「――で、どうだい?勿論、分け前はちゃんと払うし……悪い話じゃないだろ?」  
にやりと笑う視線の先には、ベッドに体を投げ出したティコがいた。  
グラマラスな体の表面はうっすらと汗ばみ、何時もはクールなその顔も、快楽に緩んでいる。  
「んふっ…そうね、こんなにイイモノ……皆知らないのは不幸よね…その話、乗るわ。」  
熱い吐息と共に了承を零した唇に軽くキスをする。  
「……ご馳走様…じゃないな――まいどあり。」  
 
――― ―――― ――――  
 
「あんっ!!こ…これ……っ!?本当に……んんぅっ!!」  
実際の振動はそれ程でもない――――膣から広がる快感に、シオの足は震えているのだ。  
「あら?疑うなんて…快楽と言う本能に打ち勝つ精神力――古代の冒険者たちも  
 それを手に入れるためにこういう修行をしたそうよ?…『強くなる為に』――ね。」  
もっともらしい嘘を吐きつつ、下着を穿かせるが……直ぐに湿り気を帯びてくる。  
『――以外に、淫乱な娘なのね。』と思うも、口に出すのはまずい。  
「あの……っ!!…これで…どうすれば…―――」  
「特別なことはしなくていいのよ?そうねぇ…フィル君と買い物でもしてくれば?  
 そう…『いつも通り』でいいのよ。いつも通り、いいわね。」  
そういいつつ蜜を吸い、色合いの濃くなった――シオの秘裂の辺りをそっと撫でる。  
「んな…っ!ああ!!……くぅ……。」  
期せずして、嬌声を上げてしまう。  
その反応を楽しむと今度はグリグリと肉芽をこねる。  
「…返事が無いわね?」  
「うああぁっ!!は、はいぃっ!!わか…りました…っ!!」   
「…そう、いい娘ね。――――さぁ、出かけてらっしゃい。」  
「ふぁ……は…い……。」  
シオの瞳に何時もの聡明な光はなく、快楽の淀みが広がっていった。  
 
 

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