鉛のように重い腰を引きずりながら、ようやくたどり着いた我が家のドアを開けると、待ち構えたような無邪気な笑顔に出迎えられた。  
「ああ〜〜っ!キョンくん〜、おっかえりぃ〜〜!!」  
前言撤回。無邪気なはずの笑顔が、誰かさんを髣髴とさせるような晴れハレに歪んでいる。  
やれやれ、あいつを紹介したのは情操教育に悪影響を及ぼしちまったようだな。純真無垢に育ってもらいたかった兄貴としては痛恨のミスだ。  
普段の俺なら心を鬼にして説教のひとつも行うところであるが、さすがに今日ばかりは1秒でも速くベッドにもぐりこみたかった。  
なんせ今日は、高校生活が始まって以来の激動の一日だったからな。  
 
そんな俺の心境を知ってか知らずか、力ない足取りで階段を昇る兄に向かって、我が妹はビシッと敬礼をしてみせた。  
「にひひひ〜〜けんとーを祈る〜〜〜!」  
健闘?なに言ってんだ?また変なアニメで覚えた単語なんだろうが、もうお前も小学校最高学年なんだから、そろそろデータベースの幅を広げて正しい使用法を覚えなさい。  
 
 
しかし、唯一の安息の地であるはずの自分の部屋のドアを開けた瞬間、俺は妹の邪悪な笑顔の意味を悟った。  
あの〜佐々木さん?俺のベッドでいったい何をなさっているんでしょうか?  
俺の至極まっとうな質問に対し、布団の中を荒い息をついていた当該人物は、ドロドロに潤んだ目でこちらを見つめて何かを訴えながら、ビクリと体を震わせ、クタリと全身の力を抜いた。  
 
あまりにも予想外の事態にドアを開きかけた体勢で固まりつつ、こやつが落ち着くのを待つこと5分。  
いつもの冷静な顔に戻って、さも当然のように身づくろいを整えながら、ベッドの上に正座した佐々木が爆弾発言をぶつけてきた。  
 
「やあ、こんばんはキョン、涼宮さんとのセックスはどうだった?」  
 
!!!!   
な、なんでお前がそのことを知っているんだ!?!?  
 
「別に驚愕に値しないよ。僕が彼女に進めたことだからね。いや焚きつけたと言ったほうが正しいかな」  
うぉいいいいっっっ!!!!!い、い、いったいどういうことなんだ!!!!!!  
「まあまあ、キョン、落ち着いてくれよ。そんなに興奮されると、説明しづらいじゃないか。  
もっとも、このまま押し倒してもらうほうが、僕にとっては望ましい事態なんだがね」  
媚びと羞恥の混じった嬉しそうな笑顔が鼻先10cmの近さにあること気付いて、俺は慌てて佐々木の肩から手を離した。  
 
「キョン、君は某和製動画アップロードサイトに興味はあるかい?」  
動画アップサイトだと?人並み程度に興味はあるが、それと今回の事態がどう関係するんだ?  
「いくら自分の選択の結果とはいえ、僕にだって勉強のための勉強に疲労を感じることがあるからね。  
息抜きがてら、あれを見ることがあるのさ。で、最近人気になっている某アニメのオープニングMAD動画で気になったことがあったんだ」  
某アニメ?ああ、あのピンクの制服のやつか。  
「夏服は正統派な白セーラーだよ。そこがまた……いやそんなことはどうでもいい。  
僕もこの分野には疎いからね。数少ない級友に専門家がいたので聞いてみたんだ。  
彼女曰く、あれは白×WAWA以外のカップリングが望めない現在、究極の近親過ぎて素人にはお勧めできないとのことだが、こちらの質問には明確に答えてくれた」  
ものすごく寒気を催す単語が混じった気がするが、敢えてこの鳥肌は無視しよう。  
で、お前はなにがそんなに気に入ったんだ?アニメなんて元々好きじゃなかっただろ?  
「あれの最後のほうに『制服で3P、それマゾって超すごい、いえい!』と聞こえるところがあるだろ?」  
いや、聞こえないから!たしかにあの歌は聴きとりにくいアップテンポだが、絶対にそんなことは言ってないから!  
「そこで僕は閃いたんだ。制服で3P。これこそ二大新ジャンルであるツンデレVS素直クールの決戦の場に相応しいんじゃないか、とね。  
級友も留保つきながら、その案に賛同してくれたよ。彼女の専門分野でもなかなかマニアックなチョイスらしい。  
その後の解説は専門用語が混じりすぎてついていけなかったが、専門家の同意を以って僕は次の段階に進むことにしたんだ」  
ツッコミどころがありすぎて、どこから突っ込めばいいのか見当もつかないが、ひとつだけ言わせてくれ。友人は選んだほうがいいぞ、佐々木。  
 
「あの個性的な集団に属している君が言うとなかなか含蓄のある助言だね。それはともかく、僕は昨晩、涼宮さんに直談判を申し込んだのさ」  
!!!!   
ま、まさか、あいつに神様パワーの件をぶちまけたんじゃないだろうな!?  
「それをしたら僕の存在が抹消されてしまう可能性が高いからね。さすがにそんなリスクは犯さないよ。  
ただ申し込んでみたんだ。正々堂々、ルールを作って競争しませんか、とね」  
ルール?競争ってお前、橘の甘言に乗せられて、神様とやらになるつもりなのか!?  
親友として忠告しとくぞ。やめとけ!それだけは絶対にやめとけ!!  
「くくっ、さすがはキョンだ。君は無限大の優しさと誠意をもって、無残に女心を蹴散らす。  
天性のサディストというべきだろうね。むろんそこが僕や涼宮さんのような変態には堪らないんだが」  
更に嬉しそうに笑う佐々木。てか変態て。どうしちまったんだお前?今日は少しおかしいぞ。  
「こうまで会話に齟齬が生じると、正直嬉しくなってくるね。これなら涼宮さんとの仲も遅々として進まないわけだ。  
君のことを熟知しているつもりではいたが、彼女の昨日のボヤキには、さすがに信じられない証言が多々混じっていたんでね。  
だが、どうやらブラフではなかったみたいだ。疑ったりして悪いことをしてしまったな」  
ぼやく?あいつがか??信じられん!お前いったいどんな話術を使ったんだ!?  
「大したことじゃないよ。僕たちはいわば仇敵であり、同時に戦友だからね。敵の敵は味方というやつさ。  
彼女はとても親切で正直な好人物だよ。もちろん腹を割って話すために、僕も洗いざらいをぶちまける必要があったけどね」  
佐々木とハルヒのぶっちゃけトークか。ちょっと想像もつかんが、まあお前にとってもハルヒにとっても友達が増えるのはいいことだ。  
だが、敵うんぬんってとこは聞き捨てならんな。よっぽど困ってるのか?俺で力になれることなら、いつでも相談に乗るぞ。  
それに俺の知り合いには、現実、非現実的な手段を問わず、その筋のスペシャリストが多いからな。遠慮なく何でも言ってくれ。  
「なあに、これから時間をかけてじっくりと聞いてもらうさ。じっくりとね。  
話を強引に戻すが、心友となった僕らはお互いの情報を持ち寄って対策を練ってみたんだ。  
で、僕の一昨年の苦い経験と、彼女の昨年一年間の悪戦苦闘の数々を分析した結果、もはやこれは単刀直入に討ち入るしかないという結論に達した」  
討ち入るて。赤穂浪士じゃないんだから、ちっとは落ち着け。暴力を全否定するほど平和主義者じゃないが、法治国家ではリスクが大きすぎるぞ。  
「安心してくれたまえ。討ち入るというより、討ち『挿られる』方だからね」  
ますます分からん。今日の俺は色々と疲れてて頭が回らないんだ。スマンがすっぱりと言ってくれないか。  
「童貞を卒業しても会話を色っぽい方向に仕向けるのはまだ難しいか。やはり涼宮さんの助言は正しいね。  
じゃあ、単刀直入に言うよ。僕らはルールを決めて君を逆レイプすることにしたんだ」  
 
!!!!!!   
ようやく話が見えてきた。今朝のハルヒの行動はそういうことか!!!  
 
「そうさ。涼宮さんは今日、君を誘惑して本懐をとげたんじゃないか?まあ朝から動くとは彼女らしいけどね。  
どうだい?強気な彼女に後背位で襲いかかって、その処女を獣のように蹂躙した感想は?  
彼女としては初体験はキスの雨を受けながら、ゆっくりと正常位で愛してほしかったんだろうが、学校では時間と場所に制約があるからね。  
君の理性を短時間で突き崩すには、必然的に尻を突き出して雌として誘惑するしかなかったんだろう。  
今朝、机に両手をついた彼女は、お尻をつんと突き出して、少し足を開いて濡れぼそった女性器を開いてみせたんじゃないか?  
まあ安心してくれ。僕らのようなマゾ雌にとって、それは理想的な処女喪失だからね。  
襲ってすらもらえない状況で、自らはしたなく尻をふり、獣の体位でオスに慈悲を乞う。考えるだけでも濡れてくるじゃないか」  
 
!!!!!!  
 
「なぜそんなに詳しく予想がつくんだと言いたげな顔をしているね。これは僕が進言した案だからだよ。  
鋼の理性を持つ君のことだ。強引にのしかかりでもしたら、優しく押しとどめるだけだろ。  
襲いかかって拒否されるというのも、僕らのようなマゾ雌にとってなかなか悪くないシチュエーションだが、  
やはり最初くらいは犯されたいのが女というものだからね。  
だが、朝から動くとは。涼宮さんは天邪鬼そうに見えて、質さえよければ敵の塩を躊躇なく受け取る果断な素直さをもっているようだね。  
これはいささか予想外だ。彼女とのディスカッションは有意義すぎて、お互いに暴走した妄想を制御できなかった結果なんだが、  
今後はもう少し策を練ってオウンゴールを防ぐとしよう」  
くくっと楽しそうに喉を鳴らす佐々木。おい、じゃあ今日のハルヒの行動は全てお前の仕込みなのか?  
「仕込みとは人聞きが悪いね。安心してくれ。僕らはまっさらな体だからね。君が望む色に仕込まれる自信があるよ。  
それに今日の学校での彼女の行動は、僕の妄想をベースに涼宮さんが現実と折り合いをつけた合作というべきかな。  
不思議なものでね。屋外をテーマとしたシチュエーションでは僕の妄想の方がたくましいのに、家の中のこととなると彼女の助言は目からウロコだった。  
お互いの得意な分野が現実では逆転してしまうとは皮肉なものさ。まぁその方がお互いの探究心と友情を高められるからね。悪くはないよ。  
正直に言って彼女とはもっと早く知り合いたかったな。そうしたらお互いにずっと有意義な学生生活を送れていただろうにと痛切に思うよ。  
まあ、人としては、いささか困った方向にまっしぐらだったろうけどね」  
 
あのハルヒをして、更に困った方向に突き進むとは考えたくもないが、その対策はあとでじっくり聞くとしよう。  
なによりも今は現実に対処しなけりゃならん。休み時間ごとにトイレでフェラってのも、お前の入れ知恵か?  
「む。さすがは涼宮さん。やはりそれを決行したのか。学校のトイレという空間は、噂の震源地だからね。  
その拡散速度を考えると、いささかリスクが大きすぎると忠告したんだが、休み時間ごとに実行するとは。  
やるね。それでこそ『恋敵と書いて【とも】と読む』にふさわしい女性だ」  
をひ、年がばれるぞ。いや突っ込むべきはそこじゃない。ってえーとどこに突っ込めばいいんだ!?  
「彼女の口に突っ込んだんだろ。で、どうだった?昨夜の暴露合戦では彼女は喉奥を犯されながら気絶してみたいと熱く語っていたが。  
さすがに唖然としたよ。そんなことを考える女が自分以外にこの世に存在するなんて、正直、思ってもみなかったからね。  
……おや、その顔だともう実行済みか。参ったな。一日でそこまで進まれると、僕も想定以上に頑張らなければいけない」  
ますます嬉しそうにククッと喉を鳴らして笑う佐々木。その目がだんだんと妖しげな色を帯びてくる。  
「休み時間ごとに、ということは、中休みと昼休みのことだろうね?  
まさかいくらキョンでも朝のSHR前に彼女の処女を散らし、授業間の5分休みを含めて午前に3回、昼休みにじっくりと彼女の体をもてあそんだ上に、  
午後の5,6限の間にまた1回、それでも飽き足らず放課後は体育会系並みの運動量をこなした、ということはないだろうね?」  
ちょっと眉根を寄せて困った顔で聞く佐々木。はっきりと言おう。後者が正解だ。自分でもなんであんなに連射できたのか分からん。  
「やはりそうか。実は僕は彼女の願望実現能力というやつを半信半疑だったんだ。さすがにいくらなんでも都合が良過ぎるだろう、とね。  
それで彼女が意外なほど男性の生理に詳しくないので、カマを掛けてみたんだ。  
キョンには特殊な絶倫体質があって、女が果てるまでいくらでも連射可能だ、とね。  
修学旅行の夜に、性の秘密の告白合戦をしたという設定がよかったのかな?  
なんにせよ本当に実現してしまうとは困ったな。いやはや、これは嬉しい誤算だ」  
困ったのは俺のほうだ。いくら出しても勃ちっぱなしなんだぞ。女のお前にこの辛さはわかるまい。  
「むう。それは申し訳ないことをしたね。わかった。責任を取って、今後、君の性欲処理は一手に引き受けるから心配しないでくれ。  
もっとも最初から君の股間にひれ伏す予定だったけど」  
そういう意味じゃねえ!だいたいお前、超進学校だろ。勉強どうすんだ。  
それでなくても学校の授業についていくために、塾に通ってるって言ってたじゃないか。  
 
「その点に関しては心配無用さ。今日学校で君が涼宮さんを犯している姿を想像していたら、いてもたってもいられなくなってね。  
授業中に淫欲に負けそうになってしまったんだ。さすがの僕でもそれはちょっとまずいからね。  
意地になって持ち込んだ問題集に全精力を集中してみたんだ。そうしたら、あら不思議。一章を全部こなしても、時計が5分と進んでいなかった。  
首をひねりながら、授業後に携帯の電源を入れてみたら、橘さんから歓喜のメールと留守電がそれぞれ十本以上も入っていたよ。  
とうとう閉鎖空間を操れるようになったんですねってね。鳴り止まないんで、すぐ切ったけど」  
 
橘……哀れすぎる。  
 
「だから心配無用なんだ。今日から塾には一切行かない。周囲の雑音は今度の○ゼミ全国模試で吹き飛ばしてみせるさ。  
これは涼宮さんとの協定でもあってね。模試で二人とも全国100位以内に行くこと。  
その上で勝ったほうが1ヶ月間キョンの週末を独占できること。こんなにやり甲斐のある賭けはないよ」  
なんだかすげえことをサラッと断言しやがったな。それはともあれ、その協定って他に何があるんだ。当事者として知る権利くらいあるはずだ。  
「おっと、涼宮さんはそれを伝える時間すら惜しんで君と交わったのか。さすがだね。まぁ僕のほうが時間的に余裕はあるから、それもよかろう。  
涼宮さんとの紳士協定では、彼女が日中の君を独占する代わりに、僕は君の夜と朝勃ちを頂くことになった。  
まぁ授業時間や睡眠時間を考えたら、妥当な線引きだろ。これまでの人生であれほど熱のこもった議論をしたことはなかったよ。  
最後にはお互い意地になって、1秒の単位で激論を交わしたからね。  
もっとも、現実問題として夜と昼を分けざるを得ないから、最初っから結論は出ていたようなものだったんだけど。  
でも、あれは楽しかったよ。うん。同性の肝胆相照らせる親友の存在が、こんなにも喜ばしいものだとは知らなかったな。  
お互いの心は痛いほど分かるからね。譲りたいけど、絶対に譲りたくないんだ」  
その心の底から嬉しそうな笑顔は本当に微笑ましいんだが、ひとつだけ言わせろ。そこに俺の意思が介在する隙間はないのか?  
「もちろんそんな事はないよ。君は僕らを抱きたくないときには、抱かなくてけっこうさ。  
お預けプレイというのも僕らマゾ雌にとっては理想の一形態だからね。  
もっとも、奴隷の意地に賭けて、穴を使ってもらうように誠心誠意奉仕するつもりだけど」  
おい、その熱意をもっと他の有意義な分野に使ってくれ。そうしたらお前らは歴史に名を残す人物になる。親友として俺も鼻が高々ってもんだ。  
「歴史なんて、まだ生まれてすらいない後世の学者のマスターベーションみたいなものだろ。  
そんなことより僕らはキョンの時間を体に刻んでほしいんだ。これこそ理想の青春だと思わないか?」  
うっとりとした目で遠くを見つめる佐々木。わかった。もはや俺がなにを言っても聞く耳を持たないってこったな。  
 
「時にキョン、一応確認しておくが、さすがにアナルセックスは未経験だろうね?」  
あたりまえだ。俺は今朝まで清い体だったんだ。一日でそんなに経験できてたまるか!  
「さすがは涼宮さんだ。どんなに乱れても仁義は通してくれたみたいだね。  
昨夜の話し合いで、君の童貞は彼女に譲るのは仕方がないとして、後ろの童貞だけは絶対に譲れないと主張したんだ。  
学校という性とは対極にある空間で処女を散らすという理想は、涼宮さんに取られてしまったからね。  
家人のいる中、あえぎ声をかみ殺しながら、前の処女を保ったまま後ろの処女を失うというのが、僕らの一致したもうひとつの理想形なんだ。  
それに今日は危ない日だからね。もし少しでも精液が前に垂れたらと思うと、それだけで絶頂に達しそうさ。  
まあ君が覚悟を持って前を使ってくれるというなら喜んで受け入れるが」  
……なんだか頭が痛くなってきた。悪いけど横になっていいかな、俺?  
 
「もう床に入るのか、いささか性急ではあるが、覚悟はとっくにできている。  
さあ遠慮なくこのいやらしい菊門を犯してくれ。  
大丈夫。エネマできれいに処理してあるから生でいけるよ。  
何なら射精後に温泉浣腸をしてくれても構わないよ。うん、思い付きだったが、これは妙案だな。  
処女のまま肛門を犯され、あまつさえ、その精液の温かさを味わう間もなく小便で押し流されるんだ。  
精液便女としては、究極の烙印を押してもらうことになるんじゃないか!?涼宮さんの羨む顔が目に浮かぶよ!」  
キラキラに輝く目で嬉しそうに語りながら四つん這いになる佐々木。  
その無防備な笑顔を見て、自分がこいつにどれだけ息苦しい仮面を強いてきたのかがよくわかった。  
 
こいつらは本物の変態だ。  
だが、今日あれだけハルヒに注ぎ込んだにも関わらず、佐々木の告白を聞いてギンギンにおっ勃てている俺はもっと変態なのだろう。  
いいだろう。潰れるまで犯し抜いてやる。  
やり場のない滾りに支配された俺は、佐々木の細い腰を掴むと、一気にずぶりと暖かい直腸への侵入を果たした。  
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
 
おわり?  
 

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