「あっ…あっ…あっ…んっ…」
俺は一体何か悪いことでもしたのだろうか。
目の前に広がっている光景に呆気にとられながら俺は記憶回想の旅に出た。
「窓際の座席」というのは季節の関係上少しばかり冷え込んできたとしても、穏やかな陽の光のおかげで
全く凍えることなく自分の指定された席に大人しく座ってられるのだからこれほどいいものは無いと思う。
俺にしては珍しく授業をそこそこ真面目に受けて、昼休みに国木田達と弁当をつついて
いたところ、例の生徒会長がわざわざ俺がいる教室まで来て、
「放課後に生徒会室に来たまえ。あぁ、あの女は連れてこんでいいぞ。」
とだけ伝えてどこかに行った。
国木田が少し不思議そうにこちらを見ていたが、谷口がまたナンパの失敗談を話し出したので
特に気にもとめず、俺は放課後を迎えた。
ハルヒには提出物があるから、と伝えて先に部室に行っててもらい、
生徒会とやらの呼び出しに応じることにした。
教室掃除をしてたもんだから、ちょっと遅くなってしまったが制服を少し正してからノックして部屋に入った。
「失礼しま…」
ドアの向こうには雪国がなぜか広がっていた。なんてのは嘘だが、そん時の俺にとってはそれ以上のものだった。
そして冒頭部分に戻る。
「駄目。抵抗は許されない。」
と長門。
「そうですよ。変に動いたりしたらかえってやりづらいですよ。」
と喜緑さん。
そして
「だめっ…あっ…ながっ!あっ!」
と何故か机の上にはだけたワイシャツの胸のあたりを貪られている我が親友国木田。
「はっ…はっ…もう…んあっ…」
「あの〜…」
「長門さんズボンを脱がせて下さい。」
「了解した。」
「そっちはだめ!んむっ…」