『ショットガン誕生日』  
 
「あれハルヒ、他のみんなは?」  
「みんなそれぞれ用事があるって、だから今日は団活は中止ね、帰るわよキョン」  
 
「そ、そういえば、キョンは今日誕生日なんでしょ」  
「あぁそうだな、俺も十八か、まぁ18才になったからって特に何もかわらんが」  
「そう? 結構大事なことが出来るようになるわよ」  
「そうかぁ? 酒タバコ選挙権は二十歳だろ、ギャンブルだって18才でも学生は入場禁止だろ? あとなにがあったけ」  
「……あら、もうこんな所ね、キョンの誕生日祝いにそこの自販機でジュース買って来てあげるからここで待ってなさい」  
「わるいな俺も一緒に…」  
「だ、駄目よキョン。ここにいなさい団長命令よ!」  
 
「はい、キョンいつもの。サ、サービスで開けておいてあげたわよ」  
「そうかすまんな、どれ………、あれ? なんだか味が変な気が…」  
「な、なによ…あたしが買ってきたものにケチつけようっての? いい度胸してるじゃない」  
「いや……すまん…(でもなんかおかしいな、……なんだか急に眠くなって……Zzz…Zzz)」  
 
「……あれっ……そうだ……ジュースを飲んでたら急に眠気が……ここは一体どこだ? ってハルヒ! なぜ俺と一緒のベッドに?!」  
「ここは保健室のベットよキョン」  
「ちょっと待てハルヒ、俺たちなんで服着てないんだ?」  
 
 ガラ!  
 
「おやおや、これはトンだ失礼を……倒れられたという話を聞いて様子に見にきたのですが…」  
「………」  
「ま、まてみんなこれは誤解だ!」  
「キョン、言い訳は見苦しいわよ、男らしく事実をみとめなさい」  
「困りましたねぇ……これは…、素直に事実をお認めになられてはいかがですか?」  
「嘘は…駄目……」  
 
「あたしの親父達とキョンのご両親ももうすぐここにくるわ、そしたら皆で市役所に行くわよ」  
「だから……なんで市役所なんだよ……」  
「婚姻届に決まってるじゃない。キョンは18才になったんだから問題ないわよね。とりあえず入籍だけでいいわよ。お式や新居は卒業してからね。目撃証人もいるんだし…いいことキョン、ちゃんと責任とってもらうわよ!」  
「……orz」  
 
 

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