うららかな陽気の名残が多少の肌寒さに取って代わりつつある春の夕暮れ。  
俺は、いまだに釈然としない面持ちで佐々木家の玄関にたたずんでいた。  
なぜかと問われても、様々な要素が絡み合いすぎて端的に説明するのは難しい。  
だが、よそ様のお宅の玄関で、自らの下半身に2枚の舌が蠢いている様子を呆然と眺める破目に陥れば、  
宇宙人と未来人と超能力者に太鼓判を押されなくとも、普通の人間なら誰だってそう思うことだろう。  
なに?意味が分からない?おーけー説明しよう。今日は今回のバカ騒ぎが始まってから2週間目の土曜日夕方。  
佐々木の陰謀における当初のもくろみである『制服で3P』の決行日である。  
 
 
珍しく眠たげな目をショボショボさせていた団長様の鶴の一声で、不思議探索という名のウインドーショッピングが午前で切り上げられた本日、  
俺は随分と久しぶりの穏やかなる午後を惰眠に費やし、幾分なりとも体力を回復させた。  
そして、ニヤニヤ笑いで見送るお袋と妹の生暖かい視線を背に受けながら、  
縦にすれば小惑星134340番まで届きそうな溜息をつきつつ、劣化ウランよりも重い足取りで、本日の戦場である佐々木宅にお邪魔することとなった。  
もちろん逃亡するという選択肢も非常に魅力的だったわけで、ぶっちゃけて言えば、それはチャイムを押す直前まで、俺の頭の7割を占めていた。  
だが、二組の超能力者機関の代表達に蒼ざめた顔で懇願されれば、自らの保身の為だけに世界を危機に曝すのは、さすがに躊躇われるってものだろう。  
その原因は言うまでもなく、二柱の迷惑大明神たちにある。  
 
 
ハルヒと共に大人の階段を一歩昇ってしまった日以降、俺はオナニーを覚えたサルのごとく、学校でハルヒを抱きまくっている。  
一例を挙げれば、無理やりトイレに連れ込まれて、無造作かつ乱暴に奉仕させられるのがマゾ奴隷の醍醐味であると、  
『声高』に主張するハルヒの口を塞ぐ為に、今週は家庭科実習室近くにある我が校で最も利用者が少ない男子便所でコトに及ぶことが多かった。  
 
ちなみに、一回ごとのプレイ時間に余裕がないので、ハルヒとの実戦は至ってシンプルだ。  
とりあえずハルヒを便所の個室に引きずり込んで洋式便座に座らせ、  
トレードマークである黄色のカチューシャを掴んで、その小さな頭を股間に引き寄せる。  
だが、排泄を目的とした空間で、愚息だけでなく精液排泄の便女として扱われる現実をも強く突きつけられたハルヒは、  
団長としてのせめてもの誇りを保つ為に、下からキッと睨みつけつつ、意地でも自ら口を開こうとはしない。  
しかしながら、その強気で生意気な顔をあざ笑うかのように、桃色に上気した柔らかい頬をプニプニと剛直で突っつき、  
ねっとりと糸を引くカウパーを塗りたくりながら鼻をつまめば、いかに超人的な肺活量を誇るハルヒといえども、そうそう長く我慢できるもんじゃない。  
で、顔が真っ赤になるまで口を固く結んでいたハルヒが、プハッと息をつく瞬間を見計らってその桜色の唇に無理やりマラをねじ込み、  
口腔を深々と陵辱される苦しさに目尻から大粒の涙を零れさせる団長様のオグオグという喉音を楽しみつつ、  
満ち足りた征服感に目を細めながら、生臭い汁を何度となく直接胃に注ぎ込むって寸法だ。  
 
もちろん言うまでもなく、このハルヒの嫌がる素振りは演技……というより、俺の嗜好?を嬉々として受け入れてくれた結果である。  
以前、何を思ったか、真剣な表情をしているハルヒに欲情してしまった俺が、唖然とするこいつの顔を犯した際に、  
口内および喉奥にぶちまけられた量が当社比1.3倍だったそうで、それ以来、イラマチオで奉仕を強要されるときのハルヒは、  
外部の人間に見せるようなSOS団団長としての傲岸不遜で挑発的な視線で俺を睨みつけるようになった。  
そして、なんだかんだと言いつつも唯我独尊な団長様を汁便女に堕とす興奮に猛った俺は、  
ハルヒの強気な顔が無機質なレイプ目に変わるまで、その狭い喉奥に向けて一切遠慮することなくガツンガツンと腰を振り、  
糸の切れたパペットのように為すがままになった団長様が、  
肉棒に掻き混ぜられてクプクプに泡立った精液と唾液と涙の混合物を口に端から垂らしながら力なく崩れるまで、  
白く濁った艦砲射撃を繰り返すようになったというわけだ。  
 
とはいえ、粘液まみれの顔でぐったりと洋式便座にへたり込んだハルヒは、一見したところ、  
性欲の捌け口だと言わんばかりに執拗に乱暴されて自我が崩壊しちゃった肉人形(本人談)のように見えないこともないが、  
冷静に観察すれば、そのとろとろに潤んだ瞳を満たしているのは、明らかに桃色の瘴気であり、  
どう考えても、焦点の合わない虚ろなレイプ目というより、  
焦点を結ぶことすら忘れて快楽に身を委ねるサキュバスの目といったほうが妥当な表現であるし、  
少なくとも、当人が自称するような使い潰された性処理玩具だの、ザーメンまみれの哀願動物だの、  
生唾ローションオナホだの、センズリティッシュの代用品だのといった  
人間を形容するには根本的な何かが間違った単語群が指し示す状況から程遠いことは間違いない。  
だいたい、手を変え品を変え、どんなに無慈悲に責め立ててみたところで、  
俺の精巣がこれ以上の援軍をひねり出せないことを察知した途端、ハルヒはその大きな瞳に優しい光を輝かせて復活し、  
俺はエロだのアホだのと毒づかれながら、毎回最後には、あの大輪の花のような笑顔で嬉しそうにお掃除フェラをする団長様の様子を  
射精後の虚脱状態の中でボーゼンと見守る破目になるんだしな。  
 
 
だが、ひと気のない早朝の旧館ならまだしも、中休みの屋上近くの階段踊り場や昼休みの屋上、放課後の部室をはじめとして、  
空き教室やらトイレやら体育倉庫やら何とか準備室やら、とにかく、人目のない場所と時間を見つけるたびに、  
のべつまくなしというか見境なしに睦みあっていれば、いくら機関の手回しや長門の情報操作をもってしても完全に隠しおおせるはずがない。  
なんせ、一応周囲に人のいないことを確認してコトをおっぱじめるものの、行為の最中は人目をはばからず、  
エロゲの中の人にすらドン引きされるようなハードワークをこなしているからな。  
しかしながら、関係者一同の生暖かい視線は別として、現実にはクラスの連中の態度は至って平穏。  
国木田はまだしも、谷口すら何も言ってこないところを見ると、空気を読んで貰っているだけではないことぐらい容易に想像がつくってもんだ。  
 
その疑問をただすべく、スマイル野郎をいつもの食堂テーブルに呼び出したところ、  
ニヤけ具合が5割方増した胡散臭さ全開の笑顔で種明かしをしてくれやがった。  
曰く、ハルヒはコトに及ぶに当たって、毎回、去年の春にあいつと二人で迷い込んじまった隔離型閉鎖空間の発展版を発動させているらしい。  
ただし、それはせいぜい半径15m程度の非常に小型なものであり、広がる気配がまったくないことから、機関は楽観視しているとのこと。  
景色が灰色にならない上に、周囲の雑音はきっちり聞こえるもんで全く気付かなかったが、  
どうりで誰にもバレないし、何ラウンドもこなしている割には、時計の進みが異様に遅いわけだ。  
しかも、今のハルヒはモノトーンだった心象世界が総天然色になっちまうくらいに、この三角関係の修羅場を全身全霊で楽しんでいるらしく、  
感情の振れ幅こそ以前より大きいものの、イライラすることはほとんどないらしい。  
 
というわけで、古泉はお役ご免のマッタリモード。  
仕事を全てあなたに押し付けているようで気が引けます、などと殊勝なことをぬかしやがったが、  
その顔には心の底からリラックスした笑顔が浮かんでいる。  
まあこいつも中学以来、青春の大部分をハルヒ対策に費やしてきたわけだしな。  
この関係はいつ破綻するか分かったもんじゃないから、束の間とはいえ、俺が肩代わりするのも仕方あるまい。  
ちなみに、このエロ専用閉鎖空間の情報封鎖は完璧で、超能力者の出禁はもとより、  
長門はおろか喜緑さんや緊急招集された朝倉までもが力を合わせても、中に干渉することは不可能だったらしい。  
まったくもって、この上なくハルヒらしい大げさな恥ずかしがり方だが、その恥じらいを少しくらいはプレイに反映して欲しいもんだね。  
 
まあ、とりあえずそいつは横に置いといて、だ。  
もう一方の神様候補である佐々木も、集中すると時間の流れから切り離されるという極めて非常識な特技を習得している。  
しかもその能力は回を増すごとに着実に進歩しており、2週間が経過した今では、  
そこまで集中しなくても、ある程度意識的にオンオフすることも可能になったらしい。  
その原理について、選挙前の政党運動員並みに電話攻勢をかけてくるアホの子に聞いてみたところ、  
閉鎖空間と現実空間の相転移における揺らぎに出来るエアポケットのような狭間が云々といった辞書を切り貼りしたような解説ならまだしも、  
紅世だの、渦巻く伽藍だの、因果の流だの、カリカリモフモフだのといったツッコミどころ満載な単語の羅列に偏頭痛を覚えた俺は、  
丁重にその番号を着拒にさせていただくこととした。  
もっとも、翌日からは、ひっきりなしに追加されるコインの音をBGMに、公衆電話経由の恨みがましい説法を聞くようになっただけだったけどな。  
 
それはともかく、佐々木が意識的に時間的空白を作れるようになったということは、  
たとえ家の中でも家族の目を気にする必要性が低下したということであり、  
結果的に俺の数少ないリラックスタイムであった風呂の時間が、この半居候娘に占拠されたということでもある。  
まぁ遠慮と気配りの固まりのような佐々木は、ハルヒと違って俺が疲れていれば、無理に侵入してくるようなことは決してない。  
だが、湯船でゆったりとしたひと時を満喫し、体の端々に溜まった乳酸が分解され尽くした頃合を正確に見計らって、  
はにかみ笑いを浮かべながらオズオズと入ってこられると、毎度のこととはいえ、かなり照れるのは言うまでもない。  
 
しかも佐々木はあえて全裸ではなく、ハルヒのアホウにアドバイスを受けたという中学時代に使っていた競泳型スク水を着用してくる。  
その胸に小さく縫い付けられた『ささき』っていう平仮名の名札には突っ込みを入れるべきなのか?  
なんにせよ、学年で6番目のチビだったという中一の時のブツを、わざわざ内側のサポーター類を外して着てくるもんだから、  
各部が食い込みまくりの透けまくりのテカりまくりのポッチりまくりのスヂりまくりの…………  
まあ何というか、縦にして鞄に入れてしまった弁当のご飯よりも偏った俺の性的嗜好にピンポイント爆撃を喰らわせてくれるわけだ。  
そして、愚息の愚直な反応を真夏のプールサイドのような笑顔で確認した佐々木は、  
最近ネットで勉強中という肉体的なサービス業のおねーさま方の秘技を惜しむことなく披露し、  
しなやかな身体をスポンジ代わりに使用して、俺の体を隅々まで磨き上げることに執念を燃やしてくる。  
 
驚くほどによく伸びるスク水の布地は、辛うじて標準的な水着としての防御面積を保っているが、  
妖しげな拘束具以上に全身をピッチリと押し包むことで佐々木のスタイルの良さを際立たせ、  
特にその引き締まったお腹のすべすべ感をいやでも強調する。  
それが発泡マットに寝そべらされた俺の背中を自在に這い回るだけでなく、  
たおやかで安産型な艶尻が目の前でぷりぷりと揺れまくりつつ、  
指先から肩までを丹念にマッサージしながら滑るってんだから堪ったもんじゃない。  
 
いうまでもなく、急角度で食い込んだ股布は、健康的なはずの競泳型スク水の印象を淫らなものへと変換し、  
その危険なラインがエッジとなって女性特有の丸みを強調することで、  
佐々木のメリハリの利いた華奢な肢体が内包する肉感的な曲線美をこれでもかと言わんばかりに浮き彫りにしている。  
 
さらに、上半身に目を向ければ、鎖骨の頼りなさを強調するようにキュッと食い込んだ肩紐が、佐々木のレギュラーサイズの乳房をも押し潰し、  
胸部に納まりきらない乳肉の一部が脇からぷっくりとはみ出している。  
そして、極限まで引き延ばされて、うっすらと肌色が透けて見えるくらいに薄くなった布地を突き破らんばかりにピンと勃った乳首が、  
指の谷間や耳の裏といった狭隘な箇所を重点的に這い回り、切なくもコリコリした刺激をもたらしてくる。  
 
もちろん愚息の扱いは佐々木の最も得意とするところであり、濡れた水着のしっとり感と、  
水を弾くきめ細かい肌のすべすべ感のギャップを存分に利用して攻め立てるだけでなく、濡れ羽色になった黒髪を駆使して焦らしたり、  
ボディーソープやローションといった風呂ならではのオプションを使って、コキ系技術の真価を叩き込んできたりもする。  
 
その上、狭いだけでなく硬いタイル壁を持つ浴室で行われるフェラは、必然的に音が反響しまくるために、  
視覚、触覚だけでなく、ドルビーサラウンドとなったフェラ音が、聴覚にも甘美な飽和攻撃をかけてくる。  
目をつぶって想像してみてほしい。  
チュパチュパと亀頭を舐める柔らかな唇の音が天井に反射して頭上から降り注ぎ、  
竿をネットリと呑み込む舌のジュボジュボ音が壁に木霊する音と混ざり合って奏でられる濃密で淫靡な旋律。  
そして、口の端から止め処なく溢れる唾とカウパーの混合液が、  
メトロノームのような一定のリズムを刻んでピチャンピチャンと垂れ続け、  
堪らずに口中に放たれた一発目を、目を細めながら美味しそうに飲み下す佐々木のコクコクという喉音が風呂場の湯気に溶け込むことで、  
すべての淫音が汗腺を通じて俺の内部にじんわりと染み込んでくる。  
これはまさに、目を開ければすぐそこで愚息が経験している行為を全身で体験しているに等しく、  
佐々木のリズミカルな風呂フェラは、湯煙に火照ったマゾ顔の佐々木に全身を包まれ、  
優しい粘膜に全てを委ねながら、骨の髄までしゃぶり尽くされるかのような倒錯的な快楽を叩き込んできた。  
 
そのあまりの凄まじさに、言わずもがなで暴走した俺が、佐々木に頭の上で両手を組ませて、  
大きく開いたスク水の腋口から愚息を突っ込む変則的な腋コキ兼パイズリ……というかスク水に対するレイプを堪能したり、  
ローライズされすぎたジーンズのように見え隠れしている桃の谷間を尻ズリで犯したりするのは、日常茶飯事の行為であり、  
水着に締め付けられることで丸みが極限まで強調された美尻に軽いスパンキングのご褒美を与えながら、  
食い込む股布を無理やりずらして芯まで火照った佐々木の胎内に侵入し、  
浴室をところ狭しと木霊する甘くかすれた喘ぎ声を存分に楽しみつつ、  
文字通り精魂尽き果てるまで膣内発射を嗜むことになるのは、もはや既定事項であると言えよう。  
 
要するに、十分すぎるほどに佐々木の思惑にはまった結果、  
俺はほぼ毎日のように紺をベースとしたシンプルな競泳スク水がヌルヌルに漂白されるまでぶっカケ続け、  
当然の帰結として、風呂に入る前よりもぐったりと疲れる破目に陥るわけだ。  
そして、匂いのこもりやすい浴室が正常な状態に戻るまで、俺と交代で湯船に浸かった佐々木がゆっくりとした女の子らしい長風呂を堪能し、  
明らかに湯あたりだけでない陶然とした表情で上がってくるころには、  
妹の意味深なまなざしを誤魔化すために、俺が無駄に胃を痛めることになる。  
『お風呂の歌』に、ミヨちゃんにごちゅーしーんなどという歌詞が追加された気がするのは、聞かなかったことにしておこう。  
 
閑話休題。そんなこんなで、だんだんとやつれていく俺の様子を  
ザマアミロともオメデトウとも付かない嬉しそうで意地の悪い笑顔で見守っていた古泉であったが、  
今日になってハルヒ空間と佐々木時計が直接ぶつかりあった場合の偶発的な危険性に思い至ったようで、  
対立組織と手を組んでまで緊急の討議を重ねた結果、俺の敵前逃亡によって相乗効果で暴走されるよりはマシ、という  
極めて消極的な結論を持って橘と共に我が家を来訪し、その泣き落としに近い説得をしぶしぶ了承した俺は、  
いやいやながらも、股間の神通棍で横島なる美神さん達を倒す勇者の役を引き受けたってわけだ。  
 
 
以上、回想終わり。  
悲鳴を上げる愚息をなだめすかししつつ、縦にすればM78星雲にも届きそうな溜息をつきながら、  
指定時刻である6時半にご両親が不在の佐々木宅のチャイムを押すと、俺は待ち構えていた晴れハレの笑顔ふたつに出迎えられた。  
 
「「おかえりなさい、キョン!!」」  
っておい、ここはどこのメイド喫茶だ?  
「なに言ってんのよバカキョン!メイド喫茶ってのは、あの服を脱いだら十人並みな子の最終手段でしょ?  
みくるちゃんじゃないんだから、喫茶店なんかにこんなに可愛いメイドさんがいるわけないじゃない」  
「そうだよ、キョン。あんな半端なイメクラ紛いと一緒にされるのは、いささか心外だな。  
それに今日のコンセプトはメイドではなく『制服で新婚3Pイラァシャーイ!』だぞ。  
まあ、二人が姦りたいシチュエーションについて、昨日から朝まで討論を重ねた結果、妥協点を模索したらこうなっただけなんだがね。  
何はともあれ、そんなところに突っ立ってないで、入った入った」  
と、いささか以上に不穏当かつ意味不明な発言をしつつ、ハルヒと佐々木は俺の手を掴み、玄関へと引っ張り込んだ。  
てか、痛いからそんなに掴むなって。慌てなくてもここまで来たら逃げやしないから。  
だが、異常に真っ赤な顔の二人は、大慌てで鍵をかけ、三和土に正座して意味ありげに潤んだ瞳で俺を見上げてきた。  
 
今日のこいつらの格好は『制服で3P』というコンセプトを意識してか、二人とも制服を着用している。  
ハルヒはいつもどおりの北高セーラー。一方の佐々木は名門進学校の地味なブレザーを封印し、  
何故か中学時代の紺セーラーを引っ張り出してきたらしい。  
で、その上にエプロンを着用しているようなんだが、制服だけなら見慣れたものが、  
そこにエプロンが上書きされると、とたんに幼妻的な妖しい雰囲気になるのはナゼなのかね?  
 
ここら辺でもうひとつのコンセプトである『新婚さん』を表現したかったのかもしれんが、  
二人が着けているエプロンはピンクのフリフリ付きなんぞではなく、あくまで実用重視の胸まである調理実習で使うようなやつであり、  
これを見る限り、制服エプロンというマニアックなチョイスは、夕飯の準備をしてくれていた最中に起きた偶然の産物……  
ではないことは、立ち上がって振り返ったこやつらの下半身が露になったとたん明らかとなった。  
 
……あのー、お二人とも、スカートと下着を忘れていらっしゃいませんか?  
 
なんとこのアホウどもは、一見、制服の上にエプロンを羽織っただけのように見せかけて、  
実は下半身はすっぽんぽんという斬新かつ意味不明な暴挙に打って出たらしい。  
普通?の裸エプロンであれば、現実感が欠ける分、おふざけ的な印象が強くなるが、  
見慣れたセーラー服の上半身が極めて普通なだけに、実用的なエプロンの下で2個の桃尻が蠢く様は妙に生々しく、  
その鮮烈なコントラストは、俺の理性をピヨらせるのに十分な破壊力を秘めていた。  
 
「やったわ佐々木さん!見てこのキョンのテント!!」  
「うむ、大成功だね。しかしさすがは涼宮さんだな。新婚というコンセプトから安易に裸エプロンを連想した僕が浅はかだったよ。  
セーラー服という日常に、エプロンという日常を掛け合わせることで逆に非日常を演出し、  
一呼吸おいてから、チラりズム効果のコンボをプラスした桃尻エプロンで止めを刺すとは!コスプレ道は奥が深いよ。僕もまだまだ修行が必要だな」  
「どう?気に入ったでしょキョン!?もちろん上はノーブラよ。エプロンに手を突っ込んでセーラー乳を揉み潰すなり、  
生尻が真っ赤になるまでスパンキングを浴びせるなり、好きなだけめちゃくちゃにするがいいわ!」  
「さあキョン、視覚効果では涼宮さんに一本とられたが、家を舞台とした奉仕実技では僕に一日の長があるからね。とりあえず駆けつけ三本を抜かせてもらおうか」  
 
 
あまりにも意表をつかれて呆然と玄関に立ち尽くしていた俺に対し、その無言を肯定と受け取ったのか、  
背後に回りこんでひざまずいた佐々木が、後ろから腰に手を回して、カチャカチャとベルトを外しにかかってきた。  
そして、まるで社交ダンスのように見事な連携を保って俺の前面にひざまずいたハルヒは、手を使わずに唇だけでジッパーを下ろし、  
媚びの固まりのような粘り付く視線で俺を挑発しながらトランクスを引き下げて、既に臨戦態勢に入りつつあるご子息に頬ずりをかましてきた。  
前門の狼、後門の虎ならぬ、前門のハルヒ、後門の佐々木というわけだ。さてさて、人としてどっちが悲惨な状況なんだろうね?  
「おや、さすがはキョンだね。僕がこの位置にひざまずいただけで、今日の肛門担当を勝ち取ったことを見抜くとは。  
ま、手始めにいつもの『行ってらっしゃいのアナルリップに手コキ』をするだけだから、そんなに縮こまらないでくれ」  
そっちの『こうもん』じゃねーよ!それに、『いつもの』じゃなくて、その技は一昨日に一回やったきりじゃねーか!  
 
「聞いたわよキョン?あんたってば、早朝とはいえ、いつ御家族が起きてくるかもしれない自宅の玄関で、  
後ろにひざまずかせた佐々木さんにアナル舐めを強制したらしいじゃない!?  
しかも、股の下から伸ばした手で玉転がし&手コキなんていうオプションをプラスさせたうえに、  
排泄器官に口づけをさせられる屈辱にむせぶ彼女の靴の中に、プールができちゃう位にべっちょりと排精したそうね?  
足の裏ってお米が一粒でも付いてたら気になるのに、ニチョニチョのスペルマを靴下に染込ませて、  
マゾ雌に一日中奴隷の自覚と服従心を刷り込もうだなんて!まったく、あんたってばやっぱりトンでもないご主人様だわ!」  
いや、あれは不幸な事故が重なった偶然の産物であってだな、慌てて拭こうとした俺を押しのけた佐々木が、  
嬉々として生足を突っ込んで恍惚とした表情でフリーズしてたもんだから、  
何も言えなくなっちまった俺は、せめて靴下を履かせるのにも一苦労を……って聞いてますか、ハルヒさん?  
「そんな羨ましい仕打ちを聞いたら黙ってられないじゃない!  
次の月曜からは朝練の仕上げに、カチューシャにたっぷりザーメンを染込ませてもらうからね!これは団長命令!  
もともと黄色だからカピカピに黄ばんでも目立たないだろうけど、  
もし誰かに気付かれちゃったらと思うと、それだけでスペルマを土鍋3杯分の興奮だわ!」  
いや、大さじ3杯でも無茶なのに、土鍋3杯て。  
 
「うむ、犬にとっての電柱ではないが、オスが自らのテリトリーを誇示する為に、マーキングを施すことは自然の習いだろ。  
自らのトレードマークにキョンの所有物である証を塗りこんで頂けるなんて、羨ましい限りだよ。  
電車通学の身の上では、さすがの僕でも人目のつくところにスペルマをカケてもらうのは、やや躊躇うからね。  
おいおい、そんな目で見なくても大丈夫だよキョン。  
熟考した結果、顔射してもらった精液を拭わずに一日を過ごすなんていう夢は諦めたからさ」  
おい、それは熟考しなきゃならんようなことじゃねーだろ!  
「あんまり硬いこと言ってないで、とっととこっちを硬くしなさいよキョン。  
エロマンガの逆輪姦シーンでよくあるでしょ?まずは前後二舌同時奉仕で、たっぷりと一番絞りを味わわせてもらうんだから!」  
いや、そもそも逆輪姦なんて単語は、ほとんど聞いたことないぞ?とツッコミを入れるより早く、佐々木の舌が俺の菊門に濃厚なキスを施し、  
それと呼応するように愚息をパクリと咥えたハルヒが、目をキラキラさせながら、満面の笑みでテクニカルなフェラを開始した。  
 
自らの下半身に蠢く2枚の舌。  
そのあまりに非現実的な光景と、射精感すら蕩かすような圧倒的な快感を前にして、  
呆然自失でフリーズしつつも妙に冷静になった俺は、この状況をじっくりと観察してみることにした。  
まず、前にひざまずいたハルヒは、野球大会のチラシを持ってきたときのような喜色満面の笑顔で竿にむしゃぶりつき、  
大きなストロークでねっとりと舌を棒に絡めつつ、甘える子猫のように制服エプロンの下に息づく美巨乳を俺の腿にすり付けてくる。  
一方の後ろにかしずいた佐々木は、聖遺物に拝跪する聖職者のように菊門にキスをしていたかと思ったら、  
幼い舌を精一杯に伸ばして精巣を裏側から舐めあげるような快感を叩き込み、  
条件反射的に絞まる俺の大臀筋をなだめるように、股の下から手を伸ばして玉を転がしてきた。  
 
二匹の口舌奴隷には快楽の荒波に翻弄される俺の反応が、どちらの口撃の成果であるかが分かるらしく、  
裏攻めの結果として愚息の仰角が上がると、一瞬眉を曇らせたハルヒは、  
キツツキのように猛然と頭を振ってチュパチュパとフェラ音でアピールしながら、  
温かい頬裏と柔らかい唇をキュッと窄めてカリ首をこそげるようにして攻め立ててくる。  
逆に、表攻めにより大臀筋が締まると、佐々木はちょっと悔しそうに小鼻を鳴らしつつ、  
ピアニストのような繊細かつ大胆な手つきで袋の中の玉を転がしながら、  
肛門から玉袋にかけての蟻の戸渡りを触れるか触れないか位の絶妙なタッチでくすぐり、  
さらに、より一層濃厚なアナルリップで俺を内部から蕩けさせるべく、必死にすがり付いてくる。  
それらがまるでテニスのラリーのように繰り返されることで、俺を挟んだ奉仕技術品評会のキャッチボールは激しさを増していき、  
ついには、ハルヒが奏でるフラメンコ並みに情熱的なジュボジュボ音と、  
佐々木が上げるミルクを飲む子猫にも似たぺちゃぺちゃ音が、ひとつの音楽のようにシンクロを始めた。  
 
波同士がぶつかるとそのエネルギーを打ち消しあうように、前からの愉悦によって高められた射精感は、後ろからの快楽によって引き戻され、  
逆に後ろから突き上がる我慢の限界は、前に吸われてキャンセルされる。  
その甘美なシーソーゲームによって外に向かうことを許されなかった興奮は、そのまま背骨を駆け上がって脳に蓄積し、  
とっくに人間としての閾値を越えて濃縮されたエンドルフィンによって煮込まれた俺の理性は、  
熱湯に放り込まれた寒天のようにグズグズに溶け始めた。  
 
ここで瞬殺されては漢が廃る!  
せめて意識を逸らすために、最後の気力を振り絞って後ろを振り返れば、  
サラサラと楽しそうに揺れる佐々木の髪と、実用的なエプロンの下でプルンプルンと蠢く桃尻のコントラストに視線が釘付けになり、  
慌てて顔を前に戻せば、唾液とカウパーでテラテラに輝く愚息が突き刺さる極上の笑顔だけでなく、  
頭が前後するたびに大きく開けられた制服エプロンの襟元から覗くハルヒの深い谷間に生唾を飲み込む破目になる。  
ましてや目を瞑ろうものなら、いやでも鋭敏になる皮膚感覚から神経細胞そのものに快感が染み込み、  
快楽中枢から噴き出すアドレナリンが心臓の拍動を急激に高めることで、毛細血管の先々にまで痺れるような愉悦が広がる。  
 
 
まさに女男女と書いて『なぶる』と読む漢字そのものの、拷問に近い性悦地獄。  
冬の日本海のごとく押し寄せる快楽の荒波を、耐精感のテトラポッドでどうにか防ぎ続けていた俺であったが、  
ハルヒと佐々木の口撃がピタリと一致した瞬間に、その漢の意地は大波に浚われた砂の城のように崩壊した。  
 
射精直前でぶわっと大きくなる俺の亀頭に対し、得意満面で瞳を輝かせたハルヒが  
尿道を駆け抜ける射精速度を上げるべく、シェイクをちゅごごっと吸い上げるようなバキュームを始めた。  
しかしながら、一向に発射されないスペルマ。  
あれ?と言いたげな表情で小首を傾げたハルヒは、鼻で一つ大きく深呼吸をすると、カリ首をその柔らかい唇でむごむごと抑えつつ、  
白魚のような指で竿をコスコスとコキ上げながら、骨髄ごと吸い出してやると言わんばかりの最大級のバキューム攻撃をかけてきた。  
上気した頬が笑窪のようにキュッとすぼまることで、ハルヒの温かい頬裏がねっとりと亀頭を包み込み、  
同時につぷつぷの舌先が鈴口をこじ開けるようにチロチロと這い回る。  
こんな口撃を受けて我慢できる男がいようはずがない。  
だが、限界を超えて脳に溜まり続けていた快楽物質は、そのあまりの量ゆえに神経が伝えられる閾値を超えてしまい、  
緊急避難的に情報伝達が制限されることで、俺は、愚息がスペルマを吐き出したがっているのに、  
本体がそれを押しとどめるという摩訶不思議な事態に陥ってしまった。  
 
盟友の異変を察知して前に回りこんだ佐々木も、ハルヒを援護すべく、  
まるでフルート奏者のような絶妙なタッチで玉から竿にかけて舌を這わせ始めた。  
少し佐々木に場所を譲りつつ、棒から指を離して亀頭を攻めに専念するハルヒと、  
唇裏で柔らかく肉茎を挟みながら、ゆらゆらと首を横に振る佐々木。  
その目も眩むような絶景と吐き気を催しそうなほどの刺激に誘導されて、  
完全に発射体制に入った精管から、スペルマの尖兵たるカウパーがトロトロと染み出しはじめた。  
しかしながら、脳によってストップがかけられた状態では、大臀筋や括約筋による後押しが無いため、  
その進軍速度は潮が満ちるかのように非常にゆっくりとしたものであり、  
本来ならば、ザーメンが通り過ぎる一瞬で終わるはずの喜悦は、精管が体液で満たされつづけることで、肉竿に限界を超えて充填され続けた。  
 
並んで歩いていたら、男どころか女ですら思わず振り返りそうな美少女達の2枚の舌が、一心不乱に自分の愚息にまとわりつく。  
その顔は艶やかに上気し、チラチラとこちらを伺うように向けられる2対の上目遣いには、媚びと期待と不安が込められている。  
そして、今にも涙が零れそうな程にトロンと潤んだ瞳には、隷属に陶酔するマゾ雌の誇りが熾き火のようチロチロと見え隠れし、  
カウパーが漏れ出すたびに、ガソリンを吹きかけられた焚き火のごとく、歓喜雀躍を伴う仄い炎となって轟々と吹き上がった。  
 
だが、その禍々しいほどの妖艶さとは対照的に、二人の表情はわが子を見守る母親のように真摯で慈愛に満ちたものであり、  
その優しさに励まされて、俺の神経回路を支配していた緊張状態は、春風に当てられた雪のように徐々に溶けていった。  
そして、冬の陽だまりに似た暖かさがじんわりと胸を満たした瞬間、途切れていた下半身からの情報伝達が回復し、  
堰を切ったように白い濁流が二匹の舌喉奴隷の顔面に降り注がれはじめた。  
 
 
溜まりに溜まった十数回分に及ぶであろう快楽物質の塊が、崩落するダムの勢いで脳から背骨を通って玉に流れ込み、  
瞬間的にスペルマに変換されて体外へと放出される。  
バクバクと波打つ心臓は、その激しい吐射を支えるように更に速いビートを刻み、  
送り込まれた酸素によって全身の細胞が真っ赤に燃え上がる。  
ドクドクと体中を駆け巡る血液の全てが精液となって鈴口から噴き出すような快感。  
それはスペルマを放出するために大臀筋がビキンビキンと収縮するたびに俺の全身を硬直させ、  
脳に直接電気ショックを与えたかのごとく、目の前にナニカを弾けさせることで、俺の眼底は真っ白に燃え上がった。  
 
まるで立小便でもするかのようにビュクビュクと放たれ続けるザーメンは、  
狙いを誤またずに吸茎奴隷たちの眉間に向かってびちゃびちゃと注がれ、  
跳ね返った粘液の雫が、形の良い額や、すっと通った鼻筋を穢していった。  
さらに、パックのように顔中にベットリと張り付くことで、真っ赤に上気した頬を濃淡の付いたテラテラのピンク色に輝かせ、  
ぬるぬるの滝を形成しながら、エサをねだる雛鳥のように大きく開けられた口に、白く濁った栗の池を形成していった。  
その上、手を離してしまった消防士のホースのような勢いで撒き散らされるスペルマは、  
一滴たりとも逃すまいと顎の下に添えられた顔射奴隷たちの手のひらを一杯に満たした挙句、  
首筋を愛撫するようにねっとりと滑り落ちることで、可憐な鎖骨に生臭い精のプールを形成した。  
さらに、その勢いは止まるところを知らず、鎖骨からも溢れ出た雄汁は、  
襟元からセーラー服の中になだれ込んで、清らかな胸の谷間で白濁した氷河となっただけでなく、  
暴走した括約筋によって、竿がビクンビクンと跳ね上がるたびに四方八方に飛び散り、  
セーラー服の袖や襟をはじめ、実用的なエプロンまでをも、ゲル状の蛋白質で白くヌルヌルに染め上げていった。  
 
 
うっとりと目を閉じてタパタパと顔に注がれるザーメンを受け止めていた汁便女たちは、その土砂降りのような勢いがようやく弱まると、  
口に溜まった大量の白いゼリーをソムリエのように舌の上で転がしながらゆっくりと味わい、  
名残惜しみつつもコクリコクリと喉を鳴らして胃の腑の奥に収めていった。  
そして、薄目を開けて両手の平に溜まる半固形に粘ったプールを嬉しそうに確認した後、  
三々九度の杯を干すようにゆっくりと傾け、ずるずるといやらしい音を立てながら飲み干していった。  
さらに、指に絡まるスペルマを舐め清めながら、お腹一杯になるまでエサをもらった犬の目でニコニコと俺の顔を見上げていた二匹の精飲ペットは、  
お互いの体中にネットリまとわりつく粘液の存在に気付くと、競争だと言わんばかりの勢いで、相手にむしゃぶりつきを始めた。  
 
一滴でも多くのスペルマを味わうべく、ハルヒが一生懸命に舌を伸ばしてぢゅるるっと恋敵の頬を吸い上げたかと思えば、  
その攻撃をなすがままに受けていた佐々木が、お返しだと言わんばかりにハルヒの首筋をゆっくりと流れる牡液にチロチロと舌を這わせる。  
そして、くすぐったさのあまりに暴れまわっていたハルヒが、隙を見て佐々木の華奢な鎖骨に溜まった白濁のプールをずぞぞっと啜り、  
ハルヒの深い胸の谷間に粘り付く半透明のゼリーを発見した佐々木が、ムムッと眉を吊り上げながら、襟元に顔を突っ込んでペロペロと掃除する。  
無論、服にぶち撒けられたザーメンも例外ではなく、布地に吸わせては勿体ないと言わんばかりの勢いで、  
佐々木の紺セーラーの袖にネットリとこびり付く白濁をハルヒが丁寧に舐めあげ、  
お返しに北高セーラーの水色の襟を穢すゲル状物質を佐々木が熱心に舐った。  
 
2枚の舌がぺちゃぺちゃと音を立てるたびに、濃厚な粘液がとろりと糸を引き、  
ずずっと淫らな音を立てて半固形の白濁が啜られるたびに、唇の端からくぷくぷの泡が現れては消えていく。  
その淫猥で楽しそうなハーモニーの競演は、実用的なエプロンやセーラー服を穢したザーメンだけでなく、  
艶やかな黒髪にも飛び散った白濁までもがすっかり処分されるまで、果てることなく延々と続いていった。  
 
 

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