橘から愛液と破瓜の血をまとった肉棒を引き抜くと。橘のからだがビクリと跳ねた、口から涎を垂らして小さく声を出す。  
 男はしまったと思った。あまりに感情的に動きすぎて、橘の体をしっかりと味わう前に犯ってしまった。橘の体は白く、成長しきっていない胸が少女にしかない魅力を持っていた。  
 まあいいかと、男は佐々木に向き直った。まだ変わりはいる。  
「ひっ」  
 佐々木が悲鳴を発した。男の目は次の獲物をねっとりとみる。よく見なくても上玉である、時間をかけて嬲ってやろうと男は思う。一度「抜いた」分冷静に楽しめるだろう。  
 オオカミの前のウサギ。佐々木は奥歯をカチカチと鳴らして荒い息を吐いた。次は自分、それがわかる。男は橘に佐々木を助けることを条件に犯したが、この男がそんな約束を守るはずがないのだ。  
「やだ……キョン、キョン」  
 男言葉も捨てて佐々木は「親友」に助けを求めた。か細い声が風呂場に響く。  
「さっきも言っていたな『キョン』とか……なに、男?不倫?『彼氏』の前でそれはないでしょ。悪い子だなあ」  
 すでに佐々木も橘も男の中では自分の所有物になっていた。  
「そんな悪い子には…っ…お仕置きをしないとね」  
 ジリと男が佐々木に近寄ろうとすると、また橘が男を引っ張った。  
「さ、佐々木さんに。て、をださないで」  
 はあはあととぎれとぎれに言葉つなぎ、けなげにも友達をかばう。  
 橘の顔は赤みがかかり、上気するたびに動く胸が、さっきまで彼女になかった色気を出していた。  
「じゃあ」  
 男は橘に向き直り。  
「しゃぶってよ」  
 男が少し垂れ、ねっとりとした体液をつけた肉棒を出した。  
「……?」  
 橘はよくわからない顔をした、今男が言った意味が分からない。男が橘の腰を抱いて唇を奪い、念入りに吸う。これから汚れるのだ、使っておかなければもったいない。  
「っ……」  
 橘は何をされても抵抗はしなかった。ただ暗い目をする。男は橘の耳を舐めてから、そっと耳打ちする。佐々木は「ふぇら」とだけ聞こえた。彼女には男のしたいことがうすうすと分かった。  
「……わか、りました」  
 男の言葉を聞くにつれ橘の目が開かれ。一度唇を噛んでから了承した。  
 男は満足げに頷いて、橘の顔を抑えて肉棒に近づける。橘はできるだけ見ないように目を伏せて屈んだ。  
 男はふと思いついた。先ほど橘から脱がせたパンツを手繰り寄せてから、彼女の口に突っ込んだ。  
 
「もが!!」  
 これほどの屈辱もないだろう。自らの下着を口に食まされ、しかも男のけがわらしい性器を綺麗に拭きとらねばならない。  
「舌を使えよ」  
 言うと、男は橘に肉棒を咥えさせて、奥まで突っ込む。  
 柔らかな布が男の陰部を包み、ジワリと染み込む唾が湿らせる。橘は男に耳打ちされた通りに自分のパンツを舌で抜けて、男の先っぽを舐め始めた。  
痛ましいまでに唯々佐々木を救いたかった。  
「おおう」  
 男が気持ちよさそうに声を出す。性行為で敏感になった性感帯が橘の舌に歓喜する。  
「おいしいかい?おいしいよな」  
 橘のツインテールの付け根を掴んで男は橘の顔を動かす。  
「おいしいといえよ」  
 男は橘に命令する。橘は必死に喉を鳴らして。  
「おいひいづす」  
 と言った。  
   
 佐々木にはわかった。橘は自分だ。  
 男は佐々木を許さない、橘の約束など男は歯牙にもかけない。  
 ゆえに橘は佐々木なのだ。未来の彼女だった。  
 佐々木の頭の中で、目の前の友達の姿が自分に代わる。全裸で、パンツを口にいれ。男の「棒」を咥えて、おいしいです。などと言っている自分が見えた。  
「うっわあああああああああああああああ」  
 佐々木がはじかれるように立ち上がり、逃げようと風呂場の入り口に駆ける。だが佐々木の意思とは無関係にガクンと体が揺れ、こける。腰が抜けたのだ。  
 佐々木が男に尻を突きだすように倒れた。するするとゴムの切れたパンツが太ももまで落ちる。佐々木はもがきながらなんで、なんでと喚いた。  
「おっおかしいじゃないか。嘘だ、嘘だあ」  
 理不尽。佐々木はこんなことが現実だとは思えなかった。まるで世界中の不幸が集まっているようにしか思えない。世界が自分を憎んでいるとすら思える。  
「佐々木ちゃんは仕方ないなあ。先にやりたいの?」  
 男両手が佐々木の腰を掴んで、橘から抜かれ「元気」になった肉棒を佐々木のスカートの中に入れ。そして彼女の秘所と結合する。  
「ひい」  
 びくと体が跳ね。佐々木は涙声で抗議する。  
「ぬいで、ぬいでええ」  
 いきなりの感触にとりみだし。佐々木は暴れたが、やりかたが悪い。まるで腰を自ら振っているようになってしまった。  
 
「静かにしてよ。友達も見ていることだし」   
「えっ?」  
 佐々木が男の声に反射して後ろを向くと、男の股の下に橘が組み敷かれて上を向かされていた。  
 犬のように男と佐々木が組み付き、その男の股下に橘がいる。つまり、橘はスカートの中を男よりもしっかり見ていた。これをやらせないために、橘は男の言いなりになったのだ。全て無駄になった、呆然と目をそらすことなく見ている。  
「見ないでえええ。橘さんっ」  
 羞恥心が佐々木の頬を涙に濡らし。屈辱が彼女の聡明な頭を停止させる。  
「ぬぎぬぎしようねえ」  
 肉棒を突っ込んだまま、男は佐々木のスカートの中に手を入れて、そこを通りシャツに侵入する。前へ屈んだ分、佐々木の「中」へ棒が進む。うぐと佐々木が唸る。  
 男はまだ佐々木に種付してやる気はなかった。一度抜いてよかったと思った。生意気な抵抗をした「彼女」佐々木はしっかりと教育してやるつもりった。  
「やっ、や」  
 佐々木のブラジャーの中に手が入り、乳首をつまむとすぐに抜き。ブラジャーの留め金を外し脱がそうとする。  
「あっくそ」  
 男は悪態をついた。ブラジャーは肩紐があり、佐々木の上半身を丸裸にしないと脱がせられない。男が佐々木から肉棒を引き抜く、佐々木の口から小さな嬌声が上がる。  
男の手がスカートから外に出て、佐々木のブレザーをはぎ取る。そしてそのまま、佐々木の手を引っ張り。シャツとネクタイを脱がして淡い青色のブラジャーが姿を現した。  
すでにブラジャーは留め金が外れており、佐々木の肩に引っかかっているだけだ。  
「おら、脱げよ」  
「やだ、許してっ」   
 背中越しに佐々木の肩へ男が手を絡ませ、ブラジャーをはぎ取ろうとする。佐々木の哀願の声が男の嗜虐心を刺激する。  
「ダメだって、お風呂入るんだろ」  
 男は唾を飛ばして、佐々木に迫った。後ろから手をまわして、佐々木の両手を捕り、彼女を壁に押し付けた。橘は動かない、悲しそうに涙を流すだけだった。  
 片手ずつブラジャーの紐を抜いて、男は佐々木の上半身を丸裸にした。彼女はすでにスカートしか着ていない。  
 ブラジャーを投げ捨てるとそのまま男は佐々木を壁に押し付けて、体で彼女を抑える。空いた両手は壁と佐々木の両胸の間に滑り込ませた。  
 そのまま揉む。  
 顔が壁に押し付けられた佐々木はわずかに呻くことしかできない。  
「京子ちゃんの方よりは大きいね。佐々木ちゃん。実が詰まってる感じがする」  
 はあはあと真後ろから息を佐々木に吹きかけながら男は彼女の耳の元で呟く。実際、佐々木の胸は橘よりも大きい。だが、橘の胸は大きくはなく。それに比べて、  
と言ってしまえば佐々木の胸が大きいということはない。  
 だが、偶然にも男の手はまるで「佐々木の胸を揉むために作られたように」、ぴったりだった。  
 膨らみかけの佐々木の胸は少し大きなまんじゅうの程度の大きさで、それを揉むたびに男に快感が走る。  
 
「いい、いいよ佐々木ちゃん。いいおっぱいだよ」  
 佐々木は男の言葉など聞いてはいなかった。男の手は佐々木の胸には気持ち良すぎて、揉まれるたび。  
「ああっ」  
 とかみ殺した声が漏れてしまう。  
 男は佐々木を壁から離して。前を向かせた。ぐったりとした佐々木は男の手の中で息を乱している。その顔は男の征服心を満足させる。生意気な姿は面影もない。  
 男は佐々木のスカートのチャックを緩めた。パサリとスカートが落ちる。  
 佐々木と橘は男によってすべての衣服を奪い取られた。準備ができたと言ってもいい。男も上着を脱いで裸になる。  
 男は橘を起こして佐々木と一緒に抱きかかえた。二人の少女は男の懐にすっぽりと収まった。男が体を擦り合わせる佐々木の肌が気持ちいい、橘の肉付きの薄い鎖骨が当たる。  
「綺麗にしようね」  
 男が壁にかかったスポンジを取り、棚にあったボディソープをかけて佐々木の秘所をこすり始めた。佐々木がビクリと動き、抵抗しようとするが両腕が動かない。橘が邪魔になって抵抗ができないのは皮肉と言っていい。  
 男は佐々木をこすり、空いた手で橘の片胸を揉んだ。乳首を重点的に捏ねた。  
 男は桶で、あたたまり湯気がたった風呂からお湯を取って、佐々木にかける。起伏の薄い佐々木の体をお湯が流れて、風呂場の柔らかな蛍光が彼女の体を光らせる。  
 これは天国だろうか、男は柄にもなく神様に感謝した。彼はたまに見かける橘に惹かれていただけのはずだった、それが今日だけはどうしてもその欲望を発散したくなり橘の部屋に侵入した。その結果、彼の手には二人の美少女という戦利品、もとい「彼女」が手に入った。  
 男は佐々木を抱き寄せて顔を下げる、そしてはむと彼女の胸を噛むとやさしく舌で愛撫した。赤ん坊がミルクを求めるように執拗に佐々木の未発達な胸を吸う。佐々木の口から心地よい嬌声が男は聞こえる。  
 ぴちゃぴちゃと佐々木の胸に涎をつけて、すこし固くなった乳首を可愛がる。  
 男は口を離して、何を思ったのか。佐々木と橘の顔をくっつけた。二人は唇を合わせて、頭の後ろから男の手がぐいぐいと押されるにつれて深くキスをする。  
 男は二人の顔の間に自分の唇を割り込ませた。三人のキス。男は思いついたことは二人についてなら、なんでもさせることができた。  
「そろそろかな」  
 男は顔を離して、佐々木を見た。犯してやる。最後の仕上げに。  
「……」  
 だがただやるだけではつまらない。男は少し佐々木と橘の体を指で弄びつつ知恵を絞った。そしてにやりと笑う。  
 
「うっ」  
「きゃ」  
 佐々木と橘を男は引っ張ってから背中合わせに座らせた。男はそのまま二人を抱く。  
 つまり男と佐々木を挟んで橘がサンドイッチの具にされるような形になった。橘の顔が男の目の前にあり、男の両手は佐々木の両胸を掴んで揉みしだく。  
「かわいい子供を産んでね」  
 男は佐々木の秘所に自分の欲望を突き刺した。  
「あっあっあっ」  
 と佐々木が声を出す。それと同時に胸を犯す。  
 男の口は橘の右胸にくらいついた。舌を使って嬲る。  
 佐々木の愛液が彼女の股を濡らし、男の突き上げで望まない声を出させられる。頭がしびれる、舌が出てああーと色っぽい声を出す。  
 そんな自分の姿を佐々木は見た。目の前に風呂場に備え付けの鏡があったのだ。いつも見る自分の姿がぐちゃぐちゃに崩れ、男の行為が気持ちいいように嬉しそうにはっはっと息を吐く。  
「だっあっやだあ」  
 佐々木はわずかな理性が侵される。目の前の鏡に映る自分を否定する。  
 男は橘の胸に顔を埋めて楽しむ。佐々木のしまりはいい、あとで誉めてやろうなどと下劣な思考をする。勝者と敗者、これほどわかりやすい構図もあるまい。  
「だ、だすぞっ」  
 男の動きが激しくなり、佐々木の中をかきまぜる。  
 男が橘から顔を離して反りあがった。佐々木が細く高く、そして嬉しそうに声を上げた。彼女の股からねっとりと男と佐々木の愛液が混じった液体が流れていた。  
 
   
 風呂から上がり、男は橘の秘所をいじくりながらご満悦だった。今日はまだいくらでも佐々木と橘の体を楽しめる気がした、すでに二回もセックスをしたはずだが全くつかれていなかった。湯船に美少女二人とつかったのもよかったかもしれない。  
 絶倫。今日の男はその言葉がふさわしい、今日だけ神の寵愛が彼にあった。  
 だが、少し腹が減った。橘に下着だけつけて食事の準備をしろと命じる。  
「お腹減ったね。佐々木ちゃん」  
 佐々木は男の前にひざまずいて、全裸のまま、口に含んだ自分の青いパンツの端を出しながら、男の肉棒を一生懸命に舐めていた。それが佐々木の食事だった。  
「おいしい?」  
 男が聞く。佐々木が口に咥えたまま答える。  
「おいひいです」  
 彼女の聡明さは神の怒りをかったことまでは想起できなかったが、自分の末路は正確に想像できた。  
 
 その日、二人は快楽の限りを「尽くされた」。橘の家と言うこともあり、制服や学校指定の水着、あらゆる男の要求にこたえることが二人にはできた。  
 「たまたま」橘の任務や、学校の行事で使ったナース服なども男を喜ばせた、注射器のおもちゃもあった。刺すのはナースの役割ではなく、刺される方だった。  
   
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああもうやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ  
 佐々木の声は男の唇がふさいだ。  
 
 
雨が降っている。ん?と佐々木は軽い眩暈を覚えた。  
「……?」  
 なにか不思議な違和感がある。佐々木はあたりを見回した。特に何も変なことはない。  
「今日は、橘さんと遊びに行くことにしていたはずだけど」  
 ここは駅だろう。などと言ってからくっくと佐々木は自嘲した。確認するまでもないことを言ったと。  
 雨の中から橘が走ってくる。やれやれ、あんなに急がなくてもいいのにと佐々木は肩を竦めてから、橘を迎えるため歩き出した。  
 ぱちと小さな音が佐々木のスカートの中で鳴る。彼女は気づかない。  
 何度目に、気づくだろうか――  
 

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