何?今なんて言った?  
「もう終わりにするって言ったの。もうあんたと会うのは終わりにしたいのよ、あたしは」  
いいのかよ本当にそれで。俺、お前と散々やってること、言いふらしてもいいんだぜ?  
「勝手にすれば?それならこっちは長い事セクハラを強要されてたって、言いふらしてやるから」  
くそ。中学の頃はこの手であいつを言い込められたのにな。  
どうもSOS団とやらが出来てから、涼宮の奴は変わってしまった。  
 
 
残された物  
 
 
「じゃ、電話切るわよ」  
待て、最後にもう1回だけ会わないか?  
「ずいぶん未練がましいのね。あたしはもうあんたに身体を開く気はないわ」  
本当に最後の1回だ。それが終われば、俺はもうお前を拘束したりしないし、誰かに言いふらしたりもしない。  
「…本当に?それ」  
ああ、約束してやるぜ?  
「なら1回だけは会ってあげる。でも会うだけだから。…エロ谷口!」  
最後に怒鳴られて電話が一方的に切られた。  
クソ、キョンの野郎だな。あいつが現れてから、全てが変わってしまった。  
俺は絶対に涼宮を手放す気はないぜ。  
 
だが、どうしても俺の物にならないのなら…いっその事…。  
 
SIDE−K  
「ああ、キョン。今日あたし用事があって、部室に行けないから。みんなにそう言っといて」  
金曜の昼休み終了後、突然そんな事を団長様が言い出した。  
どうしたんだよ、何かあったのか?  
「たいした事じゃ無いわ、野暮用よ。あ、土曜の不思議探索はきっちりやるからね?あんたも遅れないで集合するように」  
俺は遅れた事は無いのだが…でも、なぜか一番最下位にはなるんだよな。  
「それとね、…キョン」  
急に大人しくなって、うつむき加減で話すハルヒ。  
んん?どうしたんだ。  
「…やっぱいい。土曜日に話す」  
なんだそりゃ。  
「なんでもないわよ、それより授業がもう始まるから、とっとと前を向きなさい!」  
 
なんだよ相変わらずだな、ハルヒの奴は。  
相変わらず…なのだが、やはり俺は違和感を感じずにはいられなかった。  
最近のお前が時々見せる、あの不自然な明るさ。それが今の会話の節々に感じられたのだ。  
虫の知らせ、というわけではないが、俺は今日の団活をサボる事に決めた。  
 
と、言うわけで学校終了後、俺はハルヒの奴を尾行することにした。  
なんだかストーカー野郎みたいで我ながら嫌な気分だが、これも団長様への団員からの気遣いだと、考えて頂きたい。  
俺は妙に勘の鋭い所のあるハルヒに見つからないように、かなりの遠距離を保ちながら、苦心してストーキングもとい尾行を続け、  
ハルヒの行き先を確かめる事にした。  
結論から言うと、その行き先は意外な場所だった。  
ハルヒが周りを気にしながらコソコソと入っていった場所は、谷口の家だった。  
 
SIDE−T  
ドアのインターホンが鳴り、俺は玄関まで出て行った。  
覗き窓を見てみると、そこに立っていたのは涼宮1人だった。  
俺は鍵を外してドアを開けてやる。  
よう、本当に来たな。  
「ええ、今日で最後だから」  
ま、立ち話もなんだし、上がれよ。  
 
俺は涼宮を自分の部屋まで通し、用意しておいた紅茶を出してやる。  
涼宮はテーブルの前に静かに座り、俺はベットの上に腰掛けた。  
 
涼宮は紅茶を3秒ぐらいで一気飲みすると、  
「で、話っていうのは?」  
どうして止めるなんて言い出したんだ。今までずーっとやってきたじゃねえか。  
「なんで理由をあんたに言わなきゃいけないのよ」  
ぷいっと涼宮は顔を背けて、  
「大体、あんたは中学の時にもうふったはずよ。こんな事を続けていたのは、単なる惰性よ。  
今のあたしは、とても後悔してる。あんたとこんな事を続けた事に」  
1日でお前は俺を振りやがったからな。だが、後悔してるとは酷い言い草だな。  
俺は今でもお前の事が好きだし、その後のセックスだってお前と…。  
「やめて!もう聞きたくない!」  
涼宮は急に激昂し、  
「あんたとこんなこと…、やるんじゃなかった。あたしは、もっと、大切な人と…」  
要するに俺は大切な人じゃないってわけだ。  
「…あんたはあたしを何年も抱いてきたじゃない。もういいでしょ、お互い、潮時よ」  
その大切な人ってのは、キョンの事か?  
「キョンは関係ない。これはあたし個人の問題よ」  
うそつけ。明らかに動揺してるぜ。キョンがこの事を知ったら、あいつどう思うだろうな。  
「…時が来たら全部話すつもりよ。あいつがそれでもあたしを受け入れてくれるかどうか、あたしには解らない、  
でもね。たとえどのような結果になろうとも、あんたとはもう終わりよ。ずいぶんいままで、あたしを食い物にしてくれたわよね」  
ふん、お前だって気持ちよさそうによがってたじゃねえか。  
「そうよ、一時の気の迷い、…快楽に流され続けた、あたしが馬鹿だった。精神病みたいなもんよ、こんなの…」  
そう言いながら涼宮は酷く辛くて悔しそうな顔をした。心のそこからの後悔という奴が、その顔からはうかがえる気がした。  
 
そうか、じゃあ馬鹿ついでに最後にもう1回だけ、その馬鹿をやらねえか?  
「嫌よ。あたしは、もう…」  
と、言いかけた涼宮の身体が、ぐらりと傾いた。  
どうした。へへっ、やっぱり最後にもう1回やりたくなってきたんじゃねえか?  
「…酷い奴…薬を混ぜたんでしょ…」  
ふふ、ちなみに家族なら月曜まで旅行に行ってるからもどらねえぜ。  
今からたっぷり、最後の1回を楽しもうじゃねえか。  
「この、エロ谷口…」  
 
SIDE−K  
しかし、ハルヒの奴なんでまた谷口の家なんかに…  
実は2人は密かに付き合っていた。  
いまごろ部屋の中で仲むつまじくイチャイチャしてたりとかするのか?  
まさか、ありえねえ。  
 
SIDE−T  
涼宮の両腕に手錠をかけて、ベットのフロントの部分の柱に通して拘束してやる。  
薬の効果はまだしばらく続くからな、抵抗らしい抵抗も出来ない涼宮は、実に可愛らしいもんだ。  
さてと、じゃあ涼宮。いつもの様にお互いに楽しもうじゃないか。  
俺は涼宮の制服の上着の中に手を突っ込み、ブラをずらしてやると、形の良い乳房を直に手で揉んでやる。  
「くっ…」  
そう嫌がるなよ。このベットで、お前と俺は何度もセックスしてきたじゃねえか。  
「うるさい、馬鹿…」  
いいね、その生意気な態度。逆にそそるぜ。  
 
SIDE−K  
俺は谷口の家の周りをぐるりと一周してみたのだが、全ての窓にカーテンがかけてあり、中の様子はうかがい知れない。  
ま、あまりおおっぴらにジロジロみていると空き巣かなんかと間違えられそうだからな。  
やれやれ、ハルヒの奴。中で谷口と何をしているのやら。  
 
SIDE−T  
「あ…あはあっ!…くうっ…いっ!あっ…」  
涼宮の弱点は全部解ってる。  
俺は涼宮の乳首を舌先で転がしながら、もう片方の乳首を指でつまんで軽くひねってやる。もちろん秘所の肉芽も同様にだ。  
お前って、本当に3点責めに弱いよな。  
「くうっ…、勝手にすればいい。終わったら警察に駆け込んでやるんだから!」  
ほう、そうかい?  
 
そろそろ下半身の方も本格的に弄ってやろうかというところで、無粋にもインターホンが鳴りやがった。  
誰だよまったく。いい所だってのに、興ざめさせてくれる。  
 
SIDE−T  
いくら待っても出てこないハルヒに業を煮やした俺は、谷口宅の呼び鈴を押してみることにした。  
押しても何の反応も無かったが、中には誰かが、少なくともハルヒが居る事は解っている。  
連続で押してやると、やがて階段を下りてくるドタドタいう音が中から聞こええ来た。  
ドアチェーンと鍵を外す音が聞こえ、  
「おう、キョンじゃねえか。どうしたんだ?」  
出てきたのは谷口1人だった。  
ようというわけでもないのだが…なあ、ハルヒの奴ここにきてないか?  
「涼宮が?来てないぜ?」  
そんなはずが無い事は解っている。俺はあいつがここに入るところを、確かに見たからだ。  
しかし、何故に嘘を付く必要がある。  
─恋愛なんてね、一時の気の迷いよ。精神病みたいなもんなのよ─  
いつか聞いたハルヒの言葉が頭をよぎる。  
そんな事を言いながら、お前は谷口と付き合っていたのか?  
もしかしたら今の俺、ものすごい無粋な邪魔者になってるのか?  
 
だが何かが引っかかる、おかしい。  
もし谷口と付き合っていたとしても、あいつはそんな事を隠したりするような奴じゃないのだ。  
 
谷口、ちょっと上がらしてもらって良いか?  
「ま、待てよ。どうしたんだ急に」  
お前がハルヒを隠す理由が知りたいからだよ。  
谷口が現れる前に階段を使った音がした。つまり、それまで谷口は2階に居たのだろう。  
俺は谷口を振り切って階段を駆け上がる。これでハルヒが普通に谷口と付き合ってるだけだったら、笑ってやる。  
 
どの部屋かわからんから適当にドアを開けまくり、2つ目の部屋を開けた時だった。  
ハルヒ…。  
笑わなくて済んだ。しかも笑えない状況でもある。  
ハルヒはベッドの上に手錠で拘束されていた。口にはガムテープが張られている。  
俺の姿を確認したらしいハルヒが、大きく眼を見開きながら、なにかモゴモゴと唸っている。…助けてくれと、その瞳が訴えていた。  
お前…。  
ハルヒに近づこうとしたその瞬間、背中から全身にこれまで経験したことが無いぐらいバチッとした鋭い衝撃が走った。  
足を縺れさせながら倒れる俺の眼に、スタンガンを持っている谷口の姿が映り…そこで意識が遠のいた。  
 
SIDE−T  
「あ…あ…っく…あっ…」  
俺の部屋の中で涼宮の短い喘ぎ声が、断続的にあがっている。  
 
キョンの奴をスタンガンで眠らせた後、手錠を使って奴を拘束し、いまは柱に縛り付けてある。  
涼宮に投与した薬は、まだしばらくは持つはずで、今のコイツは満足に立って歩く事もできないぐらいフラフラになっているはずだ。  
俺は涼宮をベッドから拘束を解いてやった後、ロープを使って上半身を後ろ手で縛り上げ、下半身も足をM字開脚の体制で縛り上げていた。  
こういう拘束プレイも散々涼宮で練習してきたからな。おかげで何の問題も無く出来る。  
 
俺は今、ベッドの上に腰掛けて、膝の上に涼宮を乗せている。  
このまま背面座位で繋がってやってもいいのだが、なあに時間はたっぷりとある。もう少しネチネチとやってやろう。  
 
涼宮の背中から手を廻して、右手で柔らかな胸を揉み、左手で涼宮の秘所の入り口辺りを弄ってやる。  
俺の動きに合せて、涼宮が押し殺した喘ぎ声をあげている。  
もっと大きな声で鳴けよ。それじゃキョンが眼をさまさないぞ?  
「…くっ」  
悔しそうな声を出す涼宮。いまキョンが起きれば、あいつの眼の前に涼宮の秘所がばっちり現れる事になるだろう。  
びっくりするだろうな、キョンの奴。  
「キョンには…手を…出さないで…関係ない…でしょ…」  
それはお前の心がけ1つだぜ?涼宮。  
それに関係はあるんじゃねえか?お前の団の団員なんだろ。  
「ただの…団員よ…それだけ。…ただの………大切な…団員…」  
朦朧とする意識の中、ろれつの回らない舌で話す涼宮の声。  
大切な…か。  
無性に腹が立った俺は、涼宮の可憐な乳首を親指と人差し指でギリギリと挟みながら、一気に力強く捻りあげた。  
「…!っぐ、ひああああっ!」  
敏感な部分に与えられた強烈な痛みに涼宮が悲鳴をあげ、その音でようやくキョンの奴は眼が覚めたようだ。  
 
「…うっ…ハルヒ…ハルヒ!」  
「キョン!」  
涼宮の現在置かれている状況が解るや否や、キョンは即座に立ち上がろうとして、拘束されたロープにそれを阻まれる。  
なおも必死になって振りほどこうとするが、1人でそれを振りほどくのは無理だぜ、キョンよ。  
「谷口、お前、自分が何をやっているのか解ってるのか?」  
程よく理解しているぜ、キョンよ。涼宮とこれからセックスを楽しむんだ。  
 
俺がそう言ってやったときのキョンの顔は、なかなかの見ものだった。  
信じられんという顔と怒りが複雑に絡み合った、奇妙な表情。  
俺って、お前からは結構な親友だと思われていたのかね。お笑いだな。その裏でお前の団長さんとヨロシクやってたんだから。  
それにゾクゾクしてくる。親友だと思っているお前を裏切ってやる、この後ろ暗い快感。射精しそうなほどの陶酔感だ。  
 
「ハルヒは…嫌がっているようにみえるが…」  
そんなわけあるか。俺と涼宮は中学の頃から何度もセックスしてるんだぜ?回数だけ勘定すりゃ、100回は超えてるよ。  
そう言いながら涼宮の胸をゆっくりと揉んでやる。涼宮は首をくねらせて、喘いだ。  
「ハルヒ…本当…なのか…?」  
搾り出すような声で話すキョンの問いに、涼宮は心底悲しそうな顔で、コクリとうなづいた。  
「ハルヒ…」  
絶望的な顔のキョン。なかなかレアな表情だな。  
「でも、今は違う!あたしは、もうこいつに、抱かれたくない!」  
「ハルヒ!」  
何言ってやがる、お前から上手くやれるようになるまでやろうって言ってきたくせに。  
「もういい!もう十分でしょ!…あんたとは、もう嫌だ…嫌なの!」  
髪を振り乱して、涙を流しながら喚く涼宮。拘束されていて薬も利いているわりには元気そうだな。  
「聞いての通りだ谷口。お前のやっていることは、強姦罪だ」  
さて、それはどうかね。まだ和姦になる可能性もあるかもしれないぜ。  
「お前、ふざけ…」  
見ろよ、キョン。  
俺は涼宮の秘所に手をやり、くぱぁっと入り口を広げてみせてやる。  
「くうっ…」  
お前、見るのは初めてだろ?これが涼宮の秘所の中だよ。俺はもう見飽きるぐらい見たが。  
最高に気持ち良いんだぜ?なんせ、俺が散々チンポを突っ込んで、開発してやったからな。  
「言わ…ないで…」  
「てめえ…」  
よーく見てろって、キョン。  
俺は人差し指と中指を、涼宮の中に差し込んでいく。  
「…んっく!」  
涼宮が身体をくねらせる。  
俺は差し込んだ指で涼宮の中をぐちゅぐちゅとかき混ぜてやる。  
ほら、美味しそうに俺の指を咥えてるだろ。俺のチンポが欲しくて欲しくてたまらないんだぜ、涼宮は。  
「嫌っ!…もう、いやあっ!」  
胸を揉む動作も再開し、特に念入りに乳首を人差し指でなぞって刺激してやる。  
キョン、知ってるか?涼宮は乳首を弄られるのが大好きなんだぜ?ここを弄ってやれば、簡単に涼宮は落ちちまう。  
「谷口、もうやめろ!止めてくれ!」  
キョンのその声を受けて、俺は涼宮への責めを更に強化してやる。  
秘所に差し込んだ指で何度も涼宮の中をえぐってやり、乳首を指で挟んで腹の部分でその先端を撫でてやる。  
「あっ!…っ!…ん…くっ…!」  
必死で声を上げまいとする涼宮だが、身体の方は正直だ。  
乳首は硬くなってきているし、秘所からあふれ出す愛液が、俺の手首を伝わって床にポタポタと水滴を垂らしはじめている。  
ほら、いつものように大きな声を上げて喘げよ。キョンの奴に、お前のいやらしい顔を見せてやれ。  
「い…嫌っ!…キョン、…見ないで…」  
いつもより感度が良いじゃないか。キョンに見られて、感じてるんだろ。  
涼宮は嫌々をするように顔を振って、必死になって俺の指から与えられる快楽に抵抗している。  
いいね。実にそそるよ。  
 
涼宮がもう限界近くまで達している事は、手に取るように俺には解る。  
キョン、涼宮がいやらしい顔で逝くとこ、しっかりと見とけよ。  
「谷口、てめえ!」  
ほらよ。逝け!涼宮!  
トドメの一撃を涼宮の秘所と乳首に与えてやると、涼宮は白い喉を見せて大きく喘ぎ、ついに抑えきれなくなった喘ぎ声をあげて、盛大に逝った。  
「いやっ!、いやああああああっ!」  
「ハルヒ!…ハルヒッ!」  
「見ないで、キョン!…見ないでっ!…ああっ…」  
涼宮が逝った後も俺は激しく指を秘所に突っ込んでやり、アクメを持続させてやる。  
やがて涼宮はガクガクと肩を震わせて、俺の身体の上へぐったりと倒れこんだ。  
俺は涼宮のアゴを掴んで乱暴に顔を起こさせると、愛液でびちょびちょになった指を口の中に突っ込んで、舌を挟んで外に引っ張り出してやる。  
「ん、んぐっ…ん…」  
そのまま舌先をこすって刺激を与えた後、キョンの見ている前で涼宮と濃厚なキスをしてやる。  
「…!」  
俺は悔しそうなキョンの顔を横目で見ながら、舌を涼宮の口の中に潜り込ませ、唾液を飲ませてやる。  
「はあっ…あっ…はあっ…あうっ…」  
涼宮は荒い呼吸の中、俺のなされるがままに唾液を飲み込んだ。  
 
SIDE−K  
谷口が俺を鼻で笑うような表情でハルヒから口を離すと、2人の間に唾液が糸を引いて伸びていった。  
惚けたような顔をしたハルヒが、力なく谷口の身体にもたれかかっている。  
ハルヒの秘所からは、谷口の指が引き抜かれた後も愛液がダラダラと垂れ流され、床に染みを作るほどだった。  
「はあっ…はあっ…はあっ…」  
ハルヒの荒い呼吸音が聞こえる。俺は今、女が逝かされる所をエロビデオ以外の場所で、初めて見たのだ。  
ハルヒ…くそっ…。  
「見ただろ、キョン。涼宮は俺とセックスするのが、こんなに好きなんだよ。わかったか?」  
谷口…!  
「もう…いいでしょ…あたしたちを…解放…しなさいよ…」  
肩で息をしながら、喘ぐようにハルヒが言う。  
「何言ってんだ、こんなのはまだ前座だろう?お前だって、全然満足して無いくせに」  
「うるさい、馬鹿…」  
谷口から顔を背ける、ハルヒ。そう…なのか…ハルヒ…。  
 
「安心しろ、今日はコイツを使ってお前をたっぷり可愛がってやるからな」  
谷口が、ベッドのしたからチューブに入った塗り薬のような物を取り出す。  
「そ、それは…」  
明らかな動揺をみせるハルヒ。  
「そ、俺の親父がインドで買ってきた例の塗り媚薬。コイツがどれぐらい凄いか、お前はもう身体で知ってるよな」  
媚薬だと?  
「や、やめてええっ!」  
必死になって抵抗するハルヒだが、身体をロープで拘束されていて、満足に動かせないようだった。  
俺もさっきから必死に脱出を試みているのだが、手錠の角で手首に傷が付いて血が流れた以外にまるで変化は無い。  
くそっ!俺は見ていることしか出来ないのかよ!  
「へへ、今日は特盛りで塗ってやるぜ、涼宮」  
谷口がチューブからたっぷりと塗り薬を手のひらに押し出した。  
「いや、いやああああ!」  
 
谷口が透明な塗り薬を、ハルヒの秘所に満遍なく塗りたくり始めると、ハルヒの様子は眼に見えて変化し始めた。  
「あ…あ…あ…はあっ…あ…」  
谷口の手がうごめく度に、ハルヒは身体をピクピクと痙攣させながら、短い喘ぎ声を上げる。  
「ここへもちゃんと塗ってやるからな」  
谷口の手が、秘所の上にある肉芽に触れ、転がすようにして塗りたくる。  
「…っ!かはっ・・・!ああっ!」  
電撃を浴びたようにハルヒの身体が悶え、鋭い声が上がる。  
「塗っただけで逝ったか。相変わらず敏感だな、涼宮…」  
ハルヒはガクリとうなだれて快楽の余韻に震えている。  
秘所に媚薬を塗り終わった谷口は、両手をハルヒの両胸に這わせて、乳房全体を刺激するように揉みあげる。  
ハルヒは涙をぼろぼろと流しながら、谷口の手によってもてあそばれた。  
「涼宮っていいおっぱいしてるよなあ、キョン。俺が育ててやったんだぜ?俺が毎日のように揉んで、遊んでやったんだ」  
ハルヒ…。  
「俺と涼宮は毎日のようにセックスしてたんだぜ?もう涼宮は俺のチンポなしに生きられないんだよ。それをお前に見せてやる」  
谷口がズボンのファスナーを降ろし、勃起したチンポを外へ露出させる。  
亀頭の先端がハルヒの秘所に触れただけで、ハルヒは熱い息を吐いて、身体を悶えさせた。  
「キョン…ごめんね…キョン…あたし…」  
なんで俺に謝るんだ、ハルヒ…。  
「あたし、キョンにもっと早く伝えたかった!」  
何をなんだ、ハルヒ…。何を俺に伝えたいんだ。  
「ほうら、涼宮のここに、俺のチンポが入っていくぞ、キョン」  
谷口が自分のチンポに手を沿え、下から突き上げるようにして、ハルヒの秘所にチンポを挿入していく。  
俺は必死になって暴れたが、手首の傷がより深くなっただけだった。  
スムーズに谷口のチンポを咥えていくハルヒの秘所。  
「あ、ああー、あ、ああーっ!」  
ハルヒは眼を大きく見開いて、身体を弓なりにそらせながら、喘ぎ声を上げた。  
やがて谷口のチンポは根元までハルヒの秘所へ呑み込まれた。  
「いくぜ、涼宮」  
谷口の腰が上下運動を始めると、ハルヒはもはや声を押し殺す事が出来なくなり、咽び泣きながら激しく喘いだ。  
ハルヒ…。  
呆然と見守る俺の前で、ハルヒは自分から谷口に合せて腰を振っていた。  
 
SIDE−T  
涼宮の中をチンポでえぐってやりながら、胸の膨らみを乱暴に揉みしだいてやると、涼宮はもう我慢できなくなったのか、  
いつものように激しく身体を悶えさせながら、高い喘ぎ声を上げた。  
キョンの眼を気にして、いままで押し殺していた快楽が、一気に体中に回り始めたかのようだぜ。  
「ハルヒ…」  
キョンの奴は呆然とした顔で、エロイ顔をしながら乱れまくる涼宮を凝視している。  
俺はいったん腰の動きを止めてやった。  
「と、止めないで…お願い…もっと…」  
自分から腰を上下させて、俺のチンポから快感を得ようとする涼宮。  
いいのかよ、キョンが見てるぜ?お前のエロイ姿。  
「ああ、キョンが…キョンが…見てる…ああっ!キョンがああっつ!」  
涙をボロボロと流しながら、涼宮は自分から腰を振り続けた。  
接合部分から溢れ出る白い愛液が、どろどろと流れ落ちて、床の染みを広げていく。  
キョンに見られて、余計に感じてるんだろ、涼宮。  
「キョン…あたし…もう、あたし…」  
俺は腰の動きを再開して、涼宮の胎内を突き上げてやる。  
涼宮はうっとりとした表情で、俺に身体を密着させるように身体をそらせ、押し寄せる快楽に身を任せていた。  
そんなに気持ち良いか、涼宮。  
「い…いひっ!…もう、だめっ…ああっ!…」  
 
気の抜けたような顔をしているキョンの前で、見せ付けるように接合部分を晒してやる。  
俺のチンポが涼宮の秘所に突き込まれる度に、愛液がぶしゅっと飛び、キョンの顔にまで飛び散っていた。  
ほら、キョン。見えるか?俺のチンポを美味しそうに咥えて離さない、涼宮の秘所。  
「…。」  
ガラス玉のような眼で、キョンは俺たちを見つめていた。  
 
射精感の込み上げがそろそろ限界だった。  
ちゃんと中で出してやるぜ、涼宮。  
俺がラストスパートをかけて激しく腰を突き込んでやると、直ぐに涼宮は動きについて来れなくなり、いっそう高い声を上げて咽び泣いた。  
崩れ落ちそうになる涼宮を抱きしめながら、俺は最後のひと突きをぶち込んで、涼宮の最深部で勢い良く射精してやる。  
「な、中でっ!…出てっ!」  
子宮口に精液を浴びせかけられて、涼宮は断末魔のような声を上げながら、絶頂の快楽に身を震わせていた。  
 
SIDE−K  
そこに居たハルヒは、もう俺の知っているハルヒでは無かった。  
谷口だけが知っている、裏のハルヒの顔とでも言うべき物だった。  
谷口はハルヒの中に射精し終わると、まるでゴミでも捨てるかのようにハルヒを膝から突き飛ばした。  
縛られたままのハルヒは、だらしなく口をあけながら、トロンとした眼で俺を見て、たっぷりと注ぎ込まれた秘所から白濁液を垂れ流していた。  
「あ、あー…、あ…あ…あー」  
低い声で唸りながら、アクメの後の余韻に酔いしれている。  
 
「どうだ?気持ちよさそうだったろ、涼宮の奴」  
…。  
「100年の恋も1発で覚めるだろ。こいつは俺のチンポなしでは生きられない、淫乱女なんだぜ、キョンよ」  
ああ、こんな女だとは、知らなかったよ。  
「キョン…」  
ハルヒが、悲しそうな眼で俺を見ている、そんな眼で俺を見るなよ。  
「幻滅したか?団長さんに」  
全くだ、こんな女なら、もっと前から俺も犯しとけばよかったぜ。  
俺がそう言うと、谷口はよっぽど可笑しかったのか、声を上げてゲラゲラと笑い。  
「だとよ、涼宮。キョンはお前に幻滅したってさ、わははははわわわわわ」  
「キョン…ああ、…キョン…」  
ハルヒは床に転がされたまま、さめざめと泣いていた。  
 
谷口、2人がかりでハルヒを嬲ってやるっていうのはどうだ?  
俺もこいつのワガママにはうんざりしてたんだ。我慢して付き合ってやってたのに、こんな淫乱だったとはな。  
仕返ししてやりたい事が、山ほどある。  
「おお、そいつは名案だぜキョンよ!」  
谷口は涎を垂らさんばかりの勢いで飛び上がり、  
「いま、解いてやる」  
俺のロープを解き、手錠も外し始める。  
ありがとよ、谷口。  
「ん、良いってことよ」  
わざわざ脱出させてくれて、すまんな、これはそのお礼だ。  
 
俺は机の上に置いてあった花瓶を掴むと、谷口の後頭部に全力で叩き付けた。  
 
そこから後のゴタゴタは色々と大変だった。  
崩れ落ちた谷口をぼこぼこに殴りまくった後、ベッドに手錠で拘束し、スタンガンとかは取り上げておいた。  
床に転がっていたハルヒを助けてやり、突然全裸のハルヒに抱きつかれたりした後、警察へ直行で電話した。  
ハルヒは腹いせに谷口に色々と仕返しをしていた様だが、俺は見ていない事にしておいた。  
警察や学校や谷口の両親やハルヒの両親、それに俺の両親まで巻き込んで事情聴取やら事後処理やらが行われ、  
結局事を公にして学校のイメージダウンを避けたい教師連中と、息子や娘のこれまたイメージダウンを避けたい親たちの間で利害が一致し、  
事件は新聞をにぎわす事も無く、谷口は警察に逮捕され密やかに締めくくられた。  
表向きには谷口は急な転校という事で処理が行われ、朝倉に続き2人目の急な転校にクラスがどよめいた。  
もっともハルヒは朝倉の時ほどは喜んでいなかったわけではあるが。  
 
事件から1週間が過ぎ、谷口が居ない教室にも生徒たちがなれ始めたころ。  
表面上は何も変わらないようにSOS団を率いていた我らが団長様ではあったのだが、俺は薄々ではあるが変化に気づき始めていた。  
それはたまたま2人で下校時間のギリギリまで部室で作業している時の事。  
あるいは、たまたまでは無かったのかもしれない。  
ハルヒが、こうなるように作業をセッティングした可能性を、俺は否定できないからだ。  
 
夕日の差し込む部室の中、それまでパソコンでなにやら打ち込んでいたハルヒが、  
「ねえ、キョン。ちょっと頼みたい事が、あるんだけど」  
頼みたい事?団長命令じゃなくてか?  
なんていつもの軽口を叩いていたのだが、俺はハルヒの様子がおかしい事にはたと気が付いた。  
「…あんたが嫌なのなら、この話は無しにしていい。ううん、忘れてちょうだい」  
やや顔を翳らせながら、ぽつりというハルヒ。  
俺は椅子から立ち上がり、団長席に近づいた。  
「…あいつはもう、あたしの前から消えたから、…しなくていい筈なのに…おかしいのよ、キョン」  
ハルヒ…。  
「あいつの放った毒が、あたしの中に、まだ残ってるのよ…そうとしか思えない!」  
潤んだ眼で俺の事を見上げているハルヒ。  
「あたしの中の、毒を…消して頂戴、キョン。あたしの…」  
俺はハルヒの背中に手を廻し、そのままぎゅっと抱きしめた。  
いつものように命令してくれればいい。俺はちゃんと従うぜ?ハルヒ。  
「うん…。じゃあ、団長命令よ。今日、あたしの家に来なさい、キョン」  
 
 
エピローグ  
 
 
俺が初めて触れる女性の肌触り、つまりハルヒの肌触りは、とても滑らかでそれでいてすいつく様に柔らかかった。  
ベットに乱れた着衣で押し倒されているハルヒが、愛撫に反応してときおり愛らしい声を上げている。  
その声を上げさせているのが俺だと思うと、思わずゾクゾクとしてくるものがある。  
俺は何度もハルヒとキスを繰り返しながら、ハルヒの身体の柔らかさを、口と手を使って楽しんだ。  
 
「ねえ、キョン」  
んん?  
「右のあたしの乳首を、指で挟んでみて」  
こうか?  
「んっ…そう。で、左の乳首を舌で…」  
俺はハルヒに促されるまま、乳首を舌で1回舐めあげてやる。  
「ああっ…うん。これで、両方同時にやってみて。あたしが止めてと言うまで続けなさい……あ、あと」  
ハルヒは少し恥ずかしそうにしながら、  
「あたしが止めてってお願いしても、そのまましばらくは続けるのよ…いいわね…」  
ああ、やってみるぜハルヒ。  
俺はハルヒの左乳首を口に含むと、吸い上げながら舌で嬲りあげてやり、同時に右乳首を親指と人差し指とでつまんで、グリグリとしてやる。  
「ひあっ!…あっ…」  
電撃で撃たれたかの様にハルヒは身体を仰け反らせながら身悶えた。  
その反応のよさがたまらなくて、俺は夢中になってその愛撫を繰り返してやる。  
 
「だ…だめっ!キョン!…もう、だめえっ!」  
ハルヒが哀願してきたが、俺は前もって言われたとおり、そのままハルヒを責め続けた。  
ハルヒが弓なりに身体を大きく仰け反らせ、ぴくぴくと震え始めたところで責めを止めてやる。  
こんな感じでいいのか?ハルヒ。  
ハルヒは肩で息をして大きく喘ぎながら、  
「バカ!…止めてって言ってるんだから、ちゃんと止めてよ!」  
お前がそう言っても、そのまましばらく続けろって言ったんじゃないか。  
「そ、そうだけど……それでも長すぎよ!」  
わかったよ、なら次からはもっと短くする。  
俺がそう言うとハルヒはピクリと身体を震わせた後、俺から眼を逸らせながら、  
「…やっぱり、あれぐらいの長さの方がいい」  
どっちなんだよ。  
 
「キョン、今度はここを…」  
ハルヒはそう言いながら、俺の左手を自分の秘所の上にある肉芽に導く。  
俺は人差し指でゆっくりそれをなぞってやる。  
「あっ!…。さっきのと合せて、3箇所同時にやってみて」  
今回も、止めてってお前が言っても、そのまま続けて良いんだな?  
ハルヒは頬を染めながら、コクリとうなづいた。  
 
なんか、そのままっていうのも芸が無いな。  
俺は右乳首と左乳首を、それぞれ指でつまむと、肉芽の方には舌を這わせてやることにする。  
「あはっあっ!」  
今までよりも1オクターブほどハルヒの喘ぎ声が跳ね上がる。  
それじゃあ、いくぜ。  
「キョン…」  
これから自分の身体に与えられる快楽への期待に打ち震えながら、ハルヒは潤んだ瞳で俺の顔を見つめている。  
エロイ眼をしているぜ、ハルヒ。  
 
あっという間に耐え切れなくなたハルヒが、咽び泣きながら止めるよう哀願してきたが、  
少し意地悪がしてやりたくなった俺は、哀願を聞き入れてやらず、さっきよりも少し長く責め続けてやる事にする。  
「もう…許して…お願い…」  
息も絶え絶えなハルヒのその声を受けて、俺はようやくハルヒの肉芽から口を離してやる。  
気持ちよかったか?ハルヒ。  
「はあ、はあ、…ばか…、はっ、あっ、長すぎ…よ、はあ、はあ」  
でもその方が良いんだろ?  
「…。」  
ハルヒはぷいっと顔を背けながら、コクリとうなずいた。  
こういうときに、不意に見せるハルヒの表情は、たまらなく可愛らしく、そして色っぽいと思った。  
 
少し休んで息が整ってくると、ハルヒは、  
「キョン、そろそろ、あんたのを…」  
ああ、さっきから俺も興奮しっぱなしでズボンが苦しくてしょうがなかったんだ。  
俺はズボンとトランクスをまとめて脱ぎ捨てて、俺のジョンスミスを外へ露出させてやる。  
「…!」  
ハルヒが、息を呑む音が聞こえた。  
ん、俺のコレ、なにか変か?  
「そ、そんな事無いけど…」  
そう言いながらもハルヒは、顔を逸らせながらちらちらと横目で俺のジョンスミスを盗み見している。なんなんだ、一体。  
 
俺とハルヒは正常位の体制で身体を近づけさせた。  
「ここへ…」  
俺のジョンスミスへ片手を添えたハルヒが、秘所の入り口へ誘導してくれている。  
グロテスクな俺のコレに添えられたハルヒの可憐な指は、酷くアンバランスで、無性に艶かしく思えた。  
何度も絶頂を迎えていたハルヒの秘所は、もうぐちょぐちょに濡れていた。  
それじゃあ、ハルヒ。  
「ん?」  
俺の操をお前に捧げるぜ。  
「…ばか」  
そう言いながらも、ハルヒの瞳は少し涙で濡れていた。  
 
俺はハルヒのか細い腰に手を掛けながら、ハルヒの胎内に俺のチンポを挿入させていく。  
「かはっ!…あっ…かはあっ!」  
眼を大きく見開きながら、身体を弓なりに逸らせて、ハルヒは大きく喘ぎ、悶えた。  
っく…。きついんだな、女の中って。  
「ばか、あんたのが…お、大きすぎんの…よ…」  
そうなのか?まあ勃起した時に他人と見比べる機会なんか、普通はないからな。まあ、谷口のよりは大きいらしい。  
「もうちょっと、小さめに起たせてよ」  
出来るかそんな事。  
やがて最深部まで達した俺のチンポが、なにか壁のような物にドシンとぶつかった。  
ハルヒの子宮口とおれの亀頭とが、キスをする音だった。  
「あ…あ…あ…」  
口をぱくぱくさせながらハルヒは身体を悶えさせる。  
キュンキュン俺を絞めつけてくるぜ、ハルヒ…。  
俺はゆっくりと腰の前後運動を開始する事にする。  
ハルヒは直ぐに甘い苦悶の声を上げ始めた。  
 
数回も往復すると、ハルヒの顔は快楽に緩み、高い声を上げて咽び泣き始めた。  
俺の方もオナニーの時なんかとは比べ物にならないくらいの快感が背骨を痺れさせていて、  
もう動きを止める事なんか出来そうも無い。  
そんなに気持ち良いか?ハルヒ。  
「いっ…いひっ!…ああ…あっ!」  
エロイ表情だぜ、ハルヒ。  
 
チンポから脊髄を経て身体全体に広がる快感と、ハルヒの上げる甘い喘ぎ声、整った顔立ちが快楽に悶える様、柔らかで滑らかな素肌の感覚。  
お互いの身体の匂いと、愛液の匂い。  
とろけるような感覚の中、ふと、あの時の事が頭をよぎる。  
 
谷口に、チンポを突っ込まれて、よがり狂っているハルヒ。  
 
気が付くと俺はハルヒの身体をかなり強く抱きしめて、がむしゃらに腰を叩きつけるように前後させていた。  
「キョン!…キョンっ!」  
ハルヒの方も俺の身体にぎゅっとしがみ付いてくる。  
 
「忘れさせて、お願い。あたしにあいつを、忘れさせてっ!」  
 
ああ、ハルヒ!俺も、俺も、お前をっ!  
ハルヒの子宮口と俺の亀頭を密着させながら、俺はいままで我慢を重ねてきた快楽の塊を、勢い良く射精した。  
尾?骨まで溶けそうなほどの快感と、ついにハルヒの胎内で射精したのだという達成感が、俺の全身を甘美に振るわせる。  
「ああっ!キョンのが…中で…出て、るううううううっ!!」  
ハルヒも身体を弓なりにそらせながら、まつげを震わせて、中出しされる快感に酔いしれ、アクメを向かえていた。  
 
長い射精が終わって、おれはぐったりとハルヒにもたれかかった。  
ハルヒが荒い呼吸をしながら甘い笑顔で俺の事を見つめている。  
谷口に射精された時とは違う、自分への哀れみや、諦めに満ちた表情ではなく。俺が言うのもなんだが、心から幸せそうな表情だった。  
 
「キョン…」  
ハルヒ、これから1つ1つ積み重ねていけば良いんだ。  
谷口との事なんかを押しつぶせるぐらいの、出来事を、な。  
「ええ、キョン…」  
俺とハルヒはどちらからとも無く、優しく唇を触れ合わせた。  
 
 
おわり  
 
 
 
 
と、言うわけでリテイクしてみたんだがどうだ?ハルヒ。  
 
「この…えろきょおおおおおおおおおんんんんん!!!!!」  
 
ハルヒの罵声がSOS団部室に響き渡る。富士総合火力演習なみだぜ。  
「これのどこが恋愛小説なのよ!大体、リテイクだって言ってるのに前の続きを書くなんて、あんた頭に虫でもわいてんじゃないの?」  
お前にしちゃずいぶんとまともな事を言うんだな。  
「当たり前でしょ!あいかわらずアホの谷口なんかにボロボロにされてるし、冗談じゃないわ。ジュピターがサヨナラしたってありえないわね」  
お前が嫌がったから、オチを変更しているんだぜ?そのあたりはどうなんだ。  
「全然ダメ。当然却下よこんなの。ラスト付近はまだ…ましだけど…それでも、あたしがあんた以外の男となんて、想像の中でも絶対に嫌」  
エロゲ板の処女独占スレの住人みたいだな、お前。  
「大体、いくらアホの谷口でもこの扱いは酷くない?あいつが見たら怒るわよ、きっと」  
そうだな。あいつの眼には触れさせない方がよさそうだ。  
「こんなくだらない文章をSOS団の文芸誌に載せようと考えたなんて、万死に値するわねキョン。なにか罰ゲームが必要だわ」  
罰ゲーム?  
ハルヒはにやりとした笑みを見せたかと思うと、いきなり俺の又に足を突っ込んで鮮やかな内掛けを決めやがった。  
うぉうっ!…と言ってる間に視界が反転して、簡単に地面に押し倒されてしまう。  
なす術もなく押し倒された俺からマウントポジションを保持したハルヒは、得意げな顔で、  
「あんたはあたし専用の雑用係になってもらうわ。一生ね」  
なんだそりゃ、今とあんまり変わらんのじゃないか、それ。  
「とりあえず…あの3点責めっていうの?あれ…、やってみてよ…」  
顔を赤らめながら、もじもじと言うハルヒ。  
ああ、いいぜ。  
俺は下からハルヒを引っ張って顔を近づけさせると、まずは唇を重ね合わせた。  
 
「あっ…はあっ…」  
気持ち良いか?3箇所同時に責められるのは。  
「ふん、キョンにしては…まあまあ、ね…あっ!」  
まあまあ所じゃない喘ぎ方してたくせに。  
ま、あの文章を読ませれば、絶対に興味を持つと思ったぜ、まずは計画通りだな。  
「でも、なんであたしを手錠で拘束するのよ」  
あの文章の通りにやってるんだよ、お前だって興味があるだろ?  
「それは…そうだけど…」  
で、その次に来るのがこれさ。  
「そ、その薬って…」  
ああ、古泉に無理を言って取り寄せさせた媚薬だ。さっ、塗ってみようぜ。  
「ちょっと、キョン!…あ、ああっ…」  
凄く感じるだろ。古泉の話じゃ、一度味わったら薬なしでやりたくなくなるぐらい、キツイやつらしいぜ?  
「こ、こんなの…だめ…だよ…キョン…」  
こんなにグチョグチョにしといて、説得力が無いな。  
「かはっ!…あ、あはあっ!」  
さて、その次は文章だとどうなってたっけ?ハルヒ。  
「え…。あんた、まさか…」  
おーい、入ってきていいぞ。  
「ちょっと!何考えてんのよ!キョン!」  
今日は谷口と俺とでお前を責めつくしてやるよ。お前も普通のセックスにはもう飽き飽きしてるんだろ?  
「い、嫌よ!あんたになら、何をされてもいい。でも、あんた以外の人となんて…。お願い、それだけは止めて!」  
遅いな谷口、早く入って来いよ。  
「いやああああああ!!それだけは、絶対に、いやあああっ!!!!!!」  
 
だがドアからは誰も入ってこなかった。  
「え…あ…」  
うーむ。ここまで本気にされるとは…。正直スマン…。  
「キョン?」  
冗談だハルヒ。さっき塗った薬も媚薬なんかじゃなくて、ただのローションだよ。  
俺がネタ晴らしをしてやると、ハルヒは一瞬キョトンとした顔になり、やがてワナワナと顔を震わせながら…  
 
「こ…の…ばかきょおおおおおおおおおおおんんんんん!!!!言って良い冗談と悪い冗談があるでしょーが!!!」  
 
ごめん。お詫びに、今日はたっぷりと可愛がってやるからな。  
「えっ…。ちょっと、待ってよ…せめて手錠を…外して……あ」  
 
ほんとうにおわり  
 
 

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