ある日の放課後の事だ。いつも通りに部室に行き、ノックをして入ったところ、
古泉のやつがコンピ研から頂戴したノートパソコンを開いていた。
まだ部室には長門とコイツと俺しかいない。
「やあ、ちょっとあなたに見て頂きたい物があるんですよ。」
そう言って古泉は2つの小説のようなものを俺に読ませてきた。
一つは「Kの悲劇」、もう一つは「国木田の憂鬱」と題されてるものだ。
読み終わった俺を見て古泉はこう切り出した。
「どうでした?あなたのお友達が女性になられる話は。」
「どうもこうもねぇよ。っつーか一体これはなんだ?」
「あなたはネット上にある大型掲示板の存在についてご存知ですか?」
あ〜つまりそれは2ちゃんねるとかの事か?
「その通りです。そこにある某スレッドにこのようなお話をお書きになった
二方がいらっしゃるんですよ。顔も名前も知りませんが。
それでですね、この2作品は連載ものなのですが、どうも最近続編が出て来ないんですよ。
一方は一方的に犯されるエロ展開豊富な作品。かたやもう一方は日常パートが多めながら
エロ展開は未だにない作品。
あなたはどちらの続編を待ち望んでますか?」
古泉。俺にとってはどちらでもいいが、
お前高校生だろ。