「それはそんな尻だった」〜シークエンス3 長門有希&朝倉涼子〜  
 
 
いつものように部室の扉をノックする。  
返答はない。  
扉を開けると長門がいつもように読書中。なんか安心するな、この光景。  
「おまえ一人か?」  
長門は本から視線をあげずにかくりと頷く。  
まあ、そのうちみんな来るだろう。  
机に鞄を置いて座ろうとした時、背後で扉の開く音がした。  
長門が顔をすっと上げた。  
え?  
ぱたん、と音を立てて扉が閉まる。  
「お久しぶり」  
全身に鳥肌が立った。忘れようもないこの声。  
俺は振り向きそれを見る。思わず後ずさっていた。  
見たものが信じられない。が、それはそこに立っている。  
 
朝倉涼子が、ここにいた。  
 
「なぜおまえがここにいる」  
朝倉はくすり、と笑うと俺を見た。  
「カナダから帰ってきたの。突然みんなと別れなきゃいけなくて寂しかったわ」  
笑顔で話す朝倉の態度は、かつてクラスにいた頃の明るいものと変わらない。  
逆にそれが恐ろしい。  
「今度は何をしに来た?」  
口では強い口調で問い詰めるが、じりじりと後退する俺。  
いつの間にか長門が立ち上がり俺の前に出ている。  
すまん長門、へたれな俺で。  
でも、こいつにはどうやっても勝てそうにない気がするんだ。  
ヤークトタイガーと出くわした復員間近のM3の乗員てのはこんな気分じゃないかと思う。  
「だいじょうぶ」  
長門は朝倉から視線を外さない。  
え?  
「彼女から攻撃の意志は感じられない。攻性情報も展開していない」  
そうなのか?  
「ええ。あなたや長門さんに危害を加える意志はないから安心して」  
にこやかに語りかけてくる朝倉。  
 
少し警戒を解く俺。  
「おまえは何物だ。消えたんじゃなかったのか?教室で長門に……」  
「情報はいくらでもバックアップが存在するわ。復活の呪文を唱えれば、はい、できあがり」  
朝倉は胸の前でぱっ、と手を広げた。たとえが古いぞ、メモリーが無い時代じゃねえか、それ。  
「ありがたみのない話だ」  
「そうね。でもあたしはここにいるわよ」  
にっこりと微笑む朝倉。  
確かにこいつはここにいる。認めたくはないが認めざるをえないだろうな、これは。  
存在の意味なんてのは哲学者に任せておけばいい。  
そんなことよりも、だ。  
「まだ質問に答えてねえな。何しに来た?」  
「ええとね、あなたに用があってまた来たの。ああ、今度は痛くないから安心して」  
痛くないって……。よけい不安になるじゃねえか。  
「むしろ……気持ちいいかも」  
朝倉は小首を傾げて、俺に向かってウインク。  
瞬時に部室の壁面が流れるようにねずみ色のコンクリートの壁に変わる。  
あの時と同じだ。  
朝倉の背後にあったはずの扉も消えている。  
「危害を加えないと言ったのは嘘か?」  
「ううん、少しのあいだ邪魔が入らないようにしただけ」  
朝倉は腕組みをして俺と長門を見つめている。  
「うかつだった」  
長門?  
「確かに攻性情報は展開していない。けれど、こちらの攻性情報も完全に封じられた」  
それって。  
「この空間では私の情報操作能力は大きく限定される」  
大ピンチ?  
長門はうなずく。  
むちゃくちゃ、やばくないか?これ。  
「大丈夫だってば。あなたたちを傷つけるようなことはしないから」  
近づいてきた朝倉が長門の腕を取る。素早く体を押さえ、長門の背後に回る。  
何をする。  
 
「少しだけ、私のいうことをきいてもらうわ」  
朝倉が長門のスカートをまくり上げ、下着に手を指し込んだ。  
首筋に舌を這わせ、首筋に歯を立てる。耳たぶを噛む。  
「ん……」  
長門が微かに声を出す。しかし、朝倉の拘束を解くことは出来ない。  
 
朝倉は長門の腕を持ち上げカーディガンを脱がせる。  
「さ、キョン君。あたしたちを犯して」  
はあ?  
「年頃の男の子だもの、溜まってるでしょ?こんなかわいい女の子を二人も相手に出来るなんて滅多にないわよ?」  
自分でかわいい言うな。長門がかわいいのは認める。……ついでにおまえもな。  
朝倉は長門のスカートのホックを外し、ファスナーを下げる。  
スカートがはらりと床に落ち、白い飾り気のない長門の下着があらわになった。  
朝倉は無造作にそれも脱がせ、押し出すように長門の体を離す。  
少し、ふらつく長門。俺はあわててその体を抱きとめた。  
朝倉は自分も制服のスカートを脱ぎ捨てる。  
そのまま薄いピンクのショーツも脱ぐ。薄い茂みがあらわになった。  
「死ぬよりいいでしょう?」  
当たり前だっつーの。  
「長門さんも、抱かれるならあなたがいいみたいよ?」  
え。  
思わず俺は腕の中の長門を見た。  
潤んだ瞳で俺を見上げる長門。  
「おい、長門どうした」  
「長門さんに性的興奮を持続させる情報因子を注入したわ。中和条件はセックスをすること。出来なければいつまでも長門さんは発情したまま。ストレスでおかしくなるかもね」  
おまえ、なんてことを。  
「ついでにそれがこの空間閉鎖の開放条件。つまりあなたが長門さんとあたしを満足させなければ、全員ここで飢え死に」  
おいおい、なんだそりゃ。  
「あなたは孤立無援よ」  
選択の余地はないらしい。  
俺はUH-1でユエ旧城跡に降下したはいいが、周囲を完全に解放軍部隊に囲まれていたことに気づいた海兵隊員のような気分になった。  
その時だった。  
長門が素早く朝倉に飛びかかった。  
大外刈りをかけて朝倉を押し倒す。  
「きゃっ!」  
かわいい悲鳴を上げて朝倉が床に倒された。  
長門が朝倉の首筋に噛み付いている。  
「あっ、いやぁ……」  
実に妄想を膨らませる嬌声が朝倉から発せられる。  
その上朝倉に乗っかっている長門は下半身丸出し。  
白いセーラー服の裾からのぞく、これも白い小振りな尻。  
いいね。実にいい……って俺は何を言っているんだ。  
長門がふらつきながら立ち上がる。  
 
「おい、大丈夫か?」  
「平気。命に別状はない」  
いや、まあそうだろうけどさ。でもなあ。  
長門は上気した、何かを堪える表情。膝を閉じてもじもじとしている。  
ふと太腿に目をやるとそこに流れる透明な筋。  
……ええと。  
「……やったわね」  
朝倉が起き上がる。こっちもまた顔が上気している。  
「同じ情報因子を注入するとはね。やられたわ」  
と、言うことは。  
「私もあなたにしてもらわなければ、このままってことよ」  
少し、悔しそうな表情で朝倉は長門をにらんだ。  
朝倉は何かを堪えるように両手で自分の体を抱きしめる。  
こちらも両足を閉じて膝を動かしている。  
「でもその前に、やられっぱなしじゃ悔しいから!」  
長門の足下から触手が湧き上がった。長門の手足を拘束し……股間に伸びた。  
「あああっ!」  
さすがの長門も悲鳴を上げる。でも苦痛の悲鳴ではないような。  
「情報操作、触手」  
触手ってアンタ。  
股間に伸びた触手の幾本かが長門の中に入り込んでいる。  
外をまさぐっている一本がクリトリスを締め上げていた。  
「長門さん、良く味わって。奥の奥までまさぐってあげるから」  
腕組みをして笑う朝倉。  
「……情報操作スライム」  
は?  
長門の口からけったいな単語が飛び出した。  
同時に長門に絡みついていた触手がばさりと崩れる。  
「いやあああああ!」  
朝倉の周りに透明なゼリー状物質があふれ出た。それは意志あるかのごとく朝倉に絡みつく。  
ぐちょぐちょと音を立てて、スライムが朝倉を覆う。  
「ううっ……」  
朝倉の穴という穴に透明な物質が流れ込む。呼吸は出来るようだが。  
朝倉の薄い茂みに殺到する粘つくスライム。  
……あれはやっぱり入っているんだろうなあ。  
びくびくと動く朝倉の下半身。  
それを無表情で見つめる長門。  
ちょっと怖い。  
 
「やっ!」  
朝倉が両手を必死にスライムから振りほどく。  
半透明の固まりは床に沈み込むように消えた。  
「……もう許さないわ!」  
朝倉が長門に飛びかかった。  
以前教室で戦闘したときのような機敏な動きではなく、年相応の女の子の動きで。  
「あっ!」  
不意を突かれたか長門は倒される。  
床の上で長門にのしかかる朝倉。  
「情報操作、ピンクローター!」  
あ゛?  
朝倉はいつの間にか手に持っていたローターを長門の中に押し込んだ。  
はぁいローター、オン。(←投げやりに言うのがこつ)  
「あっ……」  
長門は腰を上げようとするが上に朝倉が乗っているため動けない。  
「ほらあ、早くイっちゃいなさい」  
耐える表情の長門。  
「情報操作、アナルバイブ」  
ぅえ?  
長門の手に握られたアナルバイブ。それが朝倉の剥き出しの尻に突っ込まれた。  
はぁいアナルバイブ、オン。  
「きゃあ?!」  
そりゃ叫ぶよなあ。  
「……あなたこそ先に」  
ものすごく高度な情報操作で行われる、ものすごく低レベルな戦いを俺は呆然と見ていた。  
いつから先にイかせるのが目的になった?  
しばらく、くんずほぐれずの恐ろしい戦いが続いた。  
「情報操作、浣腸」まで来たところで二人とも体力が尽きた。  
実際に使われていたらどんな惨事になったことやら。ああ恐ろしい。  
「これじゃ、決着がつかないわ」  
床から体を起こせず肩で息をしている朝倉が言った。  
「やはり、勝負は公平じゃないと」  
いつから何の勝負になった?  
「キョン君を多くイかせた方が勝ちってのはどう?」  
ヲイ。  
「同意する」  
ちょっと待て、長門ー!  
朝倉がゆっくりと立ち上がり後ろを向き、屈んだ。自分で尻を広げる。  
 
「さ、して」  
きれいなピンク色の肉が見えた。  
目眩がした。  
 
……  
 
目の前に白い尻がある。  
長門と朝倉の尻だ。  
二人とも、部室の机に両肘を曲げて置き、上半身をかぶせるように前屈みになっている。  
朝倉は微笑みを浮かべ、長門は潤んだ瞳で何かを堪えるかのような表情で俺を見つめている。  
「さあ、どちらからしてくれるのかしら?」  
朝倉が挑戦的な口調で腰を振る。  
なんか腹立つな。  
朝倉の尻は肉感的でなかなかそそる。ルックスは元々いい奴だしな。  
ほどよいボリュームの尻を朝倉は挑発するように広げて見せた。  
ピンクの淫裂は蛍光灯のぼんやりとした白い光に照らされ、潤った透明の雫がきらきらと光を反射する。  
一方、長門は何かをこらえるかのような表情で机に体を預けている。  
その顔は上気して呼吸も荒い。  
いつものクールビューティはどこへやら、その様子はかなり……そそる。  
スレンダーな長門は女っぽい朝倉と比べればボリューム感に乏しいが、むしろはかなげな繊細さが魅力となっている。  
二人とも制服は着けたまま、下半身のみ裸。  
人工の弱い明かりが照らし出す、変貌した部室に並ぶ二つの白い尻。  
俺は……興奮していた。  
俺は長門の尻に手をかけた。  
ぴくりと体を震わせる長門。  
「あら、やっぱり長門さんから?」  
朝倉が笑いをこらえたような調子で声をかけてくるが、無視。  
「長門、いいか?」  
「……大丈夫」  
長門は視線を合わせようとしない。首筋に差した赤みは羞恥か、それとも興奮か。  
尻をなでながら、俺は長門を振り向かせ、キス。いきなり舌を絡めてきた。  
俺はそのまま、尻の間に指を差し込む。  
指先に流れ出た愛液がからみつく。内腿にまで幾筋も流れ出た愛液。  
襞の中に中指を滑らせる。先端の敏感なつぼみをそっと摘む。  
「んっ」  
口をふさがれている長門は机の上で身をよじる。  
しかし俺はやめない。  
なぞるようにクリトリスを刺激したあと、そっと中指を差し込んだ。  
 
長門が強すぎる刺激に腿を閉じる。俺は差し込んだ指ごと腕を固定されてしまう。  
俺は長門の中を刺激するの続ける。  
熱い。  
そして狭い。  
長門の中は本人の意志とは無関係に、ひくひくと俺の指を締め付ける。  
指先を入り口から中を優しく掻き出すように動かす。  
「あああっ!」  
長門は刺激にこらえきれず、口を離した。  
俺はズボンと下着を脱ぎ捨てる。  
「……行くぞ」  
そっと入り口にあてがう。俺は長門の小さな上半身を抱きしめ、ゆっくりと挿入。  
「はっ……」  
長門が背をわずかにのけぞらせ吐息をつく。  
柔らかく熱い。そして予想以上にきつい締め付け。  
「大丈夫か?」  
長門は俺の言葉に目を閉じたままうなずく。  
長門のこの姿に……俺は強い興奮を自覚する。この小さな体を文芸部の部室で犯している、という事実に。  
「動くぞ」  
俺は長門の尻に手を当てて、ゆっくりと腰を引く。  
俺に絡みついた長門の肉が強い抵抗感と共にもりあがって引き出されてくる。  
まるで獲物を逃すまいとするかのように。  
ぎりぎりまで引き出し、突き込む。  
「うっ……」  
入れるときの内壁を擦れる感覚にぞくぞくする。俺はその快感に我慢が出来なくなる。  
腰の動きが自然に速くなった。  
「あっ、あっ……」  
長門の声が俺の腰の動きに重なる。あっという間に限界が来た。  
「すまん長門、もう限界だ」  
俺は大きく中に突き込んだ。同時に射精する。  
「あっ……」  
長門も小さく声を出す。  
強い快感が頭の中で弾ける。ひくひくと痙攣するかのように続けて俺は長門の中に注ぎ込む。  
「うう」  
俺も思わず声を漏らしてしまった。それぐらい快感が強かった。  
ゆっくりと俺は長門から引き抜く。  
長門の中から俺の放った白い粘液が流れ出し、床にしたたる。  
「長門大丈夫か?」  
「……平気」  
 
潤んだ目で俺を見返す長門。背後でごほんと咳払いが一つ。わかってるよ。うるさいな。  
「さ、今度はあたしよね」  
あーはいはい。さっさとケツ出せ。  
「なによ、ひどいわね」  
俺は長門をそっと机の上に横たえると、朝倉に向き直る。  
朝倉も机に上半身を預け、尻を突き出す。  
その尻を俺は無造作に広げる。こいつに対する感情を抜きにすれば、間違いなく上等な尻だった。  
滑らかな曲線はきれいにくびれたウエストから大きく広がり、急速に収束する。  
くるりと滑らかな丸みが下へと続く。  
広げた尻の間の肉の割れ目。薄茶の肛門の下に広がるピンク色。  
俺はなにも言わずに指を差し込む。  
きゅっと締められた。しかし中は十分に潤っている。  
「もう濡れてるな」  
「ええ準備完了よ。入れていいわ」  
くそ、わざと素っ気なく言ったのに、効果がない。つーか、それぐらいは見透かされてるか。  
もっとも股間おっ立ててたんじゃ説得力はまるでないな。  
「いくぞ」  
両手で大きく広げた朝倉の尻、その下の秘裂に俺は強く進入した。  
「んっ」  
さすがに朝倉も声を出す。ちょっと気持ちがいい。ナニはもっと気持ちいい。  
強くつかんだ尻の肉を俺はこね回す。同時に腰の動きも早める。  
「あっ、そんな急に」  
動きを早めた俺に抗議するかのように朝倉は声を漏らす。  
突き上げる俺に呼応するかのように肛門がひくひくと動く。  
たまらん。  
「もう少し足を広げろ」  
俺は朝倉の両足を広げさせ、深く突き入れる。  
「ひっ……」  
その刺激に朝倉は悲鳴のような声を上げた。  
おお、これは楽しい。初めてリードを取った。  
俺は片手を制服の下に潜り込ませる。ブラをずり上げ、豊かなそれをもてあそぶ。  
……すまん、長門。これだけはおまえよりいいかもしれん。  
い、いやもちろん小さいのはそれはそれで魅力があってだな。  
など、とアホなことを考えていると限界が来た。  
その豊かな胸を両手でもみしだきながら俺は大きく突き込む。  
「あああっ!」  
朝倉は大きく声を上げて達した。同時に俺も射精する。  
強い痙攣のような動きが俺を締め上げる。  
 
俺は欲望を残さず朝倉の中に吐き出す。  
鼓動のような強い射精のうねりが収まるまで俺は朝倉の中に入れたままにしていた。  
「終わったぞ」  
肩で息をしている朝倉に俺は声をかけた。  
「もう少し余裕を持ったどうかしらね。余韻というものがあるでしょう?」  
長門相手ならな。おまえ相手だと気持ちはいいが、余韻を感じる余裕はねえな。  
苦笑しながら朝倉は体を起こした。態度は普通に戻っているから情報因子とやらは解除されたようだが。  
「でも、まだだめね。長門さんはまだ満足していないみたいよ?」  
え。  
おれは机の上に横たわったままの長門を見る。  
目が合った。すがるような潤んだ瞳。  
……まだ満足してなかったのか?  
「ほらね」  
三回目だぞ、おい。  
「仕方がないわね、手伝ってあげる」  
そう言うと朝倉は俺の前にしゃがみ込み、まだ粘液で濡れたままの俺のナニをくわえた。  
うわ、気持ちいい。  
朝倉の下が俺の亀頭の周りをまさぐる。  
舌で先端を刺激しつつ、玉の方に微妙な加減で指を這わす。  
カリの周りに念入りに舌を這わせ、仕上げに先端を音を立てて吸い込んだ。  
「っ!」  
あまりの刺激に俺は思わず腰を引く。くそ、うまいなこいつ。  
堪えるまもなく俺は再び準備完了となった。  
「さ、今度は二人同時にね」  
朝倉は机の上の長門に覆い被さった。  
体を長門の両足の間に差し込む。  
自分も机の上に乗って大きく長門の足を広げさせた。  
谷口ランキングAAプラスの少女がAマイナーの少女の上にのしかかっている。  
微妙な羞恥と不安の入り交じった瞳で長門はこちらを見ている。  
朝倉は相変わらずの笑顔。あんな事がなけりゃ朝倉だって素直にいい女だと思えるんだがなあ。  
朝倉は長門の股間に自分のそれをあわせるようにすりつける。二人のクリトリスがこすれあう。  
「うっ……」  
長門が堪えきれないような声を出し、横を向く。  
すぐに粘つくような水音が発った。  
「はい、どうぞ」  
朝倉に促され俺は二人の後ろに近づく。  
俺はどちらにも挿れず二人の間に差し込んだ。  
上と下の襞に挟まれた俺の肉棒。  
 
「あら、これもいいかも」  
俺はそのまま腰を動かす。つるつるとした襞が俺を擦る。二つの突起が先端に引っかかって強い刺激を生む。  
「あっ……」  
朝倉はもっと刺激を得ようとするかのように、腰を押しつけてくる。  
長門もこらえるような表情で目をつぶっている。  
「どっちから挿れる?」  
荒い息をつきながらも、からかうような朝倉の声に俺は反発を感じる。  
やってやろうじゃねえか。  
俺はいきなり長門の上にいる朝倉に突き挿れる。  
「あ、そんないきなり……」  
俺は乱暴に腰を動かす。  
「いや、だめ……」  
素直にしてりゃかわいいものを。朝倉の反応を見ながら俺は適当なところで引き抜いた。  
「え、まだ」  
朝倉の声を無視して今度は長門に挿れる。朝倉の胸をまさぐり、耳たぶをかむ。少しは気が晴れた。  
「あああっ」  
長門が声を上げる。長門はちゃんとイかせてやらないとな。  
ゆっくりと腰を動かす。優しく長門の反応を見ながらゆっくりと。二回も出せば少しは余裕が出るってもんだ。  
「朝倉、どいてくれ」  
「えー」  
不満顔の朝倉をどかせて俺は長門だけを抱きしめる。  
「いいわね、もう」  
朝倉が頬を膨らませ、長門の横に肘をついて顔をのぞき込む。  
「長門、俺の背に手を回してくれ」  
俺は繋がったまま長門の体を抱き上げ、パイプ椅子に座る。  
膝の上で長門を抱っこ。でも挿れたまま。  
「長門……」  
長門は俺に体を預けてくる。肩の上から俺の首筋にかかる熱い吐息。  
長門の華奢な肩、その上から俺は下をのぞき込む。  
白いセーラ服の背、その下にのぞく小さな丸い尻。  
俺はそれを両手でつかむ。手の中にすっぽりと収まるかわいい尻。  
「いくぞ」  
俺は長門の尻を上下に動かす。軽い長門の体が俺の上で揺れる。  
「ああっ!」  
ひときわ高く響く長門の快楽の悲鳴。  
俺はあまり強くならないよう、長門の様子を見ながら動かす。  
「……もっと強くてもいい」  
俺の耳元でささやくような声がした。  
 
体を起こして長門が俺をのぞき込む。  
さっきからいつもは読みにくい長門の表情が肉体の刺激に支配され、はっきりと見える。  
快楽におぼれた黒い瞳。  
「いいのか?」  
うなづく長門。  
「あなたとしたい」  
そう言うと長門は目を伏せ、俺にしがみついた。  
自分から進んで快楽を得ようというように、長門は腰をおずおずと動かし始める。  
俺は尻を優しくつかんで動かす。  
持ち上げ、下から突き上げる。  
「あああっ!」  
もうほんの少しの刺激でも、長門は大きく反応する。  
首に回された手に力がこもる。あえぎ声が俺の耳朶をダイレクトにうつ。  
「いくぞ」  
白い丸い尻を俺はつかんで大きく突き込んだ。  
「!」  
三度目の射精。強く俺を締め付ける長門の中。  
痙攣するような動きに俺も脈動するように吐き出す。  
長門は大きくのけぞり、腰を痙攣させたあと俺の胸に崩れ落ちてきた。  
長門の肩越しに俺の両手がつかんでいる小さな尻。  
つき立った俺の肉棒の周りから漏れる白い粘液。  
二回の射精に小さな長門は溢れてしまった。熱い息がしがみついた長門から漏れ、俺の首筋にかかる。  
腕の中にいる長門が愛しくてたまらなかった。  
 
「はい、おめでとう。これで部屋から出られるわ」  
 
朝倉が、笑う。  
その姿はいまだセーラー服の上のみで、下半身にはなにも付けてはいない。  
しかも股間から腿に流れるのはさっき俺が放出した精液。  
はだけたセーラー服のリボンがいっそう背徳的だ。  
なんてえ格好だ。  
もっとも俺も長門に挿れたままだから人を非難するようなまねは絶対出来んがな。  
「やっとお膳立てが出来たわ」  
なんのことだ?  
すっと朝倉の背後にドアが復元される。  
「私が来た目的」  
にっこりと朝倉が笑う。  
寒気がした。  
 
俺は嫌な予感を覚え、朝倉を制止しようとした。  
間に合わなかった。  
 
「遅れてごっめーん!」  
どかん、とでかい音を立てて入ってきたのはわれらが団長様。  
 
死んだ。  
終わった。  
 
「え?」  
ハルヒは変貌した室内を見回す。  
入り口こそ復元されたものの、今だ四方の壁はねずみ色、窓もない。  
そして長門を膝の上にのせている俺をみた。  
「キョン、何やって──」  
ハルヒは途中で気づいた。  
下半身丸出しで繋がったままの長門と俺。  
床にこぼれた白い精液。  
ハルヒの顔から血の気が引く。  
「涼宮さん、おいたはだめよ」  
すっ、とハルヒの背後に回った朝倉。  
首筋に手を絡める。  
振り向くハルヒ。  
「え、朝倉さん?なんでここに?」  
朝倉はハルヒの体を絡め取る。その動きはさながら女郎蜘蛛のようだった。  
ハルヒの目がふっとかげる。  
「長門さんはキョン君に抱かれたわ。とても気持ちよさそうだった」  
朝倉はハルヒのあごに後ろから手を回す。耳元でささやくように話しかける。  
「あなたはどうする?長門さんだけにキョン君のことを任せる?それとも……」  
朝倉はハルヒのセーラー服に手をかけた。  
「あなたもキョン君に抱かれてみる?」  
悪魔のようなささやきだった。  
「あたしがキョンと……?」  
とろりとした目つきで俺と長門を見るハルヒ。  
「どうかしら?」  
朝倉は俺と視線を合わせるとにやりと笑った。  
そうかこれがこいつの目的か。長門とセックスしている俺を見せつけ、ハルヒの感情を大きく揺さぶる。  
まんまと罠にはまったな。俺ははめてるが。  
「キョン……」  
なにをされたのかハルヒもさっきの長門と同じように目が潤んでいる。  
まずいなこれは。  
「長門」  
俺は肩の上の長門に呼びかけた。  
ゆったりと体を起こした長門が俺を見つめた。首を振って周囲を見渡す。  
朝倉に捕らえられたままのハルヒをみた。  
長門は俺を雨に濡れた黒曜石のような瞳で見つめていった。  
「4P?」  
 

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