『ハルヒとママ』
「ねぇハルヒ、ママには正直に答えて頂戴、キョン君とはどこまでいったの?」
「え、どこまでってママ、不思議探索で市内とか団の合宿とかで海にいったわ」
「そうじゃなくってハルヒ、その……AとかBとかCとかってやつよ、怒らないからママに正直に話して御覧なさい」
「あ、あいつは只の平団員で……そんなんじゃないわよ」
「でも好きなんでしょ?好きなら好きってはっきりいっちゃいなさいよ」
「だから…キョンは団員その1ってだけよ」
「あらあら、そんなこといってると、他の女の子にキョン君をとられても知らないわよ」
「だ、だから違うっていってるでしょ」
「他の女の子に色仕掛けで迫られたら男の子なんてイチコロなんだから、あとで泣いても知らないわよ」
「い、色仕掛け……」
「とにかく男の子なんてHなことしか考えてないんだからハルヒも気をつけなさいよ」
「そ、そうなの」
「そうだハルヒもいい機会だからママの話を聞きなさい」
「話ってなによママ」
「……それでママとパパの初めての時は大変だったわ」
「あ、あたし別にそんな話……」
「きっかけはママの方からだったのよ、パパの部屋で二人きりになって最初はキスくらいまでって感じだったんだけど……
パパが最後までしたがって……とにかく痛かったコトだけは覚えているわ」
「そ、それでどうしたの」
「パパったら酷いのよ、ママがいたかったって言ってるのに『気持ちいいから』ってそのまま続けて五回もして……」
「マ、ママ続けて五回って」
「そ、合わせて六回『ヌカロク』だったわ」
「え、『ヌカロク』って?」
「ふふ『抜かずに六回』って意味よ、『ヌカロク』も知らないなんてハルヒもまだまだお子様ね」
「あ、あたし……」
「でももっと酷くて、やっと終わったって思ったら今度は『口でしてくれ』いうのよ」
「く、口で……それって……」
「そ、『フェラ』ね、ハルヒもそれくらいは知ってるわよね、ママが嫌がったらベットの上で土下座して『是非頼む』っていうのよ」
「そ、それでママはどうしたの」
「仕方が無いから口でしてあげたんだけどママも初めてだったから加減がわからなくって
オマケに六回したあとだったからパパが中々イカなくてあの時は辛かったわよ」
「……」
「そしたらね、パパったら『のんでくれ』って言い出して」
「ママその……の、のむって……」
「そう『ごっくん』って奴ね、パパったら言うに事欠いて『みんなごっくんしてる、のめば体に免疫が出来て妊娠しにくくなる』なんていうのよ
ねぇハルヒ、いくらママがウブだったからってそんな馬鹿な話を信じるわけ無いでしょ」
「え、それって嘘なの?」
「勿論嘘に決まっててるじゃない、そんなので避妊なんかできるわけないじゃない、あら…どうしたのハルヒ顔色が変よ」
「……キョ、キョンのやつ今までわたしを騙してたのね!」
「ちょっとハルヒ、一体どういうことなの?ママに全部話して貰うわよ」
「……(し、しまった!……orz)」