俺はいつも通り部室のドアノブに手をかける
その手の上に誰かの手がのせられる
長門かビックリしたじゃないか、俺は朝比奈さんに早く会いたいのだ邪魔してくれるな
長門が首を横に振る
中から朝比奈さんの声が聞こえてきた
「いい加減メイド服飽きたわ。なんか他のないの!」
……長門コレはどういう事だ
「わからない。さっきからこの調子。」
これからどうするか悩んでいるところに団長登場
「あんた達何やってんの?入んないの?」
ハルヒがドアを開けてしまった
朝比奈さんはビックリした様子でこっちを見ている
「なんであんた達中に入らなかったの?」
バカ……言うなよ……
朝比奈さんの顔がひきつる
いつも通り俺にお茶が出る
「さっき盗み聞きしてましたね?」
お茶を渡す際ボソッと耳打ちされる
「長門さんも」
長門の方向を見る朝比奈さん
長門は俺と朝比奈さんの事を見ていたようでサッと目を伏せる
俺には分かる。長門が震えていたのが…