ハルヒがぐーすか寝ている。
「チェックメイト」
はー、なんか退屈だな。
……どうした古泉、そんなに目を見開いて。
うおっ長門までなんだ、そんなに俺を見つめて。
「はい、お茶です。……??」
あ、どうも、朝比奈さん。二人の様子に朝比奈さんまで動揺している。
気付けば長門が本棚の前に立っていた、何時の間に。
古泉に目を戻すと本を読んでいた。サルでも分かるチェス入門?なんだそりゃ。
「もういいのか?」
本に夢中でこっちの話を聞いてない、仕方なくチェスの道具を片付ける。うお、こいつ赤線まで引いてるぞ。
道具をしまって自分の席に戻る。ジャンプ並みの厚さの本が五冊ほど置かれていた、長門か?
俺何か変な事言ったか?。
ハルヒの右腕が机から落ちた。