『涼宮ハルヒの消失』P.158冒頭からの続き
「東中学出身、涼宮ハルヒ。
ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
さすがに振り向いたね。
長くて真っ直ぐな黒い髪にカチューシャつけて、クラス全員の視線を傲然と受け止める顔はこの上なく整った目鼻立ち、意志の強そうな大きくて黒い目を異常に長いまつげが縁取り、淡桃色の唇を固く引き結んだ女。
えらい美人がそこにいた。
かと思えば、クラス全員がどんなアクションをとるよりも先に教室のドアが勢い良く開け放たれた。
「いや! ここ確かに元の世界だけど!」
俺のそっくりさんがそこにいた。
ここ、笑うトコ?