『未希とハルヒ2』
「あら未希じゃない、今帰りなの」
「マ、ママ!」
「あら、そちらの方は……」
「は、はじめまして俺、いやその…僕は……」
「こいつはヒョンよ」
「まぁ貴方がヒョン君ね、未希からいつも聞いてるわよ、未希の母です」
「ど、どうも未希…さんにはいつもお世話になってます」
「ママどうしてここに」
「夕飯の買出しに決まってるじゃない、たまには遠出しないとね、未希たちこそどうしたの……放課後デート?」
「ち、違うわよ、只の買出しよ……部活の備品を買いに来ただけよ、ヒョンは荷物持ちよ」
「あらそうなの、そうやって二人並んでる所はお似合いのカップルって感じにしか見えないけど…」
「な、何いってるの冗談はやめて頂戴、ヒョンは只のクラスメイトよ」
「それじゃ未希、あんまり遅くならないうちに帰るのよ」
「ヒョンなにやってるの、さっさといくわよ」
「ヒョン君、未希のこと宜しくお願いね、素直じゃないけどいい子なのよ」
「ママ、余計な事言わないでよ」
「なぁ未希お前の母さんってすごい美人なのな……」
「……(な、なによヒョンのやつママにデレデレしちゃって! 今日髪型変えたのにあたしの事は全然気付いてくれないのに)」」
「只今」
「お帰りなさい未希、ヒョン君とのデートはどうだった?」
「だからデートじゃないわよ、大体ヒョンは只のクラスメイトで…」
「未希、好きなら好きってとっとといっちゃいなさいよ、じゃないと人生損するわよ」
「だからヒョンは只のクラスメイトだって言ってるでしょ」
「あら知らないわよ未希、そんなこと言って他の女の子にヒョン君取られても、ナンだったら……ママがヒョン君とっちゃおうかしら」
「なっ!」
「ヒョン君って良く見るとパパの若い頃にそっくりよね、ママの好みだわ……」
「だ、駄目よヒョンはあたしのなんだから!」
「あらあら、やっぱり好きなんじゃない……」
「……(し、しまった!……orz)」