涼宮ハルヒの独占欲 b  
 
2、  
 
 「私のほうがこの人を満足させる事が出来る」  
その声は途方に暮れ俯いていた俺の耳に突然聞こえて来た。長門はゆっくりとこちらへ歩み寄り、俺の肩に手を置いた。  
それがスイッチだったのか体全体に脈打つような異変を感じ出す。熱病にでもかかったかのように体は火照り、  
さっきのお菓子のせいだと理解した。ハルヒは何を言われてるのか理解できないという顔をしている。  
 「こんなふうに」  
長門は俺を背から腹に手を廻し抱き締めるような形になり挑発するかのように言った。  
 「な、なんだっ」  
 「っなにしてんのよっ!」  
当然振りほどこうとしたが全く動けない。例の力でも使っているのか。抱いたまま床に座らせられる。  
されるがままだ。抵抗など出来ない。意思とは反し、体全体が敏感になっているようで  
ぎゅっと抱き締められているだけでも気持ちよくなっていた。自身の吐息が洩れ出て、悔しさが募る。  
 「…有希。何でこんなことするの」  
震えた声が聞こえる。いつものハルヒらしくない。  
俺と長門を振り解こうともしないで躊躇するように見ている。  
 「見ていれば解る」  
胡坐をかいていた足を両腕で少し開かれ、隠していた部分、  
制服のズボンの生地を真上に持ち上げているのをハルヒに無理矢理見せられた。  
 「なな、何そ…れ……」  
先程から完全に勃起していたのだ。声を出して抵抗してやりたいところだがそれさえ封じられていた。  
何それと言いながらもあいつは顔も隠さずジッと見つめている。こんな屈辱味わった事などない。  
 「男性器」  
そう言いつつ長門はこちらの背に胸を押し付けながらズボンの上に右手を伸ばしていく。  
その動作が起こす制服の衣擦れの音が静寂の中静かに部屋に響いていった…。  
 
≪/長門xキョンxハルヒH≫  
 
ハルヒはその手を本当に触れさせるのかどうかを確かめるように見ている。止めてくれ。  
 「う、うそでしょ。…わっ!?」  
…触れた。長門は本当に触ってきた。俺自身どこかで止めてくれるんじゃないかと  
期待を抱いていたのだが見事に外れた。こいつは本気なのだと理解するしかなかった。  
その手は乗せられているだけで妙な刺激を送ってはいない。何秒か過ぎ、不審に思う。  
何もして来ない。ハルヒの顔を見る、火照った顔で眉を吊り上げ睨む…その視線は俺の右腰にある長門の顔に  
向けられているようだった。顔も動かせないのでその長門がどんな表情を返しているのかは知ることなど出来ない。  
それにしても長い…。思ったその瞬間、ふにふにと指がズボンの上で動き出した。その華奢な指でカタチを確かめるように。  
その触り方は悦ぶツボを知り尽くしているかのような動かし方。スリスリとズボンの生地の上から快感が送られてくる。  
ハルヒに視線で助けを求めるが一向に気づいて貰えない。その視線は未だ股間と長門の顔の両方、交互に注がれている。  
 「気持ちいい?」  
その言葉と共にハルヒの視線は俺とぶつかる。気づいてくれ頼む。そして助けてくれ。ありったけ視線に込める。  
 「なんでさっきから黙ってるのよ! キョンはッ!」  
怒りを露にした形相で5歩ほどの距離を駆け出すように止めに入ろうと来た。意味は伝わらなくても邪魔してくれるならいい。  
 
 「無駄」  
その言葉の語尾を繋げる様に高速で逆回しするような理解できない言語を耳にした瞬間ハルヒの体は垂直に腰を床へ落とした。  
 「痛だっ! …な、なんなのよ! こ、これ」  
そこまでするのか。驚くのも無理はない。こんなの喰らうの初めてだろうよ。  
普通の人間相手に使うモノじゃない。…確かにハルヒは普通じゃないが使うような相手ではないだろうに。  
 「腰が砕けただけ」  
俺とハルヒの距離は2歩程。ハルヒは長門の言葉に閉口し座り込んでいる。俺もハルヒ同様閉口せざるを得ない。  
長門を駆り立てている物を取るにはこのハルヒと結ばれなければならない。  
だが長門自身がそれを阻止しているんだからどうする事も出来ないじゃないか…。  
 
 「そこで見ていて」  
 「こ、このっ! う!? なんなのよ! これ!」  
腰から下は動かせないようだ。バタバタと腕を振っていた。  
長門は引き摺るように俺の横へ体を移動させ大きく膨らむそのズボンの前ボタンを外し顔を寄せそのまま  
ファスナーの留め具に噛みつきハルヒの方に目線を向けゆっくりジ、ジジと開けていく。ハルヒの顔は震えている。  
シャツの前のボタンもゆっくりとはずされていき、直後ヒヤリとした冷たい感触。腹に手を当てられていた。  
そのまますべる様に腹とトランクスの隙間に左手を差し込んでいく。起こっていく事実しかもう解からなかった。  
 「やめなさい! って言ってるのよ! きゃっ!?」   
制止の声は無駄だった。容赦なく長門の手は下腹部の陰毛を滑り剛直を掴んだ。か細い手の感触。  
冷たいその指は逆に更に熱を持たせる快感を与えてくる。こしこしと指だけで竿全体を愛撫される。  
脳を蕩けさせる甘い快感。お菓子のせいなのか、長門が長けているのか解りはしない。ただ快感に酔い痴れたくなっていく。  
ハルヒは顔を俯かせ目を閉じていた、見る勇気などないようにその眉尻は歪んでいる。  
それに気づいた長門は右手をハルヒに伸ばしていく。腕に触れた。  
 「な、何っ!?」  
 「やはりあなたにはこの人の相手は無理」  
目を開けたハルヒに長門は煽るようにそう言った。  
 「い、言わせておけば…いい気になってんじゃないわよ! ッあ゛!?」  
ハルヒの様子がおかしい。声を発した後自分の体を掻き抱くように長門を睨んだ。  
長門はそれを無視し、再度こちらの足に腕を乗せトランクスの中に手を突っ込みさっきと同様の行為を始めた。  
 「あなたは見ているだけしか出来ない」  
空いていた右手はトランクスの下、袋の方へ手が伸びていく。ハルヒは自身の体の変調に戸惑いを隠せないようだ。  
睨むようにその行為を見つめていた。明らかに俺以上に変化を与えられたように見える。  
 「…な…にをしたの」  
 「あなたは興奮しているだけ」  
 「ぐっ! 興奮なんか、…して、ないっ!」  
そう言いながらもハルヒはじっとトランクスの生地が蠢くのを見ていた。その口は開き絶えず吐息を漏らしている。  
袋を絶えず刺激していた長門の右手は突然トランクスを摺り下げた。  
 「あ゙」  
晒された。天を向き猛り立ったそのモノを隠すものはなにもない。恥ずかしさの余り俺は目を閉じる。  
 
 「こうすると」  
掌で握られ緩急をつけ扱かれていく感覚。とても見てはいられなかった。  
 「喜んでくれるの」  
ぐりぐりと遊ぶように、撫で回される。次第に激しく。  
頬に濡れた暖かな感触がし、口付けをされているのだと気づく。  
 「…ちゅ、ん……ちゅ…れる」  
唇が離れていく事はなくそのまま舐められていく。舌の温度は冷たくゾクゾクと体を震わせてしまう。  
射精してしまうかもしれない。握られたままの自身の分身はビクビクと奔流を吐き出しそうに脈打っている。  
このまま出してしまえば男としての何かの尊厳を失うと思った。  
 「もう出そうになっている」  
何故解ってしまったのかと驚き目を開けてしまう。長門の頭が沈んでいくところが見え、途端モノを咥えられた。  
 「あっ、ああ…あ」  
 「あむっ、はっ、ちゅ、…じゅる」  
亀頭の先端を吸い付かれていた。口内の冷たさを感じる。舌で円をかくように徐々に範囲を広げていくように舐め回される。  
ハルヒは見ていた。恥ずかしがってはいない。逆に。…物欲しそうに見える。  
 「ちゅ、うぅぅ…あふ」  
一度行為を止め、横顔で俺の顔を見つめてきた。も、もうやめてくれ。このままじゃ。  
視線に込める…がその顔を見て俺は絶望する。いつもと違う。口元を微笑に変えた別人。  
 
再度長門の顔が沈んでいく。舌を突き出したまま。…やめてくれないんだな。  
 「こうひて、むいてあげるの」  
亀頭の半分を隠す周りの皮の部分に舌が当てられた。ぐりぐりと這いずり進んでいく。  
 「れ、れる、ちゅ、ふふ。…んっんっ」  
その隙間から差し込んだ舌は皮を外へ押し退けるようにカタチを変えさせていく。  
とてつもない快感が否応なく押し寄せて来、歯を噛み締め耐え続けた。  
 「す、すご…ぃ。ずるいよこ、こんな」  
俺は驚きハルヒの様子を見た。その手は自身のスカートの中に手をいれていてモゾモゾとせわしなくスカートの形を変えていた。  
 
 「ずるい? ずるいことをしたのはあなたなのに」  
 「…何を言ってるのか、わ…かんない」  
答えるハルヒの手は止まる事はなく、目は虚ろ。どうでもいいとでも様子で見て取れる。  
…ハルヒは堕ちてしまったのか。もういっそこの快楽に身を委ねてしまおうか…。俺の意思も砕けそうだ。  
それを破るかのように長門の攻めが開始された。  
 「れろ、じゅる、ちゅっ、じゅるるるる、ちゅっ」  
袋の裏筋辺りから舐め上げ小刻みにキスを挟み吸い付き舌でべろべろと押すように交互に攻められる。  
 「はっ。…ちゅぅぅ。じゅるっ、じゅるるる、れるれろ」  
息継ぎをし亀頭の先端を咥え込み強く吸い込みながらべろべろと完全に皮を剥かれた。もう無駄だった。  
留めていたものが一気に噴き上げていく。  
 「んっんうぅ……………!」  
口を窄め口内に奔流を受け止めていく長門がいた。その頬は少しずつ膨れていく。  
 「ん、んくっ、んっ…ぢゅる、んふ  
離さずそのまま満たされたものを飲みながらも舌で掃除をするかの様に廻し、最後まで一滴残らず飲まれていく。  
ゆっくりと口を離していき、くびれた部分をこそぐように舌で弄られる。まだ終わらないのか…。  
 
 「あ……あ…ああ」  
ハルヒは何が起こったのかを理解しているようだ。口に手を当てこちらを凝視していた。もう、だめだろう。何もかも。  
未だに長門はモノを弄っているしハルヒにこのまま見せ付けたまま最後までするつもりなんだろうよ。  
 「ちゅ、んぐ、ちゅ…………あ………」  
……? 止まっ、た。何だ? 長門は突然口を離しどこを見ているか解らない。何が起こった?  
口を開きたい所だが聞けやしない。しばらくたつと長門は俺の肩へ顔を寄せ耳へ口を近づけてきた。  
 「…もう終わりにする」  
ぼそぼそと聞こえた。内緒話でもするかのように。どうゆうこった、理解できない。  
今迄していた行動と言ってる事がおかしい。もう終わりって事は長門は、落ち着きを取り戻したって事か?  
それにしても突然すぎる。  
 「体はもう自由に動く。しばらく静かにしていること」  
 「本当か? って!?」  
口が動く。体も自由が利くようだ。だが体の変調は未だ続いている。  
 「ね、ねえっ。何…話してるのよっ。はっ、あっ」  
 「涼宮ハルヒ、この人をあなたの好きにして構わない」  
未だ、一人で自慰行為を続けるハルヒに告げた。  
 「あっ、ぁ。好きに、してって……ふぁっ」  
このままハルヒと結ばれても構わないって事か。随分と強引じゃないか。  
 「後で説明してくれよ、必ず」  
頷いた長門はそのまま立ち上がりハルヒの側へ近寄り腕を引っ張った。  
 「うお!?」  
未だ萎えないモノの前にハルヒが連れて来られた。長門はハルヒに囁く様に何か口を動かしていた。  
ハルヒは一瞬驚いた顔をし自慰行為を止めたが長門の囁きを聞き続けるハルヒは段々と秘所を弄り出した。  
その目は俺のモノを蕩けた目でジッと見つめ続けていて。…長門、お前一体何を言っているんだ?  
 
 「…あっ……あん…んっ」  
表情に締まりがない。いつものハルヒとは到底思えない。長門は未だハルヒの耳元で何か囁いている。  
 「ふっ、はぁっはぁー…………」  
 「え」  
弄る手を止めたハルヒの手が震え何かを求めるようにこちらへ近づいてくる。  
 「うあっ! ま、待てっ」  
奪うようにモノを突然握られ、俺はその刺激に驚き倒れそうになり後ろに手を置き体を支えた。  
 「いいの、よね、はっ、はっ…ぁ」  
ハルヒは上体を反らし顔をモノの顔前で観察でもするかのように見始めた。  
その顔は立つモノで隠されすべては見えない。  
 「これが、キョンのおちん……ちん」  
確かめるようにハルヒは自身の愛液で濡れた手でモノを弄くりだした。  
 「ちょっと待てっ」  
このままいい様に扱われるなんて、そんなのはいやだ。こいつは冷静ではない。どうすりゃいいのだ。  
俺はハッとした。そういえば、長門に無理矢理一度弄くられ出された俺は多少正気を取り戻せている。ならば。  
 「いい、じゃないの。だって、こんなに…なってるっ。あっ!?」  
その手を払う。悲しそうな顔するな。このままそうゆうことをするってのはやなんだよ。    
 「そんな顔するな」  
まともに会話できそうもない。まずは鎮めてやるしかないように見えた。その後に合意を得るしかなさそうだ。  
 「立てるか?」  
 「…立て、ないっ、うっ」  
長門の顔を見る。首を弱く振った。本当に自分では立てないようだ。  
 「立たせてやる」  
立ち上がりハルヒの体に腕を廻し、立たせる。抱き上げた瞬間俺以上の熱を感じた。  
体には全く力が入らないようで、重い。耳には絶えず荒い吐息。視界の隅に目をやる。  
そのままおぼつかない足取りのハルヒを支えベッドに近づきハルヒを座らせた。  
 
 「長門、もう帰ってていい」  
 「……公園で待っている」  
そう言いながら長門はゆっくりと部屋を後にした。ハルヒを見る。  
 「許してくれよ…」  
 「はぁっ、は、はふ、あっ!?」  
ハルヒの肩を掴み上体をベッドへと倒した。その額に腕を乗せはぁはぁと息をつく姿を見て思う。  
手っ取り早く元に戻すなら…直接やってやるのが一番だろう。覚悟を決めスカートに手をかけ上にずらしていく。  
知らず生唾を飲み込んでいた。こんな状況にも俺は興奮していたのだ。例のアレのせいだと思いたい。  
普段ならこんな事をすればビンタが飛んでくるだろうがハルヒは俺の行為を受け入れていた。  
 「……ふ、はっ、はふ」  
 「大人しくしててくれ」  
スカートをすべて捲り上げた。…しばらく口を閉じ見ているしか出来なかった。露になったショーツは秘所の周りを  
水で濡らしたようにぐちゃぐちゃになっていたから。…ただ見ているだけでは意味がない。  
俺はベッドの横にしゃがみ足を左右へ少しずつ開かせていく。これからする行為をやり易くする為に。  
顔を近づけ見る。目の前にはハルヒのあそこが丸見えになっていた。  
生地を愛液で透けさせていて隠す意味などまるでないようだ。ゆっくりと指を進ませ、その部分に触れる。  
 「あ゙っ!?」  
過敏ともいえる反応が返ってきた。俺は童貞なのでよくは解らない。知識だけでなんとかしないといかん。  
 「あっ、ぁぁっ! きょ、キョン…。あっああっ」  
ショーツの染みの中心、その部分を右手の人差し指でぐりぐりと押してみる。  
指先にじっとりとした粘液が付着していき、熱を感じる。  
 
 「あ…あ……ああぁ…ん。んあっはっ!?」  
指にショーツから染み出る愛液を絡ませ上から膣口へと思われる部分に指を進ませた。  
今までにない嬌声が部屋に響き、驚いた。  
 「はぐっ、んはっ。きもち、い…」  
 「こ、こんな感じでいいのか。…はぁ…はぁ」  
とめどころなく愛液が中から染み出していき、ぐじゅぐじゅと淫猥な音を散らしていく。  
知らず自分も荒い息を吐いているのに気づく。  
 「あっ、ああっ、あふっ! んぁっ」  
縦のスリットを上へ下へとなぞっていき、生地からの摩擦を秘所へ与え、再度押し込むように指を真ん中へ。  
 「きょっん、す、すごっいっ。あっ」  
左手を太ももの付け根に置きショーツの中をぐいっと外へ開かせた。  
生地ごしに膣は開かれ陰唇がねちゃりと音を立てた。陰唇をなぞる様に  
空いた右の人差し指、中指二本で弄くり廻す。柔らかい肉の感触。  
 「やっ、見ちゃやだっ、あっあふ、ぅぅ、ぅ。あああっん」  
その光景は俺を狂わせるのに十分だった。足を掴みもっと開かせ、顔を近づけショーツの上に鼻を押し付け匂いを嗅ぐ。  
顔を振ると鼻に愛液がぐしゅぐしゅと付着していった。  
 「やっ、あぁ、な、なに、して、るの!? ぁふっ!?」  
 「やめたほうが、いい、かっ? す、凄いぜおまえのここ」  
その部分の事が伝わるように舌で突いてみた。ハルヒの反応を見る。未だ、腕を額に乗せ顔を  
振り乱しその目はよく見えない。だが口からは涎が見えていた。  
 「とめ…ちゃ……やだぁ」  
 「直接しやすいようにしてくれ」  
ハルヒは俺の言う事にびくりとしたが、やがて頭に乗せていた腕をゆっくりと自身の秘所を  
隠すショーツに手をかけ横にずらしていった。  
 「ねっ……好きにして、いいからぁ。は、はやくぅっキョンっ」  
股にいる俺を蕩けた目で見つめそう言ってきた。生唾を飲まずにはいられなかった。初めて見る女性器、  
それは誘惑しているかのようにヒクヒクと蠢いていた。俺は我慢できずかぶり付く。  
 「あ゙っ! ふぁああ! つ、つよいよっ。んっふ…ぁ! ぁああん」  
どこをどう舐めたかは解らない。すべて舐めていく。顔はハルヒの愛液を浴びべちゃべちゃだ。  
構わず貪欲に貪り続ける。  
 「んん゙っ! すごっ…ぁっ…すごっい、はぁっ!」  
自身のショーツを持つハルヒの手は震えているが、離すつもりはないようでもっと  
舐めてくれと言ってる様。更に続けていく。   
 「あっああっ! あぁあ゙! 熱いよっ! い、いき、そっ」  
 
膣口に舌を差込み膣内を犯し眼前で目に付いた小さな突起、クリトリスを指でくりくりと弄くる。  
指とクリはツーと糸を引き切れたり出来たりを繰り返していた。  
 「い゙ぁ! ぁ!!!! あ゙あ゙あ゙ああ……………っ! あっぁー、ぁー……ぁう…」  
イッたようだ。ハルヒはショーツから手を外しベッドへ投げ出した。余韻に浸っているのか  
片方の手をまた頭に乗せ荒い息をしながらベッドで静かに息を整えていた。  
 「も、もう平気か?」  
反応はない。これでもう例のおかしな効果は多少は消えた筈なんだが。  
 「お、おいっ」  
早く確認したい。俺は立ち上がり、ハルヒのその顔を隠す腕を退けた。  
 「…寝てんのか」  
赤い顔のまま、満たされない欲求は満たされたとでもいう様な満足な顔をし眠りについていた。よ、涎すごっ。  
俺は近くに置いてあったティッシュボックスを手に取り、その口の周りを拭っていった。  
 
 「ん……ぅ……」  
拭い終わった俺は立ち上がり考える。どうするか…。まだ結ばれたとは言えないよな。  
床へ座り、ハルヒが起きるのを待つことにした。顔を挙げ時刻を見ると22時過ぎ。  
時間はもうギリギリなんではないか。正確なリミットは解らないがハルヒの親の件もある。   
長門は今頃まだ公園で待っているんだろう。あいつには後で色々言いたいことがある。  
そんな事を考えながら俺は起きるのを待った――  
 
――15分程過ぎた頃ベッドの上のハルヒはもぞりと動き出した。体は治ってるんだろうな?  
 「ん………。え?」  
 「起きたか」  
ぐしぐしと腕で目を擦りハルヒは目覚めた。何かその表情はまだおかしく見える。え?  
 「…大丈夫か?」  
 「あたし、寝ちゃって…たん!? ぐっ」  
体を抱き締めていた。まじか…まだ続いているのかよっ!  
 「ね、ねえ、はっあっ。からだ…があつ…いの」  
やっぱりだ。起き上がりこちらを熱っぽい瞳で見てきた。こ、こうなったらもう。その前に。  
 「おまえは、俺が好きか?」  
 「…好き。大好きだから…」  
その語尾はこのまま抱いてと言うようで。ならば、とベッドの上で佇むハルヒに近づき、  
荒く息をつくその顔を正面に捉えた。その目は俺の目を見ていない。唇を見られていた。  
 「キス……しても、いいわよ…ね」  
 「俺も…え? ああ、って!? んむぁっ!?」  
突然体を抱き締めてき、唇を奪われた。  
 「ちゅ、ちゅっ。んぅぅ」  
 「んぐ……おひっ。おぃ。むぁ!?」  
口内に舌を入れられた。探るように歯茎を舐められる。  
 「あはっ、じゅる、ちゅぅぅれる」  
縦横無尽に這い回るその舌はやがてこちらの舌を捉え強く吸い付く。  
途端股間に熱い感触を得た。見るとハルヒの手はこちらのモノを掴みぐにぐにと動かしていた。  
 「ちゅっ、んぶっ、はふ、ちゅううぅぅ」  
その目はモノを掴み扱いてるのを見つめており、そのままディープキスを続ける姿。  
頭に思い浮かんだ言葉は淫魔。何分経ったかは解らない。俺の心は…堕ちていった。行為を受け入れる自分がいる。  
 「ぐわっ!?」  
突然ハルヒは腕を掴みベッドへと俺を押し倒した。俺はびびった。本当に荒々しい。これがあのハルヒなのか?  
埃が舞う中俺の体を跨ぎそのまま腰に馬乗りになったハルヒは俺の胸板へ手を置き微笑を浮かべこちらの顔を覗いてきた。  
ハルヒの下着の奥から染み出す愛液が自身のモノを濡らしていく…。  
 「ね、いいよね。このま…ま」  
自身の性器をショーツの上からこちらのモノに押し付けるようにぐちゃぐちゃと刺激を送りながらそう言われた。熱い。  
 「あ、ああ。したいようにしてくれ」   
その声と共に制服のシャツの前襟首を両手で掴み面倒だとでも言うようにブチブチとシャツをはだけていった。  
はだけ終わったハルヒはブラに手を当てこちらを見てきた。  
 「…見たい?」  
こ、こいつは。焦らすつもりか。  
 「ああ、見せてくれ」  
満足そうな顔をしたハルヒはブラの前ホックをはずし、隠された胸を曝け出した。  
形のよい乳房、大きくもなく小さくもない。尖ったピンクの乳首。その胸はハルヒらしいと思える活発な胸だと思った。  
 「あっ…! んぁっ。も、もうっ」  
知らず右手でその胸を弄っていた。手を止め自分の行為に驚くがどうでもよくなり再度今度は両手でその胸へ手を伸ばす。  
 「あん、んっ。あぁっ。んぁ。キョンは、あっ…えっちだわ」  
 「おまえが言うか」  
その弾力の気持ちよさは堪らず、俺のモノは更に硬度を増していく。  
 
 「あふ、や、ぁんっ。はっはふっ」  
いやだと言いながらもハルヒは腰をモノへ押し付けてくる。その矛盾した行動が俺を昂ぶらせた。  
 「ね、ぁっ。あっ。一つになりたいの」  
そう言いながらハルヒはスカートの縁を口に噛み上へ捲り上げ腰を浮かせ片手でショーツをずらしていった。  
 「入れちゃう、ね」  
俺の声を待つことなく、ゆっくりとハルヒは腰を落とし、その性器と性器が接触された。  
 「ぁ」  
まだ先っちょとハルヒの膣口が触れる程度で止まっていて、上から滴る愛液がモノを濡らしていくのを見ていた。  
 
 「んっ。…あつ。………いふわよ」  
 「あ、ああ」  
腰が落とされていく。熱い体温を感じる。モノがハルヒの中へと埋没していくのが見えた。  
 「ん゙っあつっい。キョンの…おちんちん」  
カリの先端までを飲み込まれる。まるでその光景はレイプされているようで俺は興奮を隠せない。  
 「もっと、腰を落として…くれ」  
ハルヒは見たことないニヤっとした顔をし腰を更に落としていく。  
モノの三分の一が埋まった辺りで何か引っ掛かりを感じた。  
 「あっ、ん。一気に…いくわね。ん、んん゙、あ!?」  
瞬間ブツリと処女膜を破る感触がしモノに熱いうねりを感じた。  
 「いだぁっーーーー!? っい゙ぃぃ!」  
 「ぐぁっ」  
モノがすべて見えなくなった。ハルヒの尻肉と袋がくっつき、一つになったのを理解した。  
締め付けはきつく、蠢く膣内の中でモノはビクビクと震えている。熱い粘液がモノを蕩けさせていた。  
 「動くねっ、あ゙、あぐっ。ふはっ」  
 「え゙? ぬあっ」  
痛さは気にしないとでも言うように腰を上へ上げたり下げたりを繰り返される。  
 「んぁっ、ああああ。ふはああ」  
ジュブジュブと飲み込まれ繋がった性器から袋にまで粘着質の高い愛液が塗されていく。  
 「んっ。ふふっ。きもち、い?」  
自分の痛さよりこっちの気持ちよさを優先しているのか?  
 「いたく、ないのか?」  
「んっ痛い、けどっ、あっ、あん。気持ち…いいよ?」  
 「ほ、本当に気持ちいいんだなっ?」  
 「う、あぁ、ん。いいよ。キョンっ」  
その答えを聞いた俺は我慢を吹き飛ばす事にした。ハルヒの腕を掴み引っ張る。  
 「きゃっ。な、なにっ!? …あ゙っあっ、ふ…ぁあ」  
こちらへ倒れたその体を両手で抱き締め腰だけでハルヒの膣を剛直で穿つ。  
 「んぁっ。はげしっ。あああっ! あっああ!?」  
胸の中でハルヒはその刺激に耐えている。その激しさはジュブジュブと部屋に音を撒き散らす。  
甘い匂いのする柔らかい女の子の素肌は俺を更に上へと昂ぶらせ続ける。  
 「本当にっ! 気持ちっいいんだな」  
黒い欲望は留まる事を知らない。ハルヒを変えているのは  
自身のモノで膣内を好き放題犯しているのだと征服欲を満たしていった。  
 
 「あふっ、ふあっ、ごり…ごり、してるっ」  
見ると爪を噛みながらハルヒは悦んでいた。その目は次の膣内を蹂躙するモノの刺激はどれ程のものかとでも言うようで。  
ぎゅっと抱き締め壊すように突き動かす。次はどんな反応を見せてくれるのか俺は期待する。  
 「あ゙っ、あっー、あ゙ー! す、すごっ」  
ハルヒのお腹は汗で濡れ、こちらの腹から下の陰毛部までを濡らしている。もうどちらの汗だかは解らない。  
もっと激しくしてやりたい。  
 「たぶん次はもっと凄いぞ」  
 「う、うん。も、もっとしてっ…」  
腰を止め体を抱き締めていた腕を放し、上体を上げ目に入った揺れる尻を掴みに行く。鷲掴みにした。  
ふにふにと弄り弾力を楽しみ正反対に引っ張ったり閉じたり開いたりを繰り返す。堪らない。  
 
上から自身の股へぐっとゆっくり押し付けた。  
 「んあ!? あっ。ふかっ。深いよっ。うぁ!?」  
ぐいぐいと深くモノが中へ沈んでいく。子宮口と思われる行き止まりを亀頭に感じた。  
手を緩めそのままゆっくりとまたモノを引き抜いていく。  
 「んぁ、ぁああぁあ…。……え」  
抜かれてしまうのかとハルヒは思ったようだ。それは違う。  
 「っあぐ!? ふはっああぁ!」  
一気に奥を突いた。ブシッという膣口から溢れ出た愛液が太ももに飛んだ。  
 「またいくぞ」  
ずるずると腰を廻し捻りながら膣口までモノを後退させ  
 「あ…ぁ…ぁあぁぁぁー………」  
再度掴んだ尻を股へ押し付け奥までぶち込む。  
 「あぐ!?!? ふはぁ、あ、ああぁ」  
見るとその指はもう口から離されぐたりと力の入らない様子で快感に酔い痴れる顔をしていた。  
シャツはハルヒの涎でベタベタだ…。  
 「は、はっ。は、はふ。も、もっとしてっこのまま出していいか、らっ!?!?」  
尻肉を強く掴みガスガスと腰を振っていく。緩急はつけずに。上へ下へと縦横無尽に廻し欲望を吐き出すために。  
 「あ゙あ゙あ゙ああ! すご! すごいぃぃい!」  
ハルヒの手はシーツを掴み自身の体が飛んでいかないようにとでもグッと掴み刺激に耐えていた。  
 「あっああっつ、あ゙あああ!」  
あほみたいな顔を恥ずかしげもなく見せてくれる。それどころではないのか。  
 「出す、ぞっ!」  
 「う、うん、ぁ゙! んぐっ! だ、出してっいい゙からっ!」  
ゆっくりと腰を引いていき、今日一番の一突きを膣内へかまし、せき止めていた欲望を吐き出す。  
 「んぐッ!? あづ……い。で、出てる。あー、ぁー………ぅ」  
注ぎ続ける。中へ中へ。白濁の液体を。どくどくと。一滴残らず。  
痙攣するハルヒの尻をぐっとまだ掴み最後まで。  
 「……まだ、でて、る。あ、ったかい。あふっ…はー…はー…………」  
出し切った。ハルヒは胸の上で高山病にでもかかったかのように荒い息を吐き続けていた。  
辛そうなのでモノを抜いていく。根元から抜いていくとひんやりとした空気がモノを冷たくするのを感じた。  
 「ぁっ、抜かない、でっ、はっ、はー。このまま、ね、寝よ?」  
時計を見る。時刻は23時15分前。そろそろ親が帰ってくるんじゃないだろうか。  
胸の上のハルヒを見、考える。…この分だとすぐ寝てくれそうだな。  
ハルヒの頭を撫でながら寝るのを待つことに決めた。  
 
≪長門xキョンxハルヒH/≫  
 
                                               続く  

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