またこの学校に戻ってきました02
朝 倉「凄〜い。もう早速デートのお誘いなのねw良いわよ」
朝 倉「けどやるわねぇw流石あの涼宮さんを落としただけあるわ」
朝 倉「あっ!で今度は私なのか♪怖い怖いw」
キョン「ハルヒは単なる友達で、俺は只の雑用係だ。ヒトをプレイボーイみたいに言わないで貰らおうか」
朝 倉「じゃ用心は密かにしておくわ。だって乙女のピンチかもしれないもんね♪もっともそっちこそピンチかもしれないけどw」
キョン「何がだよ」
朝 倉「なにかあったら絶対に責任取ってもらうも〜ん。私、独占欲は強い方だからね♪」
キョン「おいおい、人を安物のスケコマシみたいに言うんじゃ無い」
キョン「それにお前の言い方は、まるでホテルに連れ込まれそうになってもノコノコついて来る女の言葉だぜw」
朝 倉「大丈夫よ。いくらなんでも清らかな乙女の身で、そんなにホイホイ着いて行く訳無いわよ。お気の毒さま♪」
朝 倉「それにイザとなったら、涙を流して許しを乞うから大丈夫!キョンくんなら女のコの涙には弱いでしょうからw」
朝 倉「あっ先生が来た。じゃあ放課後にね♪」
涼 子『ふふ〜ん♪中々やるわねぇwまるっきり女たらしじゃない』
涼 子『廻りのお友達があっけに取られてたわよ。特に男の子のヤッカミが怖いかも♪』
キョン『うるせえ。みんなお前の策略だろうが。違うか!』
涼 子『私がしたのはアナタのブーストだけよw』
キョン『ブースト?』
涼 子『そう。簡単に言えばお酒を飲ませたみたいなものかな?私は酔っ払うのは分かってても、どうなるかはあなた次第』
涼 子『アナタの中に100のいつものキョンくんが居たとして、10くらいはピンクなキョンくんの要素があるもの』
涼 子『で、更に1くらいはダークでエロエロなキョンくんも居るのよ!…って言われて否定出来る?』
キョン『そりゃ、俺にだってちゃんとスケベ成分くらい有るだろうさ』
涼 子『そのスケベ成分だけを増幅して100にするとか50にするとかすれば、強姦魔だろうがスケベ全開オトコだろうが変身させられるの』
キョン『言ってる事が解るような解らないような??』
涼 子『じゃあ言い直すわね、ゼロに何を掛けてもゼロ。どんな小さな感情でも増幅させるわけ』
涼 子『アナタが私にちょっとでも好意があって、性欲を感じる部分もあって、しかも拒否感と言うか殺されかけた恨みって雑音があるなら』
涼 子『…なんの悪気も無く、アナタに好意すら抱き掛けてる、けがれない処女を』
涼 子『いきなり泣き喚かせ手酷くレイプして絶望の淵に立たせる事も出来るし』
涼 子『口先三寸言いくるめて、世間知らずのバージンお嬢さんが「痛い!痛い!」って泣きながらしがみついてくる様子を』
涼 子『ニヤニヤ眺めながら血まみれのマンコをズコズコ突き上げて美味しく戴いちゃうスケコマシにも出来るって事』
涼 子『その場合、アナタ自身の倫理的な嫌悪感を感じさせ無いように、例え同級生の美少女への憧れであれ』
涼 子『マゾヒストを飼うサディスティックな愛情であれ、自分自身に何らかの言い訳が立つようにすれば簡単にアナタを誘導出来るのよ!』
涼 子『って話。判るかな?』
キョン『よくわかったよ。で、そんな話に何故俺が乗ると思うんだ?』
涼 子『それが今回の話の本筋ね。そう…アナタの廻りには宇宙人やら未来人やらが居るわよね』
涼 子『で、その人達は、別に朝比奈みくると言う未来人とか、長門有希と言う宇宙人を具体的にイメージして呼び寄せられた訳じゃ無いわよね』
涼 子『つまり私はアナタに恨まれ、復讐でメチャクチャに犯されてもおかしくない、アナタが敵意を持つ唯一の人物として呼び寄せられた訳』
涼 子『その上アナタを説得してか無理矢理にでも涼宮さんの廻り中の女のコを性的に叩きのめす様にアナタを誘導する様な特殊能力者としてね』
涼 子『私ならちょうど手頃だから、情報連結を解除されてた私を再情報化までして呼び寄せたんでしょうね』
キョン『ちょっと待て、なんでハルヒが、しかもわざわざ俺に、廻り中の女のコを犯させる必要があるんだ』
涼 子『ここまで言われて解らない?嫉妬よ!!』
涼 子『アナタは涼宮さんにとんでもない求愛をされてるのよ。だからアナタに近寄る女のコを手酷くあしらわせようとしてるんじゃない』
キョン『嫉妬?求愛?ハルヒが??バカ言え!アイツは恋愛なんか人生の無駄。精神病の一種だと断言してるんだぞ』
涼 子『それはそうだけど、それって本心かしらw他人を寄せ付け無かった新入生の頃ならともかく』
涼 子『SOS団ではあんなに人恋しさ爆発の涼宮さんを知れば普通そう言うのを照れ隠しって言わない?』
涼 子『ソレを言葉通りにいつまでも額面通り受け取るアナタがバカなだけよ』
涼 子『女って、みんなそういう嘘つきなのよ?』
涼 子『アナタだって、涼宮さんが自分のキモチに正直で素直なお嬢さんだとは思って無いでしょ?』
涼 子『嫉妬の余りアナタの廻り中の女をメチャクチャにする』
涼 子『大切な自分の友達ならばそのアンビバレンツもいっそう募るもの。手段のえげつなさは逆に涼宮さんの優しさの裏返しだと思うなあ』
キョン『それは・・それはそうだがハルヒが俺を?だって中学時代は取っ替え引っ替えって。それに‥それに‥』
涼 子『ダメよ。論理的にも、経験則的にもアナタに反論は出来ないわ』
涼 子『ただ観念的な思い込みだけがアナタの論拠よ。自分でもよく考えれば多分結論は私と変わらない筈よ』
涼 子『で、傍証が少なくとも3つあるから確かめてくるのね。そのうち2つは朝比奈さんと長門さんよ』
涼 子『長門さんなら多分論理的に説明してくれるわ。あと朝比奈さんは黙って受け入れるんじゃないかな』
涼 子『少なくとも本来の時間軸がこのエロスに溢れた世界だったかどうかは解らないけど、今この時間軸はそう言う世界に間違いないんだから』
涼 子『彼女に取って規定事項はアナタに強姦される事に成ってる筈よ!』
涼 子『だってね…傍証3、そもそもなんで私みたいな、あからさまにイレギュラーな存在が現れたの?』
涼 子『こんなとんでもない結論と能力を持った存在が…って事ね』
キョン『しかし幾らお前に論争で勝て無くとも結論がとっぴすぎる。いや、受け入れ難い』
涼 子『だから二人に聞きに行ってらっしゃいって言ったのよ』
涼 子『私は勝手に私のテーゼに従って気ままに行動する。前回はアナタを殺そうとして長門さんに負けたけれど、今回は勝ち負けはあり得ないの』
涼 子『だって、私は超能力者が涼宮さんを感じる様に、自分が涼宮さんの願いから創造されたと感じてるし』
涼 子『涼宮さんを超越しなきゃ、長門さんが私を消去するのは不可能だもの』
涼 子『私からは直接長門さんには対抗しないから勝ちもないし』
涼 子『しかも第一目標は私自身なのよ?ズタズタに犯され傷付くのは私。アナタの安全は完璧に担保されてる』
涼 子『長門さんが介入するかどうかすら危ないわよねw』
キョン『うう〜ん』
涼 子『アナタの逃げ道は朝比奈さんに、コレは規定事項では無い。修正が必要です…と言われる事』
キョン『そして長門さんに私が間違ってると修正に協力して貰う事しかないわ』
涼 子『だから二人に聞いてらっしゃいって。まぁ私には具体的な理由でその可能性は見込み薄だと思ってるけど』
キョン『ああ解かったよ。どのみちそうする積もりだったんだ』
涼 子『言っときますけどね。コレは全部涼宮さんじゃ無くて、キョンくんのせいなんだからね!!』
キョン『は?俺の??』
涼 子『決まってるじゃない。Mr.ジョンスミス 知らなかったとは言わせないわ。全てアナタの責任よ』
キョン『ジョン!え、あれが?』
涼 子『そうよ。北高生のジョンスミス。何処へ向かえばいいか不満だけが積み上がって、突っ張って突っ張って」
涼 子『今にも押し潰されそうな涼宮さんに、たった一つの救いを差し出したオトコ』
涼 子『唯一、涼宮さんに道筋を差し示した人物。それはアナタじゃないの?』
キョン『そりゃあ…』
涼 子『なんて酷いヒトでしょうね。論より証拠。その後の涼宮さんの行動を思い浮かべたらいい』
涼 子『涼宮さんはジョンに会った後必死に探してたわ。私はインターフェースだったころ全部見てたもの』
涼 子『北高に行きさえすれば簡単に会えると思ってた涼宮さん。でもそれがどうしても見つからない』
涼 子『諦めて諦めきれなかった涼宮さんは、次は誰にアプローチされても断らなくなった』
涼 子『簡単よ、アナタを探しだせなかった涼宮さんはアナタからまたアプローチされるのを待っていたからよ』
涼 子『結果、取っ替え引っ替えの異名を頂戴する事になる哀れな女のコ』
涼 子『谷口くんは5分でフラれたんだよねw。アレは他の何よりジョンじゃないって直ぐに判っただけよ』
涼 子『本人も言ってたんでしょ。メールや手紙で告白だなんてって。アレ、ジョンはそうじゃなかったって訳よねえ』
涼 子『そうしてだんだん救いが憧れに。憧れが恋愛感情に、恋愛感情が諦めに。そう…でも諦められない』
涼 子『だから不思議を探したのよ。また後ろから声を掛けて貰う為に』
キョン『そん・な・・、アレが・・』
涼 子『北高に来たのもそう』
涼 子『ノンポリ学校に面白いものってあんまりないものよ。でも彼女は不思議を探す場所として北高を選んだ』
涼 子『ジョンが意識に無かった筈は無いわよね』
涼 子『特進コースでは無くて一般コースに入ったのもそう』
涼 子『そして、とうとう居た。探した相手が。見分けられなかったけれども』
涼 子『恋愛なんてバカ?そりゃそう言うでしょうよ。彼女が求めてたのは人生の救い。目的だもの』
涼 子『なんとその相手とは、自分が他のだれとも違う、万能の力をもち』
涼 子『その自分の為に未来からやって来て自分に道を差し示してくれたヒトだった…のは知らなかったけれど』
涼 子『それほど待たされた涼宮さんが、唯一の恋愛対象となるべきオトコは…』
涼 子『涼宮さんの事なんか見向きもしないですって。まぁなんて酷い』
涼 子『みくるちゃんにデレデレし有希には甘いくせに、私には歯向かうなんて』
キョン『違う!、ソレは・・』
涼 子『誤魔化してもダメ!なんで私の事を好きだよ。愛してるよ!って言ってくれないの?』
涼 子『あなたは不思議の国に連れて行ってくれるたった一人のヒトなのに、他には居ない運命のヒトなのに』
涼 子『だから今回いよいよ爆発させちゃうのはアナタ自身だって事を忘れないでね』
涼 子『さぁ説明は終わりよ。後は納得出来る…完全に打ちのめされるまで、誰かに相談するのね』
涼 子『放課後になったらキレイさっぱりそんなの気にならなく成ってガールハントのお時間になっちゃうからね』
涼 子『財布の中は…うん。御休憩分くらいはあるわね。じゃあ、せいぜい頑張ってね♪放課後までは『私』は声を掛けないつもりだけど』
涼 子『ああそうそう。私とのリンクは眼に見える範囲のみ有効だから』
涼 子『アナタがどこで何を相談してるかは、私は解らないから安心してね。じゃ』