「確かに最初から宇宙人、未来人、超能力者は敷居が高かったわね」  
 今は2年の4月。今更ながらにそう言ってくれるかハルヒ。  
 どうせなら去年の内に気づいて欲しかったものだが。  
「で、今度は何を探すってんだ?」  
「てっとり早い所で世界征服を企む科学者が作ったロボットでいいわ」  
 って、おい!  
 
 それから数日後の昼休み、  
「みんな!新しい団員を見つけてきたわよ!」  
 部室にやってきたハルヒは開口一番、そう言って入ってきた  
「やあ。R田中一郎くんだよ。」  
 そいつは挨拶のつもりか力の入ってないVサインで挨拶する  
 また変な奴を拾ってきたもんだ  
 というかブレザー指定の北高の新入生のくせに何で学生服だ?  
「それで特技は何? 何か面白い事できる?」  
 知ってて連れて来たんじゃないのかお前は  
「僕はご飯をたくさん食べられるよ」  
「それは素晴らしいですね」  
 古泉。お前の価値観には同意できん  
 
 てな訳で時間も時間なので昼飯を食うことにした  
 ハルヒの奴は飯を用意してないとかで購買に行った様だ  
 R田中なんたらはオカズなしのご飯をモリモリ食べ始める。  
「今日も元気だご飯が上手い」  
 ハルヒが見つけてきただけはある 何か納得だ。  
「あの、よろしかったら食べます?」  
 朝比奈さんは自分のオカズを分けて乗せてやった  
「じゃあ僕も」  
「俺も一切れやる」  
 結構な量のオカズを目に複雑な顔をするR田中一郎  
 なぜ泣きそうな顔をする?  
「そんなにイヤなら・・・」  
「た、食べますよう」  
 無理にかきこむと悪いものでも食べたかのように口を押さえる  
 そして突然頭から煙を出して部室を飛び出していった。  
 煙をって・・・・・  
「おい!あいつ今、頭から」  
「黒い煙を出してましたねぇ。」  
「じゃああいつやっぱり人間じゃ――――」  
 その時ふと、数日前のハルヒの言葉を思い出す。  
 
『てっとり早い所で世界征服を企む科学者が作ったロボットでいいわ』  
 
 おいおいロボットって・・・ああ、そんなに珍しいモンでもないな  
「もしかしてアイツ、お前の関係者か?」  
 黙々と本を読んでいた長門に一応聞いてみる  
「違う。多分あれは地球の現在の科学者に作られたロボット」  
 ああ、やっぱりロボットか。でまたハルヒ絡みと  
「しかしつくづく非常識な」  
「非常識好きだねぇ!!」  
 突然、白衣を着た妙なオッサンが窓から顔を出す。  
 つーかここ3階だぞ  
「常識の否定なくして進歩はなーい! ガハハハハ♪」  
 
 

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