想定外の情報が蓄積される。  
 
 彼らは再び今を繰り返す。  
 永劫となるウロボロスの輪の中、だが彼らはその状態からでも輪を断ち切る可能性を掴みだした。  
 
 私の目的は観測。  
 時間概念に束縛される彼らが如何にしてこの環状線から降り立つか。  
 私はその過程を、結果を観測する為に関与する事を禁じられた。  
 彼が、皆が奔走するのを、私はただ観測する。  
 
 
 想定外の情報が蓄積される。  
 私は、何をしているのだろう。  
 違う。  
 私は、何もしていない。  
 
 
 そしてまた、想定外の情報が蓄積される。  
 八千七百六十八回中、その全てのシークエンスに於いて出された案件。  
 その全てで棄却された案件。そして、その代替案。  
 全てが乱雑で、大雑把で、雑音に感じる。  
 
 
 古泉一樹が彼に提案する。  
 
「背後から突然抱きしめて、耳元でアイラブユーとでも囁くんです」  
「パス一だ」  
「では、僕がやってみましょうか」  
 
 
 
 それは八千七百六十九回目の想定外な情報。  
 私は彼の表情を観測し、脳裏にまた一つ蓄積した。  
 

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