パイさんのテクニックを堪能した俺はそろそろ温泉から出ようと思った。  
とその時、また別の団体客がやってきた。今度は男性もいるためドールズハウスのメンバーではなさそう。男たちを見るとなにやらカメラ、マイクなどの機材を運び始めている。  
 
「ん・・・?温泉で何か撮影会でもするのか?」  
 
しばらくするとプロデューサーらしい人が温泉に入ってきて、俺に向かってこう言った。  
「あらん?そこにいるのは一般のお客さんかしら?ごめんなさーい、これから撮影会があるから外に出てもらえるかしら?」  
「えっ撮影会?誰のですか?」  
「うふ、今やTVやCM、さらにサ○ータウン等での大人気アイドル、水沢はのんちゃんよーん」  
「ええっあのメガパイアイドルのはのんちゃん!?」  
 
俺はびっくりした。まさかこんなところで大人気アイドルのはのんちゃんの撮影会があるとは。  
 
興奮しているそばで、温泉の扉からそのはのんちゃんが登場!しかもお決まりのピンクの水玉模様の水着姿ではないですか!  
運良く目の前ではのんちゃんの生水着を見れるとは・・・あのメガパイといわれるGカップ巨乳がぽよんぽよんしてて、俺の視線は釘付けだ。  
 
そんなはのんちゃんが見知らぬ俺に気づいたのか、笑顔をこちらに向けて手を振ってくれた。  
「うっひょー、はのんちゃん俺の方を見て手振ってくれてる!」  
もうそれだけでも十分だったが、また股間が熱くなってきた。  
 
一般客の俺はさすがに撮影会に参加することはできないため、温泉から出ることにした。  
 
「撮影会が終わるまで待っていようかな〜サイン欲しいな〜」  
俺は撮影会後にサインをもらおうと思い、温泉の休憩所で待つことにした。  
 
すると俺の水着が誰かに引っ張られる。  
 
「だ、誰・・・?」  
 
俺が振り向くと、そこにはドールズハウスのヨーコさんがいた。  
 
「あ、あれっヨーコさん?なぜここにいるの?さっきみんなと帰ったんじゃ・・・?」  
「ごめんなさい・・・みんなが帰るの気づかず、私だけ取り残されてしまいました・・・」  
「そ、そうか・・・ま、まあそこに座ってよ」  
 
ヨーコさんは俺同様まだ水着姿だった。  
 
「ごめんなさい○○さん、ちょっと聞いてもいいですか・・・?」  
「い、いいですけど何回も『ごめんなさい』は言わなくてもいいよ」  
「は、はい、ごめんなさい・・・」  
「また言ってるし・・・」  
「あ、ああっ私・・・ご、ごめんな・・・あっ」  
 
「・・・ははっ、もう『ごめんなさい』が口癖になっているんだね」  
「・・・何か言わないと失礼かと思って・・・ごめんなさい・・・」  
「誰も失礼だなんて思わないよ。だからもっと普通に喋って」  
「は、はい・・・がんばり・・・ます」  
 
「ところで聞きたいことって・・・何?」  
「はっ!そうでしたね・・・ごめんなさい」  
「もう・・・言ってるそばからまた・・・」  
「はぁ・・・失礼かとは思いますが、思い切って聞きます・・・。○○さんって、む、胸の大きい女の子、好きなんですか・・・?」  
「へっ?ど、どうしたの急にそんなこと聞いて・・・」  
「ご、ごめんなさい・・・実は、さっき温泉から出ようと思ったとき、パイさんとあなたの姿を見て・・・」  
「ええっ俺とパイさんの・・・てことは・・・もしかして・・・」  
「は、はい・・・向こうの木の陰から・・・最後までずっと見ていました・・・ごめんなさい・・・」  
「(や、やべっ俺パイさんと二人っきりと思ってたのに・・・ヨーコさんにあの一部始終を見られてたのか・・・)」  
 
「実はパイさんの胸って、ショコラさんやアマちゃん(アマレッティ)もそうですが大きいんですよ・・・さっきも、巨乳アイドルのはのんさんの胸に見とれていたようですし・・・」  
「は、ははっ・・・(うわぁ、ヨーコさんにそこまで見てたのか)」  
「だから・・・大きいのが・・・好きなのかな・・・って思って聞きました・・・ごめんなさい・・・」  
「う、うん、大きいのは確かにいいけど・・・」  
「やっぱりそうなんですか・・・わ、私胸が小さいから・・・あまりこういう水着姿とか、温泉とか見られるのは恥ずかしくて・・・ごめんなさい・・・」  
 
「そ、そんなことないです!ヨ、ヨーコさんはもともと身体が小さいんだし、形は良さそうだし、十分いいと思いますよ!!!」  
「ありがとうございます・・・。でも・・・大きくなくて・・・ごめんなさい・・・」  
 
俺は胸のことで少し落ち込んでいるヨーコさんを見かねてこう伝えた。  
「ヨーコさん、女の子は胸の大きさだけじゃないと思いますよ。小さいほうが好きという男もいるわけだし、そんな落ち込んで背中を丸めてちゃ、大きくなるものもならないと思いますよ」  
「ごめんなさい○○さん、じゃ、じゃあどうしたらパイさん、ショコラさんみたいに大きく・・・なるんですかね・・・」  
「よく男に揉んでもらえば大きくなるっていうけど、まあアレはネタに過ぎないし・・・」  
 
「・・・。分かりました。じゃ、じゃあ私のを・・・お願いします・・・」  
「へっ?だからネタだって言って・・・」  
「ネタでも何でもいいです・・・○○さん・・・私のを・・・揉んで大きくしてください・・・」  
 
するとヨーコさんは自ら上の水着のヒモを外し、俺の目の前にヨーコさんのおっぱいが現れた。  
 
「ヨ、ヨーコ、さん?」  
「ち、小さいから揉んでも気持ちよくないと思いますが・・・どうぞ・・・」  
 
ヨーコさんがまさかこんな大胆な行動に出るとは思いもせず、ただ目の前の小さな胸のふくらみに触れるか触れまいか、俺は戸惑った。  
 
「どうしたんですか・・・やっぱり大きくないから・・・揉みたくないんじゃ・・・小さくてごめんなさい・・・」  
「ち、違いますよ!ほ、ほんとにいいんですかヨーコさん?」  
「はい・・・○○さんなら・・・この胸・・・」  
「じゃ、じゃあ失礼して・・・」  
 
俺は緊張しながら二つの小さなふくらみに手を添える。  
「ああっ・・・」するとヨーコさんもビクッと身体を震わせ、小さく吐息をこぼした。  
 
俺の両手がヨーコさんの胸をゆっくりと揉みしだく。すべすべした肌と柔らかさはやはり女の子のもので、その気持ちよさが俺の手にしっかり伝わってくる。  
胸をゆっくり揉みながら指を小刻みに動かしていると、ピンク色の乳首が徐々に突起を形成していく。それを見逃さなかった俺はすぐに親指と人差し指でくいっと摘む。  
 
「は、ああっ・・・○○さん・・・そこ・・・」  
「気持ちいいですか・・・ヨーコさん・・・」  
「は、はい・・・ちょっとくすぐったいですけど・・・やっぱり男の人の大きな手で触れられると安心できるというか・・・もうちょっと強く揉んでもらっても・・・いいですか・・・?」  
「うん、分かったよ」  
 
さらに強く揉みだすと、ヨーコさんの頬が真っ赤に染まっていくのが分かる。  
 
「ヨーコさんの胸、すごく気持ちいいよ。だから小さいことは気にせず、もっと自分に自信を持って」  
「ほ、本当、ですか・・・嬉しい・・・です・・・ありがとう・・・ございます・・・」  
「そうそう。だからもう、ごめんなさいって言うの、やめようね」  
「はい・・・○○さんに言って・・・良かった」ヨーコさんが涙を流して俺に抱きつき、最後は俺の頬に軽くキスをしてくれた。  
 
ここで普通ならムラムラと来る俺だったが、次の行為に進めなかった。  
それは昨日今日と4人の女の子たちに搾り出された精液はもう空状態で、さすがにヨーコさんと一戦する体力も残っていなかったんだ。  
しかしヨーコさんに自信を付け、喜ばれたのが何よりも嬉しかった。  
 
二人はそのままドールズハウスの宿泊先に戻った。そして俺はそろそろ、おいとましますと伝える。  
 
イチゴさんは「また・・・来てくださいね」と握手をしてくれた。  
ショコラさんはアイスが食べれなかったような顔で「うえーん」と涙を流していた。  
アプリコットちゃん、マロンちゃん、シャルロットちゃんは3人とも「えーん」と泣いてばかりだったので、頭をなでてあげた。  
ザクロさんは相変わらずそっけなかったが「また・・・来るわよね」と言ってくれた。  
パイさんも終始笑顔で「またアルね」と親指を立てていた(また、あのテクニックで昇天させてくれるのかな・・・)。  
アマレッティさんはメガネがずれた状態で「バイバーイ」と手を振ってくれた(あの胸の揺れを見ると相変わらずノーブラだな・・・)。  
ヨーコさんは小さな笑みを浮かべてくれた(うん、いい笑顔だ)。  
 
みんなに見送られ、頭を深々と下ろし、自宅へと戻った俺。  
 
自宅で待っていたのは・・・俺の愛する・・・サクラだった。  
 
「あー○○!どこへ行ってたんだよ!オイチョイといるだけじゃ寂しかったんだよ!」  
「ごめんごめん、ちょっと用事があって・・・」  
「あー、まさか浮気してたんじゃない・・・?」  
「ち、違うよ・・・ほんとに・・・用事で」  
「分かった。じゃ、じゃあ・・・ねえ・・・・・・しようよ?」  
「え、ええっ!?帰ってきていきなり・・・」  
「・・・昨日キミがいなくて・・・オイチョイの舌だけじゃ我慢できなかったんだ・・・早く・・・ベッドに・・・来て・・・」  
「う、うわあーーーーっ!ちょ、ちょっと待ってー!」  
 
家に帰ってもハーレム状態は続く俺でした・・・  
 
 
FIN  
 
 

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