すごい雨と風だな……  
「そりゃそうよ。天気予報では最大瞬間風速40mっていってたし」  
おいおい……じゃあなにか?お前はこうなることを前もって知ってて俺の家に遊びに来たってのか?  
「……そんなわけないでしょ。私もそこまで馬鹿じゃないわよ」  
……そうかい  
「そうよ」  
 
 
……………………  
………………  
…………  
暇だな。あ、光った1、2、3……鳴った  
かなりの轟音だ。コレはかなり近いところに落ちたのかもしれん  
……ところでハルヒ。何で貴方は俺のベッドで毛布にくるまってるんでしょうか?  
「う、うるさいわね。さっきの雷は光ってから約4秒後に鳴ったからここは落雷地点から約1.4qしかはなれてないってことじゃない」  
確かにその通りかもしれんがいくらなんでも驚きすぎだろう  
……もしかして雷が苦手なのか?  
「そ、そんなわけないでしょ。ちょっと肌寒くなったから毛布にくるまっただけで雷が苦手なわけじゃ―――きゃあっ!!」  
続けて鳴った落雷の轟音に明らかにおびえるハルヒ  
これは面白い。ハルヒにこんな弱点があったとは……  
それと、これはどうでもいいことかもしれんがお前が包まってる毛布は俺が今朝まで就寝時に使っていた毛布な訳であってそのことについてはなんとも思わんのか?お前は……  
「べ、別にそれくらいなんとも思わないわよ(……だって……キョ……の……だし)」  
ん?なんか言ったか?最後のほうが良く聞き取れなかったからもう一回言ってくれ  
「な、何も言ってないわよそ、それよりさっさと台風なんてどっか行かないかしら。ホント退屈で死にそうになるわよ」  
今日のハルヒはどうしたのだろうか?さっきからうつむいて俺と目を合わせようともしない  
本当にどうしたんだろうね?今日のハルヒは  
 
ぷるるるる、ぷるるるる  
 
 
しばらく放って置いたのだがよく考えれば今この家の住人は俺しかいなかったということを思い出ししぶしぶ電話出るためハルヒを部屋に残し階段を下りる  
 
「もしもし」  
「あ、キョンくん?お母さんに代わるね」  
電話の主はどうやら妹のようだった  
お袋に変わってもらいとりあえず今すぐには帰れないということを伝えられたところでものすごい轟音とともに電話が切れた  
電話だけじゃなくてどうやら電化製品は全部使えなくなってしまったらしい  
簡単に言えば停電なんだがな  
 
さて、とりあえず俺の部屋に戻るか……さっきの落雷音に悲鳴が混じっていた気がしなくもないからな……  
そういうわけで俺は自分の部屋に戻るため階段へと足早に向かうのであった  
 
 
 
部屋の戻った俺は案の定、ベッドの上で毛布にくるまり震えているハルヒに声をかけてみる  
「ハルヒ。どうやら停電したらしい。……一応聞いておくが……大丈夫か?」  
「だ、大丈夫に決まってるでしょ。そ、それより電話誰からだったの?」  
すぐさま毛布から顔を出し強がるハルヒに内心苦笑するが顔には出さないようにして電話の内容を伝えておく  
「ふ〜ん。じゃあ妹ちゃんとキョンのお母さんは小学校で足止めされてるってことね」  
まったく、妹を迎えに行ったお袋まで小学校で足止めを食らうとはこれはもうミイラ取りがなんとやらだな  
「ミイラ取りがミイラになる、でしょ。それくらい覚えときなさいよ」  
ハルヒに突っ込まれたのを半分聞き流しこれからどうするべきか考えてみる  
……とりあえずブレーカーが落ちてないか確認すべきだろう  
俺は部屋から近所の家を確認するがどの家も明かりがついていない。  
どうやら俺の家だけでなくこの一帯全域が停電になっているのだろう  
まあ、無駄足だと思うがブレーカーも確認しておくか……  
俺は部屋のドアを開け、階段の下を確認する  
時間は夕刻にもなりドス黒い雷雲のせいもあってかかなり暗く、下の階葉見えない  
「ちょっとここで待ってろ。下にいってブレーカーの確認してくる」  
「ちょ、ちょっと待ってよそれなら私も一緒にいくわよ。……部屋にばっかこもっててもつまんないし」  
まあ、確かに電気が使えず薄暗い俺の部屋にいても面白くはないと思うが今はどの部屋も同じようなもんだぞ?  
「と、とにかく私も一緒に確認したげるからさっさといくわよ」  
まあついてきたいならかまわんが足元には気をつけろよ?階段踏み外して転落したら洒落にならんからな  
「そんなことくらい言われなくてもわかってるわよ」  
 
 
玄関に備え付けてある懐中電灯を使い早速ブレーカーを確認するが案の定、ブレーカーには異常はなかった  
さて、ブレーカーも確認したしやることがなくなってしまった  
俺の部屋に戻りこれから何をするか考えているとハルヒが  
「ねえ、こういうときは怖い話なんてどう?」  
なんて言い出した  
俺は別にかまわんがお前はなにか持ちネタでもあるのか?自慢じゃないが俺は怖い話なんて一個も持ってないぞ  
「馬鹿ねぇ。ないんなら自分で今から作ればいいのよ」  
俺はお前ほど器用じゃないから即興で怖い話を作るなんて芸当は無理だな。まずはお前が今すぐ作って俺に聞かせてくれ  
「………………」  
おいっ  
「何か他に面白いことないかしら?ここが多丸さん兄弟の別荘だったら良かったのに」  
まあ、あそこならビリヤードに卓球に麻雀と娯楽道具には困らないからな  
あ、光った  
約三秒後落雷の轟音がしてハルヒが悲鳴と共に飛び上がり俺に抱きついてきた  
え〜と……私はいったい、どうすればよいのでしょうか  
 
まったく、あのときの俺はいささか暴走していたんだろう  
俺はハルヒを抱きしめかえしていた  
 
 
 
 
 

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