春は最高の季節だ。それは間違いない。冬の寒さにひしがれた身体を慰める  
ように励ますように暖かくなってゆく早春。体温にその生命活動を左右される  
生物が悦びを覚えないはずがない。うららかな日差し、爽やかなそよ風、ほん  
のりと温かい大地。暖かさとはすなわち生命の熱量だ。当たり前で誰も気にし  
ないが、地球がこの気温を獲得しなければ俺たちは今こうしてここにいない。  
地球という母なる揺りかごが計り知れない慈愛に満ち溢れるように一大たる暖  
かさをもたらす時、俺たち生命の子どもはその甘露な母乳を思う存分に吸って  
慈母神の大いなる優しさに包まれることができる。無上の幸せに浸れるのさ。  
動物だってそこんとこがよくわかっててこの時期に繁殖活動するわけだ。  
「あの……」  
 なんでしょうか朝比奈さん。  
「よく解らないんですが……それとこれとは……あの……どんな関係が……」  
 朝比奈さんはおずおずと指さした。彼女のメイド服の上から豊かに張り出た  
胸を覆うものを。動いている。ていうか揉んでいる。もみもみ。ハルヒの手で  
はない。ハルヒは今、この部室にはいない。では長門か。違う、本の虫もいな  
い。じゃあ古泉? あいつが触ったら問答無用でぶっ殺す。ではでは、いった  
い誰のけしからん手が!?  
 いやいやいや。いいんだ。俺の手だから。  
 
 
 春の陽気が訪れたある暖かい日、生あくびを連発しながら部室まで来ると、  
ドアをノックして何も反応がないのを確かめてから開けて挨拶する。  
「ちわー……」  
 しかしそれはすぐさま小さく萎んで消えてなくなった。別にドアを開ける途  
中でついに陽気に負けて昏睡するなどという器用な事をしたわけではない。  
 珍しいことに、部室の中は朝比奈さん一人だけだったのだ。もうすでにメイ  
ド姿に着替えている。健気だ。誰に言われるまでもなく着替えているところに  
そこはかとない哀愁も漂うのだけれど。  
 だが、それが声を途絶えさせた原因ではない。  
 春の暖かく優しい日差しは同好会にすらなっていない怪しげな団体の溜まり  
場であっても分け隔て無く包み込み、室内の空気は常春の楽園からおすそ分け  
されたようにポカポカとした気持ちよさであった。  
 そんな中で朝比奈さんはテーブルに腕枕をしながらすやすやと寝ていたのだ。  
 
 まるで春の妖精のようにあどけなく愛くるしい寝顔。マシュマロのように柔  
らかそうな唇がわずかに開き、気持ちよさそうな寝息をたてている。すぐそば  
にはお茶道具一式が置かれて給仕の準備も万端だ。  
 たぶん息苦しくなるからだろう、首から下はテーブルの縁から外に出ていて、  
ゆとりのあるメイド服からでも充分に突き出ている豊満な物体が、そこだけも  
う収穫の季節を迎えたように双つ並んでたわわに実っていた。  
 俺に気付いた様子はまったくない。  
 ううう、なんて……なんて可愛いんだ!  
 ただでさえ小中学生に間違えてしまいそうなほどの童顔だというのに、その  
無邪気な寝顔は今生の汚れを一切しらない完全無垢な少女だった。神格を感じ  
てしまうまでの別次元の美しさだ。春の妖精だ。それは言ったか。  
 
 だから、その時の俺がどうにかなってしまったのも、ある意味必然だったの  
かもしれない。目の前にいたのは生命を謳歌する会とでも言う強力な組織が差  
し向けた春の刺客だったのだから。  
 何の抵抗もなくふらふらと引き寄せられるように朝比奈さんの背後に近付く  
と、熟した果実のように垂れていた胸を両手いっぱいにわっしと掴んでいたの  
だ。  
 そんな自分にびっくりする前に、朝比奈さんの(見たことはないがきっと宇  
宙定理だ)美乳のたまらない感触が指いっぱいに伝わってきた。  
 なんというみっちりとした重量感。それでいてブラをしているのにも関わら  
ずとろけるようなこの柔らかさ。指を限界まで開いてもなお手に収まりきらな  
いこの驚異が分かるか。一度魅入られたら二度と手放せない究極の宝石が確か  
にここにある。  
 
 もみもみもみもみもみもみもみもみ……  
 
 何の遠慮もなく蠢く俺の手。  
 この感動をなんと言い表していいかわからないな。オーマイゴッデス!と、  
でも言っとこうか。  
「……ん……んん……」  
 さすがに朝比奈さんは起き出したようだ。  
 だがそれでもやめない俺。手が、手が止まらないんだ。こいつめ。このいや  
らしいスケベアームめ。と、俺は腕に力を籠める。もみもみもみ……  
 朝比奈さんの寝息に熱いものが混ざってきた。  
「あ……ん……んン……」  
 
 揉み続けながら俺は考えた。俺ってこんなにスケベだったっけ? つうか犯  
罪だよな、これって。それ以前の問題のような気もするが。まあ……朝比奈さ  
んの乳が罪なぐらいあまりに気持ちよすぎるが悪いんだ。ということにしてお  
こう。  
「あ……ん……ん……?」  
 やっと目を覚ましだるそうに頭を持ち上げた朝比奈さんの寝ぼけた顔が俺に  
向き、そして下を向き、直下にある自分の胸が思いっきり揉まれているのを見  
た。  
「……ふえ?」  
 信じられないように口が開く。  
「おはよう朝比奈さん」  
「あ、おはようございます」  
 几帳面に挨拶を返す朝比奈さん。  
「って、そうじゃなくて……あの……これは……」  
 もみもみもみもみ。  
「あ、ああ……これは一体……な、なにを……ああっ……!」  
 そして冒頭のやり取りに行く。  
 
 
「関係はあるんですよ。春といえば繁殖。繁殖といえば春。ほら、そう考えた  
だけでなんだかカラダが疼いてきませんか?」  
「き、きません!」  
「ホントに?」  
「ホントです!」  
 もみもみもみもみ。  
「ほんとぅにぃ?」  
「あ、あ……あ……ほ、ほんとぅぅ……ですぅ……!」  
 否定するわりには胸を揉まれるたびに反応が敏感になってきてて面白い。今  
なんて、声を漏らすまいと人差し指を軽く噛んで必死に堪えようとしちゃった  
りなんかしてて、うーん最高だ。  
「や、やめてぇ……!」  
 段々涙目になってくる朝比奈さん。  
「いやいやこう考えればいいんですよ。マッサージですよマッサージ。あんま  
りにも朝比奈さんの胸が重くて固そうで大変そうだったから、こんなに柔らか  
く揉みほぐしときました」  
「も、元からです!」  
 それは失敬。これはマッサージだよ作戦失敗。でも続行。玉砕あるのみもみ  
もみもみ。  
「あ……あ……あ……! も、もう揉まないでくださいぃ……!」  
 今にも泣き出しそうな朝比奈さん。  
 ああ、泣かないで朝比奈さん! 悲しいなら俺が慰めてあげる!  
 悲しみに暮れるお姫様は悦ばせねばなるまいと俺はさらに腕の動きを加速さ  
せた。もみもみもみもみ。  
「んあ、んあ、んああ……! や、やあ、やああ……! キョ、キョンさんひ  
どい、ひどいですぅぅ……!」  
 
 まあ確かにヒドイ事はしてるけど、でも身体は自由なんだよな……胸揉んで  
るだけで。ハルヒみたいに別に無理矢理抑えつけてるわけじゃない。だのに離  
れたり抵抗しないのは何故だろう。席も立たないんでは、やって下さいと言っ  
てるようなもんではないですか。ハルヒに植え付けられた受動的気質のなせる  
わざだろうか?  
 などと考えてるうちにも俺の腕はまるで永久機関を兼ね備えたように動き続  
けるのであった。  
 
 もみもみもみもみ……  
 
 そんなことを考えているうちに、徐々に胸の内側から熱が帯びはじめてきた。  
心臓の鼓動がどくどくと鳴ってるのがはっきりと伝わってくる。  
 ひときわ強く揉みしだくと、  
「んひゃっ……!」  
 朝比奈さんのからだが敏感に反応してびくりと震え、椅子がガタリと鳴った。  
どうやら本格的に気持ちよくなりはじめたらしい。やっぱりここまで立派に成  
長しているものが鈍かろうはずがない、と俺は一人合点した。  
「ほ、本当に……やめてえ……!」  
 朝比奈さんはついに涙を流し始めたが、そのつぶらな瞳は心なしか気持ちよ  
さに潤んできているような気もする。  
「やめられるわけないじゃないですか。朝比奈さんが悪いんだ」  
「な、なんで私が……んっ……!……わ、悪いんですかあ……!?」  
「襲って下さいとばかりに独りで無防備に寝てたじゃないですか」  
「そ、それはたまたま一番早く来たからで……んんん……!」  
 
 朝比奈さんのからだに力が入らなくなりつつあるのに比例して甘い吐息の回  
数が増えてくる。ついには耐えられなくなって再びテーブルに突っ伏した。も  
みもみもみもみ。乳肉ねぶり悶絶地獄の効果は絶大だ。  
 俺は朝比奈さんの背に覆い被さると、細い首筋に顔を埋めた。春の陽気を吸っ  
た栗色の髪の毛のたまらなく芳しい匂い。  
 ああ、なんて春まっさかりなんだ。  
 乳を揉みながら首筋や耳元に息を吹きかけると、  
「あ……あはぁ……!」  
 ゾクゾクとからだを震わす朝比奈さん。見たぞ、今、口元が緩んだ。  
「ああ……ああぁ……! ほ、本当にや、やめないと……誰か来ちゃう……!  
こんなトコ誰かに見られたら……!」  
「晴れて公認カップルになれますよ」  
 公認以前に付き合ってるなんて事実は何処にもないけど。そこは事後追認と  
いうことで。  
 俺はまるで力が抜けた朝比奈さんの体をひっくり返し、テーブルに寝かせる  
形で向き合った。  
 とびきり可愛い少女の泣き腫らした瞳がいっぱいに見開いてキラキラと輝き、  
まるで追いつめられた子鹿のように俺を見つめていた。目元には遅咲きの桜が  
咲き誇っている。  
「だめぇ……だめですぅ……!」  
 朝比奈さんは肩を震わせながら俺の体を押しのけようとした。空気ですら押  
し返せないようなか弱い腕力。つーか朝比奈さんの体の方が押し返されてます。  
「うええん……」  
 ついに声を上げてぐしゅぐしゅと泣き出した朝比奈さん。  
 
 俺は不覚にも萌えてしまった。普通、女の子を泣かせたら反省せねばならん  
ところを、泣かせた罪悪感よりもその泣き顔や所作のあまりの可愛らしさに、  
頭のどっかで緩んでいたネジがいよいよ弾けて吹っ飛んでしまったのだ。ダメ  
だ、俺の全面敗北です。究極的にダメになることを許して下さい。  
「ああっ朝比奈さん朝比奈さん俺ァもう我慢できねえ!」  
「きゃああぁぁぁぁっっ!?」  
 ということで、朝比奈さんのメイド服を脱がせることにした。  
 朝比奈さんの背中に手を回して白いエプロンドレスの結び目をほどき、ガバッ  
と頭をくぐらせて勢いで前に放り投げる。朝比奈さんの悲鳴はこの際気にしな  
い。うーん俺って荒っぽい。  
 次にブラウスのボタンを外していく。はちきれそうなほど盛り上がった胸部  
から一つ一つ外すたびに元気よく左右にはだけていくブラウスの生地。ああ、  
君たちも体格に見合わぬサイズに押されて苦しかったんだね。今、全員無事開  
放してあげるよ。  
 というわけで、百戦錬磨の対テロ特殊部隊もかくやという我が手の活躍でほ  
どなくしてブラウスのボタンも全て外れ、純白に輝くブラジャーがあらわれた。  
上品なレース刺繍で飾られ、谷間の中心に小さな赤いリボンがあしらわれた実  
に女の子らしいブラジャー。ベスト・オブ・ベスト・セレクション、青空に向  
かってバッチ・グーですよ朝比奈さん!  
 
「おおー……」  
 改めてこうして間近でまじまじ見ると、なんつう見事なバストでしょう。ど  
れぐらいのカップがあるんだろうか。  
 朝比奈さんは恥ずかしそうに顔を真っ赤にして、目を瞑っている。  
 俺は更なる神秘の大地を踏破すべく、ブラジャーに手を掛けた。  
「やあ……!」  
 朝比奈さんは目を開け、悲痛な声を上げて俺の腕を掴んだ。弱々しいがはっ  
きりと意志の籠もった力。  
「も……もうこれ以上は……本当に……勘弁してください……」  
「……」  
「私は……この時間の人間ではありません……未来人なんです……」  
 はい、知ってます。  
「だったら……それでも私と……私と関係を持っても構わないんですか……?」  
 俺は愛おしそうに目を細めた。その実、薄皮一枚の下には狼の如き嗜虐心が  
渦巻いていたりするのだが。  
 未来人だろうと宇宙人だろうと異世界人だろうと構わない。  
 朝比奈みくるが欲しい。  
「え……あ……あ……」  
 へなへなと力が抜けるその隙に、一気にブラを押し上げた。  
 
「やあんっ!」  
 溜め息をつくぐらい魅惑的な美乳が、俺の視野いっぱいに広がった。細身の  
からだに不釣り合いなほどの巨(おお)きさ。乳肉がプリンのようにぷるぷる  
と揺れ動く。豊満な丘陵の頂には聖なる祭祀器のように鎮座している淡い桜色  
の乳輪と乳首があった。  
 嗚呼、なんという……なんというファンタジックかつエキサイティングかつ  
エロチックな光景だろうか。ゲームのバランスを崩壊させかねないキラーアイ  
テム。バグの産物でないことだけは確かだ。頭がくらくらする。鼻血でそう。  
「やっ……見ないでえ……!」  
 そんなこと言ったって、目が離せないですよこれは……。  
 両の手がまるで自由意志を持ったように意識せず動き、究極の至宝にタッチ  
した。これが人間の習性だ。本当に素晴らしいもの尊いものを手中にした時、  
触れずにはいられない衝動が走るのだ。  
 生々しい感触が俺の脳内で爆発した。  
 な、生乳! 朝比奈さんの生乳! 生ですよマジですようそっこなしですよ  
ダンナ! なんという感触……! 実はこっそりオナニーのネタにしちゃった  
りしたこともある朝比奈さんの乳が、生出演で目の前に再現されております!  
いや再現じゃないよコレ! 本生だよ本生! って、何を言ってるんだろうね  
俺。  
 でもこれ、マジに鼻血でそう……。  
 
 まのびした日差しが差し込む放課後の部室。春の陽気は明るく穏やかすぎて  
ムード満点とはとてもいえない。  
 そんな中で俺は朝比奈さんの乳房にむしゃぶりついていた。朝比奈さんの肌  
はほのかな甘みすらあった。きっとフルーツとかいっぱい食べてて肉の摂取は  
控えめなんだろう。この世で一番の美味だなこれは。たとえ横に満願全席並べ  
られても見向きもしないだろうね。  
「あ……あ……あ……」  
 俺が口の中でぷっくりとした乳首を転がしまた、どこまでも指が沈んでゆく  
乳肉をこねるたびに、朝比奈さんはピクピクとからだを震わせ、切なく甘い吐  
息を漏らす。  
 新雪のような汚れひとつない白い肌にうっすらと汗をにじませ、頭を狂わせ  
る芳香を匂わせる朝比奈さんのからだ。最高の女体が俺の腕の中でなすがまま  
だった。  
「ん……あ……あぁ……あぁ……あひぃ……!」  
 さっきから乳ばかり責めているせいで、乳肉はすごく熱を帯びて汗と唾液で  
ぐっしょり濡れ、乳首も痛々しいほどに充血していた。  
「そんなに……そんなに胸ばかりぃ……」  
 泣くように悶える朝比奈さん。  
「あれ、もっと他のトコロを弄くって欲しいんだ。なんだあ早く言ってくれれ  
ばいいのに」  
「ひっ……ちが……ああ!」  
 朝比奈さんの嬌声がひときわ高く上がった。俺の手がスカートの中に忍び込  
み、ショーツの上から秘所をなぞるようにまさぐりはじめたのだ。  
 指先に湿り気を感じる。それもくちゅっと音がたつほど。  
「うわ……朝比奈さんのココ、すごい濡れてる……感じてるんですね……!?」  
「ち……ちが……!」  
 
 朝比奈さんは凄く恥ずかしそうに頭(かぶり)を振った。  
「ち、違います……感じてなんていません……!」  
 それはそれでちょっとショックだ。でも否定してるのは上の口だけなのは明  
らかだった。この俺の指に絡まる粘着質の体液が何よりの証拠じゃないですか  
朝比奈さん。  
 目の前まで透明に濡れた証拠をつきつけられて、朝比奈さんは涙を流してイ  
ヤイヤした。  
「違います……違うんですぅ……」  
「そうかなあ。じゃあこっちも味見してみよ」  
「ひっ……!」  
 俺はフレアスカートとペチコートを大きくめくり、ヘソまでたくし上げた。  
ブラジャーとお揃いの純白のショーツとストッキングが無垢な朝比奈さんの肢  
体を体現していて、くらくらするほど眩しかった。だが、ショーツの秘陰を隠  
す部分はしっとりと濡れ、言葉よりも雄弁に物語っていた。  
「ほらやっぱり。こんなに濡れてるじゃないですか。嘘はいけませんよ。でも  
嬉しいなあ、しっかりと感じててくれてるんですね」  
「ううぅ……」  
 羞恥の涙に暮れる朝比奈さん。でもそれがますます俺の嗜虐性に火を点ける。  
「それじゃあ、もっと頑張っちゃおうかな」  
 以前、アホの谷口が勝手に喋ったことがあるが、パンツは尻からの方が脱が  
し易いそうだ。ベッドの上で女性をリードする時に下着を脱がせるのにもたつ  
いてたら見下されるからこういう知識は重要だと、やっぱりアホなほどに熱意  
を籠めて口走っていた谷口の姿には呆れ返ったものだったが、俺は今、やつの  
先走りすぎたエロマインドに感謝したい。  
 その通りに実践すると面白いほどあっけなく脱げた。ストッキングはそのま  
まにしておく。こっちの方が断然エロいね。  
 
 なんつーか、もう。  
 ひとつハッキリさせたいが、俺はこの形良い脚の付け根に存在する神秘の領  
域をグロいとは決して思わない。朝比奈さんのだからってわけじゃなくて。グ  
ロさ加減では男性器だってどっこいどっこいだし。  
 だからもう、それを実際に間近にした今、俺は昂奮を通り越して感動してし  
まった。本能があらん限りに喝采を叫ぶ。よくぞここまで辿り着いた、あと一  
息ぢゃ! なにが、「ぢゃ!」なのかわからないけどね。  
 まだ完全に生え揃ってないのか、それともこれが地毛なのか、おそらく後者  
だと思うが、朝比奈さんのヘアーはまるで性格を表すようにうっすらと儚げに  
茂っていた。厚みのある大陰唇に包み隠されるようにしてわずかに覗くサーモ  
ンピンクの秘肉から、愛液がしとどに溢れていた。  
「朝比奈さん……なんて綺麗なんだ……素敵ですよ……」  
「あぁ……恥ずかしいです……」  
「そんな事ないですよ。すごく、すごく綺麗で……。感じてくれてたんですよ  
ね?」  
 朝比奈さんは真っ赤になりながらも、コクンとかすかに頷き、またカーッと  
さらに火照るのだった。  
 くうう〜、か、可愛すぎる。ダメだ。とことんダメになりそうだ。  
 俺はテーブルの下にしゃがみ込んだ。このテーブルは素晴らしくグットテイ  
ストだ。両脚を持ち上げて開脚させると、朝比奈さんの秘貝がもろ眼前に迫った。  
 芳しい薫りを放つ朝比奈さんのアソコに顔を埋める。そして、卑猥な音をた  
てながら朝比奈さんのラブジュースを思う存分舐めすすり味わいはじめた。  
「ひっ……あっ……いや、いやぁ……! そ、そんな汚いトコロ舐めちゃいや  
です……ああぁ……!」  
 新たなる刺激にからだをくねらせて悶え喘ぐ朝比奈さん。その顔が随喜に染  
まり、悦びの雫がこぼれる。  
 
「あっ……あっ……あああっ……!」  
「汚くなんてないですよ。スゴク美味しい」  
 俺はそう言いながら朝比奈さんの麗しい秘唇を実に情熱的にクンニした。大  
陰唇の肉を舌で押し割るようにして中に侵入する。美味い。なんて美味いんだ。  
乳も最高だがココも最高だ。つまり朝比奈さんは完全無欠に最高ってことじゃ  
ないか。  
 
 ピチャ……ピチャ……ピチャ……  
 
 淫猥な音が部室に満ちていくにつれ、朝比奈さんのからだが甘い官能に悶え  
た。俺の舌が肉ビラの中を蠢くたびに、目元の淫蕩が深まり、口元をいやらし  
くほころばせるようになっていった。  
「あっ……あっ……あっ……あっ……!」  
「いいんですか、ココ弄くられるのいいんですか?」  
「ああっ……は……はいぃ……いい……いいですぅ……気持ちいいですぅ……  
スゴク気持ちいいですぅ……」  
 さっきまで厭がってたとは思えない素振りで舌足らずに答える朝比奈さん。  
何となく嬉しかった。口で言うほど俺を拒んでいたわけではないということだっ  
たし、俺にこうして弄くられるのがそれほど気持ちいいってことなんだし。  
 陰唇からほんの少しだけ頭を出しているクリトリスをソッとつつくと、  
「ひぅんッ?」  
 面白いほどの反応が返ってくる。  
 俺は秘貝を割り、クリトリスを剥き出しにすると、表皮を巻き込むようにそ  
の付け根を軽くなぞりながら舐め沿った。  
「ひぃっ、ひぃあっ、ひぃぅっ……! だ、だめぇ……だめなのぉ……?」  
 
 もう我慢できない風情で、目の焦点が定まらなくなり、さらに愛液を溢れさ  
せる朝比奈さん。肉ビラはすっかりとろとろにとけるように熱く柔らかくなっ  
ていた。  
「そんなに気持ちいいんですか?」  
「は、はいぃ……気持ちいいですぅ……」  
「どこが気持ちいいんですか?」  
 朝比奈さんの瞳に理性的な光がわずかに戻った。羞恥に染まる表情(かお)。  
「そ、そんなのい、言えないです……」  
「言わなきゃお仕置きしますよ」  
 わざと意地悪く言うと、朝比奈さんは、「い、いや……」と被虐的に震えた。  
こんな印象持っちゃ悪いかもしれないけど、すっごく色っぽかった。  
「あ……あ……お仕置きはいやです……」  
 それとも何か厭な思い出でもあるんかな。昔体罰受けたとか。だが俺は続け  
た。朝比奈さんにはつい意地悪をしてしまう何かこう得体の知れない、誘い受  
けと言ってもいいような魔性的なオーラが宿っている。  
 俺は舌の代わりに指を動員し、朝比奈さんの秘裂を責め嬲った。  
「あぁ、あぁ、ああぁ……?」  
「だったら言って。どこが気持ちいいのかを」  
「あ……ああ……」  
 諦めたような溜め息をつく朝比奈さん。  
「は、はい……お、お、おまんこ……です……みくるのおまんこが……き、気  
持ちいいですぅ……」  
 羞恥に上擦った声で小鳥が囀るように言う。  
「みくるのおまんこになにをして欲しいんだ?」  
「あうぅ……あの……あの……もっと……もっと弄って欲しいです……みくる  
のおまんこをもっと弄って欲しいんですぅ……う、うう……」  
 
「よく言えました」  
 俺は悪巧みを成功させたガキのように笑うと、ご褒美とばかりに再び朝比奈  
さんの股間に顔を埋めてクンニの続きを始めた。もっともっと熱っぽく淫らに、  
奥の方まで舌を潜り込ませて潤った媚肉をさんざんに嬲り回す。  
 
 ピチャッピチャッピチャッピチャッピチャッ──  
 
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ??」  
 朝比奈さんは俺の頭を抱え込みながら歓喜に悶えた。頭を振り振り、白い喉  
を仰け反らせる。  
「だめ、だめ、だめえぇぇ……! おかしくなる、おかしくなっちゃううぅ……?」  
 両脚を引き寄せて肩に乗せ、空いた手で肉ビラを左右に割り、さらに口を埋  
め込んでいく。ラブジュースの洪水を掻き分けて奥を奥をと舐め回す。鼻がク  
リトリスに当たって昂奮した鼻息が吹き掛かると、朝比奈さんはさらに気持ち  
よさそうな声を上げた。  
「はああん? 気持いい、気持いいですぅ、おまんこ気持いいですぅ?」  
「もっと弄って欲しいんだね」  
「はぃぃ、もっと、もっと弄って下さい……?」  
 俺は要望に応えてさらに思うままに舐め、吸い、なぞり、噛み、存分に朝比  
奈さんの麗しき花園を堪能した。舐めても舐めても、蜜が後から後から溢れ出  
てきて俺の口の周りを塗りたくる。  
 
「ああっ! ああっ!?」  
 朝比奈さんはどんどん膨れあがる快感に惑溺し、気持ちよさそうにうっとり  
と目尻を下げる。羞恥を与えたことによって、反動で快楽を享受する度合いが  
深まったようだった。  
「気持いい、気持いいですぅ……!?」  
 女の園に眠っていた花々が一斉に蕾を開くように、湧き上がってくる快感に  
頬が緩みほころんでゆく。太腿の間に俺を挟み込むことが苦にならなくなって  
きてるようだった。  
 そろそろかな。  
 俺はすっかり濡れぼそった花弁から口を離し立ち上がった。  
「あ……?」  
 潤みきった瞳で俺を見上げる朝比奈さん。  
 その前で俺はゴソゴソとズボンのベルトを外すと、一気に下着ごとずり下げ  
て脱いだ。  
「ひっ」  
 朝比奈さんは思わず息を呑む。  
 猛々しく屹立した怒張に目が釘付けになる。  
 俺は逃げられる前に朝比奈さんの両脚を掴んだ。  
「朝比奈さん、俺もう、貴方が欲しくて仕方ないんだ。……いいですよね?」  
「あ……あ……」  
「俺じゃ……ダメですか?」  
「え……そ……その……あの……」  
 
 朝比奈さんは真っ赤になってしどろもどろと目を逸らした。いいのか、ダメ  
なのか、どっちなんだ。  
 いや。そんな返事を待つ方が男としてダメなんだろう。ここまで来て。  
 俺はそう一人合点すると、返事を待たずに朝比奈さんの両脚を持ち上げテー  
ブルの上でM字開脚させた。白いストッキングが妙に昂奮を駆り立てた。  
「あ……あ……あ……」  
 怯えるような、恥じらうような、そんな風に震えた甘酸っぱい声。でも、決  
していやそうではなかった。その奥底にかすかに期待するような響きが含まれ  
ていると思うのは、俺の都合良すぎる解釈だろうか。  
 だが何にしろ、俺は止まらなかった。だって、朝比奈さんは拒んでないから。  
何より、俺がそう欲したから。  
 一瞬、ハルヒの顔が脳裏に浮かんだ。  
 朝比奈さんと目が合った。  
 ……ああ。  
 俺は理解した。  
 朝比奈さんもそう思ってたんだ……。  
 時が止まったようにじっと見つめ合う俺と朝比奈さん。  
 空気が急に冷えたような、肩の当たりにまとわりつく感じがする。  
 朝比奈さんの瞳に影が差し、黒く濡れたような気がした。睫毛の翳なのか。  
 でも、何も言わなかった。  
 俺も何も言わなかった。  
 止めようとしなかった。止められなかった。  
 それが答えだった。  
 俺は熱に浮かされたように腰を動かし、蜜に濡れる秘園に照準を合わせる。  
 
 ハッと気付いたように朝比奈さんは口を開いた。  
「あ……あの……お願い……どうか……優しく……して下さいませんか……?」  
 そう言って、朝比奈さんは涙をツーッ……と、頬に伝わせた。  
 なんでそんな後ろ暗そうに言うんだ。  
 だが俺は黙ったまま、しっかりと頷いた。勿論です。貴女が貰えるなら、世  
界中のどんな願いだって聞き届けましょう。出来うる範囲で。そして貴方の願  
いは、出来なければならない範囲に当たる特別なものです。  
 朝比奈さんはホッとしたように、そして感謝するように微笑んだ。  
「いきますよ」  
「ッ……!」  
 感極まった声にならない声を上げキュッと目を瞑る朝比奈さん。脚にも力が  
入る。  
 俺は腰を推し進め始めた。  
 
 ズッ……ズッ……ズッ……  
 
「ん……んん……あああ……!」  
 朝比奈さんは髪を振り乱して苦悶の表情になる。顔にかかった髪の毛を噛み  
ながら痛みに耐えた。  
「うおぉ……!」  
 処女膜らしききつい締まりが俺の侵入を阻んだ。朝比奈さん処女だったんだ  
……そうじゃないかとは思ってたけど。俺が初めての男だと思うと嬉しかった。  
そしてこれからも誰にも渡したくなかった。  
 確かに狭いすぼまりに行き当たって進むのに難儀したが、それよりも柔らか  
い秘肉に埋まっていく心地よい感触の方が遙かに大きかった。朝比奈さんの膣  
内はとんでもなく熱く湿っていた。ギュウギュウと締め付けてくる媚肉を割っ  
ていくだけで射精しそうだ。  
 
 俺は感じ入った声を上げながら、必死に射精感を耐えて挿入していった。  
 何かを押し拡げていくように、俺の分身は奥に奥にと入っていく。  
「んく……んく……んうう……!」  
 朝比奈さんは涙をポロポロとこぼしながら苦悶の喘ぎを上げる。痛いのだろ  
う。でも抵抗せずにじっと耐えてくれている。俺を受け入れてくれているのか  
もしれない。  
 俺はそんな朝比奈さんがたまらなく愛おしくなり、キスを求めた。朝比奈さ  
んは最初ためらったが、おずおずと震えながら唇を触れ合わせた。俺と朝比奈  
さんのファーストキス。  
「ん……あ……はぁ……」  
 甘い吐息を交わらせているうちに、触れ合わせるだけでは飽き足りなくなっ  
てきて、唇を割って舌を入れた。  
「んん──」  
 朝比奈さんは喉を鳴らすような声を漏らし、さらに深く求める俺を受け入れ  
た。  
「んちゅ……んむ……んむぅ……」  
 次第に積極的にピチャピチャと音を立てながら舌を絡ませる。熱くなってい  
く吐息。頭の中も徐々に靄がかるように意識がぼうっとなってゆく。俺はその  
間にさらに腰を推し進めた。  
「あああっ!」  
 
 ズクン……ズクン……  
 
 ──ついに俺の全てが朝比奈さんに包まれた。  
 
「うお、おおお……」  
 肉棒から全身に広がる朝比奈さんの脈動を味わう。なんて心地よい味わいな  
んだ……!  
「あ……あ……キョンさんのが……全部……私の中に入ったんですね……」  
 白い喉を震わせながら、どこか嬉しそうに朝比奈さんは呟いた。  
「痛くない……?」  
「ん……大丈夫です……」  
 儚げに微笑む朝比奈さん。全然大丈夫そうじゃないです。朝比奈さんの無理  
してる顔は、辛い顔、悲しい顔、怒った顔、泣いた顔……数え切れないほど見  
てきたからすぐに分かった。  
 でも、今さら抜く気はさらさらなかった。  
「朝比奈さんの膣内……熱くてとろけそうで……すごく気持ちがいい……」  
「ああ……お願い……しばらくこのままで……」  
 俺は頷き、動く代わりに朝比奈さんの上半身にキスの嵐を浴びせた。処女の  
締まりはきつく、ちょっとやそっと動いても抜けそうにない。  
「あぁ……んん……!」  
 堪えられないように、だけど嬉しそうにあえぐ朝比奈さん。  
「お願い……今だけでいいから……私のこと好きって言って……」  
「好きだ」  
 朝比奈さんの顔が幸せそうにほころぶ。  
 好きだ。好きだ。好きだ。好きだ。好きだ。俺は朝比奈みくるが好きだ。死  
ぬほど好きだ。大好きだ。  
「私も……私もキョンさんのことが好き……」  
 朝比奈さんは俺の首に腕を回し、ギュッと抱きしめた。俺も抱きしめ返した。  
そしてキスした。  
 
 上唇を触れ合わせながら、俺たちは熱く潤んだ瞳を交わし合う。  
「好きよ……大好き……」  
 いつから好きになってくれたんですか。  
「もう……忘れちゃった」  
 少し照れたように笑う朝比奈さん。  
「でも、いつの頃からか貴方の事が気になり出したの……」  
 俺は出会った時から好きでした。  
「ありがとう」  
 白く綺麗に並んだ歯を見せて笑ってくれる朝比奈さん。  
「お願い……ばかりだけど……今だけ……みくるって言って……」  
 俺は頷いた。そして再び唇を重ね、深く深く貪り合った。  
 みくるはいつの間にか脚を俺の腰に絡みつかせていた。みくるの膣がギュウ  
ギュウと締め付けてくる。キスで体がわずかにずれるだけでも下半身からたま  
らない快感が湧き上がってくる。  
 俺はみくるのからだに強く密着し唇を求めながら、体をくゆらせるように揺  
り動かしてわずかずつ出し入れした。  
 みくるにとっても、乱暴に抽送するよりもそっちの方がいいようだった。  
 しばらくそうしていると、段々とみくるのからだの強張りが解けていくのが  
分かった。  
「ああ……いい……いいです……もう……あんまり痛くなくなりました……」  
 緊張が抜けていくように息を吐きながら告げるみくる。  
 昂奮にまみれた吐息を混じり合わせているうちに、みくるの表情からも次第  
に痛みが消えていく。その瞳が快楽に霞がかるようにとろけていく。  
 
「ん……あ……あぁ……あん……」  
 俺を体内に感じるだけで気持ちよさが湧き上がってくるようだった。俺もそ  
うだ。焦ったように動く必要が感じられなかった。みくるの表情が気持ちよさ  
そうになっていくのを眺めるだけで言いようのない幸福感が胸に溢れてくる。  
「みくる……みくる……!」  
「んは……ああ……キョンさん……キョンさん……!」  
 愛液がトロトロと流れる媚肉を弄くるように、球を描きながら腰をゆっくり  
と回す。  
 みくるのからだがビクビクと反応し、肉襞がまるで独自の生き物のようにギュ  
ウギュウと締め付けてくる。  
「んあ……んあ……んああ……!」  
 うう……。  
 しかし……さすがに、もう限界が近かった。  
「あ……出るんですか……?」  
「かなり……」  
 一度意識してしまうと、こみ上げてくるのは猛烈に早い。  
 俺は抜こうとした。が、みくるはそんな俺の後ろ首に両腕を回し、白いストッ  
キングの生々しい脚をもっと深く絡めてきた。  
「ちょ、ちょっと?」  
「大丈夫です、から……このまま中に出して……いいですよ……」  
 そう言って微笑んだ。無意識だったんだろうけど、ぞくっとするぐらい淫蕩  
な笑みだった。  
 背筋を何かが駆け抜ける。やばい。やばい。来る。来る来る来る。  
 
 ええい、ままよ!  
 俺は歯を食いしばって、みくるの胸の谷間に顔を埋めた。鼻腔いっぱいに広  
がる甘い乳臭を嗅ぎながら、ラストスパートというにはあまりにものろい抽送  
に精神を集中した。まるで大地をしっかり踏みしめる農民のように、一往復一  
往復はっきり知覚しながら抜き差ししてゆく。勢いがそれまでなかったんだか  
ら仕方ない。しかしこれはこれで無上の幸福だ。みくるも上擦ったような惚け  
た顔でゆっくりとした抽送を深く感じていた。  
「あっ……あっ……あっ……」  
「くっ……で、出る!」  
 俺は再びみくるの首筋に顔を埋めて隙間が無くなるぐらいからだを強く密着  
させ、みくるの乳房も乳首も陰核も肉唇も押し潰しながら根元まで深く深く差  
し込んだ。  
「んんっ!!」  
 みくるの腕が、脚が、俺の体をギュッと強く掻き抱く。みくるのからだもほ  
とんど同じ瞬間に熱く痙攣し、鼓動が、呼吸が、からだがその一瞬のうちに溶  
け合った。  
 そして、  
「みくるッッッ!!!!」  
 
 ドクッ──ドクッ──ドクッ──ドクッ──  
 
「あああ〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」  
 俺の押し潰しに負けずみくるの背がぴんと仰け反るようにしなる。  
 途方もない射精感。みくるに、みくるの中に膣内射精している。根元まで挿  
入して。俺の肉棒は力強く脈動し、ほとんどペースト状の生命の原液をどんど  
んとみくるの胎内に流し込んでゆく。  
 
 
「ん……ああ……あはぁぁ……熱い……熱いです……」  
 みくるはうっとりしたように呟いた。  
 今までこんなに出したことないほど大量のザーメンがドクドクと吐き出され  
ている。しかもとびきり濃いやつだ。昂奮しすぎてコンデスミルクにでもなっ  
たのか。そんな濃厚な精液がみくるの子宮に遠慮なしに打ち込まれてゆくのが  
感じられる。これが俺の仕事だ文句は受け付けねえと言わんばかりに、俺のア  
レなナニはみくるの胎内に夥しいザーメンを注ぎ込んでいくのだ。い、いいん  
だろうか本当に。なんか六つ子ぐらい作れそうな勢いだけど。  
 射精中は目を開けていられなかったが、それでも何とか薄目を開けて見てみ  
ると、みくるは俺の射精を体奥に受け止めながら、俺の顔を愛おしそうに見つ  
めていた。キラキラと朝露に濡れる薔薇のように。  
「感じます……いっぱい……私の中が貴方で満たされていく……」  
 みくるは瞳を閉じ、唇を差し出した。  
「好き……大好き……」  
 …………。  
 まあ……いいか……。  
 俺も顔を近づけた。  
 そして、濃厚な口づけがいつまでもいつまでも飽くことなく続いた。  
 この時間が終わることを懼れるように。  
 春の暖かさにまた包まれるまで。  
 
                                (終)  

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