「…………」
『あんっ…うっぅん…あぁぁキョン…ぃぃぃよぅー』
『んっっ……あぁん、ダメェ…ひょっんなトコ……イジワルバカキョ…ン』
「…………」
『や…ぁ……あっ!あん……はぁっっん、ん…っ、ぁ…』
『あッ!あんっ!あんっ!あぁんっ!!』
「……………………」
『あぅ・・・ううんッ!キョンいいよぉぉーんっっ―――!?』
『あああ…んぁ!?ちょっ、キョン!?やぁん!あんっ、そんな…らぁめぇなぉ!』
『あ、あ、あ、あ!あ!あ!ああ!ああっ!いいっ!いぁっ!キョンキョンキョンキョンっ!!』
『キョン!一緒なのっ!一緒よっ!いっ…うッ!!いっひゃう!!いっぐ!ああぁぁぁん―――!』
「…………」
『あ、ふぅっ…キョン…すごぉぃぃ…はあはは…はぁはぁ…』
『もうぅ…白いの一杯…あはぁ…やん!もう…出来ちゃったらあたしをお嫁さんにするのよ』
『でないと死刑よっ……あぁっ!?また……あはぁ…やん!もう…またぁ!?』
『キョン…すごぃ…すごっあんん!!くる…またくるのぉぉ!一杯…きっ!ちゃううぅ!』
『あっ!あっ!あっ!キョンもっと突いてぇぇ!?あたし牝なの淫乱牝なのぉぉ!!』
『そぅぉ、そこぉ…あ!?あああああぁ―――んっっっ!あぁ……もうっ!?だめぇイクぅ』
『激しぃ…あぁぁぁぁ!!い…やぁぁ……あふ…っ』
「…………」
『ハルヒダメなの!!そこぉ…ハルヒいやぁっ!なのぉ!!』
『いっ、あぁ…んッ…や、やだぁ…キョン』
『キョン!堅いのぉ…あたしキョンのじゃないと満足できないのぉぉ!!』
『もっと!突いて!アタシをメチャクチャにしてぇ!?淫乱牝だからぁぁ―――!!』
『いぃ…いっちゃ!もうひゃめぇーーー!!』
「…………ぶち」
長門は分厚いハードカバーの本をぱたんと閉めると、
淫靡なオーラで充満した部屋の襖を思いっきり開いて
絡み合っているハルヒとキョンを見ていった。
「……私も」
そう言い放った長門。きっとこれはアレだ。その時歴史が動いた、って奴だ。
ぎょっと目をむいて口をぱくぱくさせながらも長門を見ているハルヒは
きっと俺よりも冷静だ。
なにせその時の俺は、長門の染み一つないような長門の白い肌に見とれて
一切の思考回路がまともな動きをしてくれなかったからな。
おもむろに近づく長門。
「ダメよユキ。キョンはあたしのなの!」
そのハルヒの抗弁は演説途中で途切れた。
長門が、ハルヒの唇を奪ったから。
熱心なキリスト教の信者が神を見たときのような、神々しさすらおぼえる
二人の接吻。
だがその楽園の光景は終わりを告げる。離れる唇。
ハルヒが長門にしなだれかかって、「ユキ、すごぉぃ…」とうわ言のように…
「始めましょう」
長門の声が、淫靡な空気を突き抜ける…
「……」