『鈴の実口唇曲』
このSSは『鈴の実狂操曲』の直後にあたり、時系列的には『笹の木〜〜曲』シリーズより前になります。
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ハルヒが泣き止むのを待って、名残惜しいながらもゆっくりと唇を離すと、俺はもう一度聞いてみることにした。
「あのさハルヒ。その、今日の朝練って、最初っからこれが目的だったりするのか?」
しかしハルヒはずっと俯いている。いや、すまん。こいつはデリカシーの無い質問だったな。
だが、よく見ると別に恥ずかしげに顔を伏せているというわけではなく、こやつの視線はじーっと一点に集中し、ランランに輝いていた。その視線の先には……役目を終えて元気を失いつつあるご子息!?
どぅあっ!!慌ててしまおうとするも、その手をがしっとハルヒに掴まれた。
「うっわ〜!あんたってば、こんなグロ可愛いのをあたしの膣内に挿れたちゃったの?さいてーね。ひどいわ。これってば、ぜったい犯罪よ犯罪!極刑に値するわ!」
真夏の太陽のような笑顔で嬉しそうに糾弾するハルヒ。とりあえずいつもの調子が戻ってきてくれたのはいいんだが、痛いから手ぇ離してくれ。
「あれ!?なんか血が出てない!?大丈夫?あたしどっか怪我させちゃった?」
半勃ちのご子息から糸を引くピンクがかった精液の残渣に気付くと、ハルヒは急に顔色を変えてオロオロしだした。いや、怪我させちゃったのは俺のほうだから。その、こいつはだな……
「へ!?あっ、そっか!べ、別に知ってたわよ。ちょっとあんたを引っ掛けてみただけなんだから!」
アヒル口でむーっと睨みつけたハルヒは、誤魔化すように俺の足元にしゃがみこむと、ご子息から10cmほどの距離に顔を近づけ、まじまじと観察を始めた。
あの勝手にズボン下ろさないでもらえますか?何というかその、めっちゃ恥ずかしいんですが。
「ふーん、こんな風になってるんだー。それにしても、すっごい匂い。なんか脳みそ鷲づかみって感じ!」
いや意味分からないから。それに猫じゃないんだから、棒の先をくんくん嗅ぐのやめなさい。
あまりにも興味津々なハルヒの様子に呆れつつ、欲しかったおもちゃをようやく買ってもらえた子供のような嬉しげなハルヒの顔と、
先程の残渣でテラテラ光る愚息の非現実的なコントラストを見ていたら……股間が再び微速前進をはじめた。
待て!もうちょっと節操ってもんを持て、ムスコよ!
「あはっ!また、おっきくなってきたじゃない!それにこんなにビクビク跳ねてる!あんたってば、処女のあたしをレイプしちゃった上に、その肉棒を口で綺麗にさせようとか考えてたりするんでしょ?」
チョンチョンと軽くムスコを突っついて、いたずらっ子の笑顔を浮かべていたハルヒは、潤んだ目でトンデモ質問をぶつけてきた。いや、俺はそこまで外道じゃないから。
「ほらほら、先っぽが濡れてきたわよ!口ではそんなこと言っても、こっちはあたしの上の口にも入りたいって言ってるんじゃないの!?」
おい、エロマンガ的展開では、その台詞は男女が逆じゃねーか?
「ま、レイプの被害者が、脅迫されて仕方なくしゃぶらされるってのは、よくあることだわね」
うんうんと訳のわからない理屈で肯きながら、チラチラと視線をこちらに向けるハルヒ。あのな、コンピ研あたりからエロゲでも巻き上げたんだろうが、どこからそんなアホ知識仕入れてきたんだ?
「SOS団の団長たる至高の存在が平団員に犯されちゃったなんてのは、大スキャンダルよね。ま、まぁなるべくなら隠しておきたいところだわ。その……脅迫される側って、基本的にひたすら言いなりになるしかないのよね?」
俺の股間にひざまづきながら、熱い吐息が感じられるほど愚息に顔を近づけ、真っ赤な顔で不敵な微笑を浮かべるハルヒ。
あくまで俺を犯罪者に仕立てあげたいようだが……実はお前がしゃぶってみたいだけなんじゃなかろうな?
「べ、別にあたしがあんたのチンポなんてシャブりたいわけないじゃない!喉の奥にキョンのを挿れてもらったら、オエってなっちゃわないでしゃぶり続けられるのかなとか、
キョンのって濃そうだからちゃんと飲み込めるのかなとか、もし少しでもこぼしちゃったら床を舐めて掃除させられるんだろうなとか、ぜったい思ってないんだからね!」
おーい、お前の中の俺はどこまで極悪非道なんだ?
だが、明らかに無理やりな怒気を発してハルヒがぷいっと横を向むいた瞬間、近づきすぎていた頬に愚息がぷにっと突き刺さってしまった。
「ひゃ!?」
ハルヒが驚いて飛びのく。あ、すまん、これは事故であってだな。
「口じゃなくて、あんたってばまずは顔をレイプしたかったの?やっぱ外道よ、外道!」
一度顔に先走り液が付いてしまったら抵抗感がなくなったのか、満面の笑みを浮かべたハルヒは、興味津々の瞳で再び近づいてきて、そろそろ十分な硬度を保った愚息にそっと手を伸ばし、白魚のような細い指を絡めてきた。
「うっわ〜、すっごいネバネバ。あたしって胎内にこんなの出されっちゃったんだ〜」
そういいながら、指先に付いた先走り液でにちゃにちゃと遊んでいたハルヒは、思い切ったようにそれをぺろりと舐めた。
その瞬間、雷にでも撃たれたようにビクッと全身を痙攣させ、ギュッと目を閉じて何かに耐えるようにプルプル震えるハルヒ。おい大丈夫か?
だが、再び開けられたハルヒの瞳は、どろどろの何かで濁っていた。そして呼吸は荒くなり、もはや何も言わずにただ俺の目を上目遣いにじぃーっと見つめてくる。
えーと、この状況はどうすればいいんだ?俺は今、部室で長机に浅く腰をかけながら、むき出しの股間にひざまづいた団長様を見下ろしている。
何かを期待して潤んだ瞳で俺を見上げるハルヒ。それはいつもの団長ではなく、明らかに命令を待つ従順な犬の目であり、同時に、俺の理性を蝕みドス黒い何かを呼び起こす堕天使の目だった。
その妖しい目に促されるように無言で腰を突き出し、どくどくと噴出するカウパーをハルヒの頬に塗りつける。ふにっと柔らかく、つるんとした絶妙の感触。
ハルヒはちょっとくすぐったそうに首をすくめながら舌を突き出し、糸を引いてこぼれる先走り液を必死に口に含もうとする。
それをわざと無視して、口を避けるように愚息を動かし、鼻筋から頬にニチャニチャした液体を塗りつけていくと、ハルヒの大きな瞳に大粒の涙が溜まり始めた。
「このバカキョン!意地悪してないで、さっさと口を使えばいいでしょっ!」
確かにそれは魅力的な提案だが、ここでこいつの言いなりになるのは癪だな。幸い一発出してるお陰で暴走することもなさそうだし、ここはひとつ、こいつからお願いするまでトコトン焦らしてやろう。
「だめだ。シャブりたいんなら自分から顔を寄せてしゃぶれ、ハルヒ」
う〜〜〜とアヒル口で睨みながらも逡巡するハルヒ。団長としてのプライドと、肉棒に隷属したい本能がこいつの中で激論を交わしているに違いない。じゃあ、従順なハルヒに援軍をあげましょう。
ということで、俺はハルヒの鼻先10cmで息子をしごいてみることにした。
「え!?ちょっと!あ、あんたってば、口が使えるのに顔にぶっカケるだけで満足する気?この変態!変態!!変態〜〜〜!!」
不機嫌なアヒル口で喚く団長様を無視して、その顔先10cmでシコる興奮。これはこれでけっこう悪くないな。
ニヤニヤ笑いながら無言で俺が作業を続けると、その興奮が伝染するように、ハルヒの真っ赤な顔がさらに朱に染まり、その目は熱く潤んでいった。
「あ、あたしってば、ぶっカケられるだけなの?口すら使ってもらえないの?」
ドロドロに濁った目で、胸と股間に手を伸ばし、必死にさするハルヒ。端から見たらオナニー合戦をしている変態カップルなんだろうな。
「うあすっごぃ。透明なのが垂れてきてるわ!」
嬉しいそうなハルヒの報告どおり、信じられないくらいにドクドクと溢れる先走りは、ついに糸を引いて床にポタポタと垂れ出した。
「勿体な……こ、このばかきょん、これは床を汚さないためなんだからね。勘違いするんじゃないわよ」
そう言いながら、ハルヒは長い舌を竿の下に突き出して、その粘り気の強い雫を受け止めはじめた。
「あぁんふあぁ、これがキョンの味?すごいわ。想像以上!」
一滴ごとにビクビクと痙攣しながら、完全に理性の壊れた目で見上げるハルヒ。
興奮で上気した頬の団長様は、両手で想像以上にボリュームのある胸を激しくまさぐりながら、より暖かいカウパーを求めてだんだんと顔を近づけてきた。
「しゃぶりたいなら、きちんとお願いしてからにしろよ、ハルヒ」
興奮が暴走した雌犬に冷や水となる言葉を浴びせかけると、ハルヒには半分だけ理性が戻り、団長の目でキッと睨みつけてきた。
だが、その口はおねだりするように大きく開けられている。よーし、じゃあお望みどおり、その強気な顔を汚してやる。
鬼畜な構想に興奮した俺は、こするスピードを一気に速め、睨みつけるハルヒを見下しながら、その大きく開けられた真っ赤な口を目指して砲門を解放した。
とたんに弾けるどろどろの濁流。その第1射は予定通りハルヒの舌を叩き、続けて、驚いて口と目を閉じたハルヒの眉間から頬にかけて、信じられないくらいの量の白濁をタパタパと浴びせかけていた。
すっと通った綺麗な鼻筋の分水嶺をねっとりと糸を引いて流れおちるスペルマ。
しかし、白濁汁でベトベトに汚されたはずのハルヒの顔は、息を呑むほど美しかった。
ギュッと目を閉じる団長の顔に絡みつく物体の淫靡さが、逆にハルヒの持つ一生懸命さと健康美を引き立て、
真っ赤に上気した頬を濃淡のあるテラテラのピンク色に輝かせることで、ハルヒの透明感溢れる魅力を限界にまで引き出している。
こいつをもっと俺色で染め上げたい。
そのオスとしての根源的な欲求に突き動かされた俺は、ハルヒの顔にマーキングでも施すかのように、精巣が空っぽになるまで大量の顔面シャワーを喰らわせていた。
脳が痛くなるくらいの長い噴出が終わると、所々ゲル状になった半透明の白い物質を顔一面に張り付かせたハルヒは、うっとりとした微笑を浮かべながら、口に溜まったその生臭い液体をこくんと飲み下した。
そして、目元をぬぐって恐る恐る片目を開けると、その手についたヌルヌルの匂いを深呼吸で肺の奥まで満たし、冷ましたミルクを舐める子猫のように嬉しそうにペロペロと味わい始めた。
「んぁこれがキョンの……。熱くてドロドロで美味しくて、それにすっごい香り。あたしってば、いま口も使ってもらえずに顔を汚されちゃったのよね?こ、これってすっごい惨めじゃない!?」
その台詞とは裏腹に、あげられたハルヒの顔には、これまででも最大級の晴れハレな笑顔が浮かんでいる。いつもの面白いことを見つけたときの極上の笑顔。だが、そこにべっとりとしたたる自分の体液。
顔に射精されたんだぞ!なのになんでこいつはこんなに嬉しそうな笑顔なんだ!?
ハルヒの気の強い顔にぶっカケ、あの晴れハレの笑顔を自分の白濁汁でドロドロに汚す。
いま目の前に広がる現実は、3桁を数え罪悪感で脳に焼きついたはず定番の妄想がどんなものであったかを思い出せなくなるほど、生々しく鮮烈な光景だった。
凄絶なほどに淫靡で、同時に、胸を衝かれるほどに美しい。妖艶でありながら清楚。いまのお前ほど世界の不思議を端的に表す存在はないぞ!!
もっとカケたい。こいつを汚したい。外も中も俺の色でベトベトにしたい。
高校入学以来の非現実的な現実すらガラガラと崩れ落ちていきそうな光景に、歪な興奮を覚えた俺は、たったいま出したばかりとは思えないほどギンギンに滾った息子を再びハルヒに突きつけた。
「ほらっ、ハルヒ、しゃぶっていいぞ」
その高圧的な命令に、くりくりとた犬の目で従うハルヒは、もはや一切の抵抗はせず、むしろ嬉々としてイチモツにむしゃぶりついてきた。
だが、パクリと咥えてはみたものの、どうしていいか分からないらしく、ハルヒは困った顔で上目遣いに指示を請うてきた。
妄想上の従順なこいつをオカズにしたことは一再ならずあるが、さすがに思い通りにフェラをさせるシチュエーションまでは思いつきもしなかった。
まだ精液がベタベタにこびり付いた、強気なはずのハルヒの顔にイチモツをぶっ込み、命令どおりにしゃぶらせる……あまりにもありえないはずの光景が現実のものになると、人間は意外に冷静になるようだ。
猛り狂う息子とは対照的に、気持ち悪いくらい冷静な頭で、俺はハルヒにいったん口を離すように命じ、まずは裏筋舐めから覚えさせることにした。
新しい遊びを見つけたときのキラキラな瞳で嬉々として命令に従い、舌を伸ばしてソフトクリームでも舐めるように、愚息を美味しそうに舐め上げるハルヒ。
「よーし、じゃあつぎは軽く咥えて舌で先っぽを刺激しろ」
褒めるように頭を撫でると、媚びと嬉色を浮かべた目で、ハルヒはいそいそと命令に従い、唇で亀頭を抑えながら、長い舌を絡めてきた。こいつに尻尾があったら全力で振ってそうだな。
「ぃて。歯は気をつけてくれ。ちょっとならいいけど、けっこう痛いんだ」
おいおい、そんなにオロオロしなくても大丈夫だから。そのあまりにも不安げな瞳のハルヒの頬を撫でて落ち着かせ、さらに次の指示を下す。なんかもう、ほんとに犬を調教している気分だ。
「そうそう。上手いぞ。今度は少し奥まで咥えて、舌の真ん中あたりで舐めてみてくれ。うん。よーし、そのまま思いっきり吸え」
指示通りに少し深めに咥え、ハルヒはシェイクを吸い込む要領でちゅごごっと吸い上げてきた。わったっ、ちょ、待て!いきなり気持ちよすぎだ!
俺の慌てた様子に困惑顔でいったん動作を止めたハルヒは、またしても不安そうな目をしている。
誤解を解くために軽く頭を軽く撫でると、ハルヒは俺の反応が快感ゆえのものであると理解したらしく、パッと明るい光を瞳に浮かべて、再びすさまじいバキューム攻撃を加えてきた。
柔らかな頬が極端にきゅっと凹み、その分、頬の内側が竿にねっとり絡みつく。
強引なバキュームと優しい頬の感触で、不覚にも秒殺されそうになってしまった俺が慌ててハルヒの頭を軽くタップすると、ハルヒが満面の笑みで口を離した。
「へへ〜ん、キョンの弱点一個見っけ!でも、吸うとそんなに気持ちいいもんなの?」
ああ、最高だ。他の誰かと比べたわけじゃないが、お前はルックスだけじゃなく、口の中まで完璧みたいだぞ。
つい出てしまった俺の素直な賞賛の意味を一瞬考えていたハルヒは、茹でダコのように真っ赤になると、バカッと小さく叫んでぱくりと息子を咥え、再び容赦ないバキュームを加えてきた。
こら、まずいって。そんなにされたら出ちまうって!!!
俺の慌てっぷりをいたずらっ子の瞳で確認していたハルヒは、亀頭が膨らみ始めるほど射精直前にようやくバキュームを止め、従順な犬の目に戻って次の指示を乞ってきた。
「じゃあ次は上顎の裏側でカリ首を絡めるみたいに刺激してくれ。そこは一番気持ちい所だか ら、たっ、どぅわっ、ちょっ、たんま!これやばいわ!」
余裕をなくした俺が何とか息子を静めるために黙り込むのと裏腹に、コツをつかみ始めたハルヒは、こんなことにも独特のセンスの良さを発揮し、新しい技の開発を楽しみだした。
リズミカルに動かされる頭で舌を裏筋に這わせていたと思ったら、唇の裏側の最も柔らかい部分でカリ首をねっとりと刺激する。
そして、愚息がその刺激に慣れてきたと思ったら、即座に深く咥え込み、バキュームしながら、左右に頭を振って頬内で交互に棒を締め上げる。
さらには俺の限界を察知すると、さっと口を離して甘い吐息で猛りを鎮めにかかる。こんなことにも才能を持ってるなんて、まったくもって、オールマイティーなやつだよ、前は。
ご褒美に頭を撫でられるのが嬉しいらしく、ゴロゴロと喉を鳴らす猫のように愚息にじゃれ付くハルヒの顔はとても楽しげだった。
例えるならそれは、大きなアイスクリームをボックス丸ごと食べていいと言われて、まだ硬い表面に必死にガジガジスプーンを突きたてようとする子供のようだった。
まあ実際には、咥えてるのはスプーンじゃなく俺の愚息であり、口の周りをベタベタにしてるのは、唾液とさっきぶっカケた精液なんだけどな。
ふむ。こんなに嬉しそうなら、こいつの妄想にも付き合ってあげることにしますか。
「どうだハルヒ?はしたなく平団員のチンポしゃぶりついて、自分の汁で汚しちゃった棒を舐めてきれいにする感想は?」
その残酷な言葉にビクッと震え、ハルヒがギュッと目を閉じる。あれ?さすがに傷つけちゃったか!?
だが、よく見ると、愚息をしゃぶりながらも、何かに耐えるように股間と左胸を押さながら、プルプル震えている。
おいおい、もしかしてこいつ……チンポをしゃぶりながら、こんなこと言われてイったんじゃないだろうな?
まさかとは思うが……ちょっとからかってみるか。
「やれやれ。そんなにチンポが美味しいのか?触られてもいないのに言葉だけでイくなんて、とんだ淫乱だなハルヒ」
息苦しそうにいったん口を離し、俯いたままで慌ててブンブンと首を振るハルヒ。だが、そのうなじは信じられないくらい真っ赤に染まっている。
「そっか、間違いならいいんだ。まさか団長様ともあろうものが、平団員のチンポを命令通りにしゃぶらされて喜ぶはず無いもんな。
だけど一応確認だ。もし今後も俺に命令されたいんなら亀頭にキスしろ!」
慌てたように亀頭にチュッとキスをする団長。まったく。素直なんだか素直じゃないんだかわかんないやつだね、こいつは。
その慌てっぷりを微笑ましく眺めていたら、ハルヒは心配そうにおずおずと聞いてきた。
「キョ、キョン、その、亀頭ってここでいいのよね?」
「ああ正解だ。だが、そこを舐めたってことは、団長様は俺に命令されたい変態ってことだぞ」
とたんにハルヒは泣きそうな顔で眉を寄せる。
「へ、変態?あたし変態なの?でも、だって、きょ、きょんが……その、」
俺のスペルマをドロドロと張り付かせながら、涎まみれの困惑顔でベソを掻くハルヒ。
その儚くも妖しい美しさに急激に募る愛しさと、それと反比例するような残虐な欲望に支配された俺は、有無を言わさずその小さな口にマラをぶち込んだ。
「んぐっボハァ、ぁ、グフ!んん〜!」
小さな後頭部を押さえつけ、機械的に腰を振ると、ギュッと閉じられたハルヒの目尻からはボロボロと大粒の涙がこぼれ、息継ぎをさせるために一旦抜くたびに、ケホケホと苦しそうに喘ぐ。
そんな弱々しいハルヒに、さらにサディスティックな興奮をそそられた俺は、もっと深く喉穴を使うために、遠慮なく激しいピストンを喰らわせた。
もはやなすがままになり、人形のようにぐたっと力を抜いて喉奥を俺に貸し出すハルヒ。
だが、とめどなく涙を溢れさせながらも、じっと上目遣いで俺を見つめる瞳には、赤ん坊を覗き込む母親のような優しい光が灯っている。
そのあまりの美しさに驚いた俺は、イチモツを最深部に突き入れたまま、思わず脳の快楽栓を引っこ抜いてしまった。
とたんにあふれ出し、喉に直接ダバダバと注ぎ込まれる白濁。その多量の異物をハルヒは眉根をきゅっと寄せながらも、全て飲み下していった。
その一部始終を呆然と脳裏に焼き付けていた俺のご子息がゆっくりとしぼんでハルヒの口から離れると、ハルヒはふらっと倒れこみそうになった。大慌てで支え、声をかける。
「すまん、調子に乗りすぎた。大丈夫かハルヒ!?」
覗きこんでみると、ハルヒの顔には、お菓子を満腹なるまで食べたコドモのような微笑を浮かんでいる。が、その息は荒く、目の焦点もあっていない。やばいな、助けを呼んだほうがいいんだろうか?
「あ、あんたが、わるいんだからね。だから、もうちょっとだけ……ぎゅってしてて」
命令する声にも力が無い。だが、その口調は穏やかで、すがりつくような無垢なまなざしが俺を見上げていた。
「あたまを撫でてもいいわよ?」
はいはい。とりあえず、大丈夫そうなハルヒの様子にほっとした俺は、その華奢な体を力いっぱい抱きしめながら、小さな頭をゆっくりと撫で続けた。
数分して元気を回復したハルヒは、ばつが悪そうにえへへっと微笑むと、思い出したようにビシッと指を突きつけてきた。
「このエロキョン!バカキョン!変態キョン!フェラで女を気絶するまでイかせるなんて、あんたってばこんな高等テクニックをどこで覚えてきたのよ!?」
覚えるも何も、フェラしてもらうなんて初めてだぞ。それにさっきのお前は、酸欠で気絶したんじゃないのか?
「違うわよ!キョンのが喉に入ってきたとたん、気持ちよくて、脳が緩んじゃったんだからっ!顔を精液で愛撫しておいて、喉に突っ込んでイかせるなんて。まったく油断も隙もあったもんじゃないわ!」
そういえば、ハルヒの顔にドロドロに付いた自分の汚汁は……げっ!俺のワイシャツ!?
「へへーんだ、ドジキョンってば、やっぱしょうがないんだから!ほらっこんなこともあろうかと、換えのシャツとトランクス持ってきてあげたから、ちゃっちゃと着替えなさい」
おお、さすがはハルヒ。相変わらず準備いいな。ってやっぱり今日の朝練はこれが目的だったんじゃないか?
「なに言ってんのよ、このバカキョン!パンツを思いついたのは今日だけど、このシャツは前から用意してたの!ずっと荷物になってたんだからね。心して使いなさいっ!」
へえへえ。もちろんありがたく使わしてもらいますよ。ということで、とりあえず着替えると……
あの〜ハルヒさん?精液で汚れちゃったシャツとトランクスをたたんでくれるのはありがたいんですが、
すぐ近くにあるウェットティッシュを無視して、顔に残ってた残渣も丁寧にシャツに吸わせた上に、新しいシャツが入っていた袋に入れて厳重にセロテープで封をするのはなぜですか?
「だって部室には大きいサイズのジップロックが無いんだもん。しょうがないから応急措置よ。あたしともあろう者がぬかったわ。買出しリストに加えておかなくちゃ」
むうーとアヒル口で腕組みしたあと、鞄にその袋を大事そうにしまうハルヒ。そんな着古した上に汚れたシャツと、この新品じゃ交換は成り立たんし、第一、答えになってないんだが……。
「ま、どうでもいいことは気にするんじゃないわよ。それにいま出したばっかりなのに、また勃ってきたじゃない!!
レイプされちゃった上に、口と顔まで犯されちゃったあたしは、これからずっとキョンの言いなりなのよね?
どうせあんたってば、これからは勃ったら、いつでもどこでもあたしの穴を使うつもりなんでしょ?」
いつもどおりの無茶苦茶なハルヒ節。ようやくこいつも本調子に戻ってきたようだな。
「いや、いつでもどこでもってこたーないが、しゃぶりたいって言うなら、その変態な口を使ってやらんでもないぞ?」
と、安心した俺がつい調子に乗って軽く答えてみたら、自分の体をギュッと抱きしめてブルッと震えたハルヒは、いつかのように人差し指をくるくる廻しながら、部室を歩き回ってトンデモトークをはじめた。
「あーあ、やっぱりあたしってば、穴を使われるだけのキョンの精液処理係に堕とされちゃうのよね。
普段、団長として振舞わなきゃいけないあたしは、キョンに命令せざるを得ないけど、あんたはそれをメモっておいて、あとで体に復讐する気なんでしょ。
そうに決まってるわ!きっと団活が終わったあと、みんなを先に帰らせて、部室棟の裏に引っ張っていくんでしょ。
で、そこであんたは、誰が見てるかも分からない屋外で、あたしの体をねちっこく撫で回した上に、命令×3回お尻にスパンキングをするつもりなのよね?
それで、誰かに見つからないように必死に声を噛み殺して涙を流すあたしの様子をニヤニヤと眺めたあんたは、
いやがって口を閉じるあたしの鼻を摘んで口を開かせ、立小便でもするかのようにごく自然に、イラマチオで命令した回数分きっかり精液を飲ませる気なんでしょ?」
ムムっと下唇をかみながら、熱に浮かれたような瞳で睨むハルヒ。何じゃそりゃ?だいたい俺が一日に何回お前に命令されるとおもってんだ?それから逆算してみろ、絶対無茶だって分かるから。
「その表情から察するに、あたしが飲みきれなかった分は翌日に回す気ね。
分かってるわよ。朝一でブラのカップからこぼれるくらいに射精して、それを着けざるえないあたしが一日中胸元からキョンのスペルマ臭をプンプンさせて困る様子を楽しむなのね。まったくとんでもない団員を持ったもんだわ。
それにブラ射ってことは、パイズリも仕込む気ね?ふふん、みくるちゃんには負けるけど、あたしだってDはあるんだからね。受けて立ってやろうじゃないの!ま、やり方とかは教えてもらう必要があるけど」
腕組みの上におっぱいを乗せてふんぞり返り、プルンと揺すってみせるハルヒ。まぁ確かにこいつのスタイルの良さは桁外れだからな。てか、ブラ射なんて言葉初めて聞いたぞ?自作か?
「まったく、分かったわよ。そんなにギラギラして目で見なくても大丈夫。はいはい、じゃあ今日から中休みはパイズリタイムね。
20分じゃ部室に戻ってる時間はないから……仕方ないわね、屋上近くの階段の踊り場しかないか。鬼畜なあんたは、あそこで石膏像にかこまれながら、あたしを裸にひん剥いてのおっぱいをジロジロ楽しむつもりなんでしょ。
でもダメよキョン。例え無生物でもあたしの乳首を見ていい男はあんただけなの!だから裾から突っ込んだあんたのモノを挟んであげる。
安心しなさい、もちろん先っぽは、緩めた襟から出して吸ってあげるわ。どう?北高セーラーに直接突っ込むパイズリなら、制服フェチのあんたも文句ないでしょ?」
いや、俺はそんなに制服属性ないから。てか、それをやってみたいのはお前の方だろ。ってハルヒさーん?おーい!聞いてますか〜?
「あ、それに、団長権限で平団員にパシリなんかさせちゃった日には、その週は膣内発射週間になっちゃうに違いないわね。
あたしがどんなに抵抗しようとも、冷酷な薄笑いを浮かべたキョンは、あたしを押さえつけて、子宮がいっぱいになって、溢れちゃうほど子種を仕込むの。
ま、ピル飲んでるから生でも大丈夫っちゃー大丈夫なんだけど、やっぱり0.03mmでも隔てているものがあるとないとでは大違いよね。
たとえ犯されちゃってもゴム付なら、あれはただのスキンシップだったって自分を慰めることが出来るけど、いくらピルで自己防衛しようにも、膣内発射はあたしを孕ませることを目的とした、れっきとした生殖行為だもんね。
雌としての屈辱感と恐怖感と気持ちよさが段違いだわ。さっきなんかものすごく痛かったのに、膣内に出されちゃった瞬間に、頭の中になんか花火みたいのがパッと咲いたもんね。
バカキョンのことだから、ちょっとでも無茶な命令をしたら、毎日隅田川の花火大会並みにあたしの一番深いところをタプンタプンの洪水にするに決まってるわ!」
いや、子宮をタプタプって物理的に無理ありすぎだろ。
「その上、妊娠の恐怖に怯えるあたしが必死に精液を掻き出そうにも、あんたはその手をねじり挙げて、一滴も漏らせないような極太なリモコンバイブで栓をするの。
ふふん、そうよね、エロキョンのことだから、せっかく付けた栓をあたしが勝手に外したりしないよいうに、リモコンを事あるごとにオンにして、確認するつもりでしょ?
イスに座ってたら、振動が伝わっちゃってけっこう大きい音するもんね。変な座り方をしたあたしが青い顔してたら、阪中さんが心配して近づいてきてくれるに違いないわ。
あの子とっても優しいもの。でも鬼畜なあんたは、その瞬間を狙ってまたオンにする気ね?ブーンて言う低い音がしちゃってさ。快感に耐えながら、あたしは誤魔化すために携帯を探すフリをしなきゃいけないの。
もちろん授業中に問題をあてられたら、答えてる間中ずっとオンにして、あたしが脂汗流しながら我慢するのをニヤニヤ笑って見てるつもりでしょ。
それどころか、数学で当てられたりしたら、黒板の上の方に書くために背伸びしようにも、バイブが見えちゃわないか気になってしょうがないじゃない!
何とか解答を書くんだけど、気もそぞろなあたしは一番最後になっちゃうでしょうね。
で、体よく答えの解説もさせられるあたしが、他の子の問題に目を向けて油断した瞬間にオンする気ね!分かってるわよ?あたしが授業中に、くの字になって悶えるところを蔑みの視線で淡々と観察したいんでしょ。
あんたってばほんとに鬼畜ね。この変態!色魔!!強姦魔!!
ってことで、ちょっと小腹空いたからパン買って来なさい!途中のコンビニのやつじゃなくて、駅前ベーカリーで焼きたてのチョココロネよ!大至急!5分以内!!
遅れたら購買でコッペパンの歌うたいながら、メロンパンをカリカリもふもふの刑なんだから!」
瞳に妖しい色を浮かべながら鼻先5cmにびしっと指を突きつけるハルヒ。てか、言ってることが無茶苦茶な上に、仮定と結論が支離滅裂だぞ。
「何よその呆れたような目は。あ、そうよね。正体を現したエロキョンなら今までのことも許すわけ無いわよね。
あたしってば、今までキョンのこと何度もシャーペンで後ろから突っついちゃったじゃない?だから、仕返しにその回数分だけあたしの後ろの穴を突っつくつもりなんでしょ?
寝てるバカキョンが少しでも授業に遅れないようにって、団長としての親心でやってただけなのに、逆恨みしているキョンは全部記録をとってるわよね。
一回の授業ごとに最低3回は突っついてるから……1日6、7コマを面倒だから6.5コマとして、週5日で一年50週計算で3をかけて……4875回!!
参ったわ。あたしの括約筋ってばズタズタにされちゃうんじゃないの?あ、でも今日はダメだからね。
後ろはエネマってやつを最低でも数日使ってからじゃないとダメみたいなの。だから、残念ながらこれは来週からね。あんただってせっかくなら団長の裏処女も生で犯したいでしょ?」
いや、人としてそれはないから。てか、なんなんだ裏処女って!?
「ふーん、あんたはまだそっちに獣欲を振り分けてないの?ま、いいわ。明日になったら、あんたはスカート越しにあたしのお尻を舐めまわすように視姦して、肛門の襞の数を妄想するに違いないんだから!」
妙に確信を持った表情でピシッと人差し指を突きつけるハルヒ。いや、そんな趣味はないから安心しろ。
「どうかしらね?でも、今日からでも、後ろの貞操をガードする必要があるわよね。まぁ仕方がないから、キョンが勃ったらすぐに口か下の穴で鎮めてあげるわ。
勘違いするんじゃないわよ!?これってば、仕方なくなんだからね!!乙女としての最低限のプライドを守るためだもんね。これってば最低限の妥協よ!妥協!!
でも、淫獣なキョンのことだから……授業の間の5分休みでも、襲ってくるわよね?
下はまだちょっと痛いし……しょうがないわね、休み時間は口で抜いてあげるわ。勘違いすんじゃないわよ。これはエロキョンにアナルを襲われないための涙ぐましい努力なの!」
いや、別に襲わないから。っておーーーい!!!俺の声聞こえますかーー、ハルヒさーーーん!?
「でも5分かぁ。一番近くい人気のないトイレに移動するまで1分は掛かるでしょ。てことは往復で2分だから……実質3分しかないじゃない!
ダメよ、それじゃぜんぜんダメ!ゆっくりキョンを味わえないじゃない!もー!何とかならないの!?
あ、でも3分で出すなら、さっきみたいに強引に口を犯すしかないわよね?それはそれで悪くないわ……いやいや待ちなさい涼宮ハルヒ!さっきみたいにされたらあたしは確実にイくわ。しかも完全に気絶コース。
そうすると幸せに浸る時間が最低でも5分は欲しいから……あーもうだめじゃないの!!それだけでタイムオーバーじゃお話にならないわ!!」
ガジガジと頭をかきむしりながら悩むハルヒ。てか、5分休みにトイレでフェラってありえないから。お前学校を何だと思ってるんだ?真面目ぶるつもりはないが、バレたら良くて停学だぞ。
「ふん。停学なんかよりも肛門の貞操の危機の方がよっぽど大問題よ。困ったわねー。なんとか休み時間ごとに、キョンを味わう方法がないもんかな?ほらっ、あんたもボケッとしてないで考えなさい」
くるっと振り向いたハルヒの目は完全に据わっている。やばい。どうやらジョークじゃなさそうだ。とりあえず落ち着け!まずは俺がお前の尻を狙う可能性を排除することからはじめようぜ?
「却下。そんなのありえないもの。うーん、どうしよう。あ、そういえば、今日の日直って谷口だったわね。代わってやるっていえば、喜んでほいっほいっ譲るに違いないわ。
それで授業の終礼を5分くらい早めちゃえばいいのよ!幸い今日は時間にうるさい授業ないし。うん、これはグッドアイディアね。よし、決まり!これでいきましょう!」
振り返ったハルヒは、ニパッと心から嬉しそうな笑顔を浮かべた。思わず見蕩れてしまいそうになるが……えーと、不正は良くないぞ。
「ふふん、そんなこと言いながら、ギンギンにおっ勃たせちゃってるくせに。あんただってあたしの口を精液トイレにしたいんでしょ。
そうと決まれば、早速あんたを10分以内に抜けるようにさっきの復習しなくちゃ!そうしないとまた喉を犯されて、天国行きになっちゃうもんね。
分かってるわよ。きちんと自分からおねだりしてから咥えろってんでしょ?
ま、しょうがないわね。団長たるものが、部下に上下の口と顔を犯されたなんて噂が広まったりしたら、面目丸つぶれだもんね」
ブツブツとありえないことを呟いていたハルヒは、すっと俺の足元に正座をすると、三つ指をついて、ピッと一本筋の通ったきれいな一礼をしてきた。
「どうか、あたしをキョンの玩具にしてください。好きなときに好きなだけ穴を使って、気持ちよくなってください」
あのハルヒが土下座!?おい!どうしちまったんだ?ま、まさかこの瞬間に世界がぶっ壊れたんじゃないだろうな?
いきなり尻を掲げてきたときよりも大きな衝撃でフリーズした俺が、何も答えられずに口をパクパクさせていると、再び上げられたハルヒの顔には、静かで力強い微笑が浮かんでいた。
今までのハルヒからは想像もできないような、大人びた落ち着きのある微笑。
それは凛とした揺ぎ無い決意の表明であり、同時に、何か重大な覚悟を極めたものに特有の澄み切った笑顔だった。
「えへへっ、言っちゃったわ。これであたしの全てがキョンのものになっちゃったのよね?
覚悟しときなさいよ!学校で勃ったらすぐにあたしの穴を使うこと!これは団長命令!逆らったら死刑なんだから!!」
一転、盛大に咲き誇るヒマワリ畑のようないつもの晴れハレの笑顔で、ビシッと人差し指を突き立てるハルヒ。
その嬉しそうな笑顔に呆然と見蕩れながら、俺は、やっぱりこいつは太陽が似合うなあ、と、シミジミと妙なことを考えていた。
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一応おわる