一通り長門の説明を聞いた…あまりに途方もない話しだが、ハルヒのと半年一緒に居た俺は聞いた話しをありのまま信じられた。  
いや、人間すごいね、半年前の俺がこの話しを聞いても信じろと言う方が無茶だ、千年前の人間がノートパソコンを道ばたで見つけたくらい信じられない話しだ。  
「涼宮さんの計画表にはやりたいことが書き連ねてありました、31日までに全て消化出来たのですか?」  
純度99%の微笑みに難しい表情を不純物程度足して古泉が言った  
「ええ、全てやり終えたシークエンスは今までに九千五百二十七回」  
いつも通りの無表情で長門が答えた  
ハルヒのやつはそれでも満足していないらしい  
なんて奴なんだ、自分で計画表を作り消化して尚満足しないとは、いやはや独裁者も裸足で逃げ出す強欲ぶりた。  
「ハルヒのやつは計画表に書けないような何かをやりたかった、そして今まで繰り返した二週間でそれをやれなかったって事か?」  
「そうか、それですよ!いやーあなたなかなか鋭いですね」  
「当たりなのか?なら、それはどんな事だ?」  
「それなら簡単です、あなたにしか出来ない事です、つまり涼宮さんはあなたと二人で遊び…いえデートしたいのだと思いますよ」  
 
夏の夜の蒸し暑さを全く感じさせない、嫌みな程嫌みのない笑顔でさらっと俺に難題を押しつけた  
「……長門、どう思う?」  
「私には分からない、だけどこのパターンは今までに一度もない」  
一体どうしたものやらと悩んでいると  
「あたしもそう思うかも…涼宮さんはキョンくんの事す、好きみたいに思うし…えっと…」  
ずっと泣いていた朝比奈さんが会話に参加した。やっぱりそうなのか…ハルヒはなんで俺なんだ?おまえが興味ない純一般人だぞ?  
とマリアナ海溝より深く悩んでいる俺  
「では、よろしくお願いします、強制はしたくありませんが朝比奈さんや全世界のためにも」  
そうか、新学期が来ないと俺は永遠にメイド姿の朝比奈さんからお茶を貰えないのか  
仕方ない今回も巻き込まれてやるか。…いやもう巻き込まれてるのか  
「…分かった、デ、デートすれば良いだけだろ、やってやる」  
「そう言って頂ける朝比奈さんや全世界のためにも」  
と思ってましたよ」  
「キョンくん…おねがいね…」  
「お願い、わたしには打開出来ない事」  
三重奏で期待の言葉をいただき俺はどうやらハルヒとデートする事になったらしい、やれやれ。  
 
 
俺は帰宅してもなかなか寝付けず今さっき聞かされた事、与えられた任務がを考えてしまっていた。  
何事も完全直球ストレートで行動する癖にこういう事は受け身かよ、ハルヒから誘ってくれれば文字通り、いや時間通り?二週間は二週間だったであろう。  
ん…?もしハルヒから誘われたら俺は誘いを受けたのか?  
今の様に義務的に考えないはずだし、あのハルヒと二人で会うなんて残り少ない夏休みを無駄にするような事……  
 
そもそも俺にとってハルヒはなんだ?ただの友達?こき使ってくれる主人?それとも……  
ハルヒと一緒だった半年間なんだかんだ言って楽しんでいた気もする…デートする約束を受けたのは義務的な問題だけでなのか?  
いつもそうだハルヒの事を考えると理屈ではない原始的な感情が俺の胸にひっかかる、俺は…ハルヒが……好きなのか?  
 
そして俺達はハルヒの最後の、計画表の見えない希望を消化するため八月三十日までに見える部分全てにレ点をなんとか置けた  
入道雲が赤く染まりバトンを受け取る為小走りを始めた次の走者のように闇がうっすら空へ登り始める頃  
「一日余っちゃったわ、帰ったらなにか考えて明日また呼び出すからしっかり空けとくのよ!いいわね?それじゃ今日は解散!」  
ハルヒはそれだけ言うと小走りで駆けて行った、他の三人から頼んだと言わんばかりの視線を受け俺はハルヒを追った。  
「おい、はぁはぁちょっと待てよ、相変わらず足早いな、あのさ…」  
「…なんだキョンか、なによ?解散って聞こえなかったの?」  
腰に手を当てジトーっと俺を睨む。  
やれやれ、 幾度となく…何回だっけか?夏休みを繰り返す程やりたかった事を伝えに来たのにずいぶんな言いぐさだ。  
「明日暇か…?」  
「あんたホント話し聞いてないのね、後で考え連絡するって言ったわよ」  
「そうじゃなくて、今はまだ予定決まって無いんだろ?明日は俺と二人で…デートしないかっ?」  
声が上擦った、ダサイ、ハルヒの瞳も揺れた気がした。  
「………はっ?」  
本当素直じゃないんだな、まさかハズレじゃないよな?勘弁してくれよ。  
ハズレなら…そう一生より長い夏休みだったんだ、そのうちの一日くらい俺に捧げてくれても罰当たらないさ。  
ん?これじゃ俺が望んだみたいになってしまう、えっと…そのだな、つまり  
 
「まっ、まあ良いわ、明日なにやるか考えるの面倒だったしキョンが全部考えて来てよね!それと集合は9時だから!」  
俺の混乱を無視し、それだけ言うとハルヒはまた走って帰って行った  
夕日に照らされ顔色は分からなかったが明らかに火照った自分の顔を考えると幸いだったと言えるだろう。っていうかなんでハルヒが時間決めるんだ、誘ったの俺だぞ。  
さて明日どうなるか、いつも通りの会話だけじゃだめだよな…いつも通りじゃない事を期待してるのはなにもハルヒだけじゃないって、俺自信だって分かってるんだ  
 
 
そして八月三十一日  
「遅い、罰金」  
いつも通りの第一声、ムードもへったくれもない、夜更かしして考えたいつもとちょっと違う朝のシチュエーションは一瞬で無意味になった。俺だってマナーはある程度分かる、デートに誘った相手を待たすような事がないように30分前に来たんだぞ  
「文句あるの?最後に来た人が罰金なのは分かってるわよね?」  
つまりこの場合ハルヒより先に来ないと罰金らしい、そしてこの先もハルヒより先に待ち合わせ場所に着くことはなぜだか不可能に思えた、財布よ、今日もダイエットだ。  
「はいはい」  
 
「ふん、それでいいのよ、で、どこに連れていってくれるの?」  
表情を一転させ、真夏の太陽よりまぶしい笑顔で俺に訪ねた  
「市内散策でいいだろ」  
「はっ?あんたバカ?この私をデートに誘っておいていつもと変わらないじゃないの!」  
一転不機嫌全開の表情、おまえは福笑いか、表情が豊か過ぎる。  
まあデートだって事は覚えてくれていたらしいな、ありがたい事です、はい  
「あのな、ハルヒが映画やらの普通のデート否定したの覚えてるぜ」  
「……、まあいいわ、最近遊んでばっかりだったしたまには仕事しないといけないわね、ほら行くわよ!」  
仕事なのかよ!と、ちょっと流行を過ぎたつっこみを脳内でしているとハルヒが手を重ね俺をぐいっと引っ張った。  
やれやれ、そう思いつつも俺はハルヒの手を優しく握り返し隣を歩を歩いた  
 
当然いつも通りなにも見つからないままお昼になり、いつも通り俺の財布が悲鳴を上げ、そしてやっぱりいつも通りなにもないまま時刻はデートの約束をした頃となっていた  
「あんたがやる気ないから今日も発見なしじゃない!」  
「俺のせいなのか?でもそれなりに楽しかったぜ、ふぅ、歩き疲れたしちょっとそこの公園で休んでいこうか」  
「そうね、さすがに一日歩きっぱなしだし私も疲れたわ」  
俺達、いや俺とハルヒは子供一人分くらいの間隔を開けて既に夜が華麗にスタートダッシュを始めた空を見上げた。  
 
俺はちょっと焦ってたんだと思う  
デートらしいこと等なに一つしていない気がするし、長門はデートパターンは初めてだって言っていたが  
…本当は俺とデートして満足しなかった結果二週間前に戻った事もあったんではないかとの仮説も浮かんだ。  
こういう経験はなくてもハルヒが望んでいる事、俺がやりたい事、伝えたい言葉だけははっきり分かる…後は覚悟を決めればいいだけ、俺は見えない手で自分の顔に気合いを入れた  
ゴクン  
「…なぁハルヒ、もうちょっと近くに来ないか?」  
「…なっ、なによ突然?……そうしたいならキョンがこっちにくればいいじゃない…」  
驚いた顔の後、三拍あけて後半は小さくつぶやくように言った  
熱い、心臓がオーバーヒートもしくはアメリカのアニメのように飛び出そうな程踊っている、出来るだけ冷静を装い  
「そうか、それじゃ遠慮なくっ」  
やっぱり上擦ったダサイ、お互いの腕がぴとっと密着した、腕が触れた瞬間ハルヒはビクっとわずかに体を震わせ俯いた、表情はよく分からない。  
よく考えれば可愛いやつだよな、見た目じゃないぜ?そんなのは出会って一秒で分かったさ  
なんだかんだ俺を巻き込んでくれるのは俺を信頼してくれてるからだろ?  
我慢をしらないハルヒがずっと俺を待ってくれてたのだってよく考えれば可愛いもんだ  
…世界に多大な迷惑をかけたとしても…俺にとってはな、そして今まで見たことがないほど弱々しく俺の肩と触れ合うハルヒ…迷う事はない  
 
「なぁハルヒ、出会ってから俺達いろいろあったよな、いろいろおまえに振り回されたし、いろいろ迷惑かけられた」  
「……悪かったわね」  
「でもな、そんな日々がいつの間にか楽しみになってたんだ、いつからかは俺もはっきりわからん」  
「……」  
「そして…だな、俺は…涼宮ハルヒ、お前が好きになってたんだ!」  
ビクっ、さっきより大きくハルヒの体が動いた、機械のように首をこっちにゆっくり向ける  
「バカ…いきなりなによ、それに声大きいし…あんたなんか…私は…私も……」  
声が震えている、ハルヒは決壊寸前の堤防のごとく街灯に照らされ光を放つ涙を貯めた目で俺を見つめる  
本能?なんだろ?考えるより先に体が動いた、気がついたら俺はハルヒを抱きしめていた  
「ハルヒっ!」  
「ひくっ…うぅ…あんたなんか…うぁぁん、ひっく、ごめんなさい、キョン…キョン…!わぁぁん!!好きだよっ、悔しいけど…大好きなんだよっ!!」  
やれやれ、自分の感情をなかなか認めてくれなかったな、あれ、俺も同じなのか?  
ハルヒの腕からも俺の体に力が加わった、俺の胸に顔を埋め肩を揺らして泣いていた。  
「ありがとう、嬉しいよハルヒ」  
俺はそっとハルヒの髪を撫でた  
 
どれくらいそうしてただろうか、泣きやんだハルヒがもごもごと俺の胸から抜けだし  
「で…好きだからどうするのよ?」  
ぼーっとした表情にわずかな抗議の色を覗かせハルヒは口を開く  
ん?ああ、なるほど「俺と付き合って下さい」  
 
もう躊躇いも恥ずかしさもなかった  
「…うん、分かったわ」  
俺は自分でもおそらく鏡を見たら気持ち悪いだろう程の笑顔で頷いた  
にしても今日は泣き虫なんだな。再び涙をチャージし始めたハルヒの顎を持ち上げ…  
「んぐっ!!んんーっ!?」  
俺はハルヒと二度目のキスをした  
「んー!ぷはっ…はぁはぁ…バカっ!あんたね、私にだって心の準備が…ってちょっと!なんで笑ってるのよ!!」  
「ハルヒがいつもの調子に戻ったからだよ」  
「なにそれ!ふざけてるの!?」  
「はいはい、ごめんな」  
「バカ…」  
お互い様だろうよ  
再びハルヒを抱き寄せて、今度は深くキスをした。最初は驚いた様子だったが徐々にハルヒからも舌を絡ませ、ピチャピチャと官能的な音色が静まり返った公園に響いた  
「んぐぐ、ちょっとタイム!はぁはぁはぁ…エロバカキョン!窒息しちゃうじゃない!」  
そりゃ悪かった  
言ってる事は強気だが、トロンとした目に街灯の光でも十分過ぎる程分かる火照った顔、二人の唾液にまみれた口を開けて大きく息をするハルヒ  
おいおい、俺だって男なんだ、そんな顔されたらたまらんぞ  
「うん、悪かった、じゃ悪かったついでにだな…」  
三度ハルヒを抱き寄せる、抵抗はない  
手のひらをハルヒの胸に添えそっと押したりつかんだりしてみた  
「…っ!?ちょっ…んくぅ!」  
気持ち良いものなのかい?とは聞けなかった、叩かれそうだからな  
手のひらの中で胸が形を変える度、ハルヒからは耐えるような切なそうな喘ぎ声が返ってくる  
 
こりゃ16の青年に冷静でいろと言うのは樹液を前にしたカブトムシに待てをさせるより難しいってもんだ、ん、樹液ってのはたとえであってたとえになってなかったか?そんな事はどうでもいい  
「ハルヒ…すごく可愛いぞ」  
「はぁはぁ…エッチ…私にこんな事していいと思って、あぁっ!…るの!?」  
そりゃ恐ろしい、俺は死刑か?ならば死ぬ前にせめてこの欲だけでも吐き出したいものだ  
俺はハルヒのシャツの下から手を入れ、どこで覚えたか分からないが自然と肩に手を回しブラをはず…  
「ふぁっ!やだっ…待って」  
俺の体をぐいっと引き離した  
おいおい…ここまできてそりゃないぜハルヒ様よ  
「うち、今日家族いないから…ここじゃ恥ずかしいし、よかったら…来れば?」ああ、なるほどね、了解だ団長。おっと、それなんてエロゲ?なんてつっこみは受け付けないからな  
「お、おう…そうしようか、ほら立てるか?ふらふらしないかい?」  
俺はベンチから立ち上がり手をのばした  
熱の残る悔しそうな顔をしながらハルヒは黙って俺の手を握るとそっぽを向いて立ち上がり歩きだした  
 
 
そんなこんなで今ここはハルヒの部屋、二人でベッドに腰をおろしている。  
思ったより女の子らしい部屋…たまに理解不能なノイズのようなものが混じってはいるが…?気にするだけ無駄だ  
「キョンって案外強引なのね、私キョンとこんな事出来ると思ってなかったわ…あっ違うっ!されると思ってなかったわ!」  
「どっちだよ」  
「うるさい!エロキョン」  
はいはい、エロは間違えないさ、でも強引は違うかもな。  
幾度となくこの二週間(マジで何回だっけ?)を過ごして一度もハルヒの気持ちに気がつく事も、自分の気持ちを認めてこうもしなかった訳で…  
古泉らの後押しがなければ俺の夏は一億回続いた自信がある、情けないけどな  
「なあハルヒ、さっきの続きいいか?」  
ちょっとストレート過ぎたか?  
「普通聞かないと思うけど!?好きにすればいいわ…」  
やっぱりそうですよね、ていうか好きにしていいのか、有り難くいただきます。  
 
「ハルヒ…」  
俺はハルヒの肩にそっと手を置きどさっとベッドに押し倒した  
不安そうな、なにをするの?と言いたげな弱々しい目が俺と合う、顔は既に真っ赤になり息も多少荒い気がする。  
「ハルヒ、ずっと一緒にいような、大好きだよ」  
もう一度言いたくなったからそのまま伝えた、理由なんか分からない  
「う、うん…そうなれたらいいに決まってるわ」  
「なれるさ、俺とハルヒならな」  
どこの声帯から発せられたのか疑問に思うほど気障ったい言葉が出た古泉だってこんな事は言わないような…、これはなんて病気なんですかね?  
「うん…キョン、私も大好きだから、だから大丈夫、好きにしていいよ…」  
ハルヒが優しいく微笑んだ、気使ってくれたのかな?  
ありがとうな、なら後は俺にまかせろ!  
 
俺はハルヒのシャツとズボンを脱がせた、顔を恥ずかしそうに手で隠しながらもズボンを脱がす時はお尻を持ち上げてくれた。  
…ハルヒも期待してんだろ?このエロ女。  
口で言えないから心の中で言い返した  
上下お揃いの白い下着姿をしばし眺め、軽くキスをした  
さてっと…今度は邪魔させないからな  
「ハルヒ綺麗だよ」  
「…」  
ハルヒの胸が外気に晒された、マジで綺麗だな…えっとたとえるならば…、あーめんどくさ  
吸い着くようなもちもちした汗ばんだ胸を、先端のちょこんと首を持ち上げた桜色の突起を、  
手と口を使って俺は初めてケータイを持たされた頃のように夢中でいじり回した。  
「ああっ!やぁ…だめっ!んっんっ…!」  
 
腰を落ち着きなくもじもじさせながらハルヒは公園でより強めに喘いだ  
そうか、腰が落ち着かないのか?奇遇だな俺もだ、さっきからある部分が窮屈でな  
俺もハルヒと同じくパンツを残し脱ぎ捨てると、ハルヒの陰部に…下着の上から押してみた。  
ん〜くにくにした感じ?ついでにしっとりとして、柔らかかった。  
「んっ!?やっ!!…すごく恥ずかしいよ…」  
俺はたまらん、お前の体もその反応もな  
 
俺はハルヒに目で合図すると最後の布をするすると下ろし、脚を左右に立てた  
控えめに生えた縮れ毛と、濃いピンク、桃の花の色、そう桃源郷だな、薄れゆく理性の中まだくだらない事を考えられる自分を誇りに思ったね。  
「あんまりみないで…」  
「それは無理」  
「……エッチ、バカ…」  
「お前もなかなかだぞ」  
神々しいまでにテカりを放つハルヒの陰部に指を滑らせ  
くちゃ、ぷちゅ淫らな音を立てて指の動きに合わせて形を変えていく。  
「あっああっ!いい…なんか変な感じだよ…キョン…」  
名前を呼ぶな、反則なまでに萌えるだろうが。  
桃源郷に口を落としてみた、なんとも言えない甘美な匂いと味、俺は夢中でハルヒの汁を吸い、隅々までなめ回した。  
「バカ、バカ!汚いからっ!変態、だめだって!いやあぁぁ!だめ、なにこれっ…くぅっ!」  
ハルヒは目を白黒させ、下唇を噛みながら迫り来る快感に必死に抵抗している様だ…  
ならば、抵抗に勝たねばならん。  
「ハルヒ、猫みたいに立ってお尻こっちに向けてごらん」  
「……、分かったわよ」  
いい子だ、普段の俺だってハルヒの命令にもう少し抵抗してるような?  
考えてるうちにハルヒは言われた通りになっていた。  
真っ白なお尻とその中央にひっそりとすぼまるセピア色の肛門まで丸見えになった。  
「ハルヒ…ケツまで丸見えだぞ、綺麗だから恥ずかしがる必要ないけどな」  
「…っ!なら言わないでよ…!!」  
ごもっともかもしれん、俺は知らないうちに言葉攻めとやらを会得したのか?  
では物理攻めに戻ろうか  
膣口から肛門へと溢れる汁を皺の間まで染み込ませるように丁寧に移しすぼまった穴を揉み解していく、ある程度揉んだ後でそっと人差し指を沈めた。  
 
「くはぁっ!?なにするの…?そっちちがっ!やっ、変な感じだよ…あっだめ!だめだって、抜いてよ…汚いから!!ああぅ…ひゃぁ!?」  
当然無視、内側は熱くてぐにゅぐにゅ?って感じかな、 しばらく指先で散策してみた  
股のトンネル越しにハルヒの朦朧とした顔が見えた、脚は既にがくがくしている  
決め時、なのか?  
俺は肛門いじりを続行したまま滴りそうな程汁と湛えた膣口にも中指を挿れた、あっさりと、指を吸い込み白いお尻がびくんと跳ねた  
こちらの散策も開始しつつ、最初見た時は隠れていたクリトリスを親指でこねくりまわす  
「いや!だめっ!ああっ!なんかおかしいよっ、やああぁぁぁっ!!!」  
ハルヒは首をいやいやと左右に振りつつビックン!と大きくお尻を浮かせ崩れ落ちた。  
 
 
 
「大丈夫か?」  
「だめ…死にたい、私どうなったの?」  
「さあな、それとお前が死んだら俺も死ぬから却下」  
「バカ、疲れたわよ頭がクラクラするわ」  
「…まだ終わりじゃないだろ?」  
「本当にするのね、……いいわキョンにあげる、私こういうの初めてなんだから優しくしないと…」  
「死刑だろ?分かってるよ、優しくする」  
コクリと返事が返ってきた、ハルヒを上向きに寝かし俺も真っ裸になった。  
「なっ…なによそれ、バカ!そんなの反則だわ!」  
「あのな…」  
別に特別大きくないだろ?多分な、それにここまできて反則と言う方が反則ってもんだ。  
ハルヒの陰部に俺の物を当て、ゆっくり腰を落とした。  
「いったぁぁ、無理無理!死刑にするわよ?ねぇ!ちょっと、聞いてるの!?」  
やれやれ痛いのは申し訳ないがこれはムードもくそもない。  
ものすごくハルヒらしいハルヒを相手に俺は微笑むと優しくキスをした。  
「大丈夫だよ、俺を信じて、なっ?」  
「うぅ……そんなこと分かってるわよ、言われなくても大丈夫、キョンの事はなにより…信じてる」  
苦痛に顔を少し歪めそれでも俺に微笑んでくれた……  
 
どうやら俺のハルヒ萌えが臨界点に達したらしい、この後の記憶が無いのが実に残念だ、俺以外にも初体験の記憶が曖昧な男子諸君は結構いるのではないだろうか?  
機会があれば是非アンケートをとりたいね。  
しかし、どうやらシーツについた赤い染みを見るからにはやり遂げたようだ、隣ではすでにハルヒが安心しきった寝顔で俺に寄り添っていた。  
「なあハルヒ…」  
おまえは本当に神様なのか?やっぱり信じられないね、どう見たって普通の思春期の女の子だし、  
それに、ハルヒ(神様)に認められた俺は世界で二番目に偉くなってしまう、あり得ないだろ?  
だから俺とハルヒはただの高校生カップルだ…ちょっと普通じゃないがな。  
「おやすみハルヒ、ありがとうな」  
ハルヒの背中に手を回し俺の意識は溶けていった  
 
 
次の日俺はそりゃもう大変だった、まず目覚めが  
「遅い、罰金」  
いつも通りの財布泣かせなセリフ、そのセリフが何故聞こえたのかよく分からなかった。  
「何が?」  
「起きるのがよ、人の家でいつまで寝てるつもりなのよ?」  
記憶が繋がった、俺はがばっと飛び起き…  
「バカキョン!朝から変な物見せないでよ!」  
…パンチが飛んできた、いてぇ。  
そういや俺裸だったな、ていうか変な物とはひどくないですか?  
その後は制服が自分の家にあるので着替えたハルヒと一緒に取りに帰った。  
両親からきっついお叱りをいただき、有り難い事に学校が終わったらアフターサービスまでついているらしい、やれやれ。  
「あんたバカね、昨日連絡しておけばよかったのよ」  
「…そうだな」  
余裕ないさ、そんなことは微塵も浮かばなかったっつの。  
 
「…ハルヒ、新学期もよろしくな」  
「当たり前でしょ!言われなくてもやることはいっぱい考えてあるわ」  
腕を腰に当て、胸を反らし目を輝かせて言う。  
そうだ、それでいい、残念ながら俺はそれを望んでるようだからな。  
こうして世界は再び回し車から解放されたハムスターのように時を未来へと刻み始めた訳だ  
…ついでに俺とハルヒの今までとはちょっと違う関係もセットでな。  
いつもなら朝から活力30%オフのシールを漏れなく張り付けてくれる学校前の坂を…  
 
 
俺はハルヒと手を絡上がって行く。  
 
おしまい  
 

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