はじめまして、吉村美代子と申します。親しい友達からはミヨキチって呼ばれてます。
今年で小学六年生になるわたしは、新学期が始まる前のある日、両親から塾へ通うよう勧められました。
といっても、普段の成績が悪いわけじゃないんです。テストはだいたい80点以上採れてますし、通信簿だって
ちゃんと両親に見せられます。ただ来年は中学受験があって、いい中学に入れようとお母さんなんかは特に
熱心ですし、お父さんもそう望んでいるみたいです。でもわたしとしては、まだ友達と遊びたいというのが本音
で塾へ通うのはあまり気乗りせず、かといってきっぱり断ることも出来なくて、少し悩んでいました。
ある日、悩みを同じクラスの親友に打ち明けると、友達はじゃあ、いっしょに勉強する?と笑顔で言いました。
その娘の場合、高校生になるお兄さんから勉強を教えてもらっているので塾に通わなくていいそうで、わたしが
いいなぁ、と思わずため息をついたのを聞きとがめたのでしょう。彼女の家にはわたしもときどき遊びに行ってて、
晩ご飯をごちそうになることもあります。だから、そのお兄さんとも顔見知りでした。
実を言うと、彼女のお兄さんはわたしの初恋の人でもあります。いいなぁと言ったのも、憧れの人から勉強を
教えてもらう自分を想像して、つい口に出してしまったのです。だから彼女の提案はわたたしにとって願ったり
叶ったりで、どうかお兄さんに頼んでねと拝むようにお願いしました。
家へ帰って両親に話すと二人とも最初は渋っていましたが、その友達のことはお母さんもよく知ってますし、
お金が掛からないというメリットも大きかったのか、しばらくは成績をみながら友達のお兄さんに家庭教師に
なってもらうことを許可してくれました。
翌朝、祈るような思いで友達に首尾を聞くと彼女はにっこり笑い、キョンくん『いいよ』だって、と返事しま
した。あ、『キョンくん』っていうのはその娘のお兄さんのことで、なぜか彼女はお兄さんともお兄ちゃんとも
言わず、いつもそう呼んでいるのです。わたしは嬉しさのあまり、彼女の手をぶんぶん振って感謝しました。
翌日にはさっそく、友達と一緒にお兄さんのところへご挨拶に伺いました。お兄さんはこころよく頷いて、
当分はわたしが勉強に集中できるよう、マンツーマンで教えてくれると約束してくれました。真っ赤になった顔
を隠すように、わたしは何度もお辞儀をしました。
こうして、わたしは週に二回、彼女の、いえ、お兄さんのいる家へ通うようになりました。
お兄さんに家庭教師を請け負ってもらってから、一ヶ月が経ちました。今日もわたしは勉強を教えてもらうため、
お兄さんの家に通います。緊張でカチカチだった最初に較べると、いまは楽しみで楽しみでしかたありません。
最初の科目は音楽です。中学校の入試に音楽なんてありませんけど、これはわたしの方からお兄さんにお願い
したのです。実はわたし、自分で少し音痴だなって普段思ってて、音楽の授業にちょっぴりコンプレックスが
ありました。それをお兄さんに打ち明けたところ、ミヨキチが自信持てるようにと特別に教えてくれることに
なったのです。お兄さんは普段はとても優しい人ですが、勉強になるととっても厳しくなります。初めてのときは
比ゆでなく、本当に血が滲んじゃいました。
リコーダーの練習を始める前にまず、笛を磨きます。上手に演奏するには、楽器に愛情を持たないといけないと
いうのがお兄さんの持論です。わたしもその意見に心から賛成なので、勉強に使うお兄さんの縦笛を愛情たっぷり
にお掃除します。ジッパーを開いて取り出したときはまだ、縦笛というより短く切ったゴムホースみたいです。笛の
先端をつまんで持ち上げ、舌を這わせて丹念に濡らしていきます。つばでべとべとになったら両手で包みこむように
握って上下に拭いていきます。垂れたホースが徐々に持ち上がって、硬く、大きく膨れ上がります。始めは唇にすっ
ぽり収まる程度のサイズだったのに、先端のくびれた部分すら咥えるので精いっぱいなほど巨大化します。
歯をたてないように唇でしっかり締め付け、よごれの溜まりやすい裏側、キノコの笠のようなつけね、先端の
割れ目などを舌先が筋肉痛になるくらいせわしなく動かし、しっかり洗浄します。もちろんその間も、両手は休ん
でいません。すっかり膨張してフランスパンのように硬く大きくなった縦笛をしごき、普通のリコーダーには無い
笛の根元の柔らかい袋を揉みほぐしてマッサージします。
先端の掃除が終わったらハーモニカを吹くように唇をスライドさせ、ふにふにの袋に舌を伸ばします。汗とおしっこ
に少しばかり違う匂いが混じった味わいが、清掃の意欲をいやがおうにも増します。指と手、舌と唇をフル回転さ
せて掃除を続けると、やがて笛の先っぽから透明な液がじわりと滲んで、清掃が完了したことを教えてくれます。
労働の喜びに浸りながら、ちょっぴりしょっぱい液体を舌先で転がしてかんぱい!とイキたいところですが、これ
からが本番なんです。
がむしゃらに舌を使っていたさっきとは違い、今度はテクニックを学びます。お兄さんは指の動きから舌使いに
まで細かく指示を出します。けれどもわたしはまだ、言われた通りうまくできません。あまりにわたしの技巧が稚拙
だと、縦笛で往復ビンタが飛びます。最初なんてあまりのへたくそ加減に呆れたのか、お兄さんは両手でわたしの
頭を締め付けたまま、わたしの口の中で自由自在に笛を使いました。あまりの縦横無尽なテクニックに息苦しくなる
ほど…というか、あんな太いもので口を塞がれて本当に息が出来なかったのですが、演奏がクライマックスを迎えた
ときわたしもフィニッシュ寸前で、お兄さんが荒い息を吐きながら笛をひき抜いたときは感無量のあまり口を閉じる
ことも出来ず、もったいないことにぽっかり開いた口からお兄さんの液体がだらりと流れ落ちました。あのときの
自分の行儀の悪さを思い返すにつけ、恥ずかしさで顔が火照ります。
テクニックで満足させているとはわたし自身思っていませんが、お兄さんはある程度までくるとふっと力を緩め、
大切なジュースをわたしにおすそ分けしてくれます。気前の良い人なので、けちけちせず全身ずぶ濡れになるまで
顔から掛けてくれます。口の中に注いでも、多過ぎて溢れてしまうからです。熱く、芳しい香りにうっとりしながら
胸からへそ、太ももへ垂れ落ちる白い聖水をすくって口へ運びます。もちろん、床に零れたのも一滴残らず舐め取り
ます。技術的にはまだまだ未熟な教え子ですが、お兄さんの躾はしっかりと身体に刻み込んでいるのです。
演奏が終わったら、休む間もなく歌の練習です。練習にはもちろん、さっきの笛を使います。笛をわたしの体内に
入れて正しい姿勢を保ちながら、腹式呼吸の訓練です。音楽の個人授業で男の先生とマンツーマンだと必ずといって
いいほど腹式呼吸や発声練習の流れになるそうですが、わたしはぜんぜん知りませんでした。
カーペットの上にお兄さんが仰向けに寝て、その上にわたしがまたがります。最初の演奏だけでわたしは肩で息を
するほどクタクタですが、お兄さんが全然疲れていないのは横になってもデンとそそり立つ縦笛を見れば一目瞭然です。
わたしはひゅうと息を吸い込み、笛の先端を股間にあてがいます。ずいぶん慣れたとはいえ、この大きさは反則です。
小学生にしては身体が大きいねとよく言われるわたしですが、初めてを捧げたいまも、わたしの手首ほどもある胴回り
のそれを受け入れるときは、はちきれんばかりの痛みを味わいます。
お兄さんにまたがって中腰になったまま、下を覗き込みます。凶悪な槍の先端がわたしを貫くのをいまかいまかと
待っているようです。すこし気後れしてると、穂先にぽたぽた滴がこぼれます。わたしが涙を流してるわけじゃありま
せん。学校のお手洗いの和式の方にしゃがむような姿勢で、きっとお兄さんからは奥まで丸見えのぱっかり開いた中心
から、おあずけされた犬のようなよだれをたらたらとこぼしているのです。
槍の方が串刺しにするのを待ち構えてるんじゃなくて、わたしが期待してるんです。お兄さんの分身に刺し貫かれて
呼吸すら苦しいのに、まったく容赦せず無慈悲にわたしの内側からごりごりすり潰されるそのときを、まだなのまだなの
と待ち望んでいるのです。ああもう!躾られてるなんて嘘です!はしたなく、苦痛を恐がっているこの瞬間すら、快感
として味わいたいと願う、意地汚い娘なのです!
吸い込んだ息をくっとのどに押し込み、勢いをつけてしゃがみます。ブサリという音が頭の底から響き、お兄さんを
咥えこんだ唇の端からズリズリと悲鳴が上がります。あんなに力いっぱい腰を落としたのに、根元まではおろか、半分
すら埋まっていません。結合部分の痛みと、背すじを伝ってちりちり這い登る悦びに一瞬、意識が奪われそうになりま
した。お兄さんは瞳だけで、教えたとおりにやってごらん、と指示を出します。飛びそうになった意識を引っぱり戻し、
カエルみたいに折り曲げた脚の筋肉を使って腰を大きく上下させます。
フッ、フッ、ハァッとの呼吸に合わせ浅く、浅く、深く――。身体を沈み込ませる度に余った竿の部分を内へ内へと
導きます。初めのころは自分では動けなくてお兄さんの手を煩わせてしまいましたが、ようやく腰を使えるように
なりました。とは言っても、まだ痛いです。おっかなびっくり動かしてるようにぎこちないし、擦れ合って壁全体が
焼け付くようです。でも唇を噛み締めて動かすうちに、自家製の潤滑油がどくどく湧き出して痛みを和らげ、熱した
フライパンの上をバターがすべるように上下運動がスムースになるのです。荒い自分の呼吸がリズミカルな音色になった
ころには痛みも去り、えもいわれぬ気持ちよさが全身に広がります。雄大なイチモツの半分以上は体内に没していますが、
どんなに深くお尻を下げても根元までぴったり飲み込むことは出来ません。お兄さんのアレってば、長すぎるのです。
わたしの動きがエレベーターの行き来のように機械的になると、ピシャリとお尻を叩かれます。そんなときは腰を
よじったり、フラフープで遊ぶ要領でお尻を回転させるのです。深いところへ当たる角度が変わるたびに新たな快感が
刺激され、わたしの歌声が変わっていきます。それでもまだお兄さんを納得させられる声が出ないと、予告のない
直下型地震のように真下から突き上げるのです。わたしの背中が弓のようなアーチを描き、肺の酸素を吐ききるまで
長い長い悲鳴を上げます。お兄さんによれば二オクターブは高い声が出ているそうです。頭が真っ白になり、全身の
力が抜け、100mを全力疾走したときのように肩で大きく空気を貪ります。イクという感覚を、わたしは身をもって学習
したのです。
裂け目から流れ出たわたしのおみずが、お兄さんの茂みに溜まります。余韻に浸る間もなく、バスンッ、バスンッと
二度三度突き上げられます。たまらずお兄さんの胸にクタリと上半身を預けると、連続した縦ゆれが襲ってきます。
比較的小刻みな揺れにあわせてわたしもお尻を動かします。自分の意志ではもう、腰を振るのを止めることができません。
この頃になると、わたしはほとんど切れ目なく悲鳴をあげています。だらしなく半開きになった口からよだれが
漏れて、お兄さんの乳首を濡らします。愛しい愛しいその乳首をぺろぺろ舐めるときだけ静かで、あとは何を叫んで
いるのか自分でもわかりません。
汗とかいろんなものでぐっしょり濡れた全身を使ってお兄さんを感じているうち、あの感覚がまた襲ってきます。
さっきのように突然来るんじゃなくて、奥のほうからジワジワ攻めてきます。一回目よりも二回目以降のほうがイッた
ときの悦びが凄いことは、いままでの勉強で学びました。その快感を早く味わいがため、お尻の回転速度を速めます。
すると今度は、お兄さんはわざとゆっくり動きます。せっかちなわたしの腰を両手で抱え、動きを束縛します。
お兄さんの大部分が収まったまま、苦痛よりも辛いチン黙を味わうことになるのです。
わたしはがっちり掴まれたお尻を無理にでも動かそうとし、乳首を吸い、はしたない声でおねだりします。もの欲しさ
のあまり涙が滲んで、届きそうで届かないお兄さんの唇に1cmでも近づこうと舌を伸ばします。ああっ!本当に礼儀作法
もなにもあったものではありません!もっともっと躾してもらわないと、お兄さんにふさわしい女なんて夢のまた夢です。
そんなわたしを見かねてか、お兄さんはいつもの口癖をつぶやいて、ぎりぎりまで伸ばした舌をぴんと引っ張ります。
ぴくんと跳ねたわたしののどを、もう片方の手が猫をなでるようになぞります。伸びきった舌先をなんとか動かして
お兄さんの指先を舐めようとするわたしの不器用さに、苦笑いを見せながらズンと一撃を加えます。叫び声を上げても
舌を掴まれたままなので、へんてこりんな声しか出ません。ズンズンズンと連続でこられると舌の根元がちぎれそう
に痛み、ぽろぽろ泣いてしまいます。涙で歪んでみえたお兄さんの顔は、すこし怖かったです。でもようやく離した
指でわたしの涙をぬぐったときは、いつもの優しい笑顔でした。
お兄さんの出し入れの動作がいよいよ速くなり、ラストスパートに入ります。わたしもそれに応えようと、おあずけ
されていた分まで力いっぱいお尻を動かします。教えてもらったテクニックなんて全部頭から消え去り、自分で腰を
動かしているのかけいれんしているだけなのかも分かりません。もう、どっちだっていいです。わたしはただお兄さん
を求めつづけ、お兄さんはわたしが望むように荒々しくよじり、ひねり上げ、すりこぎ棒を叩きつけるように内側から
すり潰してくれます。
出すぞ、とお兄さんが短い言葉でタイミングを教えてくれます。受け入れ準備なんてわたしはいつでも出来てるのに、
細かなところに気を配ってくれるのです。泣き喚きながら両腕を伸ばしてお兄さんの首根っこにしがみ付いた瞬間、
大切な大切なお兄さんの液体が、おなかのいちばん大切なところへ注がれました。白い洗浄液が頭の中を真っ白に漂白
し、髪の毛先まで白髪になりそうな勢いで放出されます。身体の中いっぱいに満ちたドロドロと熱い溶岩が身も心も
融かし、お兄さんとひとつになれた幸せにいつまでも浸かります。
薄ぼんやりしたままのわたしの頭をお兄さんはぽんぽんと撫で、優しく口づけてくれます。眠り姫の魔法が解かれた
ように、わたしの意識が戻ってきます。お兄さんのキスはいつもわたしをどきどきさせます。嬉しさと恥ずかしさで
心臓は張り裂けそうで、りんごより真っ赤な自分のほっぺたを両手で隠します。そんなわたしを気遣ってか、ひと休み
しようか?と言ってくれますが、わたしはぶんぶん首を振って、このまま続けてくれるようお願いします。そう、余韻
に浸っている場合ではありません。こうしている間にも砂金より貴重な勉強時間が砂時計からこぼれ落ちているのです。
お兄さんは軽々とわたしを抱っこし、ベッドへ移動します。もちろん、ぴったり繋がったままで。わたしの体内の
金属バットはまるで衰えた様子はありません。いままでも一回の授業で、だいたい四〜五回は中に出してもらってます。
これでも、未熟なわたしのレベルに合わせてくれてるのだそうです。お兄さんが特別なのかもしれないけど、男のひと
って凄いなぁとつくづく感心します。
お兄さんが次の科目を告げました。今日のレッスンは、まだまだ始まったばかりなのです。