さてあの迷惑女は今日はどんな迷惑を掛けてくるんだろうかなどと考えながら、いつものように部室へ向かう。  
しかし横にハルヒはいない。  
何故ならハルヒは6限目が終了したかと思えばすぐに教室を立ち去っていったからである。  
何やらソワソワしていたが・・・一体何だったんだろうね。  
そんなこんなで部室に到着、俺はドアノブを捻った。  
 
目の前に見えるものを選ぶことができたらどれだけ良いだろうか。  
例えば、メイド服姿の朝比奈さんが部室にいたとする。そしてそこにハルヒもいたとしよう。  
あれやこれやと妙な活動を思いついては俺に振ってくる迷惑女と、  
愛らしくてほのかに良い匂いが漂ってくるような童顔上級生。  
さあ、どちらかしか見えないとしてどちらを選べば良いのだろうかと聞かれれば、  
俺は一切躊躇せずに後者を選択する。  
 
そんなことができれば良かったのだが、あいにく俺はそんな力は持っていない。  
 
さて、何故こんなことをわざわざ言うのかというと、  
要するに「見たくないものを目撃してしまった」――いや少しは興味があるのだが――という訳である。  
 
この、なんだろうね?思いっきり気持ちよさそうにしているな、こいつ。  
どうやら俺が来たことも分からないくらいにまでなってしまっているらしい。  
例の迷惑女、要は涼宮ハルヒが目を瞑ったまま頭を肩に載せたような状態で手を下半身に這わせており、  
口からは「んぅ・・・」とか「はぁ・・・」とか何とか声が漏れている。  
正直言おう。かなり萌える。特にこういうシチュエーションは・・・って俺は一体何を言ってるんだ。  
 
ハルヒがこちらの存在に気付いたようだ。  
 
「あっ・・・!」  
 
そう言って顔を赤くしながら指を除けて立ち上がり、団長席に座る。  
ちなみに今までこいつは俺がいつも座っているパイプ椅子に座っていたようだ。  
 
「な、何よ・・・何ニヤニヤしてんのよ!」  
 
何?俺が?何故俺がこの場面でニヤニヤせねばならんのだ、ニヤニヤするのは俺ではないだろう?  
と思いながら頬に手を当ててみる。  
なるほど、確かに口の形が少し歪んでいるというかそんな感じの顔になっている。  
 
「お前、さっき俺の椅子で何やってたんだ?」  
 
反応を楽しむとしよう。  
 
「べ、別にただ座ってただけよ。何よ、悪いの?」  
 
ああ、悪いね。  
それも他人の椅子に座ってオナるなんていい度胸じゃないか。  
 
「・・・・・・」  
 
ハルヒは顔を更に紅潮させてそのまま下を向いて黙ってしまった。珍しい。  
流石の団長様でも他人に自分のあられもない姿を見られるのはやはり恥ずかしかったらしく、  
全く俺の方を見ようとしない。  
 
よく見るとハルヒの右足からは何か液体が垂れている。  
このエロ女、こんなになるまで自分の欲求を満たそうとしていたのか。  
 
「何だ、HRをすっぽかすくらいに自分の性欲を抑えきれなかったのか?」  
 
俺は半笑いである。笑うしかないのでね。  
 
「な、な、何よっ!別にあんたには関係ないでしょ!」  
 
まだ俺はクスクス笑いを続けている。  
だがそれは次の言葉によって断たれた。  
 
 
 
「・・・女を襲うこともできないくせに」  
 
 
 
待て、今こいつは何と言った。  
俺が女を襲えない?何を言うか、確かに俺は女とヤったことは一度もないが、上手く襲える自信はあるぞ。  
 
「じゃあ、あたしにやってみなさいよ・・・」  
 
何?お前を襲う?バカ言え、お前なんぞ全く興味――  
 
「よし分かった。本当にいいんだな?」  
 
おい俺待て。何を言ってるんだ。これでは俺に理性の欠片もないことになってしまうじゃないか。  
俺には俺なりの理性というものがあってだ。  
まあ確かに性欲はあるがお前とヤる気なんぞさらさらない。  
 
 
――と思うことにしていたのだが。  
 
 
どうやら俺は無意識のうちにハルヒを押し倒していたようだ。  
 
 
「きゃ、ちょっと・・・!」  
 
ハルヒは思いっきり焦っている。やはりこいつもいきなり襲われたらビビるんだな。  
俺はハルヒが着ている制服を捲り上げて下着を露わにしてやった。  
そして更にブラジャーを上に上げ、そしてショーツも下げてやる。  
さすが先程まで自慰を敢行していたこともあり、既に盛大に濡れている。  
 
「何やってるのよ・・・ヤるんなら早くヤりなさいよ!」  
 
ん?何だ、オナニーは知っているくせに、前戯の存在を知らないのか?  
いつだったか「体を持てあましたりをする」なんて言ってたが、それはもしかして出任せだったのか?  
 
クリトリスを舌で刺激してやると、  
 
「ひぅん・・・!」  
 
まさにエロゲである。  
そして俺はハルヒの愛液を吸って、舐めて、また吸ってということを繰り返す。いいね。  
俺の暴走は止まらず、胸に目をやって更にそこも舐め回して、大きく吸い上げる。  
 
「はぁぁ・・・ふぁああ・・・!」  
 
駄目だ。可愛すぎる。これがあのSOS団団長涼宮ハルヒとはとても思えん。  
 
同じような行為を何度か繰り返した後、そろそろやり時かと俺はズボンに手を掛け、  
思いきり大きくなってしまっている俺のモノをハルヒに見せてやった。  
ハルヒはポカーンとしている。  
 
「こ・・・こんなに大きいの?」  
 
決定。こいつは間違いなく初体験だ。  
確かに俺のモノは女性からすれば大きく見えるのかもしれないが、どちらかといえば小さい方である。  
 
「ああ、そうだ。挿入れるぞ、いいのか?」  
 
「・・・構わないわ」  
 
そうか。なら――と俺は構える。  
ハルヒは横を向いて目を瞑って唇を噛み締め、体を強張らせている。  
駄目ですよハルヒさん。そんなに怖がってたらもっと大きいのが襲ってきたときにどうなるか分かりませんよ。  
俺は先端を割れ目に挿入れる。そして少しずつ、だが速めに押し込んでいく。  
 
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、」  
 
 
 
 
 
「もっと大胆にやりなさいよ、そのせいであたしおかしくなったじゃない・・・」  
 
全て終わり、俺たちは汚れた部室を掃除している。  
 
「あんた、あたしがいつもの調子じゃないのをいいことに・・・」  
 
ハルヒの顔がリンゴ状態になった。  
とりあえず言ってやろうか?  
 
「すまない、お前があまりに可愛すぎたもんでな」  
 
「なっ・・・!」  
 
end  
 

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