先週の木曜日、俺は部活仲間である長門有希に自宅に招待され、そこで自分は宇宙人でハルヒが進化の可能性だとかいう電波話を聞かされた。  
女子高生と部屋で2人きりだというのに、色気のないことおびただしいったらありゃしない。  
 
先週の土曜日、俺は部活仲間である朝比奈さんと心地よい日差しが降り注ぐ河川敷のベンチに腰を下ろし、そこで自分は未来人でハルヒが時間の流れをせき止めた張本人だとかいう電波話を聞かされた。  
見目麗しい先輩と隣り合いながら語らうことは、もっと他にあるんじゃないだろうか。  
 
週明けの月曜日、つまり昨日、俺は部活仲間である古泉一樹と共に屋外テーブルでコーヒーなんぞ啜りつつ、そこで自分は超能力者でハルヒが創造神だとかいう電波話を聞かされた。  
その時のコーヒーはやつのおごりだったが、妄想としか思えない話を延々と聞かされる報酬としては安すぎる気がせんでもない。  
 
そして、ハルヒの発言が毎度訳の分からんもんであることは今さら言うまでもなく、どうも世界は俺が知らないうちに、高校生たるものステータスとして電波話のひとつも言えないようではいけないものになっていたらしい。  
症例4件のみでそんな判断をしてしまうのは危険だと思う方もおられるかもしれんが、高校に入学して出会った4人が立て続けにこういう人間であれば、こんな気分になるのも仕方がないだろう。  
まさか俺の周囲だけが世間とずれているとは思いたくもないし、信じたくもない。  
 
 
「じゃあさあ、たとえ話なんだけど、現状を維持するままではジリ貧になることは解ってるんだけど、どうすれば良い方向に向かうことが出来るのか解らないとき。あなたならどうする?」  
今現在目の前でクラス委員の朝倉涼子が電波寄りの話をしているのも、きっとそれが世間の常識だからに違いない。  
俺が自分の人生において出会ってきた人間の中でもトップクラスでまともな人物である朝倉でさえこれなのだから、いよいよ俺の仮説も真実味を帯びてきたと言って差し支えはないだろう。  
今度国木田か佐々木あたりに確認してみようか。きっとあいつらなら俺の無知も笑ったりせずにちゃんと答えてくれるはずだ。いい友人に恵まれて俺は幸せ者だね。  
俺もなんか電波っぽい話題を今から用意しておくべきか? 確かまだ異世界人カテゴリが余っていたはずだし。  
「上の方にいる人は」とか「強硬に変革」とか、およそ高校生らしくない物言いを続けている朝倉を眺めながら、俺は脳細胞の半分くらいを割いて電波話のネタ出しに力を注いでいた。  
いやはや、まるごと全部を振り分けていなくて幸いだったね。朝倉の次の発言を聞き逃さずに済んだんだから。  
 
「あなたを殺して涼宮ハルヒの出方を見る」  
 
次の瞬間、俺は朝倉の発言にギョッとして尻餅をついていた。体勢を崩す最中、俺の首があった空間を朝倉が手にしたナイフが通過するのを目撃する。  
なんだ? なにが起こってる? マジか?  
「冗談はやめろ。マジ危ないって! それが本物じゃなかったとしてもビビるって。だから、よせ!」  
俺は床に接地していた尻を慌てて持ち上げながら朝倉に向かって抗議の声をあげた。  
いきなりなんの脈絡もなく同級生にナイフで斬りかかるなんて電波な行動、優等生の朝倉がとるなんておかしいだろ。  
もしかしたらアレか、変なところで生真面目な朝倉は、電波な台詞を言う人間は行動も電波的でなければならないのでは、と思いつめてしまったのかもしれない。  
誰が考えたのかは知らんが、真面目なクラス委員をここまで追い詰めるような常識を制定したのは何者だ? 政府か? 俺は今、猛烈にそいつに対して抗議してやりたい。選挙権取得まで待ってられるものか!  
「死ぬのっていや? 殺されたくない? わたしには有機生命体の死の概念がよく理解出来ないけど」  
朝倉の言っていることがなにひとつ理解出来ない。ユウキセイメイタイ? 死の概念? それは、脳死は死と判定すべきかって議論とかの話か?  
いや、そんなことを暢気に気にしている場合ではない。俺は今まさに流血沙汰の渦中にいるんだぞ。  
仮にあのナイフがイミテーションだったとしても命中すれば相当痛いだろうし、万が一本物だった日には俺は座頭市の端役のような大量出血とともに地に伏すこととなるだろう。  
実際、あのナイフの刃があと1センチ長かったらと思うとゾッとするぜ。  
「あなたもそう思う? あたしもこのナイフは短すぎるんじゃないかって思ってたの」  
そんな俺の内心を察知したのか、朝倉は自分の手にしたナイフをくるくると弄びながらそんなことを言った。  
俺ってそんなに思ってることが表情に表れやすいタチだったっけ?  
「やっぱり刃渡りはこれぐらいは必要だと思わない?」  
そう言って朝倉がどこからともなく取り出したのは刀身が1メートルほどの湾曲した刃物、ぶっちゃけ日本刀だった。  
いや、待て。つうか、お前それどっから出した?  
朝倉の所属クラブは知らないが、もしかして手品同好会かなにかか?  
などと考えている暇はなかった。朝倉はその日本刀を腰だめに構えて突進してきやがるし、俺はとっさに後ろへと跳びすさるのに忙しかったからだ。  
それでも到底回避距離が足りているとは思えない。観念しかけたその時、突然天井が破砕して瓦礫の山が降ってきやがった。  
今度はなんだ? 校舎の解体工事があるなんて聞いてねぇぞ。せめて立ち入り禁止の札ぐらいさげておけよな。  
粉塵がおさまり、なんとか周囲の様子が見えるようになると、そこには俺の腹に到達する直前の日本刀を鷲掴みにしている長門の姿があった。  
 
「一つ一つのプログラムが甘い。天井部分の空間閉鎖も、情報封鎖も甘い」  
今だに自分の置かれている状況がよくつかめないが、とにもかくにも俺は予想だにしない闖入者によってどうやら命拾いしたらしい。  
この時ばかりは頭の中がSF世界にどっぷりと浸かったみたいな長台詞を口走る小柄な背中も頼もしく見えたね。  
まさに救世主、正面に回ってその姿を拝見したら後光がさして見えたんじゃないか。  
「また届かないの? あと少しなのに」  
朝倉がまるで朝の星座占いで12位になっちまったような軽い調子で、俺を仕留めそこなっちまったことを残念がっている。  
物騒だな、この委員長さまは。すまんが長門、このクラス一の人気者をどうにかして正気に戻してくれないか。  
俺はそう、長門の背中に向かって無言のエールを送っていた。  
さて、俺の内心の声援が届いたのか、長門は朝倉から日本刀を無造作に奪い取ってそこらに放り投げると、次のように発言した。  
「リーチに不満があるのであれば、ポールウェポンの使用を推奨する」  
………  
ポールウェポン?  
あの、長門さん? あなたは一体なにをおっしゃっておられるんですか?  
ポールウェポンってなんだっけ? 予選1位で通過すると獲得できるスタート位置?  
「それ、ポールポジションでしょ。つまらないギャグね」  
朝倉に鼻で笑われた。くそ、今日は厄日に違いない。  
教室で刃物を振り回す委員長、日本刀の刃を素手で握る文芸部員、被害者。この内訳でいくと俺が一番の常識人になるはずなんだが、なぜ俺がつっこみを受ける立場に甘んじねばならんのだ。  
「ポールウェポンとは端的に述べるならば長柄の武器の総称。近接戦闘において相手よりも長い間合いを確保できるという利点を持っている。  
 中でも、あなたのイメージを考えると、特におすすめなのはこれ」  
そうやって俺への解説も交えつつ、長門はどこからともなく自分の身長よりも長大なナニガシカを取り出した。  
お前も朝倉に負けず劣らず、とんでもないことをサラッとやるなぁ。もしかして文芸部と手品同好会をかけもちしてんのか?  
長門が片手で抱えるそれは、2メートルほどの鉄棒から直角に幅広の刃がのびた凶悪なシロモノだった。  
「大鎌」  
まさしくソレだ。  
ほら、タロットカードの13番目の骸骨が持ってるやつ。それの実物がそこに存在していた。  
「使って」  
長門はその鎌を朝倉へと手渡し、それからまるで「こいつを斬ってみろ」とでも言わんばかりに手近な机を目の前の女子高生に放ってみせた。  
「じゃあ、試し斬りね」  
そう笑顔でつぶやいた朝倉は得物を一閃。  
飛んできた机どころか、周囲の机五つほども巻き込んで真っ二つにしやがった。  
自分が当事者でさえなければ拍手喝さいを送りたいほどの手練の技だ。実行してるのがセーラー服姿の美少女なのが、なおさら絵になる。  
つうか、やっぱり本物なんだな、その凶器。さっきまでのナイフだの日本刀だのも多分。俺ってばマジで殺されそうになってるってことなんだな。  
「どう?」  
長門が使い心地を訊ねている。救世主だと思った感想は撤回させていただきたい。  
「うーん、いまいち扱いづらいかな。あくまでビジュアルイメージ先行の武器ってかんじかしら」  
いや、めちゃくちゃ完璧に使いこなしてたじゃねぇか。  
なにやらピキピキと壁に亀裂でもはいっていくような不穏な音を耳にしながら、俺は呆れた視線を朝倉に送ってやった。  
 
なんの前触れもなく重慶爆撃のような轟音とともに廊下側の壁が吹き飛んだ。  
火薬使いすぎ! この撮影の予算はいくらなんだ!?  
「では、これなどいかがでしょうか?」  
朝倉のものでも、長門のものでも、当然俺のものでもない声があたりにこだまする。  
コンクリートの成れの果てであろうろう白い粉が周囲を舞っているのは、まるでドライアイスを使った演出のようで、その奥から足音を響かせて近付いてくる人影はアイドル歌手を彷彿とさせる。  
もはや教室としての原型をとどめていないこの空間に新たにやって来たのは……えっと、誰ですか?  
俺達3人のところに歩み寄って来る人物はまったく見覚えのない北高生だった。  
やわらかな笑みをたたえた清楚な感じの美少女だ。  
ハルヒの笑顔を獲物を捕らえるサーチライト、朝倉の笑顔を室内を適度に照らすシャンデリアに例えるなら、この人のそれは寝室を静かに彩る行灯だな。目に優しいイメージだ。  
だが、そんな彼女が手にしたブツは優しさとは無縁でいろいろな意味で危ないものだった。  
「なにも実在の武器に限定することはないんですから。わたしならこれをおすすめします」  
黒いブロックと筒状の物体を組み合わせたようなデザイン。外見を詳しく描写するのを躊躇わざるをえない外見で、思わずモザイクをかけてしまいたくなるソレ。  
つまり、なんなのかと言うと  
「ビームライフルです」  
そう、連邦の白いヤツが持ってるビーム兵器だ。  
「エネルギーCAPシステムの採用により、ジェネレーターを介さずに使用可能とした携行射撃武器です。  
 その威力はムサイの主砲にも引けをとりませんよ」  
やめてくれ。なんか加速度的に朝倉の武装がレベルアップしていくじゃないか。俺には味方がいないのか?  
「でもそれ、弾数が結構シビアでしょう」  
「メガ粒子を最大まで充填して、16発です」  
「命中率がビームスプレーガンに劣るその武器で、そのウィークポイントは致命的」  
なんか3人はビームライフルについてあーだこーだと議論を交わしている。もしかして揃ってガンオタなんだろうか?  
「弾数が気になるのでしたら、こちらなんていかがでしょう?」  
と言ってビームライフルを持ってきた少女が新たに取り出したのは、アルトリコーダーほどもありそうな銀色の金属棒。  
これまた、どっかで見たことがあるような…  
「ライトセーバーです」  
また、ややっこしいものを…  
その作品のファンは敵にまわすと機動戦士のファンよりも怖いんだぞ。軽はずみなマネはよしてくれ。  
「アデガン・クリスタルを動力源とした光の刃はエネルギー切れの心配がありません。  
 熟練者が扱えばドロイド兵の千や二千は軽くひねることが出来ます」  
ブオンと特有の音を発して形成される刀身。受け取る朝倉。机を構える長門。笑う少女。そしてすっかり取り残されてる俺。  
「はい」  
長門の掛け声で朝倉に向かって放物線を描く誰のものとも知れない机は、軽やかに舞う光の刃に命中した途端にあっさりと両断される。  
振る感触が心地いいのか、朝倉は机を斬るのにとどまらず、くるくるとライトセーバーを回しながら椅子やら教卓やらまでもその毒牙にかけていった。  
「いいわね、これ。とっても軽くて振りやすいもの。これに決めるちゃおうかしら」  
ブティックでお気に入りの靴でも見つけたような笑顔で朝倉は言った。  
 
左手首と左足のない姿で。  
「うわぁっ! 朝倉、なんだそれ!?」  
よく見れば床に朝倉のボディーパーツがいくつか落っこちてやがる。怖ぇ怖ぇ怖ぇっつうの!  
「あら、いつの間に」  
そんな、肩にホコリが付いてたみたいな口調で言われても!  
血、ダクダクじゃねぇか! 痛くねぇのかよ、っていうか死なねぇのかよ!?  
「この武器の唯一の欠点は、刀身に重さがないことなんですよね。  
 刃の長さを把握しづらいので、素人がうっかり使うとこのように自分の体を傷つけてしまう恐れがあるんです」  
そんな危なっかしいものを渡すなっ! 三毛猫ホームズの主人公なら失神していそうなくらいのスプラッタ映像だぞ、これは!  
 
 
その後、なんかさっぱりわからない理屈で体を治した朝倉。  
俺はもうあれこれと気にするのはやめた。無駄に疲れるからな。きっと手品だ、手品。それでいいじゃねぇか。  
そして五体満足に復活してからも、あんな武器、こんな武器をあれこれと3人で試しては、そのつど様々な理由でボツにしていった。  
俺、もう帰っていいかな?  
 
やがて  
「キョンくん。もう遅くなっちゃったし、今日のところはいいわ。付き合ってくれてありがとうね。じゃあ、さようなら」  
朝倉のその言葉をもって俺は解放された。  
なぜかって? 試し斬りする机を使いきっちまったからだよ。  
俺は我がクラスの委員長様がこんなに間抜けだったとは知らなかった。明日からの1年5組運営が心配になってくるぜ。  
もっとも1年5組は教室そのものが粉々になっているわけで、今さら委員長のひとりふたりがおかしくなろうが大差ないんだが。  
 
 
翌日、教室はなんの異変もなくそこに存在しており、俺はあの出来事は俺の脳内でのみ上映された夢だったんじゃないかと疑うハメになった。  
昼間の日差しの強烈さのあまり、ふと脳裏に浮かぶ幻を白昼夢と呼ぶらしいが、アレも似たたぐいのものだったのかね?  
夕方だったから、赤夕夢と名付けようか。  
あんな夢を見るだなんて、俺はハルヒに振り回されてきたおかげで相当ストレスが溜まっていたらしい。  
それともまさか俺には美少女に命を狙われてみたいなどという危ない願望があるのだろうか。それはあまりにも危険ではないか? いや、命ではなく精神が。  
ただ、どうにも俺の夢だと単純に決め付けてしまうにはおかしな点がある。  
それは  
 
「これなんてどうかしら? 見て、青龍偃月刀。かの関羽が振るっていたという由緒正しい一品よ」  
「鎖分銅。こういう単純な武器こそ信頼度も高い」  
「単純というならこちらも捨てがたいですよ。コルト・シングル・アクション・アーミー、ピースメーカー。  
 100年以上の実績を持つ質実剛健な拳銃ですよ」  
 
あの夢? を俺が見て以来、朝倉、長門、そして喜緑さんというらしい上級生が文芸部室で頻繁に武器の品評会をするようになったことだ。  
文芸部そのものも廃部になり、新しく『武器同好会』が発足したらしい。  
そんなデンジャラスな部活動を認めるほど北高ってのが寛容な学校だったとはついぞ知らなかった。もしかしたら案外SOS団もOKなのかもしれん。今度本気で申請してみようか。  
ところでちょっと気になったんだが、朝倉のさっきの台詞「これなんてどうかしら?」ってのは、まさか俺を殺す凶器の選択として「これなんてどうかしら?」って意味じゃないだろうな?  
命を狙われるのは夢の中だけで充分だぜ…  
 
「ねえ、キョンくん。この中だったらどの凶器で殺されるのがお好みかしら?」  
どうやらそういう意味で正解らしい。アホか。好みもクソもあるか。  
「もう…あなたの大事なことなのよ。もっと真剣に考えてよね」  
なんだ、その結婚間近のカップルが式場のコースを相談している最中、テキトーな受け答えをする彼氏に不満を感じる彼女みたいな発言内容は?  
「あたしとしては重火器は死亡に至るまで結構苦痛を感じる時間が長いから避けたいのよね。やっぱり、かわいそうじゃない?」  
かわいそうだと思うなら、殺害計画そのものを白紙にしてくれ。  
代わりに俺も明らかに銃刀法違反なこの数々の武器群を学校並び警察に報告するのを思いとどまってやるからさ。  
「それならば大型の鈍器、あるいは極めて切れ味の鋭い刀剣類が望ましい」  
「それでも苦痛を感じる間すらなく殺害を完了するのは大変難しいですよ。贅沢を言えばギロチンのような専用器具を使うことが出来たなら1番いいのでしょうが、持ち運びに不便ですしねぇ」  
長門と喜緑さんもそんなヤマダ電機の5年間保証も顔負けな万全のバックアップ体制をとらんでもらいたい。  
苦痛うんぬん以前に、義務教育を終えたばかりの俺はまだ三途の川のあっち側に行く気は毛頭ないんだからな。  
 
「キョン…あんた、なにデレデレしてんの…SOS団団員としての自覚に欠けてんじゃないの」  
なぜかハルヒのやつが、鏡のように磨き上げた盾を持っていなければ石化させられてしまうんじゃないかと錯覚してしまいそうな鋭い視線を向けてきやがるし。  
涼宮、これがデレデレしているように見えるんであれば、悪いことは言わんから長門に眼鏡を貸してもらえ。  
 
同室に『武器』同好会と『SOS』団が共存しているという、字面的にピッタリのようなそうでないような最近の日常。  
どうにかしてこの非常識かつ心臓に悪い日常から脱却できる手はないもんかね?  
いっそ広く一般に公募をかけてアイディアを募るぐらいのことをやってやろうか。優秀作品をお送りいただいた方には漏れなく、今の俺の立場を譲ってさしあげよう。  
 
 
追伸。  
 
古泉が緊急入院した。聞いた話によると過労が原因らしい。  
こんな暇な部活に所属していながら過労で倒れるとは、普段なにをやってんだ? しっかりしろよ…  
 

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