「長門、何だコレ」  
 ドアのところに、ちっこい液晶みたいなのがついている。  
「……探知機」  
 長門、毎度のことだがもう少し詳細な解説を頼む。  
「人が近付くと反応する。まだ実験段階」  
 何の意図があってそんなものを設置したんだろうか。と思っているうちに、液晶に文字が映し出され始めた。  
『WARNING!  
 A HUGE BATTLESHIP  
 ''DOUBLE DEALER''  
 IS APPROACHING FAST.』  
(『BATTLESHIP』……?)  
 なんか、微妙に腑に落ちないものを感じるが、そうこうしているうちにドアが開いた。  
「こんにちは。涼宮さんと朝比奈さんはまだですか」  
 古泉だった。なるほど、「裏表のあるやつ」ね。なかなか面白いじゃないか、これ。  
 と思っていると、再び液晶が反応を示した。  
『''STORM CAUSER''』  
「ふー、あっついわねー今日」  
 ハルヒだった。『嵐を呼ぶもの』か。まさしくピッタリなネーミングだな。  
 そして三たび、液晶に文字が映し出された。表示されたのは……。  
『''FATTY GLUTTON''』  
(……誰だ?)  
「お、遅れてごめんなさいです!」  
 朝比奈さん? はて、朝比奈さんはデブでも大食いでもないが……。  
 俺は長門と朝比奈さんを交互に見た。  
 あ、ひょっとして……もしかして……。  
 胸か!  
 長門、それはヒガミ以外の何ものでもないと思うんだが……。  
 
 ところでこの装置、ドアの内側に設置されてるので自分の名前は見えないのである。  
「長門、俺の場合は何て表示されるんだ?」  
「……''TITANIC LANCE''」  
 そのココロは?  
「まさしく巨大な槍」  
 何が?  
「……貫かれたい」  
 

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