俺とハルヒは閉鎖空間に閉じ込められた。手掛かりは、白雪姫とsleeping bautyの言葉だけ。長門に朝比奈さん、俺に寝ている女性にキスするという変態行為をさせるのか?
「キョン、何そわそわしているのよ」
「いや、そろそろ寝ないかなー、って思っただけ」
しまった。思わず本心をしゃべってしまった。フゴ・良いパンチが俺の顔面を直撃した。
「あんた、二人きりになったから即女の子を抱けると思っていたの?この変態が。団長として教育的指導してあげないとね」
ハルヒさん、グーはやばいですグーは。
「そんな深い意味じゃなくて、夜だし眠くならないかな〜、なんて」
ハルヒの顔がさらに怒りに満ちて、まずかったかな?さっきの言葉。
「ふーん。つまり寝込みを襲おうというわけね。さらに変態だわね。」
恐いよー、どうやって言い逃れようか?
「そうじゃなくて。俺は眠いから寝たいのだけど、団長より先に寝るのはどうかと思って。」
その瞬間、ハルヒの顔つき、というか怒りの質が変った気がした。
「そんなに眠いの?」
「ああ」
バキ。また良いパンチが俺の顔面に直撃した。
「こんな不思議をこんな美人といっしょに経験しているのに、眠いって何?そんなに寝たいのならあたしが永眠させてあげるわ。」
すまん、古泉。世界が終わりそうだ。その前に俺の命が、