらしい声をあげてしまう。
「だからぁ、キョンくんはあたしのこと好き?って聞いてるの!
もう。女の子にこんな事二回も言わせるなんて」
そりゃ好きですけど・・・。どうしたんですか突然。
俺の返答を聞くや否や、
「ほんとう!?よかったぁ。じゃ、ちょっと手、貸してくらさい」
多少呂律が回ってなかったような気がするが、黙って指示に従う。
俺は両手を朝比奈さんの方へ向けると、その手をがっしと掴んだ。
そして、自分の胸に押し当てた。
「どう?やわらかいでしょ?あたしのおっぱい。キョンくん、いっつもあたしのおっぱい見てるから喜ぶと思って。うふふ」
突然のことに顔が真っ赤になる感覚に襲われるが、あくまで平静を保っていた。
ちょ、朝比奈さん。これはまずいんじゃないでしょうか。ほら、学校だし。
と俺が理性を保ちつつ弁解すると、
「うふ。キョンくん。自分からあたしのおっぱい揉んでるくせにぃ」
哀しいかな男の性よ。だってそうだろ?こんなシチュエーション。
俺だって健全な高校生だ。何もしないなんてほうがおかしいだろ。
「それに、こっちの方も」
俺の股間に手を当て、既に硬度を増したモノを上下にさする。うっ。ちょ、やばいっす朝比奈さん。
「さ、脱いでキョンくん」
へ?脱ぐって・・・。言葉どおりの意味でしょうか。
「もう、じれったいんだから」
言うや否や朝比奈さんは俺のベルトを器用に外し、パンツと一緒に一気に下までずり下げた。
「キョンくん仮性だったのね。うふ。でも意外とおっきいのね」
うう。まさか朝比奈さんの口からそんな卑猥な発言がなされるとは・・・。嬉しいやら哀しいやら。
「じゃ、いきますね」
と言うと朝比奈さんは俺のモノを強く握り、前後にしごき始めた。
強弱のつけ方が神がかっている。どこで覚えたんですかこんな技。
「禁則です☆」
無邪気に答える朝比奈さんは手の速度をあげる。う、やばいです。イキそうです。
と我慢の限界を迎えようとしている俺に、朝比奈さんの猛攻は続く。
「じゃ、こんなのはどうですかぁ」
と今度は口を使ってしごき始めたのだ。柔らかくて暖かくて、そして艶めかしい舌の感触に身を委ね、絶頂を迎えようとする。
「あ、朝比奈さん、もう・・・!」
と言ったところで股間に激痛が走る。朝比奈さんが歯を立てたんだ。当然絶頂はお預けとなる。
「そんな、あ、朝比奈さん」
イクのを妨げられた俺に朝比奈さんは悪魔の笑みを向けて言った。
「うふ。簡単にはいかせませんよ」
そして硬度が落ちてきた俺のモノを手と口でまた攻めはじめる。
俺の手はというとさっきから朝比奈さんの胸を揉みっぱなしだ。
「イキそうになったらちゃんと言ってくださいね」
「イキそうです」
即答すると、
「もう。もっと我慢しなきゃダメですよぉ」
と手と口を離す。あああ。イキたい。イカせて下さい。限界です。
「そんなに出したいんですかぁ?」
「はい。一刻も早く」
「じゃ、お願いしなきゃだめですよ」
正直今の俺は男のプライド<性欲だ。迷うことは無かった。
「お願いします。イカせて下さい」
「どうやって?」
「朝比奈さんの手と口で」
「どんな風に?」
「激しくしごいて
「お願いします。朝比奈みくる様?」
「お願いします!朝比奈みくる様!!」
「うふ。しょうがないなあ」
と朝比奈さんは再び俺のモノをくわえ、今までで一番の速度でしごき始める。
「で、出ます!」
イクのにそう時間はかからなかった。二度三度口の中で痙攣したあと、外に開放された後も衰える事無い勢いで射精を続け、朝比奈さんのメイド服の胸元に白い粘液が飛び散る。
朝比奈さんは俺の精子を一旦口の上に出し、
「もう、出しすぎですよぉ」
そしてそれを再び口の中に含むと、ずいっと顔を俺の顔のまえに持ってきて、キスをする。
舌で唇をこじ開けられ、唾液と共に自分の精子を流し込まれる。苦い。
気付くと俺はあまりの気持ち良さに腰が砕けてその場にへたり込んでいた。
そんな俺の上半身をゆっくり倒し、唇を離して言った。
「うふ。まだまだこれからですよ☆」
その顔には、無邪気な『邪気』が込められていた
続く