笹みそテクニック
山川流
「う〜トイレトイレ」
今、トイレを求めて全力疾走している僕は、北高に通うごく一般的な男の子。
強いて違うところをあげるとすれば…うん、特にないな。
苗字は国木田、名前は禁則事項。
そんなわけで、帰り道にある駅前公園のトイレにやって来たのだ。
ふと見ると、ベンチに一人の若い女が座っていた。
ウホッ! 佐々木さん…。
ハッ!
そう思っていると、突然佐々木さんは僕の見ている前でスカートのホックを外しはじめたのだ。
ジジーッ、スルッ。
「くっくっくっ、やらないか?国木田」
そういえばこの公園は防音のトイレがあることで有名な所だった。
中学生の頃、佐々木さんに密かに憧れていた僕は、誘われるままホイホイとトイレについて行っちゃったのだ。
彼女──
佐々木さんは中学卒業後、某有名私立進学校に入学したはずだった。
どういう訳かセックスをやりなれているらしく、トイレに入るなり僕は素裸にむかれてしまった。
「良かったのかい、ホイホイついてきて。僕は同級生だって、かまわないで食っちまう人間なのだが」
こんな事初めてだけどいいんです…
僕…佐々木さんの事、好き、でしたから…。
「くっくっくっ、嬉しい事言ってくれるじゃないか。それじゃあ、とことん喜ばせてあげるよ。国木田」
言葉どおりに彼女はすばらしいテクニシャンだった。
僕はというと、性器に与えられる快楽の波に身を震わせ悶えていた。
しかしその時、予期せぬ出来事が…
ブルブルッ!
うっ…。
で、出そう…。
「ん?もうかい?意外に早いんだね」
ち、ちがう…実はさっきから小便がしたかったんです。
このトイレに来たのも、そのためで…。
「そうか…」
「よし、いいことを思いついた。君は僕の尻の中で小便をすると良い」
えーっ!?
おしりの中へですかぁ?
「男は度胸だよ、国木田。何でも試してみるのがいい。きっと良い気持ちだと思うが」
「…。」
「ほら、遠慮しないで入れてみたまえ」
佐々木さんはそう言うと、制服のスカートとショーツを脱ぎ捨て、美しいお尻を僕の前につきだした。
自分のお尻の中に小便をさせるなんて、なんて人なんだろう。
しかし、佐々木さんの引き締まったヒップを見ているうちに、そんな変態じみた事を試してみたい欲望が…。
それじゃ、やります…。
クン…ズ!ズズ!…ニュグ!
は、入りました…。
「あ、ああっ…次は、小便だよ、国木田…」
それじゃ出します…
シャーーッ チュチューーッ
「いいよ…。お腹の中にどんどん入ってくるのがわかる…。しっかり、肛門をしめておかないと…」
チューー
くうっ!気持ちいい…!
この初めての体験は、オナニーでは知る事のなかった絶頂感を僕にもたらした。
あまりに激しい快感に、小便を出しきると同時に僕のペニスは肛門の尿の海の中であっけなく果ててしまった。
ああーーっ!!
ドピュッ チャッ シャーーッ
「このぶんだと、そうとうガマンしていたみたいだね。…お腹の中がパンパンだよ、くっくっくっ」
はっはっ…。
「どうかしたのかい?」
あんまり気持ちよくて…こんなことしたの、初めてだから…。
「くっくっ、だろうね。僕も初めてだよ…」
「ところで、僕のクリトリスを見てくれないか。これをどう思う?」
すごく…大きいです…。
「大きいのは良いけどね。このままじゃおさまりがつかないんだよ」
ヒョイ!
あっ…。
ニュプ
「今度は僕の番だろ、国木田」
ああっ!!
「いいっ…君は顔に似合わず、意外に逞しいんだね…」
で、出る…。
「なに?今出したばかりなのに、もう出すのかい?精力絶倫なんだね」
ちっ、ちがう…!!
「えっ?今度はウンコ?」
「君、僕をバキュームカーか何かと間違えてるんじゃないだろうね」
しーましェーん!!
「仕方がないな。いいよ、国木田、このまま出してしまえ。大便まみれでやるのも良いかもしれない。くっくっくっ」
えーーーっ!?
─と、こんなわけで、僕の初めての体験はササミソな結果に終わったのでした…。
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/ロ/ ー' ヽ
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